朝鮮中央通信は１日、北朝鮮の金永南（キム・ヨンナム）最高人民会議常任委員長がエジプト北東部スエズ運河の新水路開通の記念式典に出席するため、近く同国を訪問すると報じた。

　朝鮮労働党序列２位の金氏は対外的に国家元首の役割を務めている。エジプトのシーシー大統領が訪問を招請したという。

　エジプト政府は６月、スエズ運河の拡張工事が間もなく完了し、８月６日に新水路開通の記念式典を開くと発表していた。（共同）

http://www.sankei.com/world/news/150801/wor1508010028-n1.html

〖ニューヨーク＝高橋里奈〗国連総会のクテサ議長（ウガンダ）はこのほど安全保障理事会の改革に向けた政府間交渉のたたき台となる文書を発表した。常任理事国の拡大数や拒否権を巡る各国・グループの意見を取りまとめた。日本がドイツなどと組む「Ｇ４」やアフリカグループ、途上国グループは常任理事国数を現在の５カ国から11カ国に増やすことを提案している。交渉スケジュールは明らかになっていない。

　焦点となっている常任理事国の拡大については、途上国やアフリカ、中東欧を中心に５〜６議席増やすべきだとする案が多い。現在10カ国の非常任理事国の拡大については、４〜５議席増やすべきだとする案が中心。拒否権については新常任理事国にも付与すべきだとする途上国やアフリカグループなどの案と、すべきではないとする英国やオーストラリアなどの案が出ている。

　本格交渉のたたき台はできたものの、クテサ議長が退任する９月までに交渉が始まるかどうかは不透明。また、北朝鮮が日本を名指しで「第２次世界大戦中にアジア諸国に対して犯した非人道的な戦争犯罪の清算をいまだに拒んでいる」と批判、「日本は常任理事国になる資格はない」とした文言も盛り込まれた。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM01H24_T00C15A8EAF000/