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新・三本の矢は政権の軌道修正を示している 安保で支持率低下、景気の先行きも厳しい(週刊東洋経済)
http://www.asyura2.com/15/senkyo194/msg/583.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 11 日 10:00:05: igsppGRN/E9PQ
 

            安全保障関連法案の強行採決で下がった政権支持率を、経済政策で持ち上げたいところ(撮影:尾形文繁)


新・三本の矢は政権の軌道修正を示している 安保で支持率低下、景気の先行きも厳しい
http://toyokeizai.net/articles/-/86833
2015年10月11日 山田 徹也 :週刊東洋経済 副編集長


「本日からアベノミクスは『第2ステージ』へと移ります」

9月24日、自民党総裁に再任された後の記者会見で、安倍晋三首相はGDP(国内総生産)600兆円を目指すとブチ上げ、「新・三本の矢」(強い経済、子育て支援、社会保障)を打ち出した。

が、肝心の600兆円目標は達成時期や具体的手段が示されず、一言で言うと中身のないスローガンにすぎない。SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは「600兆円は象徴的数字にすぎないが、新・三本の矢はアベノミクスの軌道修正を示したものだ」と指摘する。

旧・三本の矢は、前例のない金融緩和策や財政出動によって、デフレ脱却や円高是正を促すもの。足元の物価上昇率はゼロ%近傍で推移、「2年で2%」の目標は達成できなかったが、物価の基調は変化し、デフレから脱却しつつあることは事実だろう。

■このままではまずい、という焦りの表れ

問題は「デフレから脱却しさえすればすべてがうまくいく」という当初のもくろみどおりに事態が進んでいないことだ。消費や輸出、企業の設備投資は勢いを欠き、今年4〜6月期の実質GDP成長率は年率マイナス1.2%に沈んだ。いったん上向いた実質賃金上昇率は、物価上昇が響き、2013年半ば以降、マイナス領域で推移している。7〜9月期成長率のコンセンサス予想は1.67%だが、下方修正リスクが高い。

宮前氏は「円安になっても輸出が増えにくい構造に変化しているうえ、7〜9月期の消費はシルバーウイークの好天により何とか前年比プラスという実力。景気は思ったよりも厳しい」と見通す。

家計を意識した新・三本の矢は、このままではまずいという政権の焦りの表れだ。11日の経済財政諮問会議では安倍首相が「携帯料金などの家計負担の軽減は大きな課題」と、軌道修正を象徴するような指示を発した。

25日には日本銀行の黒田東彦総裁と安倍首相が首相官邸で会談、市場は「すわ追加緩和か」と色めき立った。

しかし、携帯料金に関する指示に見るように、官邸サイドは「追加緩和は円安、輸入インフレを促進し、家計を痛めつけるだけ」という判断に変わった可能性がある。もしそうなら、これまで「躊躇なく」と言っていた黒田総裁は追加緩和に動きにくい。

600兆円目標の具体策以上に議論を呼びそうなのが、17年4月に予定されている10%への消費税率引き上げへの対応だ。現在、自民・公明両党間で、軽減税率について検討が進められている。

しかし、9月に入って財務省が提案した「日本型軽減税率」には、批判が集中。特に公明党は「これは軽減税率とまったく違う」と拒否。議論は暗礁に乗り上げている。

公明党の斉藤鉄夫・税制調査会長は「過去3回、選挙の公約に掲げたのに、軽減税率を達成できないとなると、公約違反。参院選はこのままでは戦えない」と強調する。

内閣改造・両党役員人事後の10月中旬以降、両党の議論は再開される見通し。だが、軽減税率の落としどころが見えないうえ、足元の景気停滞や株式市場の乱高下を受け、消費増税再延期のシナリオも浮上している。

2016年7月の参院選まで1年足らず。アベノミクス第2ステージは波乱の幕開けだ。

(「週刊東洋経済」2015年10月10日号<5日発売>「核心リポート05」を転載)


 

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コメント
 
1. 2015年10月11日 10:21:46 : NNHQF4oi2I
折れ曲がった 3本の矢    ただのホラだけだ

 飽きも せず ほら吹きだけは 減らない アホ内閣


2. 片田舎の一市民 2015年10月11日 10:40:36 : iuVPdq1vBcwDo : rsbDOOTwv6
官僚(アメリカ)の意向をうけた言葉だけが踊り国民いじめをするいかさま内閣、いい加減に国民も気がつかないととんでも無いことになる

3. 佐助 2015年10月11日 10:44:27 : YZ1JBFFO77mpI : 9FVtzFuuek
新・三本の矢がなぜ機能不全になるのか,こんな簡単なことを認識出来ない政府・日銀はバカに見える。

それは1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因。 2007〜10年にスタートとている第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因。これを認識し対策しないと,新・三本の矢はすべて諸刃の剣となる。

世界基軸通貨の多極化を進め,隷米国家の日本は米国を説得しなければならない
大切なことはニクソンのキン離れによる為替フロート制は終わり,そして、世界の為替システムは、まず、ドルとユーロ通貨に各国がリンクする固定レート時代へ移行する。次に、国家がキン買いの主役となるキン獲得競争の勝者が三極目&四極目の世界通貨となる。

世界はドルとユーロと円=元に、ほぼ三分割され、世界通貨は三極支配体制としないと世界恐慌は沈静化しません。この世界の三極通貨体制は、キンに代わる国際通貨システムを構築しないと、再びバブルを繰り返ことになる。


4. 2015年10月11日 16:36:53 : qnTDHXMd4k
外国人記者は日本の記者と違って容赦ないね。

国連演説の後の記者会見で、新3本の矢のことはわかったが、旧3本の矢はどうなったのか?という質問に対して、相変わらずまったくとんちんかんな関係のない答えをしていたな。

単純にすべての科目において能力不足ということだ。


5. 2015年10月11日 16:41:23 : AxHLMtGTIo
矢が3本だ6本だと言っているが、その矢を射る弓(政策)が無ければ意味が無いだろう。

6. 2015年10月11日 18:18:23 : n7Ks6ZyJik
矢どころか、中身のないスローガンにすぎない。BDP600兆円など何も具体策もない。

7. 戦争とはこういう物 2015年10月12日 11:16:31 : N0qgFY7SzZrIQ : 0lfblgLuXc
>旧・三本の矢は、前例のない金融緩和策や財政出動によって、デフレ脱却や円高是正を促すもの

記事をよく読むと解る様に、旧「3本の矢」と称した政策のうち実行できたのは2本のみ。第三の「成長戦略」が失敗して、「3本無いと折れる矢」の故事に従うのは明らか。
さらに多くで言われる通り「新3本」なる物は目標で、政策手段ですらない。

矢でも鉄砲でもいいが、いい加減に「安倍チャマ語」を十分に分析もせず垂れ流す地デジ大マスゴミは自省をしてほしいもの。


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