http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/0c224fb9e2d1f804926d68cb18aa0fd5
2015-11-21 09:00:51

　九州大学教授の吉岡聡さんは、「もんじゅは、とっくの昔に無用のものになっています」と言い切りました。朝日新聞の本日11月21日の「耕論」紙面でそう言い切りました。

　吉岡さんは、「1990年代初めごろには世界的に行き詰まっていました。日本でも97年末に出された原子力委員会の方針で、実用化に向けたもんじゅ以降の計画は拍手となり、高速増速開発はゴールを失ったのです」といいます。

　そして、「その後の結果も、振り返ってみれば政策が空回りしただけ。まるで『飛べない不死鳥』です」と、容赦ない。

　「もはや誰も本気でもんじゅを動かせるとは思っていない。ここで廃炉を決め、核燃料サイクル政策も見直しの俎上（そじょう）に載せるべきです」と、持論を展開しています。

　しかし、国の政策は、「準国産エネ」への圧力が極めて強い。何とかして、取り上げようとしています。これから次の半年後も、「結局は、国の圧力が弱いから、もう少し粘ってみよう」と、手を変え品を変えて先送りすることになるでしょう。

　でも、次の半年後は、何としても「もんじゅ」を廃炉にする以外にない。つまり、日本は、「もんじゅ」を準国産エネルギーに失敗したのだから、もうこれで止めるべきです。

コメント
1. 2015年11月21日 11:54:42 : YxpFguEt7k 誰が考えても無理なことを進めてはいけません。道理が引っ込みます。 当たり前の考えで、当たり前の結論に達しましょう。 それが正常な国の運営に求められます。脱・原発です。
2. 2015年11月21日 12:44:42 : R1JdtmDYaM 「もんじゅは、とっくの昔に無用のものになっています」 原子力開発機構に数千人の研究者、この機構の予算を当てにした企業もたくさんある。雇用維持だけの組織なので、中の人間は「無用物」について一切口を開かない。過去に死者も出ているので近寄りたくない。安全神話以外の研究成果は一切公表できない。上から下まで仕事へのモチベーションなど無い。研究者は学会活動できるテーマ（電子線照射によるプラスチックの改質など）にシフトする。 廃炉研究で数千人の研究者の維持は必要だろう。 電力総連出身の民主党議員は「原発再稼動の早期全面実施」を参院選公約にしている。消費者転嫁と税金を頼った経営構造なので電力会社が「原発再稼動」に固執する必要はない。フクイチではすでに莫大な税金が投入されている。有名になったパンツ議員の福井県民は「将来世代が放射能障害」になっても現世利益を優先する意志表示をしてきた。 やはり政治は国民の民度が反映している。 しかし再生可能エネルギーの電力しか購入しないと言う国民の運動があれば流れが変わってくる。自然に変わってくる。
3. 2015年11月21日 14:25:54 : YaegIPKLG2 今日の朝日新聞に『コストがいくらかかっても、日本に必要、』みたいな寝言ほざいてる関西大学の先生の声が載ってます。 他人様のおごりで食いに行って、 値段なんか気にするな、けちけちするな。気前よくパーッと行こう！ なんて言ったら友達なくす って常識もないんだな。
4. 2015年11月21日 20:43:13 : 4942lTXYho 名前負け　文殊の知恵と　縁はなし

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