社会良識の崩壊が秩序を壊し、世の中はスラム化して行くのが法則である。そのタネは、いたる所に転がり始めている

　東京都の「東京ブランド推進キャンペーン」のマーク「＆ＴＯＫＹＯ」の「＆」が、フランス・リヨンの眼鏡店などのロゴに酷似しているとネット上で指摘されていることについて、舛添要一知事は１３日の会見で、「パクリではないかとの話もあるが、（旧五輪）エンブレムの話とは全然違う」と反論した。

　「一生懸命探したのでしょうが、『＆』は記号で、（世界中に）ごまんとある。著作権の対象にはならない」と説明した上で、「もっと見つかっていいくらいだ」と述べた。

　製作にかかった費用は約１億３０００万円だが、そのうち約２５００万円を商標の調査に充てたとして、「２５００万円かけて調べ、こちらが商標登録した。商標権の問題も発生しない」と自信を示した。法律の専門家のチェックもクリアしたという。

　舛添氏は、マークの今後について、「どんどん展開していく。ニューヨークの『ＩハートＮＹ』と同じ（世界的な）ブランドにしたい」と強調した。

http://www.nikkansports.com/general/news/1552252.html

　フランス・リヨンの眼鏡メーカー「Ｐｌｕｇ＆ｓｅｅ（プラグ・アンド・シー）」は１３日、東京都の「東京ブランド推進キャンペーン」のマーク「＆ＴＯＫＹＯ」の「＆」が、同社ロゴに酷似していると指摘されている問題で、東京都に同社ロゴを譲渡する考えを明かした。また、それに伴う「金銭的援助」を呼び掛ける意向を明らかにした。

　公式サイトやＳＮＳに、「ご協力のお願い」と題した日本語のメッセージを発表。「日仏友好の名において」のフレーズに続き、「ロゴを東京都に譲渡する用意でおります」と主張。ロゴ変更や「場合によっては弊社の東京進出のため」として、「金銭的な援助を賜りますようお願いします」と呼び掛けている。

　「金銭的援助」を都に求めているのか、一般への寄付の要請なのかは不明だが、メッセージ画面は、クレジットカード４社のマークと、「寄付」のボタンも付いている。ツイッターでは、今月下旬に舛添要一都知事がフランスを訪れ講演する予定であることに触れ、英語で「ここであなたに会えるのを楽しみにしています」と、意味深なメッセージもつぶやいている。

　一方の舛添知事は会見で、「まったく問題ない。（旧五輪）エンブレムの話とは全然違う」と反論、「パクリ疑惑」を否定した。「『＆』は記号で（類似例は）ごまんとある。もっと見つかっていいくらいで、著作権の対象にはならない」と主張。製作費（約１億３０００万円）のうち約２５００万円をかけて調べ、商標登録も完了したという。「もしクレームが出たとしても商標登録しているので、商標権はノープロブレムだ」と強調した。

http://www.nikkansports.com/general/news/1552489.html