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「野党が本気で止めようと思ったら、まだ策はあった」――“一人牛歩”で徹底抗戦した山本太郎議員に岩上安身が訊く! IWJ
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/665.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 26 日 00:18:10: igsppGRN/E9PQ
 

「野党が本気で止めようと思ったら、まだ策はあった」――“一人牛歩”で徹底抗戦した山本太郎議員に岩上安身が訊く!「やられたら取り返すしかない!」と再スタートを呼びかけ!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/266604
2015.09.25 IWJ Independent Web Journal


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 全242人の参議院議員のうち、ただひとり「牛歩戦術」で安保関連法案の成立に抗った山本太郎参議院議員。9月18日の参院本会議では、「ここまで議会制民主主義を破壊した自民党は死んだも同然」だとして、数珠を手に、喪服姿で合掌するという「お焼香パフォーマンス」まで演じてのけた。


 「『国民の声を聞け!』という議員が1人もいないのは問題だろう、と思って牛歩をした。雨の中でも声をあげてきた全国の人たちに申し訳ないので」――。


 2015年9月24日、山本議員は岩上安身のインタビューに応じ、安保法案可決までの与野党の攻防の全貌を明かした。


 山本議員のパフォーマンスはたしかに奇抜ではあるが、本気で安保法案の成立をくい止めようとした結果の行動だった。山本議員は悔しさをにじませて、今国会を振り返った。


 「野党が本気で止めようと思ったら、まだ策はあった。牛歩をすれば、ひとりで3〜4分は稼げる。反対票に投じる約90人がみんなで牛歩すれば、時間は稼げた。もっと地べたを這いずりまわる抵抗はできたはずだ」


 さらに山本議員は、「自民は最終的にこのような民主主義の大破壊をゴリ押しした。『国会なんて存在はなくていんだ』と言っているようなものだ」と述べ、自民党の議事進行を批判。国会について「直接的な支配を隠すためにステージが設けられているようなものだ」と憤った。


 一方で、市民らの反対運動が、空前の規模で全国的な広がりをみせたことについて、「メディアが魂を売る中、草の根でここまで広がったのは素晴らしいことだ」と高く評価。「もう、やるしかない。安保法案を通されるまでは予測の範囲内。やられたなら取り返すしかない。センチメンタルになるよりも、ここから始めたほうがいい。皆さん、時代を楽しもう」と再スタートを呼びかけた。


記事目次
・「一人牛歩」に踏みきった山本議員の思いと葛藤
・「お焼香パフォーマンス」に睨みつける安倍総理 山本議員「総理は目力ない」
・最後の咆哮「ポジションが欲しいか! 誰のための政治をやっている!」
・「セレモニー」と化した公聴会、審議継続を求める野党議員の抵抗
・立憲主義、民主主義の意味を広めた安倍総理の意図せぬ「功績」
・特別委員会の「強行採決」、山本議員は「グラスを投げようとした」と冤罪に!?
・委員でも議員でもない秘書らの議事妨害で「聴取不能」――採決は「無効」
・どうなる野党共闘? まずは参院選で「ねじれ」の復活を!


■イントロ


2015/09/24 岩上安身による山本太郎 参院議員インタビュー


■全編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/266604

・日時 2015年9月24日(木) 18:30〜


■「一人牛歩」に踏みきった山本議員の思いと葛藤


岩上「本日は、国会でひとり喪服を着て『自民党は死んだ』と弔った山本太郎議員にきていただいています。自民党がお亡くなりになったということで、私も頭を丸めてきました(笑)」


山本「議会制民主主義をあそこまで破壊した自民党は、死んだも同然ですからね。小沢一郎共同代表からは、『牛歩は議員に与えられた権利だからいいが、お焼香はふざけていると取られかねない』と叱責がありました。同じく同僚の主濱了議員は、牛歩中に『このあと衆議院に舞台が移るから、もし牛歩するならその次のほうが効果的』とアドバイスしてくれました。


 議長には牛歩を2分に区切られたので、『では2分でもやらせてください』とお伝えしました。国会議員になってから一番厳しく言われたことは、『ルールを破ることは許されない』ということでしたが、この間、議会制民主主義のルールがずっと破られてきましたよね。


 『国民の声を聞け!』という議員が1人もいないのは問題だろう、と思い、牛歩をしました。雨の中でも声をあげてきた全国の人たちに申し訳ないですから」


岩上「蟷螂の斧でも振りかざして爪痕を残したい、という思いですね。抵抗の姿勢は市民の皆さんが望んでいたものですよ」


山本「野党が本気で止めようと思ったら、まだ策はあった。牛歩をすれば、ひとりで3〜4分は稼げる。反対票に投じる約90人がみんなで牛歩すれば、時間は稼げました。もっと地べたを這いずりまわる抵抗はできたはずなんです。でも、僕も体力の限界もきていました。女性の先輩議員たちも膝や腰にきていて、やってもいないのに牛歩みたいになっていました(笑)。


 ひとりでもやるのかどうか迷いはあって、3日前くらいから考えていました。でも最後まで抗うために僕は国会に送られたので、何を選択するべきかは明らかでした」


岩上「野党の牛歩は昔、テレビで観ましたが、あれはひとりでは効果が薄いんですよね。ひとりでやっても、どんどん追い抜かれていってしまいますからね」


山本「他の野党議員も『負けるな』『頑張れ』と言ってくれました。こういう人たちとパーティーが作れたらいいなぁ、と思いました」



■「お焼香パフォーマンス」に睨みつける安倍総理 山本議員「総理は目力ない」


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岩上「お焼香のパフォーマンスはどうやったんですか?」


山本「僕はカトリックなので、数珠は急いで衆議院の売店で買ってきました。日本がこれだけの歴史を持ちながら、自民は最終的にこのような民主主義の大破壊をゴリ押しした。『国会なんて存在はなくていんだ』って言っているようなものじゃないですか。直接的な支配を隠すためのステージが設けられているようなものですよね」


岩上「さすが役者、合掌の形もいいですね」


山本「十字をきるのでは皆さんにわかりづらいかな、と思いました」


岩上「安倍総理の視線は厳しくなかったですか?」


山本「もともとあまり目力(めぢから)がある人ではないのでね。向こうは『何だコイツ』って感じなんでしょうけど(笑)」


岩上「この『安倍総理を拝んでいる山本太郎、睨みつけている安倍総理』という絵を額縁に入れて飾っている人がtwitterでいました(笑)。安倍総理なりに頑張って睨みつけています。


 パフォーマンスに批判もあるかと思いますが、合掌というのは、仏様の魂に向かって敬意を表しているわけです。『成仏してくれよ』と。お亡くなりになって、生前はいろいろあったけど、でも、そんな人間でも仏様だから、仏性には頭を下げていますよ、ということなんですけども、安倍総理は睨みつけて返している。


 ここで安倍総理も一緒に礼をしたり、一緒に合掌したりしたらこの場の緊張感も解けるんでしょうけど…」


山本「すごい器だってなりますよね。そうしたらこのパフォーマンスも全部崩壊しますよね(笑)」


岩上「それを満身の力を込めて睨みつけているわけですよ。よっぽど不愉快なんでしょう」


山本「普通、こんなふうにお焼香なんてされたら、相手のことを大っ嫌いになりますよね(笑)。その前から面倒くさいやつだと思われていたでしょうけど」


岩上「特別委の国会質疑では、山本さん、矢継ぎ早に質問を投げられてきましたね」


山本「無所属から始めて2年間、安倍総理に直接質問するチャンスがなかったですからね。スタッフからは、『質疑にこんなに一生懸命になる人いないよ』と言われました(笑)」


岩上「そしてIWJは一生懸命、質疑を文字起こししていました(笑)。スタッフは毎日徹夜していましたよ。『SEALDsの皆さんのスピーチが素晴らしいからすぐに文字起こしだ』『山本太郎議員の質疑が素晴らしいから文字起こしだ』と、毎晩頑張っていました。


 メディアが機能せず、日和っています。法案可決の3時間後に『はい、自衛隊が南スーダンで駆けつけ警護します』って報じているんです。準備が進んでいたのを知っていたわけです。しかも、南スーダンのPKOでは、米軍は6人しかいないので、主に自衛隊が警護するのは中国軍ですよ。これまで散々、中国の脅威を煽っていたというのに」


■最後の咆哮「ポジションが欲しいか! 誰のための政治をやっている!」


岩上「参院本会議では、最後に山本太郎議員は腹から声を出して、次のようにさけばれました。


 『アメリカと経団連にコントロールされた政治は止めろ! 組織票が欲しいか! ポジションが欲しいか! 誰のための政治をやっている! 外の声が聞こえないか! 聴こえないんだったら政治家なんか辞めた方がいいだろう!


 違憲立法してまで、自分が議員でいたいか! みんなでこの国、変えましょうよ! いつまで植民地でいるんですか! 本気出しましょうよ! 安倍総理、いいお土産ができましたね !』


 お土産というのは、安倍総理がまもなく訪米するからですよね」


山本「廃案は無理でも、米国に飛び出す時は手ぶらにしたかったのですが。僕の目標は『参院で汚れ仕事させるな』ということで、法案を衆院に差し戻す『60日ルール』を使わせて、何とか安倍総理には、米国に手ぶらで入ったという事実を残したかったんです」


■「セレモニー」と化した公聴会、審議継続を求める野党議員の抵抗


岩上「委員会の採決の模様は世界に配信されましたが、特に小西議員がパンチを食らっている写真は一気に駆け巡りました。


 ちょっと振り返りたいのですが、9月16日、地方公聴会で市民が議員を止めました。その影響で、議会が遅れた。その日に質疑を締めくくって、すぐに採決して終わらせようとしていたようですが…」


山本「それがおかしいんですよね。公聴会を踏まえた審議がなければおかしいんです。地方公聴会には、すべての委員が参加するわけではありません。地方公聴会に派遣された委員から、行けなかった委員に報告がなければいけないんです。その日に締めくくり質疑をやろうとするのも無茶苦茶、委員に報告がないのも無茶苦茶です」


 岩上「水上貴央弁護士は『セレモニーではないか?』と確認されていましたね。水上弁護士は国会前で『これで終わりはない。弁護士に喧嘩売りましたからね、買いますよ』と言っていました。ファイターです。その日は深夜まで委員会が開かれませんでしたが、国会内はどうだったんですか?」


山本「理事会室の廊下を野党議員が塞いでいました。野党議員を排除するための衛視もきました。でもやはり野党の先輩はすごかった。廊下で指揮をとる人、それを伝える人。ヤワラちゃんが来てくれたら一番頼もしかったんですけどね(笑)。あと、どうして猪木さんにきてもらわなかったんだろうと思いました(笑)


 与党は朝から『人間かまくら』の練習をしていたようですね」


■立憲主義、民主主義の意味を広めた安倍総理の意図せぬ「功績」


岩上「かまくらを作っていた中には委員でも議員でもない、秘書もいました。これは違法行為だと思います」


山本「違法行為ですね。確かに山本太郎はお焼香なんてして、バカですよ。でも、彼らはこのバカよりも、もっとルールを壊しているんですよね。委員会の前に理事会が開かれるんですけど、理事会室で行われるはずの理事会が、委員会室で行われようとしたんです」


岩上「朝になったら看板が変えられていたんですよね。その後は、山本議員のフィリバスターもありました」


山本「演説は常識的な範囲で5〜10分程度と言われましたが、結局、45分しか話せませんでした。なんか、野党第一党よりも長くフィリバスターをやってはいけない、という雰囲気がありました。僕は一応、5時間は話せるように資料も用意しておいたのですが…同調圧力に屈してしまったんでしょうね」


岩上「民主党に何か言われたんですか?」


山本「いいえ。そういうことではないんですが、でも悔いは残りますね」


岩上「フィリバスターは海外でも行われています。今、米国でヒラリーの対抗馬として現れたバーニー・サンダース議員。彼は米上院史上、唯一、民主社会主義者を名乗っている人物ですが、その人がなんと、最長で8時間超えのフィリバスターをやっているんです。


 フィリバスターといっても憲法を全部読むなどといった中身のないものもありますが、サンダース議員の場合は、いかに新自由主義がおかしいかを延々と8時間、ずっと講義しているんです。


 そして9月12日、イギリスでは労働党で、ジェレミー・コルビンが党首になったんです。米国帝国主義と新自由主義をまったくひっくり返す、と言っています。米国追従のNATOからの脱退を訴え、シリアの空爆やめろ! パレスチナへの空爆に関してはイスラエルに制裁を! ウクライナに関するロシアへの制裁は間違っている! などと唱えていました」


山本「いいですねぇ」


岩上「こうした動きがアメリカやイギリスなど、世界で同時に起きているんです。もしかしたら日本での闘いも、世界史的できごとの一コマのような気がしています」


山本「民主主義は何か、立憲主義は何かを気づかせてくれたという意味では、安倍総理は歴史に名を残しますよね」


■特別委員会の「強行採決」、山本議員は「グラスを投げようとした」と冤罪に!?


岩上「法案の採決の話に戻ります。


 鴻池祥肇委員長の不信任動議が否決されたあと、突如、議員でもない人たちが鴻池委員長を囲み、『これで採決した』と言い張っているわけですね」


山本「45分の演説を終えて、席に戻ったら鴻池委員長が復席しました。それで、今から委員長が総括質疑を開くと宣言するんだと思っていたのですが、突如、委員長が与党議員によって囲まれたんです。


 僕は野党の先輩から言われていたんです。『君は目をつけられているから、ここで中心にいたらまずい、懲罰動議が出るぞ』と。なので、僕は後方支援をやっていこうと思ったんです。


 野党議員で捕まっている先輩方、特に小西洋之議員(民主)などは3人くらいから抑えられていました。僕は間に入って、人と人を引き剥がしていったんです。それで小西議員も動けるようになった。


 そして僕は、窓際に置いてあったグラスを発見しました。これをどけようとしたら『山本さん、それはやめたほうがいい!』と別の議員が言ったんです。『はい? こんなの投げてどうなるの? いや、グラスをどけようとしただけです』と、ちょっと問答になってたんですよ。グラスが落ちて、割れて、そこに人が倒れたら危ないから。


 それが今日の週刊新潮かなんかで、『正気を失った山本太郎がグラスを2つ掴んだ』みたいな。すごいですよね、あの描写。


 だから、言っておきたいのは、『人間かまくら』を仕組むつもりなら、最初から危険物はどけておけよ、と。最初からやるつもりだったんなら危険物を側に置いておくなと。そこらへんがアマチュアですよね」


岩上「ここで妨害していた与党議員は誰だったんですか?」


山本「顔がわからないんですよね…」


■委員でも議員でもない秘書らの議事妨害で「聴取不能」――採決は「無効」


岩上「妨害した秘書などは逮捕して訴追できると思うんです。それをやるべきだと思うんです。これ無効でしょ」


山本「もし秘書がいなくて、委員しかいなかったとしても、こんなの無効でしょ」


岩上「無効なのに、NHKは『可決した』と流しちゃうんです。そしてなんと、議員が『かまくら』の中に懐中電灯で光を当てているんですよ」


山本「これ、公明党議員なんですよね…。普段は本当にいい人なんですよ」


岩上「小西さんは『かまくら』の中に別マイクが差し込まれたのを見たらしいです」


山本「これ、参議院の職員も自民党と一緒になってやっているんです。大問題ですよ。あなたたちを雇っているのは政権ではなく、国民ですよ、という話ですよね。いつの間にか委員部で使われているマイクが、新たに用意されていたということなんでしょうけどね」


岩上「議事録では『聴取不能』になっているんですよね。速記中止中のできごとでした」


山本「鴻池委員長が何かを言おうとしたときには、もうみんなが集まっていた、ということですよね」


岩上「これから議事録に書き込まれていくらしいんです。小西議員によると、これから捏造が始まるらしいですよ」


山本「表決権が奪われた。僕たちは採決に加われなかったんです。いくつもの権利が破壊されたんですよ」


岩上「そうですね。しかし、『委員会採決は無効だ!』と言っても本会議にかけられる。この時の気持ちはどうでした?」


山本「段取りの世界だ、と感じましたね。僕はこんな採決を認めない闘いに移行すべきだと思いましたし、議場の中に議長を入れない、ということもできたはずです。フィリバスター、牛歩で全体が抗えば、法案を取り下げざるを得ない。なぜ野党がそこまでしているのか、という背景をマスコミが流したかもしれない。そこまでできなかったから、国民は『野党は何をやっているのか』ということになっちゃうんです」


■どうなる野党共闘? まずは参院選で「ねじれ」の復活を!


岩上「共産党の志位さんが会見し、安保法制と『7.1閣議決定の廃止』で国民連合政府を作れないか、と言い始めました。民主・岡田代表も前向きで会談する見通しです」


山本「春には、共産党は独自で選挙する、という話が出ていました。しかし今回、こういう話が出たというのは、共産党の内外から声が上がったということでしょう。今必要なのは安倍政権を引きずり落とすことだと決断したんです。素晴らしい。


 でも、地域によっては無所属の候補者も選挙で通るかもしれない。東京などはそうです。なので、議員バッジの付いていない人も連携できるようにしてほしい。市民勢力が議席をとる可能性もあるということを視野に入れたほうがいいと思います」


岩上「野党候補の票が割れなければ野党が勝っていたであろう選挙区も多々ありますからね」


山本「僕も鹿児島で独自候補を立てましたが、かなり厳しい。大政党と一緒に自民党を引きずり落とすことが大事です。都市ではその芽があると思います」


・2014/04/23 岩上安身によるドキドキハラハラのインタビュー!投開票直前ギリギリ!公職選挙法ギリギリ! 新党ひとりひとりの山本太郎議員、有川美子候補と鹿児島2区を語り尽くす!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/136114
・2014/04/24 【鹿児島2区補選】「選挙の争点は『政治とカネ』だけではなく『安倍政権の暴走』を許すかどうか」〜有川美子候補インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/136548


岩上「どうやって市民候補を参入させるのでしょう?」


山本「難しいですよね。今までの政党のあり方よりも、市民と本気で手をつなぐ政党があったほうがいい。例えば、全国で生粋の無所属としてやっている方々とつながるのか…まだイメージできていませんが。もうすでに候補者を発表している政党もあります」


岩上「早い段階から共産党を含めた野党共闘が必要だと言っていた人が2人います。ひとりは小沢一郎さん。『オリーブの木』構想です。それと慶応大名誉教授の小林節さん。共産党も巻き込んだ野党共闘をすべし、候補者選定委員会の委員長は自分がやる、とまで言っていました(笑)。


 一方で、中には安保法制を合憲だと言い切っている民主党の議員もいます。そして金子洋一議員などは、共産党提案の野党共闘に反対の意を示しています。こういう人たちはどうするのでしょうか」


山本「まだ僕も共産党さんの提案の中身をふんわりしか知りませんが、安保法廃止の思いは一緒じゃないと一緒にやれませんよね。安保法制に賛成だというなら、次世代の党にでも入ればいいですよ。安保法制は顔を洗って出直してこい、ということですから。でも、最後は『数の力』だから、野党間でも政治的な落とし所というのは出てくるかもしれません。


岩上「(候補者として)SEALDsの若者はどうですか?」


山本「素晴らしいですね。どこの政党も狙っていると思いますよ。メディアが魂を売る中、草の根がここまで広がったのは素晴らしいことです。共産党に『国民連合政府』まで提案させたんですから」


岩上「多くの人は国民連合政府に期待するでしょう。しかし野党がチンタラしていたら、国民から厳しい目が向くと思いますよ」


山本「安保法制をひっくり返すためには、まずは野党間でゆるい縛りにはなるでしょう。みんなの力が必要なので。まずは、参院でねじれを作ることが優先です。


 でも、希望しかないですよね。もうやるしかないわけですから。ここまでは予測の範囲内ですよ。やられたなら取り返すしかない。センチメンタルになるよりも、ここから始めたほうがいいですから。


 今からこの先の歴史的瞬間を、今、生きている我々が共有できる。同じ時代を生きられていることがすごいことだと思うんです。みんなが同じ船に乗っていて、みんなで船を安全な場所に運ぼうとしている。僕はお焼香なんかやったので、これからイジメられると思いますが、よろしくお願いします。皆さん、時代を楽しみましょう」


(取材:岩上安身 記事:原佑介)


関連記事
「議会制民主主義をあそこまで破壊した自民党は死んだも同然です」 山本太郎参議院議員インタビューを実況します。 岩上安身氏
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/613.html


 

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コメント
 
1. 2015年9月26日 01:27:59 : KzvqvqZdMU
いかにも軽そうな人間だな


[32削除理由]:削除人:アラシ
2. 2015年9月26日 01:38:04 : 0TC1ypmjnE
あとでゆっくり読ましてもらうが、たしかに安倍さんには目力はなかったな。
死んでるのだから当然か?w

3. 2015年9月26日 03:16:39 : hRHDOPUoY2
国民は民主党の政権与党時代のお粗末さを忘れていない。問題は、投票したい受け皿の野党がないことだ。願わくば、山本太郎と生活の党が全国に候補者をたててくれれば皆が投票するだろう。山本太郎の国会での国民への真摯の姿は忘れない。場時罵倒されようが山本太郎は国民の声に一番近い事は確かだ。

4. 2015年9月26日 06:09:42 : ykgNU0qB4w

「紀元二千六百年」祝賀でニッポン國じゅうが沸いた昭和15年(1940年)の2月、
民政党の斎藤隆夫衆院議員は本会議で「反軍演説」を行なった。
陸軍大臣ほか、軍の関係者は「ま〜た斉藤節がでたぞ」といった程度の
冷やかし半分の態度でこれに応じたが、親軍的だった当時の弱小政党や野党が
斉藤代議士の「反軍演説」にビビって自主規制に乗り出し、彼を衆院議員から
除名しようと動き出した。

当時の民政党の常任顧問は、小泉純一郎の祖父の「いれずみの又さん」こと
小泉又次郎だったが、党主任総務の俵孫一とともに、斉藤代議士に離党勧告を
出して、シッポ切りを図った。

院内の調整では斉藤代議士の言い分が圧倒的に優勢で、彼に理があったのだが、
除名の是非をきめる議決では、戦後の社会党を率いることになる浅沼稲次郎や
河上丈太郎なども含む社会主義者たちも皆、斉藤代議士の除名に賛成した。

こうして斉藤代議士は除名されたが、その結果、「仲間を売った」民政党は
国民の支持をすっかり失って解党に追い込まれた。斉藤代議士は、といえば、
大平洋戦争の開戦からほどなく(昭和17年=1942年)実施された翼賛選挙で、
大政翼賛会の推薦がない逆境の候補者であったにもかかわらず、有権者から
圧倒的な支持を受けて兵庫県5区では最高位の得票で、衆院議員に返り咲いた。

……教訓。
山本太郎に対する「除名」攻撃は、日本が対米戦争に追い込まれつつあった
75年まえに、その原因である支那満洲問題や軍の政治介入を「反軍演説」という
言論パフォーマンスによって徹底批判して、卑怯で小心な政党や同僚議員たち
の手で除名された斎藤隆夫代議士の「除名」攻撃を彷彿とさせる。

山本太郎への「除名」攻撃について言えば、彼とタッグを組んでいる生活の党が
「除名」攻撃から山本を守れないならば、国民は生活の党に見切りをつけることになり、解党に向かうかもしれない。

斉藤隆夫代議士の「除名」により、国会の中でさえ「反軍」言論が自主規制によって
封殺され、それが日本国家を、あらかじめ負けることが判っていた対米戦争に
向かわせた。山本太郎への除名攻撃を許せば、こんどは「国会が死ぬ」ことになる。

小泉又次郎は、普通選挙運動の闘士であり、任侠の人でもあった。
横須賀の港湾労働者の手配や監督を請け負っていたゴッドファザーのような
人物だったから(ちなみに神戸の山口組の起源もこれと同じだ)、庶民には
人気があったが、軍閥が国政をハイジャックする動きを阻止しようともしなかった。
その「いれずみの又さん」が、民政党から「反軍演説の勇士」を追い出そうとして
三行半を斉藤代議士に突きつけ、これが結果的に、民政党の崩壊のきっかけに
なっていった。 

「反軍演説」的なパフォーマンスをした山本太郎議員を国会から追放しようとする
除名攻撃は、小泉純一郎の祖父(自民党の若手ホープである小泉進次郎のヒイ爺さん)
の汚点を、今の世に引き出す事件でもある。 山本議員「除名」策動などを
本気で行なう奴らは、みんなそろって大やけどを負うであろう。(笑)
 

[32初期非表示理由]:担当:アラシ


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