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戦後70年の「謝罪」談話は必要か(日々雑感)
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/297.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 8 月 07 日 21:15:28: EaaOcpw/cGfrA
 

http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-5018.html
2015/08/07 04:52

 正直な気持ち中度謝れば良いのかという気持ちだ。安倍首相が出すとされる談話の骨格をなすとされる「委員会」の進言が昨日安倍氏に手渡されたという。

 その内容の骨子に「植民地」という言葉と「侵略」という言葉を入れるように書かれているという。確かに戦前の日本は大陸へ侵略した。しかし他民族を「植民地」民として使役し、搾取したことはない。

 当時の世界はどうだっただろうか。日本が日清・日露と朝鮮半島で戦ったのはなぜだろうか。まさしく先の大戦前の世界は欧米列強による侵略と植民地争奪の帝国主義の世紀だった。

 朝鮮半島に進出して日本を脅かそうとする清国やロシアと日本が本土防衛のために朝鮮半島で戦ったのが日清・日露戦争だった。ことに日露戦争は史上初の有色人種国が白色人種国に挑んで勝利した記念すべき戦争だった。

 当時の朝鮮半島は国家としての体をなさない脆弱な李氏朝鮮政権が存在していた。そのままでは必ず他国により蹂躙されると判断して、日本が統治権を執り李氏朝鮮の近代化を図ろうとした。その総督として日本から派遣されたのが伊藤博文だった。初代総理大臣を務めた人にとっては格下げ人事だったが、伊藤博文は朝鮮半島と日本のためになるなら尽力しようという思いで朝鮮総督を引き受けた。

 しかし彼は半島の併合には反対だった。なぜなら併合すれば日本と同等の社会インフラや教育を半島全域に施すことになり、「富国強兵」策を推し進めていた日本の重荷になりかねないと懸念していたからだった。

 しかし伊藤博文が暗殺された翌年、併合反対の巨頭がいなくなったため日本は国際社会から異論なく平和裏に半島を併合した。むしろ李氏朝鮮側は併合を望んでいた。

 満洲は中国東北部だが、当時は清国の一部だったが、中国の版図ではなかった。清国は中国東北部に興った「女真族」の国家で、それが万里の長城を越えて中国全土を支配した。つまり満洲は清国の興った地ではあったが、中国の領土ではなかった。そこを勘違いしてはならない。

 満洲国を日本が傀儡して独立させた、というのは現在の中共の中国の見方だ。当時の日本の立場は清国が倒れた後に中国国民党軍が触手を延ばしてきていたものを日本が追っ払って「満州国」として独立させた、ということに他ならない。

 なぜそうした擧に出たのか、理由は簡単だ。満洲を国民党が支配下に置けば必ず半島に進出して来るからだ。それを抑えるために満洲国という緩衝地帯を設けた。それが当時の日本の進出の理由だ。欧米諸国がアジアやアフリカの地に進出して植民地化していたのとは理由が全く異なる。

 それでも日本は半島を植民地化し、満洲を侵略したと批判するのだろうか。既に中国は欧米諸国により蚕食され、中国全土が巨大な植民地にされるのは時間の問題だった。当時の世界は白色人種により有色人種の棲む地域が侵略され、植民地として有色人種が牛馬のように使役されるのが「普通」の出来事だった。

 エチオピアは特異な風土病のために侵略から免れていたのと、タイ王朝が欧米列強の利害関係から侵略を免れていたのを除けば、厳格な意味で有色民族の独立国は世界で唯一日本だけだった。

 戦前の日本が「八紘一宇」を掲げて、アジアから欧米列強を駆逐しようとしたのも広い意味で「日本の独立・防衛」のためといえなくもない。敗れはしたが、日本が欧米列強と戦ったのは有色人種にとって輝かしい金字塔だ。それにより先の大戦以後に植民地は相次いで独立戦争を起こして勝利し、世界から植民地がなくなった。

 日本にとって先の大戦は無謀な戦いだったが、決して無駄死にではなかった。日本が戦ったのは欧米列強であって、中国を舞台として戦った中国の国民党軍も欧米列強に支援を受けた側面があったことを忘れてはならない。

 しかし、それでも日本軍が中国で戦争を行ったのはケシカランことだったと自己批判する日本国民がいるのも確かだ。だが当時の世界は権謀術数の渦巻く帝国主義全盛の世紀だったことを忘れてはならない。

 日本だけが一体いつまで謝罪すれば良いのだろうか。アジア諸国まで蹂躙していた欧米列強が一度でも謝罪しただろうか。米国が奴隷として原住民を売買した現地国家に対して一度でも謝罪と相当の賠償を行っただろうか。インダス文明を破壊し現地言語を奪ったスペインが南米諸国に対して謝罪し、損害賠償をしたことがあっただろうか。英国やフランスやベルギーやオランダ等々は植民地としていた国々に対して謝罪し、現地から収奪した対価として損害賠償をしたことがあるだろうか。ここでも世界で唯一日本だけが謝罪を繰り返し、損害に対して相当の償を果たしてきた。これほど誠実な国家が19世紀の先進国家で日本以外にあるだろうか。

 それでも戦後70年を機に、日本の首相は謝罪とお詫びをすべきなのだろうか。もういい加減にして、先の大戦以前の日本の先人たちの誇るべき功績を世界に宣伝しても良いのではないだろうか、という気がするのは私だけだろうか。

 

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コメント
 
1. 2015年8月07日 21:34:50 : NKxP3as1ao
日本がやったことを隠蔽する自民党が政権をとっている限り、毎年謝罪させないと安心できない。だって、またやる気満々でしょ。

2. 2015年8月07日 21:44:54 : LY52bYZiZQ
日本は律令制で国が動いていたとき(江戸時代まで)は中国を模範として国を作り明治維新以後に方針を変えた。一方、欧米列強諸国はアフリカ諸国を植民地化する以前にアフリカ諸国から文化的に学んだことなど何もない。そんな意味で戦争の性質は両者が同質だとは思えない。これ以上の謝罪の有無の是非は別として世界全体を俯瞰できるほどの力が日本にあったとは思えない。だから負けたのであろうことは容易に想像がつく。

3. 2015年8月07日 22:28:16 : qgD19mi73Y
そう思うのは勝手だがいつまでも問題は終わらない。
傷は広がるばかり。

4. 2015年8月09日 09:53:34 : gAuS4kc0is

   最後の世界戦争の敗戦国として、戦争犯罪の加害国の立場に立つ日本は、戦争被害国の記憶が残る限り謝りつづける覚悟が必要だ。

   「いつまで謝罪すれば」というが、戦争犯罪について日本政府の公式な謝罪は戦後50年近く経ってから1993年の河野談話、1995年の村山談話、村山談話を踏襲した2005年の小泉談話の3回だけだ。

   大体政治家などで「日本は過去について70年間謝罪し続けているではないか。」と言う奴がいるが、今まで謝罪したことがあるのか。また本気で謝罪する気持ちがあるのか。卑劣な口先野郎ではないのか。

   1945年8月日本政府は、おのれの非を認めて「ポツダム宣言」を受諾し、連合国側の要求を受け入れ、日本軍は無条件降伏をした。
   半世紀を過ぎると事実を忘れたのか、それとも学んでこなかったのか、あれは自衛の戦争だったの、日本だけが悪いのではないの、やれ自虐史観だのと、卑怯未練なことを言う奴が近頃多くなった。




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