http://www.asyura2.com/15/senkyo191/msg/736.html
Tweet |
小沢一郎代表は、「オリーブの木」で政権奪取、「健全な2大政党政治」を根付かせる戦略・戦術を展開中だ
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/74c2eb9c0796230c0e15d733837991f8
2015年08月31日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「今回だけはなんとしても、いいかげんでばかげた危険な法律を阻止するために、何としても力を合わせなければならない」
小沢一郎代表は8月30日午後、民主党の岡田克也代表、社民党の吉田忠智党首、共産党の志位和夫委員長とともに、国会正門前に揃い踏みして、安倍晋三首相が、ゴリ押しして今延長国会(会期末9月27日)で可決成立させようとしている安全保障法制整備関連法案に反対し、「可決成立阻止」を訴えた。
これら野党4党首に維新の党の松野頼久代表を含めた5党首は8月19日、岩手県知事選挙告示(20日)を直前にして、盛岡市内に揃い踏み「共同記者会見」し、盛岡市に集まり、小沢一郎代表の側近中の側近である達増拓也知事の「3選支持」を表明した。達増拓也知事は、対立候補がいなかったため、無投票当選した。自民党・公明党に支援された平野達男務参院議員は、「勝てない」と判断した安倍晋三首相の要請で、「敵前逃亡」させられた。野党が結束すれば、自民党・公明党に支援された候補予定者を「敵前逃亡」させて事実上、打倒することができることを実証したのである。
今回、松野頼久代表は、維新の党分裂騒ぎの最中にあり、姿を見せなかった。だが、民主党との合流に向けての協議に意欲的だ。
◆「戦争法案、今すぐ廃案」―雨が降る中、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案への反対を叫ぶ国会周辺の市民集会・デモには、主催者発表で12万人(警視庁発表3万人)が参加した。主催者は一斉行動を呼びかけ、北九州、大阪、広島など全国300か所以上で集会・デモが行われた。
消費税増税(5%→8%→10%)反対、原発再稼動反対、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定(2014年7月1日)」反対、安全保障法制整備関連法案に反対などと安倍晋三首相は、国民有権者の批判の嵐にさらされ続けているうえに、中国、韓国、ロシアから相手にされず、近隣外交において、孤立無援の度合いを深めている。とくに安全保障法制整備関連法案は、「仮想敵国第1位=中国、第2位=北朝鮮」を宣言しているのに等しく、戦後70年続いてきた「平和国日本」のブランドをひどく傷付けている。おまけに、「アベノミクス」は、「アホノミクス」と経済学者らからヤユされている。
◆こうした安倍晋三首相に対する批判・攻撃材料は、「3本の矢」どころか、「4本の矢」「5本の矢」となってどんどん増えているので、野党政治家、とくに国会議員や候補予定者にとっては、またとない絶好の「武器」として有効に使える状況にある。否、むしろ使わない手はない。
小沢一郎代表は、日本に「健全な2大政党政治」を根付かせようと考えて、現在、政界再編の旗振りを積極的に行っている。すなわち、「オリーブの木」を掲げて、既存の政党のまま、国政選挙戦のために設立する政党に結集し、「統一戦線」を形成して戦い、政権奪取を図る「戦略・戦術」を展開しつつある。「健康不安」を抱えている安倍晋三首相が、突然倒れて、7大派閥の領袖のうち、だれが後継首相=総裁に指名されても、自民党は、簡単には収まらず、大混乱に陥る可能性が大と予測されている。そのときは、自民党が2分裂するとも言われている。
維新の党が分裂して、橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事が、「安倍晋三首相、菅義偉官房長官」とのつながりを強化して、自民党の補完勢力になろうとしている。これに対して、松野頼久代表、柿沢未途幹事長、今井雅人政務調査会長ら執行部、江田憲司前代表は、民主党の岡田克也代表、細野豪志政策調査会長らと合流の協議を進めており、「野党勢力の結集」を志向している。
民主党内には、枝野幸男幹事長、蓮舫代表代行らは、「民主党独自による再建」を唱える「純化路線」にこだわっているので、民社党も分裂の気配が濃厚である。
【参考引用】
TBSnewsiは8月30日午後5時15分、「全国で安保法案に反対デモ、国会周辺には12万人集まる」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2574435.html
今国会の会期末まで1か月を切る中、国会周辺では野党の党首らも参加して、安保法案への反対を訴えるデモが行われました。主催者側は一斉行動を呼びかけていて、デモは全国300か所以上で行われたとしています。「戦争法案、今すぐ廃案」国会周辺のデモには主催者側の発表で12万人が集まり、雨が降る中、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案への反対を訴えました。「皆さんこれから3週、さらに力を貸してください。一緒になって法案を廃案にしようじゃありませんか」(民主 岡田克也代表)
「今回だけはなんとしても、いいかげんでばかげた危険な法律を阻止するために、何としても力を合わせなければならない」(生活 小沢一郎共同代表)
主催者側によりますと、30日は少なくとも全国300か所以上でデモや集会が行われたということです。大阪でも反対集会が行われ、法案に反対する学者や弁護士、野党の国会議員らが参加しました。「アメリカの戦争の下請け法案だということが、はっきりしたんじゃないでしょうか」(民主党 辻元清美衆院議員)集会には、ほかにも学生団体「SEALDs KANSAI」のメンバーや自民党と連立を組む公明党の支持母体でもある創価学会の会員も参加し、法案反対を訴えました。被爆地の広島でも安保関連法案に反対するデモが行われました。母親のグループは、誰の子どもも殺させないと書かれた幕を掲げ、繁華街を練り歩きました。「戦争法案、いけんじゃろ」取材者によると、デモの参加者は広島県内のおよそ30か所で2600人以上に上っています。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK191掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。