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安保法案はなぜ危ないのか ニュース・コメンタリー(ビデオニュース・ドットコム)
http://www.asyura2.com/15/senkyo192/msg/642.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 13 日 00:20:05: igsppGRN/E9PQ
 

安保法案はなぜ危ないのか
http://www.videonews.com/commentary/150912-01/
2015年9月12日 ニュース・コメンタリー ビデオニュース・ドットコム


安保法案はなぜ危ないのか


 安倍晋三首相は早ければ来週にも安全保障関連法案の採決を行う予定だという。参議院でも自公合わせて過半数を握り、万が一参議院が採決しない場合でも、衆議院では再議決による法案可決が可能な3分の2の議席を持つ以上、与党がその気であれば法案の成立は確実な情勢となっている。


 憲法が禁じると解されてきた集団的自衛権を認めるこの法案が、憲法違反の疑いが濃いことは論を待たない。ほとんどの憲法学者や歴代の内閣法制局長官、ひいては元最高裁の長官までがこぞって「違憲」と呼ぶこの法案を、与党が数の論理が強行可決することによって、日本の立憲主義が蔑ろになることの日本の政治文化への影響がどれほど大きなものになるかは、現時点では予想することすら難しい。


 7月18日にマル激に出演した憲法学者の石川健治東大教授が指摘するように、日本が少なくとも戦後、これまで失ったことがない何か大きなものを失うことだけは間違いないだろうが、それが何であるかは大きすぎてわからないといったところが、多くの人の正直な感覚だろう。


 しかし、この法案には合憲性以外にも問題が多い。法案が通った場合、違憲訴訟も提起されるだろうが、そうしている間にも法律の運用が始まれば、問題点が噴出する可能性がある。


 合憲性に疑義があることに加え、この法案は1. 武力行使の行使基準が政府の「総合的な判断」などという抽象的なものに委ねられることにより、行政権限が無限に拡大してしまう恐れがあること、2. その一方で政府が主張する抑止など日本にとってメリットをもたらす効果が期待できないこと、3. そのような問題を抱えた法律が実際に施行・運用された結果、中国やテロリストがどのような対抗措置に出てくるか、あるいは行政府の暴走を誰も止められなくなる可能性を含め、その影響を事前に想定することが困難なこと、の3点に重大な問題がある。


 つまり、憲法違反の危険を冒してまで無理やり法案を強行可決し、法律が成立したしても、政府が喧伝するような効果は期待できず、その一方で、日本は数々の大きなリスクを抱えることになってしまうのではないか、ということだ。


 法案が成立し、実際に運用が始まることで日本が抱えることになるリスクを、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。


 その他、総裁権限による対立候補の抑え込みは許されるのか、ユンケル委員長演説に見る、大量の難民を受け入れた欧州の考え方など。


 

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コメント
 
1. 2015年9月13日 06:03:01 : YxpFguEt7k
宮台真司氏のおっしゃるとおり、自民党の終焉ですね。
だとすると、安倍晋三氏という特殊な政治家が失脚し、自民党がなくなってしまえば、日米同盟軍が機能するかどうかも怪しいですね。法律を作ったけれど、それを使わない政権がつづくこともありえます。
内閣がまた、憲法解釈を元に戻すこともありえます(その可能性が高いでしょう)。

民主主義&立憲主義にもとづいて、まともな国家運営ができる国にしていきましょう。


2. 2015年9月13日 08:49:38 : aa86V1oKlA
> つまり、憲法違反の危険を冒してまで無理やり法案を強行可決し、法律が成立したしても、政府が喧伝するような効果は期待できず、その一方で、日本は数々の大きなリスクを抱えることになってしまうのではないか、ということだ。

中国人さえ国会前デモを見て「アジア平和に安保法案は不可欠」と言っている[1]。

1. 中国国内では200人以上の人権弁護士の拘束されている。
2. 僕も王先生も、安全保障関連法案の衆院通過には大賛成です。
3. 中国共産党に関しては、「PEACE」「NOT WAR」などと英語で叫んでいてどうにかなるような相手ではありません。
4. それはウイグルやチベット、そしてフィリピンに対する中国の態度を見ていればお分かり頂けるでしょう。例えば、拳銃を持って、力によって不法を働いているような輩に対して、「僕らは平和主義だから、そんな君たちのことも理解するよ」なんて言っていると、どんどんいいように搾取されちゃいますよ。
5.  今、日本がアメリカとがっしりと手を組み、中共というならず者を牽制することは、戦略的に正しいことだと思います。「PEACE」「NOT WAR」というのは、今回の安全保障関連法案によって成し遂げられるものだというのが、僕と王先生の認識です。

連日のように尖閣諸島に接近する中国船を見て、中国の脅威を感じないのは愚か者である。

[1] 中国人が見た国会前デモ「アジア平和に安保法案は不可欠」
http://dailynewsonline.jp/article/994122/
2015.07.31
 7月17日、僕は、中国人風刺漫画家の王立銘先生(ペンネーム:変態唐辛子)と一緒に国会前にデモに行きました。この日のデモの目的は、中国国内で拘束されている200人以上の人権弁護士の解放を求めるためです。

 中国大使館ではなくて、国会を選択したのは、国会の前にはたくさんの人が集まっていて、多くの人にこの問題を訴えることができると考えたためでした。

 僕らは漫画家なので、この日のためにそれに見合ったイラストも描いてきました。

 国会前に到着すると、至るところに警察官がいて、「どういう目的で何をするのか」と尋ねられました。王先生はあまり日本語がわからないため、警察官の姿を見ただけで逮捕されるのではないかと怖がっていましたが、この警官部隊は、デモの市民を誘導したり、対立する主張のデモ隊同士が喧嘩をしないように配置されていました。彼らは非常に丁寧な話し口調で、市民を案内していました。

 この日、これだけたくさんの警察官が配置されていたのにはワケがありました。7月16日、安全保障関連法案の衆院通過が決定しましたが、それに対して、反対派のデモが大規模に行われていたからです。

シールズのデモに衝撃

 国会の周辺には、安保法案に反対する群衆がひしめいていて、時間を追うごとにその数は増えていきました。そんな中、僕らが見て衝撃を覚えたのが、「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」という団体でした。

 これは、10代後半から20代前半の大学生が中心となって組織した反戦の団体で、「PEACE NOT WAR」などの英語のプラカードを掲げて行進しています。オシャレな子も多くて、女の子もたくさん混じっていました。まるで渋谷や原宿で遊んでいてもおかしくない子たちというか、大学のイケてる子たちのサークルのメンバーのようにも見えました。

 その子たちは軽快なリズムに合わせて、ヒップホップのようなラップ口調で拡声器で歌っていました。その内容は、「安倍はやめろ」「自民党って、なんか感じ悪いよね」「×●▽□×?%$(よくわからない英語。たぶん参加者たちもよく分かってない)」といったもの。

 こうした斬新なデモに衝撃を受けたのは事実ですが、正直に言えば、何だか、そのスタイルも言葉も軽薄だなあと思いました。僕の目には、大学サークルの野外ライブというか、遊びの延長のように見えたのです。でも、彼らには若さや勢いがあり、多くの左側の民衆を惹きつけていましたし、マスコミもたくさん集まっていました。

 ちなみに、僕も王先生も、安全保障関連法案の衆院通過には大賛成です。中国共産党に関しては、「PEACE」「NOT WAR」「×●▽□×?%$」などと英語で叫んでいてどうにかなるような相手ではありません。

 それはウイグルやチベット、そしてフィリピンに対する中国の態度を見ていればお分かり頂けるでしょう。例えば、拳銃を持って、力によって不法を働いているような輩に対して、「僕らは平和主義だから、そんな君たちのことも理解するよ」なんて言っていると、どんどんいいように搾取されちゃいますよ。

 今、日本がアメリカとがっしりと手を組み、中共というならず者を牽制することは、戦略的に正しいことだと思います。「PEACE」「NOT WAR」というのは、今回の安全保障関連法案によって成し遂げられるものだというのが、僕と王先生の認識です。

 僕らは、今回、中国の人権弁護士の解放を求めてデモをしましたが、今や弁護士だけに限らず、チベット人にしてもウイグル人にしても、民主活動家にしても、たくさんの中国人が中国共産党によって虐待を受けています。僕らは、日本という国にそういう中国の不正行為に対して明確にNOと言える国、更に言えば「アジアの警察」になって欲しいのです。アジアの平和を守るためには、相手が怯むような「力」が必要なのです。

 「SEALDs」の子たちはまだ学生だから仕方ないのかもしれませんが、今後は、僕らが過ごしてきた中国という国の本質を見た上で、そこから更にもう一歩、考えを進めて欲しいと願ってやみません。SEALDsが望む「平和の実現」というのはもちろん否定されるものではありません。

 ですが、その方法論として、「9条の遵守」と「アメリカとの関係強化」では、どちらが日本という国を守ってくれるものであるか、そして、アジアの平和を実現させるものであるかは、僕ら中国人の目から見れば火を見るよりも明らかだからです。

著者プロフィール
漫画家 孫向文
中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)


3. 2015年9月13日 12:48:54 : 8q3qeXT2cg
>僕らは、日本という国にそういう中国の不正行為に対して明確にNOと言える国、更に言えば「アジアの警察」になって欲しいのです。アジアの平和を守るためには、相手が怯むような「力」が必要なのです。

ナルホド。武力を背景に内政干渉をしなさい、米国と一緒に民主化詐欺を起こして戦争を起こしないとの提言ですか。日米の軍産複合体が大喜びですね。そして、日本は連合国の総攻撃を受けるのですか? とりあえず孫君は、国連のパン・ギムンや人権委員会に現状を訴えに行きなさい。それから、他国の軍(自衛隊)をけしかけるような言動を改めなさい。


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