★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK190 > 707.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
無抵抗の捕虜を切り殺し、仲間の面前で敗残兵の首を切る…火野葦平が戦場で綴った日本軍の狂気(リテラ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/707.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 8 月 15 日 22:20:05: igsppGRN/E9PQ
 

                   『戦後70年を読み直す 戦争と文学スペシャル』(集英社)


無抵抗の捕虜を切り殺し、仲間の面前で敗残兵の首を切る…火野葦平が戦場で綴った日本軍の狂気
http://lite-ra.com/2015/08/post-1394.html
2015.08.15. リテラ


 国民の声を無視した状態で安保法制を強行に進め、安倍政権は、戦後70年の節目にも関わらず着々と日本を“戦争ができる国”に変えようとしている。

 そんな政権の動きに快哉を叫ぶネトウヨが後を絶たない。“戦争”という行為を、まるで“英雄譚”のように語り、「武力を自由に使えるようになった今、ようやく日本は独立国家になれた」とのたまう輩まで登場してきた始末。しかし、“戦争”というのは、本当にそんなに格好よく、綺麗事として語れるようなものなのだろうか。

 つい最近出版された『戦後70年を読み直す 戦争と文学スペシャル』(集英社)には、そんな“戦争”を美化する彼らに是非とも読んでほしいテキストが掲載されている。

 そのテキストとは、作家・火野葦平の「従軍手帖」。火野は、1937年に招集されるが、従軍中に『糞尿譚』で芥川賞を受賞。陣中で授与を受け、それを契機に報道部へ転属となった。

 以後は、報道班員として戦争の状況を記録し続け、戦地にて書き上げた『麦と兵隊』はベストセラーとなっている。彼の作品は戦意高揚に寄与し、「兵隊作家」として国民の人気を得るが、終戦後は戦地で見てきた悲惨な状況を鑑み、先の大戦に対する戦争責任について言及するようになっていった。

 今回取り上げる「従軍手帖」は、戦争中、火野が肌身離さず書き記していた記録帳。そこには作戦の概要、兵を率いる上長から受けた戦況報告といったことから、戦地での生活のなかで思ったちょっとした所感まで、ありとあらゆることがメモされている。

 本稿では、『戦後70年を読み直す 戦争と文学スペシャル』に収録されている、広東作戦(38年10月〜39年1月)の日誌を紹介する。これを読んでも、“戦争”は格好いいものだと思えるだろうか。

 それでは、「従軍手帖」を読んでいきたい。戦中を振り返るときによく指摘されるのが、補給路について考慮せず軍上層部が命令した無謀な行軍によってもたらされた兵の疲弊であるが、火野のメモにも、その疲労の様子が随所に記されている。

〈足も身体もいたく、へとへとになり、装具をとき、のびてしまつた〉
〈兵隊皆、足をぴつこひき、引きずつてゐる〉
〈いたくて身体がうごかない。足はめちやだ〉
〈命令受領の後で、食料の欠乏に付、モミガラをする講習を初めてゐる〉

 さらに、外地の環境に晒されることで風土病の恐怖にも晒された。

〈夜明とともに、がんがん照りつける暑さになる。兵隊何人もたほれる。やりきれない。隊列はばらばらである(コレラが多いからゼツタイに水のむな)〉
〈蚊がとんでゐる。食はれた。マラリアだから気をつけんといかん〉
〈マラリヤ蚊だとおどされ、塩酸キニーネを一粒づつのんでねる〉
〈ここの水をのんで兵隊が二人死んだといふ〉

 こんな状態であるから、戦う前から彼らはもうすでに消耗しきっていた。広東作戦はわずか10日余りで日本軍の勝利に終わった戦いなのだが、そんな有利に進んだ戦いにも関わらず、以下の文に見られるような消耗が兵士たちを襲っているのである。

〈歩きながら思つた。いつたい誰が戦はうとしてゐるのだ、皆、へとへとに行軍に疲れ、歩くのがせいいつぱいで戦ひどころではないやうに見える。敵に出会つても、ろくにいくさも出来さうにない。しかも、どんどん敵はげきたいされ、どんどん各要所が陥落する。やつぱり、へとへとになつた兵隊がそれをやつてゐるのだ。何か、すさまじくおそろしいやうなものがある〉

 ここまで銃弾が飛び交う、いわゆる“戦闘”についての描写は一切引いていないのだが、それでも“戦争”の過酷さは余りあるほど伝わってくる。ここから実際の戦闘に関する描写を引用するが、その凄惨さは筆舌に尽くしがたい。

〈敵は手榴弾を持つて出て来ては、ボカンボカン投げて、引つこむ、危くて寄りつけなかつたです、出て来んのでガスでくすべたところがやつと出て来ました。五十人から居ました。中に十一人ほど死んでゐましたが、自殺したらしく思はれました〉
〈頭をうたれた兵隊(田中勲上等兵)遂に戦士。(中略)サイゴダ、ミヅヲノマセテクレ〉
〈「敵まつ黒になつて、どんどん逃げよる、あんなのを初めて見た、」と前線から引つかへして来た兵隊云つてゐる。(テキガフシヨウ者をカツイデイタガシマイニハホツタラカシタ由)〉

 頭を撃たれた兵士が死の直前「最後だ、水を飲ませてくれ」と言うくだりには言葉を失ってしまう……。ここまで読んでいてもかなりつらいものがあるが、この広東作戦に関する「従軍手帖」で最も凄惨なのは、日本軍が現地の敗残兵と捕虜に対して行なった仕打ちであった。

〈捕虜がならんでゐる。(中略)眼の上がはれ、血がにじんでゐる。ついてゐる兵隊が、「こいつは一つづつ叩かんと、やかましかとです」といつてゐる〉
〈兵隊が捕虜をつれてゐる。向ふの方では叩き切つてゐる〉

 無抵抗な捕虜を血がにじむほど激しく殴ったり、さらに切り殺すとは……。しかし、敗残兵に対して行なった仕打ちはさらに凄惨だ。当時の日本軍には、まるでゲームのように人を殺す“狂気”が満ちていた。

〈附近の森の中を敗惨兵狩り。いくらでもゐる。皆殺す。段列長の曹長、刀をふり、活発に指揮してゐる。敗惨兵を左手に拳銃をもち、右手に刀を抜いて斬る。まだ居るぞ、やれ、と森を探させる。居る、居る、多多有、と兵隊を追ひ出す。曹長刀をふり、大得意である。つまらない兵隊だと思つた。色々遺棄品がある。曹長の斬つた支那兵は女房の写真をがま口にはさんでゐた〉
〈前方の銃声絶え出発。又長いこと止る。敗惨兵のうろうろしてゐるのをこつちからポンポン射つ。なかなかあたらぬ。もの好きなのが、わざわざ出かけ、遂に二人の敗惨兵を引きつれ、意気揚々と引き上げて来た。皆のゐる前で首を切る。いやな気がした〉

 従軍手帖も軍の検閲の対象となる。それにも関わらず、〈つまらない兵隊だと思つた〉〈いやな気がした〉といった表現を使った火野。それだけ耐え難い光景だったのだろう。

 安倍首相と、そのまわりの人々は、もう一度こんなつらい思いをする時代に戻したいのだろうか。

 最後に、火野が戦地で雑誌「キング」を読んだときの感想の部分を引いてみたい。そこには、たまたま見かけた雑誌の口絵から、わが子に思いを馳せる火野の姿があった。

〈キング七月号の口絵写真に、子供が柿をちぎつてゐる非常にいい写真がある。(中略)女の子は美絵子に、男の子は英気に実に似てゐる〉

 いくら安倍が歴史を修正し、過去への反省から目をそらし、巧妙に謝罪を避けようとも、先の戦争で行なわれたことを雄弁に語るテキストがこうして存在する。

 彼はそれから目を背けるべきではないし、我々は、過去の歴史を書き換え、もう一度戦争に突入させようとする国のトップに対し、このようなテキストを突きつけてアンチテーゼを唱え続けなくてはならない。

(田中 教)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年8月15日 22:46:54 : E4bT3Bpr2w

捕虜や敗残兵ならまだマシかもな。

ニューギニアでは少ない食料を巡って仲間同士で殺しあった。


2. 暴論有理 2015年8月15日 23:08:29 : Lhw6YrhSkkinE : Lupvk9tQfY
火野は戦後、花と竜とか任侠映画の原作を書いたりしてるが、結局、20年代に自殺している。

麦と兵隊は戦争小説のバイブルになったが、石川達三の戦記は発禁になっている。

南京の文字が教科書から消されて久しいが、戦中、捕虜の首切りは大陸じゃ当たり前だった。

太平洋戦争で南方に転出した大陸の独混部隊とかが、そういう話をしても他の戦域の部隊の兵は信じられなかったそうだ。

フィリピン戦線の予備仕官の山本七平さえ、必死になって100人切り競争を否定している。

げに恐ろしきは情報統制と軍国教育だ。だから、桜井とか石原とか安倍とか実際、従軍していない戦後世代や、田舎の空襲もなかった地域の老人、また、司馬りょうたろうみたいに戦地に送られなかった日本兵も戦争の、日本軍のやった事実を容易には認めようとはしないのだ。

ちなみに司馬氏は上官から民間人をひき殺してでも、上陸した米軍と戦うために前進しろと言われてショックを受けただとか、戦争に負けて海岸で泣いたそうだが、そんな文学青年をやってられるのも、内地にいたからだ。

しかし、それこそが、歴史を糊塗する行為にほかならない。


3. 2015年8月15日 23:16:23 : FaaAqaVG3Y
このスレの便所紙あたりを100キロ行軍させてみたいね。悲鳴を上げて逃げ出すだろう。

敵前逃亡で軍法会議にかけてやる。


4. 大和狼 2015年8月16日 10:23:29 : 4bXKnGQAUaNEQ : S77GtSqntQ
戦後70年つくじじ実のじつく思うが、本田勝一、吉田政治(共産党員)などの共産党記者上がりの嘘っぱちノンフィクションや
所謂戦争文学のフィクション、
司馬史観すら再検証する必要があるな。

フィクションと事実の区別もない主張だらけどからな。
歴史はねつ造という中国のミラー


5. ごごご 2015年8月16日 20:43:38 : ic8Rwd/hYvAXE : lRKEaBgKrE
これはNHKでもやっていたな。どうした風の吹き回しか。

6. 反イルミナティー主義 2015年8月17日 20:25:47 : c/WVv5CaliQ7M : ZMNjrPGEzc
>>4
貴殿が中国を捏造ミラーだのとほざくなら
楢ば逆に言うがこの国の広島・長崎の原爆の
犠牲者は水増しか全然いなかった
もしくはそれこそ架空か捏造だ。
東京や大阪、名古屋等の大都市空爆の
犠牲者もそういう風に中国の
人たちは捉えて反論するだろう。
大和狼。お前はそのような
レイシスト発言をするようでは
その名は相応しいはいえない。
裏社会猶太金カルト統一狂怪の
ケツ舐めポチ公に名を改めよ!!

7. 2015年8月17日 22:15:46 : mpA7ULYEEg
>>4

>つくじじ実のじつく思うが
>主張だらけどからな

↑日本語の文法的におかしい。日本語も満足に扱えない低能の分際で、よく「大和狼」なるご大層なハンドルを名乗れるものだ(嘲

まずは日本語をまともに勉強してからこの阿修羅に書き込み給え!>浅学非才で低能情弱な自称「大和狼」くん


8. 大和狼 2015年8月18日 10:03:11 : 4bXKnGQAUaNEQ : OAzOiLei3I
↑ 携帯はやっかいですな。
書き込み画面がどの兵で倒す、などのゲームアプリ誘導で邪魔で見えないままで送信することがあってね。
日本兵は
残虐だった訳ね。慰安婦20万人だか40万人拉致し、同じくらいの南京虐殺したという英語のwikiに対する反論は日本人の義務でしょ?

なんでレイシストなの?(笑)

あんた日本が人種差別の対象になっているのもわからないの?

それを助長している自称日本人って成り済まし日本会議神社本庁の
ミラー中国共産党員ということに今確信を持ったな。

日本を主張しない日本人など日本人じゃ無いな。
それこそ非国民だな。(笑)

せいぜい戦争サド猟奇文学ファンとして嵌まってればお似合いだぜ偏執捏造
変質者さんよ。(笑)
今日はタブレットで画面が広かったからどうかな。
今ロシアから愛を込めて投稿中(笑)


9. 2015年8月18日 10:19:00 : OAzOiLei3I
追加だが、
標題の日本軍の狂気、は
日本戦争文学の狂気が正しいんじゃね?(笑)

あんたの親父か祖父さんはそういうことにうつつを抜かして、
まともな戦闘行為はやってなかったって訳ね。

軍法会議ものだな。行軍の恥だ。まあせめて戦争の狂気、とかにしておけばいいものを。
今でも日本で猟奇事件が頻発しているな。

オタクも通名止めてから書き込みしな。(笑)

レイシスト、やっちゃったな。(笑)
韓国軍のベトナムでのザマは何だ?米軍もだが。

戦争そのものが狂気なんだよ呆け。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK190掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK190掲示板  
次へ