自民党の二階俊博総務会長は22日、日本経済新聞のインタビューに応じた。環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）の国会承認は来年夏の参院選を考慮し、必ずしも通常国会にこだわらない考えを示した。

　――ユネスコ（国連教育科学文化機関）が世界記憶遺産に中国の申請した「南京大虐殺の記録」を登録したことについて分担金支払い停止の検討に言及したが、真意は。

　「日本が世界中のさらし者になっているときに日本外交としてしっかりした発言をするなり、理想的ではないが分担金を払わないようにしたりするのは１つの方法。いまの外交でいいといえますか。発言したあともなんの反論もないじゃないですか」

　――派閥の若手育成機能に注目が集まっている。二階派にも若手が複数いるがどう育てるのか。

　「新人を教育するために派閥があるのではない。それぞれの地域から選ばれているのだから、ひとりひとりの国会議員はすでに完成品だ」

　「私は県議出身、ほかにも農協の組合長や市長経験者などみな仕事をして国政にでてきている。国会議員が自由に発言する。その責任は議員個人が負うべきだ。出てきた国会議員を研修しているようでは間に合わない。当選何回でも議員会館の広さも歳費も一緒。こういう世界はほかにない。国家から同じ期待がかけられているということだ」

　――いま一番力を入れていることは。

　「ぜひ注目してほしいのは11月５日の『世界津波の日』の動向だ。日本政府は1854年11月５日（旧暦）に起きた安政南海地震にちなんで津波防災の日を定めている。今年の国連総会では、津波防災への意識を高めるため、世界津波の日の制定を提案する」

　「すでに100カ国以上の賛同を得ている。こういうときには中国や韓国が反対に回ることがあるが、私が相手国の担当閣僚とお会いしたときにすでに根回しは終わっている。これくらいのことはできないと政治はできない。結果をみていてください。必ず実現します」

　――ＴＰＰの農業対策費は６兆円を超えたガット・ウルグアイ・ラウンド並みに必要か。

　「総務会長の立場で何兆円と言うと動かなくなる。農家の苦労をできるだけ軽くするための予算措置は当然だ。農家の命がかかっている。自民党の命もかかっている。財源は難しいが、農家に不承不承でも納得していただき、選挙区のみなさんにも納得いただけるものにしないといけない」

　――協定案の党内手続きはどう進めるか。

　「何日までに総務会で上げてくれ、と注文みたいに言ってくるのは間違いだ。これは党全体も首相官邸も認識しておいてもらわないといけない」

　――政府は協定案を来年の通常国会で審議する構えだが、来夏は参院選がある。国会承認を通常国会でなく来秋の臨時国会に先送りすることは。

　「どちらでもいい。国会対策に当たる人たちが日夜考えている。それなりの、常識的な判断をするだろう」

　「ＴＰＰ以外に日本が歩むべき道があるか。各国が協議しているなかで距離を置いて独りぼっちの道を歩めますか。これはこれで受け入れたのならどう実行していくのか。基本は受け入れて進む以外にない」

　――農林部会長になる小泉進次郎氏を不安視する声もある。

　「そんなことはない。お父さんが首相、おじいさんが有力政治家。それなりの勉強をしている。年は若いが見識を持っている。若い政治家には似合わないほど言動は慎重だ。党幹部から相談を受けたときに非常にいいじゃないかと答えた」

　――将来の総裁候補か。

　「それだけの力量を持っているなら大いにあり得る。今からどんどん働かせたらいい。歴代首相でも１年生でも２年生でも末は首相と育てられたひとはめったにいない」

　――軽減税率の与党協議は何を重視すべきか。

　「公明党とのすり合わせが最も大事な点だ。だからといって、あれもこれも対象品目に入れると財源は１兆円を超え、何のための税と社会保障の一体改革かわからなくなる。お互いに譲り合わないといけない」

　――親中派として本音では首相が嫌いなのでは。

　「そうみるならみとってもらってもいいけど、党員たるもの協力するのは当たり前で、そんな考えはない。安倍さんだって日本国を背負って米国一辺倒で政治ができるか。オールラウンドプレーヤーとしてがんばってもらわないと」

　――首相とは毎月のように会っているが、意見が衝突することは。

　「そんなことがあるわけないじゃないですか」

　――時には冗談も。

　「いやいや、ふつうの話し合いですよ」

　――「政高党低」といわれて久しい。

　「何が官邸が上だ。党で選んで首相を指名している。マスコミがやゆして面白く作ろうとしているだけ。総務会が了承しないと国会で法案が一本も審議に入れない。今うまくいっているのだから、あんまりこじらせないでくださいよ」

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO93137950S5A021C1I00000/

特に小沢は竹中が先生だから本来TPP賛成派に決まってんだよ

　民主党の岡田克也代表は２２日の記者会見で、安全保障関連法の一部を廃止する法案を来年の通常国会に提出する方針を明らかにした。

　白紙化の範囲については「違憲の部分」と説明した上で、「それ以上の部分を含めて白紙に戻すかどうかは、さまざまな戦術論、戦略論もある」と語り、党内の意見集約を進める考えを示した。提出時期に関しては「『臨時国会開かれれば、そこで』という議論もあるかもしれない。臨機応変に考える」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151022-00000539-san-pol

小沢一郎氏曰く「いろんな政党があるが、生活の党だけがTPPに参加すべきではないと主張している。。」http://www.seikatsu1.jp/activity/party/act0000052.html

竹中氏と小沢さんの関係は、小沢氏が自民党時代に「日本改造計画」を出版しましたが、実際小沢さんが書いたのは序文だけで、経済政策については竹中氏と他の経済学者が書いたそうです。
今の二人は、経済政策に関する限り対極にあります。

国民連合政府構想は第二自民党に主導権を与えるべきだ、と主張した天木氏に
真意を説明してもらいたい。

生活の党と山本太郎となかまたちです。

小沢一郎代表がTOKYO MXテレビ『淳と隆の週刊リテラシー』

に生出演します。是非ご覧ください！

◆番組名：TOKYO MXテレビ『淳と隆の週刊リテラシー』

◆日　時：平成27年10月24日（土）午後5:00〜5：55
　　　　　
※番組の詳細はこちらから

　http://s.mxtv.jp/literacy/