中東研究者105人が安保法案に反対「私たちも憲法学者に続く」（日刊ゲンダイ）赤かぶ

中東研究者105人が安保法案に反対「私たちも憲法学者に続く」（日刊ゲンダイ）
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/475.html
投稿者赤かぶ日時 2015 年 8 月 11 日 16:00:05: igsppGRN/E9PQ

　　　　　　　　　　　　　「中東社会からの信頼を守れ」と宮田氏（Ｃ）日刊ゲンダイ

中東研究者105人が安保法案に反対「私たちも憲法学者に続く」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162626
2015年8月11日　日刊ゲンダイ

　ついに中東研究者らも安保法案に「ＮＯ」を突きつけた。長沢栄治東大教授（エジプト社会経済史）ら１０人が１０日、都内で会見。１０５人が連名で、「米国主導の中東地域での戦争に追随する政策は誤りだ」との声明を発表した。

　呼びかけ人で千葉大教授の栗田禎子氏はこう話した。

「安保法案に関して、憲法学者がまず『違憲』の判断を下しました。しかし、安倍政権は彼らの声を無視している。日米双方の安全保障にとって中東情勢が重要なカギを握っています。そのため、憲法学者に続き、私たち中東研究者が声を上げるべきと感じました」

　安倍首相は「輸入する原油の約８割がホルムズ海峡を通っている」と繰り返し、同海峡での機雷の除去を集団的自衛権の根拠にしている。今でこそ「特定の国が機雷を敷設することを想定していない」と話しているが、衆院段階ではイランを名指ししていた。

　ところが、先月中旬には米国主導でイランの核開発問題が決着。同２３日には駐日イラン大使も、機雷敷設について「根拠のないこと」と否定した。既に根拠が薄らいでいる“ホルムズ海峡論”を「現代イスラム研究センター」理事長の宮田律氏は会見で、こう批判した。

「いまだにホルムズ海峡うんぬんの議論を行うのは、イランに対する外交的儀礼を失していると言わざるを得ません。イラン核合意は、フランスやドイツなども支援している。安倍政権は国際的な“空気”を全く読めていません」

　会見終了後、宮田律氏は改めて日刊ゲンダイ本紙にこう語った。

「安保法案を通してしまうと、中東の過激派組織まで刺激する可能性がある。中東社会は日本の平和主義を信頼しています。それをかなぐり捨て、米国に追随すれば、いずれ日本も泥沼の対テロ戦争にハマっていくことになるのではないか」

　呼びかけ人には、駐イラク大使や駐リビア大使などを経験した元外交官も名を連ねた。安倍政権の「中東政策」に警鐘が乱打されている。

　　　　　　　　　　　　　◇

2015/08/10 「安保法案」に反対する中東研究者のアピール

コメント
1. 2015年8月11日 16:37:13 : v1gbxz7HNs まずユダヤが泥沼に引きずり込まれた。次にアメリカが引きずり込まれた。いま、日本を引きずり込もうとしている。現実には敵対することによって本来はありもしない敵を作り、不安定、危険度が増していることは誰の目にも明らかだ。その不安定に伴う莫大な経済活動が欲しいんだろ？
2. 2015年8月11日 17:01:17 : YjDk0WtHiY イランとアメリカが合意して、安倍は残念がっている。イラクも大量破壊兵器持ってて欲しかっただろう。軍隊は警察や病院と同様にヒマな方がいいはずだが、それじゃ何かと都合悪い安倍。
3. 2015年8月11日 17:02:31 : snAc501eHi 世界の平和；イスラエルが諸悪の根源とわかっているのだが、明言しない。奥が深いのでしょうね～。いずれにしろ、安保法案は日本の将来にとって良くないことです。
4. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 2015年8月11日 17:13:42 : E1lRrqAmBUaXw : HajQ9Wria2 安倍が中東派兵を想定していることが暴露されたみたいだね。加藤郁美 @katoikumi 1時間前 8/11参／共産・小池議員「日米ガイドライン決定後、国会の安保法制の審議が始まる前の５月に、自衛隊・統合幕僚幹部が法案通過を前提とした今後の計画を策定」「8月に法案成立、1月に法制懇、年明け2月から新法制に基づき、南スーダンで運用とする日程表まである！こんな検討が許されるのか！まだ「戦争法案」が国会審議始まる前から自衛隊では２月から南スーダンで米国と連携することを計画って、これじゃ日本は軍国国家じゃないか！
5. 2015年8月11日 17:31:44 : qFBZAvwg0G 　台風が　日本にやってくれば　日本人は　台風に備える必要があるが　中東にハリケーンが吹くので　日本人が備える必要があるの？？　おまけに　中東に　自衛隊を派遣して　ハリケーンの危険にさらすのは　どういう意味がある？？　アメリカが　中東に行って　ハリケーンに遭遇するから　助けに行くの～～？？　＝＝＝　愛は　中東の専門家ではないが　わざわざ　中東のハリケーンに　遭遇したくは無い　孫たちを　危険なハリケーンにやられるようなことは　したくない　意味　ね～～もん
6. 2015年8月11日 17:34:02 : w3M1BHSquE まあ、これが　「結論」と言えそうですな　集団的自衛権行使が絶対に不要だなどとは言わないがそれは、完全にアメリカから距離を開けていないと成り立たない　アメリカに要求されてそれを飲む形で憲法解釈を変更するなら、世界中の誰が見ても対米従属にしか映らない「日本は米国の“子分であります”」と、世界中に発信するようなものです集団的自衛権の行使も憲法改正もその必要が決して無いとは言わない　しかしものには順序がある日米同盟を破棄し、沖縄の米軍には撤退を要求する　このくらいの気概を見せる事が先でありアメリカを激怒させるぐらいの反米パフォーマンスを見せ付けてようやく、「日本は中立国である」との認識を国際社会に見せつける事が出来るのである今までどんなに、アメポチであっても日本が国際的に信用されていたのは憲法九条のお陰である【日本は憲法によって武力を放棄しているのだから軍事的に米国の庇護にあっても仕方の無い事】こう理解されていたのは事実　だからあの石油危機の時でも日本独自のパイプを中東で作れたのであるこれは余談だが、あのサダムフセインだってかつてアメリカと戦争までやった日本を称賛していた真珠湾攻撃を褒め称えてたという（そんなもん褒められても有難迷惑だが＾＾；）少なくとも中東諸国は、日本をアメリカの舎弟とは見ていなかった証しだと思うだがしかし、これが　もし、アメリカの言いなりに集団的自衛権を行使し、中東に重武装して乗り込んだなら世界はどういう目で日本を見るだろうか　答えは言うまでもない。
7. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 2015年8月11日 18:17:18 : E1lRrqAmBUaXw : HajQ9Wria2 >6. 2015年8月11日 17:34:02 : w3M1BHSquE まったくだ。日本はいつも平身低頭でおどおどしながら国際社会で控えめに行動してきた。それがときには軟弱と映り、自己をもたないいくじなしと笑われたかもしれないが、その実、世界中の国に安心感を与えてきた。だからアフガンでも中村医師は尊敬されて活動を続けられた。戦後７０年、日本が蓄積したその貴重な財産である「国際的な印象、信用」を阿部は一夜にして踏みつぶそうとしている。作り上げるのにどれほどの忍耐と努力がそこに積み重ねられたと思っているのか。残念なことです。＊南スーダンもすこし調べてみたら案の定、イスラムとキリストの戦いでイスラムの首長を追い出したキリスト教徒が大統領になっている。すでに自衛隊は２５０名ほどの土木道路補修作業部隊を派遣しているが、こんなところへ重武装の軍隊を派遣したら、イスラムの敵と公式認定されるのは間違いない。
8. 2015年8月11日 19:54:08 : FfzzRIbxkp もしかしたら会見時に話題になっていたのかもしれませんが、集団的自衛権を国内法で容認している国と言うのは、どこかにあるのでしょうか？また、その場合、軍隊は米国の法律に従い行動をするのでしょうか？それとも自国の法律に従い行動をするのでしょうか？米国の知識人が伝えていることですが、ある国の薬品工場を米国が空爆をしたら、”テロとの戦い”になり、別の国が空爆をしたら、それは”テロリズム”になるというように、自分たちの行動が他国にどのような影響を与えているのかを気にする、米国の国民が増えてきたと話しています。
9. 2015年8月11日 21:56:37 : IJjjrLkBu1 　　８さんのコメントに有るように、米国人もそろそろ厭戦ムードが高まっているようだ。　　　もともとペンタゴンという軍事機構は、いわゆる暴力装置を持った行政機関であり、立法機関ではない。　　　ということは、米国も租税主義である以上、軍事に要する予算とて、議会が承認しなければ下りないのである。　　　共和党は好戦型、とのステレオタイプの見方はあれど、それとてハード、ソフトと、個々の議員で温度差がかなりあるようだ。　　　いずれにしても、軍事はタダでは銃一つ買うことは出来ない。国民の承認、つまり議会の予算承認無しにはペンタゴンは機動しない。　　　従って、米国を論じるとしても、米国議会と軍事行政機関であるペンタゴンとを分けて考える必要があるのである。　　　　日本の場合は、完全に立法府と行政府が癒着し、合体しているので、防衛省という軍事機構イコール政権党、という形になっている。それどころか、どちらが立法府か判明出来ないくらい、行政立法が暗躍し、それを議会が追認し、政権党が広報機関の役割まで果たしているのである。　　　よって、日本の議会と行政の一体化に慣れた目線で米国を見ると、間違うだろう。日本の納税者、主権者代表である議員は、米国議会に賛同者を求めるべく、沖縄県知事のごとくに対応すべきなのである。　　　米国から日本にやって来るのは、殆ど米軍事関係ロビイストと見て間違い無いのではないか。彼らが尤もらしく集団的自衛権行使法案を推奨するのは、米国の議会が既に厭戦気分となり、かつまた国民福祉、格差是正の必要性などから、軍事予算の縮小を願うようになったからだろう。　　　そこで焦ったペンタゴンがロビイストを派遣して、完全に癒着している日本の政財官護送船団のトップである安倍首相ら政権党と、財務、防衛官僚の一体関係に、食指を伸ばしているのである。　　　護送船団方式というのは、米国が一方的にまくし立て、かつ重用することでトップがうんと言えば、全てが同じ方向に動くという特徴がある。喧々諤々、百家争鳴という、通常先進国では起きる筈の軋轢が、政、財、官、学、司法、マスコミに全く起こらないからである。　　　日本の統治エリートは、国民を飴と鞭の使い分けで空気を読ませ、大勢に付くよう訓練してきたが、結局のところ、そういう国の形というのは、自分たちエリート自身が他国の飴と鞭の使い分けに翻弄されるのである。　　　もっとも、一番被害を受けるのは国民であるから、国の形がどうなろうと、実は彼らは意に介さない様子ではある。　　　それでも、護送船団トップの中でも良心的な者が、少しづつ立ち上がっている。少なくとも、議会と行政の癒着はあり得ないのが世界の常識であるから、米国議会とペンタゴンという武装行政機構とは思考回路が異なることは把握すべきだ。　　　日本の議会人は米国議会人と手を結び、軍事に予算を投入して新たな紛争を造り出すような双方の軍事機構の動きを情報交換し、ストップさせるべく精力的に活動すべきである。　　　今起こっている世界各地の戦争を終わらせることを第一義に考えねばならない。幸い、派兵していない日本の指示で、各部族が結集し、銃の先端を折ってくれるということである。そこでドイツなどが職業訓練の場を提供していると聞く。信頼感に醸成された地味な仕事であるが、どこかがやらないことには、千万単位の家を失った難民が世界にあふれ出て彷徨い続けるのである。　　　とにもかくにも、日本のような政権党と行政機構の癒着は、稀有な、日本特有の国の姿であることを、議会人は肝に銘じるべきだろう。
10. 憂国おやじ 2015年8月12日 12:43:47 : YqO9sHkef48cc : 4hfYFrQEsM Boycott American Products！！！日本は十字軍に入ってはいけないのです。イスラムの人々は、中世にヨーロッパが十字軍として侵略してきたことを忘れません。アメリカは現代の十字軍。今のアメリカを見ると、中世の十字軍の動機も金儲けのためだったということなのでしょう。自分の金儲けのために他人を不幸にする人は、国籍を問わず嫌いです。 Boycott American Products！！！

11. 2015年8月12日 17:05:12 : XZtl672Tig
ようやく、皆さん現在まで起きたほとんどの戦争や戦闘行為が軍産複合体の仕業であることに気がつき始めたようですね。自民党や公明党の議員に対して怒りをぶつけたところで、彼等はＣＳＩＳやヘリテージ財団又、アメリカ政府までもコントロールしている軍産複合体に操られているだけだから、どうしようもない。ある意味分かりやすいぐらい論旨支離滅裂、憲法無視、意味不明の答弁や見解を述べてくれているので、教科書やマスコミ情報をうんとこさ詰め込んだ勉強バカや、ＴＶやゲーム漬けの本当のうましかさんも少しはおかしいと気付きだしてくれたんじゃないかな？

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1. 2015年8月11日 16:37:13 : v1gbxz7HNs まずユダヤが泥沼に引きずり込まれた。次にアメリカが引きずり込まれた。いま、日本を引きずり込もうとしている。現実には敵対することによって本来はありもしない敵を作り、不安定、危険度が増していることは誰の目にも明らかだ。その不安定に伴う莫大な経済活動が欲しいんだろ？
2. 2015年8月11日 17:01:17 : YjDk0WtHiY イランとアメリカが合意して、安倍は残念がっている。イラクも大量破壊兵器持ってて欲しかっただろう。軍隊は警察や病院と同様にヒマな方がいいはずだが、それじゃ何かと都合悪い安倍。
3. 2015年8月11日 17:02:31 : snAc501eHi 世界の平和；イスラエルが諸悪の根源とわかっているのだが、明言しない。奥が深いのでしょうね～。いずれにしろ、安保法案は日本の将来にとって良くないことです。
4. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 2015年8月11日 17:13:42 : E1lRrqAmBUaXw : HajQ9Wria2 安倍が中東派兵を想定していることが暴露されたみたいだね。加藤郁美 @katoikumi 1時間前 8/11参／共産・小池議員「日米ガイドライン決定後、国会の安保法制の審議が始まる前の５月に、自衛隊・統合幕僚幹部が法案通過を前提とした今後の計画を策定」「8月に法案成立、1月に法制懇、年明け2月から新法制に基づき、南スーダンで運用とする日程表まである！こんな検討が許されるのか！まだ「戦争法案」が国会審議始まる前から自衛隊では２月から南スーダンで米国と連携することを計画って、これじゃ日本は軍国国家じゃないか！
5. 2015年8月11日 17:31:44 : qFBZAvwg0G 　台風が　日本にやってくれば　日本人は　台風に備える必要があるが　中東にハリケーンが吹くので　日本人が備える必要があるの？？　おまけに　中東に　自衛隊を派遣して　ハリケーンの危険にさらすのは　どういう意味がある？？　アメリカが　中東に行って　ハリケーンに遭遇するから　助けに行くの～～？？　＝＝＝　愛は　中東の専門家ではないが　わざわざ　中東のハリケーンに　遭遇したくは無い　孫たちを　危険なハリケーンにやられるようなことは　したくない　意味　ね～～もん
6. 2015年8月11日 17:34:02 : w3M1BHSquE まあ、これが　「結論」と言えそうですな　集団的自衛権行使が絶対に不要だなどとは言わないがそれは、完全にアメリカから距離を開けていないと成り立たない　アメリカに要求されてそれを飲む形で憲法解釈を変更するなら、世界中の誰が見ても対米従属にしか映らない「日本は米国の“子分であります”」と、世界中に発信するようなものです集団的自衛権の行使も憲法改正もその必要が決して無いとは言わない　しかしものには順序がある日米同盟を破棄し、沖縄の米軍には撤退を要求する　このくらいの気概を見せる事が先でありアメリカを激怒させるぐらいの反米パフォーマンスを見せ付けてようやく、「日本は中立国である」との認識を国際社会に見せつける事が出来るのである今までどんなに、アメポチであっても日本が国際的に信用されていたのは憲法九条のお陰である【日本は憲法によって武力を放棄しているのだから軍事的に米国の庇護にあっても仕方の無い事】こう理解されていたのは事実　だからあの石油危機の時でも日本独自のパイプを中東で作れたのであるこれは余談だが、あのサダムフセインだってかつてアメリカと戦争までやった日本を称賛していた真珠湾攻撃を褒め称えてたという（そんなもん褒められても有難迷惑だが＾＾；）少なくとも中東諸国は、日本をアメリカの舎弟とは見ていなかった証しだと思うだがしかし、これが　もし、アメリカの言いなりに集団的自衛権を行使し、中東に重武装して乗り込んだなら世界はどういう目で日本を見るだろうか　答えは言うまでもない。
7. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 2015年8月11日 18:17:18 : E1lRrqAmBUaXw : HajQ9Wria2 >6. 2015年8月11日 17:34:02 : w3M1BHSquE まったくだ。日本はいつも平身低頭でおどおどしながら国際社会で控えめに行動してきた。それがときには軟弱と映り、自己をもたないいくじなしと笑われたかもしれないが、その実、世界中の国に安心感を与えてきた。だからアフガンでも中村医師は尊敬されて活動を続けられた。戦後７０年、日本が蓄積したその貴重な財産である「国際的な印象、信用」を阿部は一夜にして踏みつぶそうとしている。作り上げるのにどれほどの忍耐と努力がそこに積み重ねられたと思っているのか。残念なことです。＊南スーダンもすこし調べてみたら案の定、イスラムとキリストの戦いでイスラムの首長を追い出したキリスト教徒が大統領になっている。すでに自衛隊は２５０名ほどの土木道路補修作業部隊を派遣しているが、こんなところへ重武装の軍隊を派遣したら、イスラムの敵と公式認定されるのは間違いない。
8. 2015年8月11日 19:54:08 : FfzzRIbxkp もしかしたら会見時に話題になっていたのかもしれませんが、集団的自衛権を国内法で容認している国と言うのは、どこかにあるのでしょうか？また、その場合、軍隊は米国の法律に従い行動をするのでしょうか？それとも自国の法律に従い行動をするのでしょうか？米国の知識人が伝えていることですが、ある国の薬品工場を米国が空爆をしたら、”テロとの戦い”になり、別の国が空爆をしたら、それは”テロリズム”になるというように、自分たちの行動が他国にどのような影響を与えているのかを気にする、米国の国民が増えてきたと話しています。
9. 2015年8月11日 21:56:37 : IJjjrLkBu1 　　８さんのコメントに有るように、米国人もそろそろ厭戦ムードが高まっているようだ。　　　もともとペンタゴンという軍事機構は、いわゆる暴力装置を持った行政機関であり、立法機関ではない。　　　ということは、米国も租税主義である以上、軍事に要する予算とて、議会が承認しなければ下りないのである。　　　共和党は好戦型、とのステレオタイプの見方はあれど、それとてハード、ソフトと、個々の議員で温度差がかなりあるようだ。　　　いずれにしても、軍事はタダでは銃一つ買うことは出来ない。国民の承認、つまり議会の予算承認無しにはペンタゴンは機動しない。　　　従って、米国を論じるとしても、米国議会と軍事行政機関であるペンタゴンとを分けて考える必要があるのである。　　　　日本の場合は、完全に立法府と行政府が癒着し、合体しているので、防衛省という軍事機構イコール政権党、という形になっている。それどころか、どちらが立法府か判明出来ないくらい、行政立法が暗躍し、それを議会が追認し、政権党が広報機関の役割まで果たしているのである。　　　よって、日本の議会と行政の一体化に慣れた目線で米国を見ると、間違うだろう。日本の納税者、主権者代表である議員は、米国議会に賛同者を求めるべく、沖縄県知事のごとくに対応すべきなのである。　　　米国から日本にやって来るのは、殆ど米軍事関係ロビイストと見て間違い無いのではないか。彼らが尤もらしく集団的自衛権行使法案を推奨するのは、米国の議会が既に厭戦気分となり、かつまた国民福祉、格差是正の必要性などから、軍事予算の縮小を願うようになったからだろう。　　　そこで焦ったペンタゴンがロビイストを派遣して、完全に癒着している日本の政財官護送船団のトップである安倍首相ら政権党と、財務、防衛官僚の一体関係に、食指を伸ばしているのである。　　　護送船団方式というのは、米国が一方的にまくし立て、かつ重用することでトップがうんと言えば、全てが同じ方向に動くという特徴がある。喧々諤々、百家争鳴という、通常先進国では起きる筈の軋轢が、政、財、官、学、司法、マスコミに全く起こらないからである。　　　日本の統治エリートは、国民を飴と鞭の使い分けで空気を読ませ、大勢に付くよう訓練してきたが、結局のところ、そういう国の形というのは、自分たちエリート自身が他国の飴と鞭の使い分けに翻弄されるのである。　　　もっとも、一番被害を受けるのは国民であるから、国の形がどうなろうと、実は彼らは意に介さない様子ではある。　　　それでも、護送船団トップの中でも良心的な者が、少しづつ立ち上がっている。少なくとも、議会と行政の癒着はあり得ないのが世界の常識であるから、米国議会とペンタゴンという武装行政機構とは思考回路が異なることは把握すべきだ。　　　日本の議会人は米国議会人と手を結び、軍事に予算を投入して新たな紛争を造り出すような双方の軍事機構の動きを情報交換し、ストップさせるべく精力的に活動すべきである。　　　今起こっている世界各地の戦争を終わらせることを第一義に考えねばならない。幸い、派兵していない日本の指示で、各部族が結集し、銃の先端を折ってくれるということである。そこでドイツなどが職業訓練の場を提供していると聞く。信頼感に醸成された地味な仕事であるが、どこかがやらないことには、千万単位の家を失った難民が世界にあふれ出て彷徨い続けるのである。　　　とにもかくにも、日本のような政権党と行政機構の癒着は、稀有な、日本特有の国の姿であることを、議会人は肝に銘じるべきだろう。
10. 憂国おやじ 2015年8月12日 12:43:47 : YqO9sHkef48cc : 4hfYFrQEsM Boycott American Products！！！日本は十字軍に入ってはいけないのです。イスラムの人々は、中世にヨーロッパが十字軍として侵略してきたことを忘れません。アメリカは現代の十字軍。今のアメリカを見ると、中世の十字軍の動機も金儲けのためだったということなのでしょう。自分の金儲けのために他人を不幸にする人は、国籍を問わず嫌いです。 Boycott American Products！！！