★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK194 > 685.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
辺野古埋め立て承認取消しへ! 沖縄はなぜ日本政府と全面対決するのか? 翁長知事が語った安倍、菅の酷すぎる対応(リテラ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo194/msg/685.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 13 日 19:25:25: igsppGRN/E9PQ
 

              オナガ雄志オフィシャルWEBサイトより


辺野古埋め立て承認取消しへ! 沖縄はなぜ日本政府と全面対決するのか? 翁長知事が語った安倍、菅の酷すぎる対応
http://lite-ra.com/2015/10/post-1582.html
2015.10.13. リテラ


 本日、翁長雄志・沖縄県知事が、辺野古の埋め立て承認取り消しの文書を沖縄防衛局に送付した。事実上、仲井眞弘多・前知事が承認した辺野古埋め立ての法的根拠が取り消されたことになる。

 翁長知事は県庁で開かれた記者会見で「承認は取り消すべき瑕疵があると判断した。今後も辺野古に新基地は造らせないという公約実現に向け、全力で取り組む」と述べたが、すでに政府からは反発が起こっており、中谷元防衛相は「移設作業は中断するが、一刻も早く再開するための対応を取る」と徹底抗戦の構えを見せた。今後、政府は国土交通相に不服審査請求を行った上で、取り消しの一時停止も求めるものとみられる。


 翁長知事の今回の行動は沖縄の明確な意志表示だが、対する安倍政権は少しも取り合おうともせず、「無駄な抵抗はさっさとやめろ」と言わんばかり。だが、「TPP反対」と言いながら政権奪取すると簡単に寝返った自民党の連中とは違い、翁長知事の意志は固い。それは、8月から1カ月間にわたって行われた政府との集中協議後の、翁長知事のインタビューを読めば一目瞭然である。

 以下、その翁長知事インタビューについての記事を採録したい。容易く国民を裏切る政治家とは真逆の、翁長知事の“本気”がわかるはずだ。安倍政権は、一刻も早く沖縄の意志に耳を傾け、県外移設への模索をはじめるべきである。
(編集部)


********************

「集中協議」とは名ばかりの“アリバイ作り”。いや、むしろ安倍政権の“沖縄差別”がより鮮明になった。

 9月7日、普天間基地の辺野古移設をめぐる沖縄県と政府の第5回集中協議が首相官邸で行われた。沖縄県側からは翁長雄志知事と安慶田光男副知事が、政府閣僚からは菅義偉官房長官、中谷元防衛相、岸田文雄外務相、山口俊一沖縄担当相、そして、事実上最後の集中協議にして初めて安倍晋三首相が出席。そのなかで、菅官房長官は近く辺野古での工事を再開する方針を伝え、翁長県知事は「あらゆる手段を使って阻止する」と述べ、協議は完全に決裂に終わった。

 だが、実はこの集中協議、政府側は沖縄側の意見をまともに取り合わず、ようは “話し合いはしたね? じゃあ辺野古埋め立て再開するんでよろしく”と言わんばかりの一方的なものだったという。というのも、協議後の記者会見で、翁長知事が政府側の不誠実過ぎる対応の内幕を暴露しているのだ。

「沖縄タイムス」が掲載したその詳細のなかで、翁長知事が政府閣僚たちとのやりとりを振り返って、つぶさに語っている。まず、中谷防衛相とのやりとりは以下のようなものだったという。

「中谷元・防衛大臣から、海兵隊の抑止力、抑止力というのは海兵隊の機動力、即応性、一体性、これがあって初めて機能するので、沖縄に置くべきなんだという話がありましたから、私は前にも申し上げましたけれども一体性と機動性と即応性は岩国だったり佐世保だったりハワイだったりグアムだったりで分散されていて、それは意味がございませんよ、と」
「それからもう一つは、いまミサイルが発達していますので、沖縄は近すぎて危ないんだと私が言った時に、ミサイルにはミサイルで対抗するとおっしゃった時には、私は心臓が凍る思いがしました、と。沖縄を領土としてしか考えてないんじゃないか。140万の県民が住んでいるということに、ご理解がなかったのではないかと」

 実際、海兵隊はさまざまな場所に点在していて「一体性」がインチキだと言うのはとっくにばれている話なのに、中谷大臣は相変わらず嘘をつき続けていたらしい。しかも、「ミサイルにはミサイルで」というのは、沖縄をたんなる“防衛前線”としかみなしていないということだ。まるで戦中、沖縄が本土決戦の“捨て石”とされた構図と同じではないか。

 続いて、岸田外相とのやりとりでは、いかに沖縄が日本、米国両方に軽視されているかが明かされている。翁長知事は今年6月の訪米で米国務省の部長らと会談し、普天間基地の辺野古移設反対の意を伝えるも、米側から「日米合意をもとに移設計画を進めることが唯一の解決策」と一蹴されたが、そのときの“内幕”をこう暴露したのだ。

「(米上院軍事委員会の)マケイン(委員長)さんとかリード(筆頭知事)さんとか、アメリカのワシントンDCに行っていろいろ話をしようとする時に、全員が紙を読み上げるんですね。全員が紙を読み上げて同じセリフを言ってからの会話でありましたので、これは佐々江(賢一郎)日本大使も向こうで話をしましたら、同じ返事だったでしょう、という話がありましたので、同じ文書を回したんじゃないですか、と。ケネディ大使も同じようなことをここに帰ってきてお会いしたらやっていましたので、(岸田外務相には)これは外務省としてはどうでしょうかね、という話もさせていただきました」

 つまり、訪米して要人と会話しても、事前に用意された文面が読み上げられるだけで、全く議論にならなかったというのだ。おそらく、その書面は事前に日本政府側から働きかけて作成されたものであることは容易に想像がつく。

 そして、翁長知事はこうした実態を安倍首相に説明した上、かなり厳しく迫ったらしい。

「私たちは今日までアメリカに何回となく、私以外の者も含めたら、何百回もホワイトハウスだったりペンタゴンだったり、知識人だったり上院議員、下院議員だったり沖縄の問題訴えてきました。(中略)最後に言うのは、これは日本国の国内問題だから日本政府に言いなさいというのが、最後に必ずきます。それを持って日本に帰ってきて、外務大臣、防衛大臣と話をすると、大概ですね返事は後ろでアメリカがノーと言うんだよというのが、今まで私たちのたらい回しの現状です。そうしますと総理の「日本を取り戻す」という中に、沖縄が入っているんですかというようなことも聞かせてもらいました」
「それはサンフランシスコ講和条約で治外法権の中で私たちが生きている時に、キャラウェイ高等弁務官から「沖縄の自治は神話である」と言われて、私たちはそれに反発して人権獲得をしましたが、ぜひ安倍総理においては、日本の独立は神話であると言われないよう頑張ってくださいということが、私の5月17日の県民大会での最後の言葉でありました。そして、戦後レジームからの脱却と言っているけれども、沖縄の現状を見ると、戦後レジームの死守ではないかというような話もさせていただきました」

 だが、安倍自民党が勇ましく叫ぶ「日本を、取り戻す」というフレーズのなかに「沖縄が入っているんですか?」と問うた際も、安倍政権の沖縄政策は戦後レジームからの脱却ではなく死守ではないかと話したときも、安倍首相はなんの反応もみせず、無視したという。

 安慶田副知事が辺野古移設はそもそも手続きとしても正当性を欠いていることを政府側に説明した際も、同じだった。

 辺野古移設案の変遷を要約すると、まず1996年、橋本龍太郎首相とモンデール駐日米大使の会談で、米軍普天間基地を5年から7年以内に日本に返還すると合意。ここでは辺野古移設案は提示されていない。辺野古移設案が出てきたのは小渕政権下の98年で、稲嶺恵一氏が沖縄県知事に当選、軍民共用で使用期間を15年に限定して認めたのが最初だ。これを受けて翌年の12月28日、小渕内閣は普天間基地の代替施設としての移設候補地を「キャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域」とする旨閣議決定を行った。だが、この案は小泉政権下の2006年5月30日に廃止の閣議決定をされている。

「そういう意味からすると、私たちは辺野古案が唯一という政府の考え方はおかしいんじゃないかというのを私たちは感じています、と言うと返事はありませんでしたし、ただ聞いていました」(安慶田副知事)

 ようするに、辺野古移設は、歴代政府の決定として一度廃案になっているのだ。しかし、そのことについて沖縄側が丁寧に説明しても、安倍首相たちは返事もせず「ただ聞いてい」ただけだったというのである。

 これはもはや“国策を貫き通す”という一方的な姿勢というだけの問題ではない。沖縄側がどんなに真剣に語ろうがまともに取り合わないまま、協議したという事実だけをアリバイにして、これからも沖縄に基地負担を強制し続ける。これは“沖縄の切り捨て”としか言いようがない。

 しかも、集中協議の最後、辺野古移設の強行を宣言した菅官房長官の態度も非常に狡猾なものだった。

「これからも交渉、協議を続けたいと官房長官、話がありましたので私は、そうするとこの辺野古の中断は再開ですか?という話をしましたら、そうさせてもらいますというので、私からすると全力を挙げて阻止をさせていただきますということで、最後締めくくりました」

 翁長知事は会見の後の質疑応答の中でこの政府側の姿勢についてこう解説を加えている。

「総理がまず最後に触れて、出て行かれて、それから菅さんが具体的に話をされたので私の質問になりました。私が質問しなければおそらく今日は何の話で締めくくったか分からなかったと思いますが」

 もうおわかりだろう。今夏の集中協議であらわになったのは、話し合いを申し出た安倍政権の姿勢はポーズだけで、沖縄の置かれた状況なんて一顧だにしていないという事実だ。

 翁長知事はあまりの無理解に、菅官房長官に対して「別々にお互い70年間生きてきたんですね」と語ったというが、この言葉は安倍首相や菅官房長官にまったく届いていないだろう。グロテスクな“沖縄差別”主義者の彼らは、むしろ「別々なのは当たり前だろう」「話を聞いてやったんだからありがたく思え」くらいのことを考えているかもしれない。

 そして、強調しておかねばならないのは、こうして意思を無視されるのは、なにも沖縄県民だけではないということだ。

「国民の皆様に平和安全法制をご理解いただく」「国民から祝福される五輪に」「批判も国民の声として受け止める」──そう繰り返すこの宰相の目は、実のところ「国民」の方にはまったく向けられていない。そんな人間に沖縄を、日本を、まかせておいていいわけがないだろう。

(宮島みつや)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年10月13日 19:47:53 : tctY4BgZcg


    アホ政権は 沖縄の住民は 日本人じゃ無いと思っている

        日本から独立した方が良い

   本土に住んでいても アホ安部痔罠盗人は 同じ民族とは思わない



2. 2015年10月13日 19:49:12 : AH7shZpMig

これまでの経緯と実情を、アメリカの大統領を含め上下両院の全ての議員に親書として送ったらどうか。

アメリカが何らの行動を起こさない場合には沖縄は独立闘争を始めざるを得ない状況になる旨、宣言しておく。


3. 2015年10月13日 20:21:53 : qpd25J8Ajs
安倍は勘違いをしているのだ。安倍は自分が総理大臣だお前らは言うとおりにしたらいいのだと言う考えなのだ。困った奴に総理大臣をさせたものだ。さすがにCIA朝鮮統一教会自民党清和会だ。最後は国民に民主的に支持され選ばれた総理大臣だというだろう。この言い草はスターリンと同じなのだ。労働者の中から選ばれた代表者が生殺与奪権も含めて全権を持つと言う事だ。独裁者ではないか。それとも知らずに安倍政権を支持する国民がまだ40%もいるとは信じがたい。それだけ愚民が多いと言える。アメリカが愚民生産に精を出したおかげだ。新聞テレビも愚民生産に忙しい。

4. 2015年10月13日 20:25:00 : hfHn3ED8v6
政府、14日に不服審査請求=辺野古取り消し、無効化狙う―法廷闘争不可避に
時事通信 10月13日(火)20時21分配信

 沖縄県の翁長雄志知事が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先となる名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消したことを受け、政府は移設継続に向けて対抗措置を急ぐ方針だ。

 防衛省沖縄防衛局は14日、行政不服審査法に基づく審査請求と、裁決までの間の効力停止の申し立てを石井啓一国土交通相に行う。政府と県の対立は、法廷闘争に発展することが不可避の情勢となった。

 中谷元防衛相は13日の記者会見で、辺野古沖で実施しているボーリング調査などの作業を当面中断する方針を示す一方、「埋め立て承認取り消しは違法だ」として、不服審査請求と効力停止申し立ての手続きを速やかに行う考えを示した。

 菅義偉官房長官も会見で、「普天間の危険除去、閉鎖を政府として何としても実現したい」と強調。法廷闘争も辞さないかとの質問に「しっかり対応したい」と述べた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000122-jij-pol


5. 2015年10月13日 21:45:03 : ywEA7wjUN2
今日、翁長知事が辺野古の埋立許可の正式な取り消しを発表した、防衛庁は直ぐに埋立の取り消しを取り消すための手続きを始めると言っているようだが、笑ってしまう。
其れが通るなら何故今年の7月に翁長知事の埋立許可の取り消しをやらせずに協議等を申し込んだのか?意見聴取に付いても聴聞でなきゃイヤだ等とダダをこねまくったのですか?
翁長知事に7月頃に埋立許可の取り消しを正式にさせて置けば、
今頃は政府の埋立取り消しの取り消しの手続きも終わり日本は法治国家ですからキチンと法律に基づき手続きをとり、埋立許可の取消の取り消しをしたので法律に乗っ取り埋立の工事を進めますと言えたのでは無いか、何故この時期まで翁長知事の埋立許可の取り消しを政府は引っ張ってきたのか?

6. 2015年10月13日 23:28:44 : Q4HBXhL5PA
>>こうして意思を無視されるのは、なにも沖縄県民だけではないということだ。

その通りです。安倍政権は日本国民のことなど考えていません。口先三寸の嘘つき男です。

日本国民を覚醒させるには、沖縄の独立です。独立運動で初めて沖縄で何が起きているか知ることになるでしょう。 

辺野古訴訟と並行して沖縄の独立のための動きを始めたらよい。安倍政権の妨害が始まるが、妨害すればするほど内情が暴露されていく。


尚、米国は日本の国内問題と言っているのだから手は出せない。


7. 2015年10月14日 09:58:49 : AH7shZpMig

アメリカを動かすのが最も手っ取り早い。

反米闘争から独立運動にでもなると困るからな。

先の訪米では、マケインなどの戦争屋ばかりがアレンジされていて駄目だった。

もっと鳩派に働きかけるべきである。


8. 2015年10月14日 12:26:03 : 9JzzprlCSg
沖縄には極東最大の嘉手納基地がある上に新たに新基地を建設、当然ふざけんなって誰でも思うだろう

9. 2015年10月14日 13:56:51 : WzFlUn53lM
20年前の橋本総理とモンデェール大使の合意では7年以内に辺野古変換だった、それを上手く誘導していつの間にか移設に代わってしまった。日本の政治家、官僚の堕落も甚だしい。70年も経って基地返還ならとも角、移設は無いでしょう。なぜ基地を無くせないのか、自民党と企業の利権としか言いようがない。翁長知事さん、国民の多くがついている、頑張ってほしい。安倍政権は鬼畜としか思えない。

10. 2015年10月14日 15:49:39 : wFRwYll8zM
翁長氏は、沖縄選出の島尻沖縄相の就任について「基地と振興策が混同すれば、ややこしいことにならないか」と発言した。辺野古移設には反対しつつ、沖縄振興予算も確保しようという発想は、虫がいいのではないか。

移設反対派と選挙で争う自民党県連は複雑だ。「翁長県政でも従来通りの振興策が行われれば、我々の存在意義がなくなる」(幹部)。

政府は法務省訟務局を中心に法廷闘争の想定を入念に行っており、「絶対に裁判で負けることはない」(高官)と自信を見せる。

法廷闘争へ駆け引き 辺野古 承認取り消し 2015年10月14日

翁長氏 移設阻止へ 民意頼み

沖縄県の翁長雄志知事は2015年10月13日、米軍基普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設を阻止する「切り札」としてきた前知事の承認取り消しに踏み切った。政府は今夏、移設先の名護市辺野古での作業を中断し、県と集中的に協議するなど理解を求めてきたが、実を結ばなかった。移設計画を巡る国と県の攻防は、法廷闘争に向けた駆け引きに移る。

「これから、裁判を意識したことが始まっていく」

翁長氏は13日、沖縄県庁で開いた記者会見で厳しい表情のまま、決意を語った。

翁長氏は、選挙公約である辺野古移設阻止に向けて着々と手を打ってきた。知事就任から約1カ月後の今年1月、仲井眞弘多前知事時代の承認手続きを検証する第三者委員会を発足させ、7月に「法的瑕疵がある」との結論を出した。翁長氏は休日も知事公舎に弁護士を呼んで協議を重ね、承認取り消しに向けて、「理論武装」を整えた。

翁長氏は同時に、世論を味方に付けるため、国内外で情報発進に努めてきた。8〜9月の政府との集中協議では、「米軍に強制収容された普天間の代替案を示せというのは理不尽で、日本の政治の堕落だ」などと政府批判を繰り返し、沖縄県民の感情に訴えた。さらに、訪米して政府関係者らに直談判したほか、スイスの国連人権理事会で「沖縄の人権が蔑にされている」と演説するなどして、国際問題に発展させることも目指した。

翁長氏は今後、法廷闘争への準備を進める構えだが、勝訴を確信できているわけではない。記者会見でも「政府を相手にするわけだから、簡単ではないことはよく分かる」と認めた。

仮に最高裁まで争った場合、決着まで数年かかる可能性もある。普天間飛行場を抱える宜野湾市の佐喜真淳市長は13日、記者団に「街のど真ん中にある普天間飛行場の危険性は市民のみならず、多くの県民も知っている。国も県も、基地負担軽減という原点を着実に前に進めていくことをお願いしたい」と語った。

翁長氏は辺野古に代わる移設先について「県外」と主張するだけで、具体案は示していない。この日の記者会見では「(作業が)普通に行っても10年間は固定する」と訴えた。

翁長氏が頼みの綱と考えるのは、辺野古移設に反対する「民意」だ。沖縄県は来年、1月の宜野湾市長選、6月予定の県議選、夏の参院選と「選挙イヤー」を迎える。これらの選挙で勝利し、新たな「民意」を政府に突き付けることで、活路を見いだしたい考えだ。

政府 振興と負担軽減で「配慮」

政府は移設計画は着実に進める一方、沖縄振興や米軍基地の負担軽減への取り組みは従来通り続ける方針だ。「沖縄政策を後退させれば、辺野古移設にとどまらず、在沖縄米軍基地への反対運動に拡大しかねない」(防衛省幹部)との懸念があるためだ。

島尻沖縄相(参院沖縄選挙区)は13日の記者会見で、「承認取り消しうんぬんによる沖縄振興への悪影響はないと思う。振興に尽力したい」と語った。政府関係者は「沖縄の実情をよく知る島尻氏の起用には、振興策に期待する県民を安心させる意図がある」と語る。

菅官房長官も基地負担の軽減に意欲を見せている。5日には首相官邸を訪れたブリンケン米国務副長官に「目に見える形での負担軽減を」と要請した。今月末には、在沖縄米海兵隊の一部が移転を予定している米領グアムを視察する方向だ。

ただ、移設反対派と選挙で争う自民党県連は複雑だ。「翁長県政でも従来通りの振興策が行われれば、我々の存在意義がなくなる」(幹部)というわけだ。選挙で与党陣営の苦戦が続けば、県民世論が一層硬化することが予想され、政府はどのように沖縄政策を進めていくか難しい判断を迫られる。

政府、訴訟に「自信」 法務省中心に入念準備

防衛省は14日にも、埋め立て承認取り消しの向こうを求め、国土交通相に不服審査請求を行う方針だ。

県は沖縄防衛局に提出した通知書で、取り消し理由について、
@普天間飛行場が県外に移転しても、米軍と自衛隊による抑止力は許容できない程度にまで低下しない
A埋め立て後、現況の自然への回復がほぼ不可能
B騒音被害が増大する
C県内での米軍基地の固定化を招く
などを挙げた。国交省による審査では、こうした主張が妥当かどうか問われることになる。

審査の結果、県の取り消しが一時的に「無効」とされた場合、県はその無効を求め、第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出ることを検討している。県は申し出が認められない場合、行政訴訟に踏み切る意向だ。

これに対し、政府は法務省訟務局を中心に法廷闘争の想定を入念に行っており、「絶対に裁判で負けることはない」(高官)と自信を見せる。13日には、定塚誠局長が防衛省の担当者とともに安倍首相に対し、今後想定される段取りと政府が取り得る選択肢を説明した。

仮に、県による承認取り消しが無効になり、政府が本体工事に着手できても、細部の設計を変更するたびに知事の承認が必要になる。その際は、国が知事に代わって承認手続きを行うため、地方自治法に基づく「代執行」を使い、高裁に提訴することも検討している。

ただ、国が裁判で勝訴したとしても、県民世論の大勢が辺野古移設を受け入れるとは限らず、対立関係が続く展開が予想される。

辺野古承認取り消し、不服請求へ…法廷闘争確実
2015年10月14日 03時00分
特集 基地移設
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151013-OYT1T50108.html

 防衛省は、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設計画を巡り、翁長雄志おながたけし知事が名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消したのは無効として、14日にも行政不服審査法に基づく不服審査請求を行う方針を決めた。

 国と県の対立が法廷闘争に発展することは確実な情勢となった。

 沖縄県は13日午前、事業主体の沖縄防衛局に承認取り消しの通知書を提出した。翁長氏は県庁で記者会見し、「承認には法律的な瑕疵かしがある。法律的にも政治的にもしっかり沖縄側の主張をしていく」と述べた。これを受け、安倍首相は同日午後、首相官邸で法務省や防衛省の担当者から説明を受け、万全の対応をとるよう指示した。

 防衛省は、埋め立て関連の法令を所管する国土交通相に対し、不服審査請求を行う。審査結果が出るまでには少なくとも数か月かかる。政府は速やかに移設作業を再開するため、暫定的に取り消しの効力を止める執行停止も申し立てる。執行停止の結論は2〜3週間で出る見通しだ。

政府は11月中に作業を再開し、本体工事に着手する方針だ。菅官房長官は13日の記者会見で、「承認には法的瑕疵はない。行政の継続性という観点から、埋め立てを進めていくことは当然のことだ」と強調した。

辺野古取り消し 翁長氏は政府との対立煽るな
2015年10月14日 03時19分
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20151013-OYT1T50124.html

 政府との対決姿勢を強めるばかりで、問題解決への展望はあるのか。

 米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、沖縄県の翁長雄志知事が、仲井真弘多前知事の埋め立て承認について「法的瑕疵かしがある」と強弁し、取り消しを決めた。

 米軍の抑止力は県外移設でも低下せず、辺野古移設の「実質的な根拠が乏しい」と主張する。埋め立て後、貴重な自然環境の回復がほぼ不可能になるとし、騒音被害の増大の可能性にも言及した。

 だが、ヘリコプター部隊を県外に移せば、米軍の即応力は確実に低下する。自然環境などへの影響について、仲井真氏は防衛省に約260もの質問をし、その回答を踏まえて、環境保全は概おおむね可能と判断し、埋め立てを承認した。

 辺野古移設は、日米両政府と地元自治体が長年の検討の末、唯一の現実的な選択肢と結論づけられたものだ。翁長氏は、代案を一切示さない頑かたくなな姿勢でいる。

 菅官房長官が「関係者が重ねてきた、普天間飛行場の危険性除去に向けた努力を無視するもの」と翁長氏を批判したのは当然だ。

 防衛省は14日にも、国土交通相に対し、行政不服審査とともに、県の取り消しの執行停止を申し立てる。執行停止が決まり次第、作業を再開し、11月にも埋め立て本体工事に入る考えだ。

 翁長氏は承認取り消しが認められなかった場合、工事差し止めなどを求めて提訴する構えで、法廷闘争になる公算が大きい。その場合、政府は、関係法に則のっとって粛々と移設を進めるしかあるまい。

 疑問なのは、翁長氏が先月下旬、国連人権理事会で「沖縄の自己決定権や人権がないがしろにされている」などと訴えたことだ。

 違和感を禁じ得ない。沖縄の「先住民性」や、独裁国家の人権抑圧を連想させ、国際社会に誤ったメッセージを送る恐れがある。

 辺野古移設に賛成する名護市の女性は同じ場で、「教育、生活などで最も高い水準の人権を享受している。(翁長氏の)プロパガンダを信じないで」と反論した。

 沖縄は「辺野古反対」で一色ではない。翁長氏が政府との対立を煽あおるだけでは、普天間飛行場の移設が遠のくうえ、米海兵隊グアム移転なども頓挫しかねない。

 翁長氏は、沖縄選出の島尻沖縄相の就任について「基地と振興策が混同すれば、ややこしいことにならないか」と発言した。辺野古移設には反対しつつ、沖縄振興予算も確保しようという発想は、虫がいいのではないか。


11. 2015年10月14日 16:18:56 : Q4HBXhL5PA
>>11>>沖縄の「先住民性」や、独裁国家の人権抑圧を連想させ、国際社会に誤ったメッセージを送る恐れがある。

全然誤ったメッセージではない。琉球王国は元々日本ではない。

次は独立運動に行くというメッセージだよ。


12. 2015年10月14日 16:19:48 : Q4HBXhL5PA
↑ 10番の誤りです

13. 2015年10月14日 16:25:51 : Gfw9bcVZyg
10さんよ、過疎地対策は日本中どこでもやってるよ。
米軍基地提供と地域振興をバーターでって発想が差別なんだよ。

他国の軍事基地提供を条件に地域振興予算を出すの出さないのって国が、まともな国家といえるのかって問題だ。


14. 2015年10月14日 16:52:51 : ewUNDXeW9E
10番お前お上の関係者だろ!お前の地元で在沖米軍基地の半分でも負担してみろ、それか本土にあった海兵隊を本土に戻せよ
負担はしない癖に沖縄に文句垂れるな

15. 2015年10月14日 17:49:38 : 2SBzC3Xras
アメリカはアルカイダです!

追い出そう!


16. ひつじ雲 2015年10月14日 21:22:05 : 1k2l8atcqlk3A : Tjt8JpHdQY
NHKの原始人みたいな解説員がのたまわっていた。
これは政府と沖縄の対立ではありません。沖縄と本土の対立ですと。
その理由づけが、翁長知事が基地がどうしても必要なら、本土で引き受けてくれという発言が根拠と。
この言いぐさのうす汚さは、沖縄県とその他の県との対立を無意識に引き起こされることのある。
それを意図したことかは否かはわからないが、こういう構図で説明したのはNHKだけだ。
政府にとってはありがたいだろう。そして国民間の分断をもたらす。
いまに始まったことではないが、NHKの罪は大きい。


17. 2015年10月15日 00:39:47 : hH6AgYSpjk
安倍内閣は倒錯内閣
アメちゃん はいはい
沖縄知事 馬鹿俺の命令に従え
安倍よ お前の政治生命は終わった 山口へ帰れ 

18. 2015年10月15日 02:19:08 : FaTpHHTJib
「本土」の私は沖縄の姿勢を支持します。
待ちに待たれた立派な知事だと思います。

19. 2015年10月15日 03:17:54 : C31aL3EEO2
沖縄県民が、正しい。

安倍は、小泉より輪をかけたワルだね。

日本国民でないのでないか?このバカは。


20. 2015年10月15日 03:17:59 : IJjjrLkBu1
   暖簾に腕押し、糠に釘、という国側の在り方は、本土ではすでに国賠訴訟や行政訴訟など、強引な公共事業の推進に異議を唱えた主権者、納税者が体験済みである。
  例えばダムに沈む村や空港建設など、強制収容する幹部級役人や政権党の護送船団から見れば、異議を唱える住民には無視を決め込み、文句を言われても強行してしまえば問題無い、というのが、本土でのやり口であった。
  原発も、米国国土の25分の1しか無い日本の国土面積から比較すれば、米国の100基に対して日本は4基が妥当であるのだが、何と54基が列島を取り囲んでいるという異常さである。
  これというのも、各地の首長が建設許可をしたからである。結局のところ、補助金や交付金を得る代わりに原発建設を許可した結果である。ところが、稼働のコストに関しては自治体持ちとなるのであろう、次第に疲弊し、また次の原発をねだる、という麻薬構造になってしまっていたのである。
  もし、沖縄県知事のように補助金や交付金に釣られず、真に住民の意思を確認して反対に回る県知事がいたならば、恐らく波打ち際に原発が乱立することも無く、54基もが建つこともなかっただろう。
  原発建設も、GEなど米国産業界のてこ入れが有った筈だが、今回の辺野古問題も、あれやこれやと米国に買い込まされた兵器の格納基地としての目論見が強いだろう。
  オスプレイなど、格納庫も想像を絶する巨大なものだということである。これらを途上国や新興国に転売するまでは日本に置かなければならず、そうなれば拡張可能な埋立地以外に無いのだろう。単に普天間の海兵隊の移転に留まらないのである。米海兵隊はいずれグアムに移転するのであり、日本政府も知っている筈だ。
  とにかく米が売った兵器を納める埋め立て地を東京湾にせずに沖縄にする、という話であり、米国の軍需産業から献金を受けている議員が安倍政権同様に暖簾に腕押しであることは、容易に想像出来るのである。
  要するに、巨大な兵器や武器を世界が持て余し始めており、特に米国は手放したいのであろう。カモ葱国は無いかと物色しロビー活動をしているのである。
  沖縄が観光立県で行くのか、死の商人の商品の倉庫になるのか、これは誰が見ても、日本が誇る環礁地帯という観光資源を巨大兵器庫に使うようなら、日本人が納得できるわけが無いのである。

21. 2015年10月15日 07:04:15 : 9MY7vQhkLk
辺野古新基地はアメリカの要望ではなく日本の政府とシロアリ官僚が主導しているのが良く理解できる。安倍や中谷は交渉相手が誰であれ自分たちと同様バカと思ってるんだろ。安部田布施政権は絶対潰さないとな。

22. 白猫 2015年10月15日 09:20:35 : 3UXZ9G0eyfiL6 : TyxXmqOa72
翁長沖縄知事の姿勢こそ政治家の本来あるべき姿勢だ。
それに比べて政府与党の政治家全員それに大多数の野党国会議員の姿勢はどうなんだ。
何のために政治家になっているのだ。
沖縄はかって琉球王国であったが、それを日本に編入した歴史がある。
そうであれば、為政者はなおの事、国家統合の努力をしなければならないはずだ。
普天間問題についても沖縄県民の意思は明確に示されている。
これ以上、沖縄県民の民意を踏みにじることはあってはならない。

23. 2015年10月15日 10:51:34 : GLFbPKwGiQ
沖縄は対決しているのではない!単に彼らの当然の希望、要求、権利を主張しているだけだ、悪党日本権力に対してである。アメリカや日本が沖縄を傲慢に取扱う理由も権利も一切ない!

24. 2015年10月15日 12:37:51 : Q66YrPSLyI
現段階で言えることは、 高い確率で工事が行われるということ。
理由は、承認取消があまりにも遅すぎたこと。

県)承認取消

国)不服審査請求

国)国交相による取消効力停止

国)本体工事着手

県)訴訟

おおよそ、このような流れで推移していく。多分、今年中に。

ここまで遅くなったのは、各種対策対応を準備して戦略的に〜だかなんだかわかりませんが、どのように屁理屈こねたところで工事の鍬が入ってしまえばそれでおしまい。そして、この国の都合にあわせたような対応のお陰で、上記のような段取りをしやすくさせたことに間違いはありません。

これに対する知事の責任は極めて重いと思いますが、どうでしょう。
それとも、彼でなければ駄目だから、 目をつぶって盲信しますか?
色々と考えてもよい頃合いではないでしょうか。


25. おじゃま一郎 2015年10月15日 12:55:42 : Oo1MUxFRAsqXk : KJgMwONqPQ
翁長知事は、日米安保条約の必要性を理解しており、
米軍基地は軍事攻撃目標なので本土で引き取れといっている。

沖縄の姿勢を正しいとか支持するとか言う奴は、本土で
米軍基地を引き取る活動したらどうだ。


26. 2015年10月15日 15:42:29 : Eb8JFerMCk
某詐欺サイトの、「沖縄支局・沖縄の声」 などに、
騙されないように、ご注意下さい。
 

27. 2015年10月16日 00:51:12 : oQcsEYbqAI
24のようなことをいう植草氏などがいまだにいるが、翁長知事は本気である。あの大田知事ですらねじ伏せられた過去を考えると、いま翁長知事が法律系のブレインなどから意見を聞きながら詰め将棋の真剣勝負のように慎重に駒を進めてきたことは、むしろ評価できる。本体工事はまだ始まっていない。

知事がここまで本気だったということには支持者でも驚いている。
知事の言っていた「沖縄の魂の飢餓感」
この一語で、彼の本気度を確信した。
なぜ沖縄人がここまで抵抗するのか、この一言がすべてである。、
ようするにわれわれ沖縄人は、戦後70年、いまだに故郷に帰還できないでいるのである。基地に反対するのは、政治信条などではなく、もっと身体的な、ハイムヴェーなのである。本土人はそこが全く理解できていない。
故郷に帰りたい、古き良き沖縄に戻りたい。取り戻したい。
これが戦後一貫して沖縄人が求めていることなのである。
どれだけいいべべ着せられようが、うまい飯食わしてもらおうが、父母の代に奪われた故郷を取り戻さずしては死ねない。

この世に軍事基地ほどアグリーな存在はない。特に米軍のやつは実に醜い。耐えられない醜さである。あんなものと共存を強いられてなんとも思わないような感性が信じられない。


28. *考える人* 2015年11月01日 21:49:42 : 7lcP4fXbF4or2 : AWP0hnZzcE
安倍政権を生み出し支えているのが【創価学会】。
公明党は【創価学会】を守る為にある。
創価学会員である石井国交大臣は、違法にして汚いやり方で沖縄の最大の権限である「公有水面埋め立承認を取り消し」をカンタンに無効にした。
創価学会を権力の弾圧から守る為には、日本も沖縄も平気で犠牲に出来るのが公明党であり創価学会なのだ。

>1981年12月 - 池田大作が会長職を辞任した際、北条をはじめとする幹部達に創価学会の財産は池田家の所有であるという誓約書に署名させていたことを自由民主党が入手。池田への参考人招致を行わないことを条件に公明党が 「日米安保存続」と「自衛隊の条件付合憲」に政策を転換する(朝日新聞 1981年12月2日付)

>集団的自衛権の行使に関する創価学会-公明党の恐るべき変貌と欺瞞
http://nammyohorengekyo.blog.jp/archives/1038446844.html

>公明党
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E6%98%8E%E5%85%9A

日本が真の民主主義国家になるためには、政治の世界から公明党即創価学会を追い出す事だ! 真の民主主義は正常な選挙から始まる。 これまで何度、集票マシーン化した創価学会員達によって選挙結果が狂わされて来た事か!


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK194掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK194掲示板  
次へ