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安倍に軍配?<本澤二郎の「日本の風景」(2164) <安倍の大失点は戦争法への警告と南北和解>
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/850.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 11 月 03 日 09:10:27: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52119279.html
2015年11月03日 「ジャーナリスト同盟」通信

<日韓首脳の個別会談>

 すれ違いばかりしてきた日中の首脳が、ようやくダンスの機会を手にした11・2だった。背後からワシントン、足元からの財閥の後押し、韓国右翼メディアの支援に屈した朴大統領との分析である。1時間余の二人だけのダンスで、どうやら安倍に軍配が挙がった、と見たい。「札幌のススキノで磨いた技が開花した」との皮肉も飛んでいる。ともあれ、実態は何もないのだが、韓国政府を一応、無理やり満足させることに成功したようだ。帰国後、安倍チャンネルのフジテレビで「一致点を見いだせる」と別れてきたばかりの女性大統領に、期待をふくらませる発言をするのを忘れなかった。東京の日本会議メンバーの彼女らは、反対に「未成年を強制した証拠はない」と従軍慰安婦問題を真っ向から否定しているのだが。

<日中の外交的落差>

 実現できなかった日中韓の首脳会議を、形だけでもこなすことが出来た安倍である。「信濃町の狐」も大いに評価した、という報道も伝わってきている。3国それぞれが、都合よく国民に説明できる材料を手にできた?ただそれだけの首脳会談だった。信頼醸成には程遠い。

 中国は日中会談を冷静に分析、当日は全く報道しなかった。翌日になって、昨夜の時点で、少しだけ映像を流したものの、それは李克強発言に焦点を当てたものだった。
 11月2日の中国テレビは、フランスのオランド大統領歓迎の映像をトップで報道した。同日、アメリカからは、わざわざキッシンジャー博士が老体を鞭打って北京入り、先の訪米成果を、直接習近平主席に伝える場面を流した。安倍が訪問したばかりのモンゴルから、まもなく大統領が北京を訪問する。安倍の中国封じは足元から崩れている。
 東京での覇道政治が演じられる中で、北京は英国・ドイツ・フランスとの友好関係の深化へと、大きく羽を伸ばしている。欧州は、アメリカの戦争被害をイラク難民の形で、もろに影響を受けて、ワシントン離れは著しい。反対に、北京への期待へと突き進んでいる。日中の外交的落差は大きい。

<女性に強い極右の心臓?>

 中韓の間では、信頼関係が一段と深まっているが、日本とのそれは全くないことに変わりない。南シナ海の人工島問題では、双方激しくぶつかったようだ。
戦争法を、右手で振り上げる安倍の強気を見せつけたのかもしれない。その分、北京の反発も増加するのが、中国CCTVの報道方法からも、なんとなく理解できる。

 さて安倍の女性問題は、知る人ぞ知る、であるが、誤解しては困るが、今回もその威力を見せつけたのかもしれない。大嘘をついて、ついに戦争法を実現した安倍である。口八丁で隣国女性大統領を、二人だけの非公式の場で説得することは造作もないことだろう。むろん、相手は疑心暗鬼なのだから、友好ダンスを永続させることは出来ない。新たな不信の芽を芽生えさせるだけだろう。

<自立する青瓦台>

 従軍慰安婦問題は「交渉を加速させる」ことで、ソウルは評価したというが、ここからは何も見えてこない。振り出しに戻っただけである。野党や市民団体の反発が、今後青瓦台に襲い掛かってくるだろう。
 もっとも、ソウルには同情・評価したい点も少なく無い。南北朝鮮との対立軸の中で、ワシントンと北京の距離をうまく測定しながら、いわば綱渡りの外交を強いられる環境にあるソウルである。
 以前ならワシントン一辺倒でも良かったが、いまは衰退するアメリカである。軍事面にしても、日本の自衛隊を頼りにするありさまだ。基地も金も日本頼みの米産軍複合体である。
 そうした中で、9・3軍事パレードへの参加、アジアインフラ投資銀行への参加と、この決断はなかなかのものである。「中国の南シナ海問題に反対せよ」とのワシントンの厳命にもかかわらず、これにうなずこうとはしない。
 ワシントンのポチの東京よりは、はるかに自立している。

<安倍の大失点は戦争法への警告と南北和解>

 日本では大きく報道されないようだが、安倍・自公による悪しき実績である戦争法に対して、中韓両国が厳しく警告を発したことである。
 戦争法NOは、平和憲法を死守する日本国民と同様の立場である。ソウルも、ワシントンに配慮しながらも、再び半島に侵入するかもしれない日本軍に対しての警戒は、大陸よりも鋭く分析、反応を示している。

 国際社会最大の、性奴隷・性虐待の従軍慰安婦問題を解決しない日本の国家主義政治の復活に警戒して当然であろう。同時に、この問題を処理できない韓国だと、半島に戦後は訪れない。
 このさい、北京・モスクワと提携して南北和解実現を急ぐ必要があろう。成功させて、ワシントンと東京の右翼の跋扈を封じるしかない。11月3日は平和憲法公布から69年になる。

2015年11月3日記(武漢大学客員教授・日本記者クラブ会員・国際問題評論家)

 

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コメント
 
1. 2015年11月03日 20:13:07 : LY52bYZiZQ
2015年11月2日(月)
きょうの潮流

 今年もあと2カ月。年の残りを思う月日になりました。11月は一年で最も変化のある月といわれます▽初旬は多く小春日和に恵まれ、中旬には紅葉の華やぎ。下旬になると落葉が舞い、初雪の便りも聞かれ、本格的な冬の到来を知らせます。もとより寒暖の地で相違はありますが、自然が織りなすさまざまな趣。日本の風土を象徴する月でもあるでしょう▽季の移ろいは人知の及ばぬところですが、人の手によって変えられるものもあります。「生活と子育てが大変で声をあげられなかったママさんたちが、声をあげ始め、声をあげることで周りも変えられる手ごたえをつかんでしまった」▽安保関連法に反対するママの会の発起人、西郷南海子(みなこ)さんが全国革新懇ニュースの10月号で語っています。「だれの子どももころさせない」を合言葉に、賛同者は2万3千人をこえ、各地に急速にひろがった会。西郷さんいわく、今の政権がママたちの生き方を変えたと▽戦争法や沖縄の新基地建設強行、原発再稼働、TPPの「大筋合意」…。重なる暴政にあらがう力を結集した革新懇の全国交流会では、安倍政権を倒し、立憲主義・民主主義を取り戻し、個人の尊厳を守る社会をつくろうという声が大河のごとく▽自分の頭で考え、自分の言葉で話し、自分の足で立ち上がる。変化をもとめる国民の受け皿となる政府を提案した日本共産党の全国遊説が始まりました。横浜の志位委員長の呼びかけに“そうだ”の熱い共感。国の姿を変えていく一日一日です。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-02/2015110201_06_0.html


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