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TPPで日本農業は本当に大打撃か? 日本人の舌を舐めるなよ(世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/15/senkyo196/msg/813.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 11 月 21 日 11:03:18: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/48cc0706e9d752de21f708e29dca074b
2015年11月21日

こんな見出しを書くと、市場原理主義者や安倍官邸、甘利経産相、ネトウヨ、日経‥等を喜ばせてしまうのだが、書こうとしている内容は、“TPP擁護論”ではない。国の垣根をなくして、相互に強みを最大限に生かし、弱点を相互に補い合うユートピアのような貿易協定なのだ。逆に言うと、国境の概念を経済的には取り払おうと云うことだが、先進諸国において、自国の関税と通貨の発行権利を放棄すると云うことになる。

独立国にとって、自国の産業を、国家の意志として、守るか開放するかは、本来是々非々なものである。無論、世界中を市場原理主義で統一して、弱肉強食市場を隅々まで普及させた時には、総体的には、平準化されることもあり得る。しかし、東西冷戦が済めば、平和になるかと思いきや、東西冷戦時以上に、問題解決が不可能に近い「文明的衝突」が顕在化している。つまり、TPPそのものは、非常に挑戦的な試みではあるが、この成立の経緯を見るまでもなく、政治的な交渉の場であり、まさにパワーゲームの場に過ぎなかった。アメリカの思い通りのTPPを日本がアシストした経緯は歴然としている。

この「文明の衝突」が顕在化した世界で、世界中を市場原理主義で統一出来ると考えるのは絵空事であり、「文明の衝突」と云う解決の糸口さえ見えない状況においては、つまみ食いの領域を出ることはない。欧米の「普遍的価値」の押し売りが、「文明の衝突」(一神教である、キリスト教とイスラム教)に油を注いでいると見るのが、現状の理解だ。TPPの神髄にもキリスト教文明と云う基盤が存在する。世界の33%を占めるキリスト教は、世界一の宗教人口を抱えているが、過半数にも達していない。

欧米の「普遍的価値」は当然のようにキリスト教に基盤を置いているのだから、日本会議の連中などは、安倍晋三が「普遍的価値」の共有などと云う言葉を口にして平気でいられると云うことは、彼らが信奉する「神道」への信仰心に疑問を持たざるを得ない。まあ、世界的な評価においては、わが国は仏教国に分類されているのだから、「神道」が伝統的文化様式乃至儀式と云う評価しかないとも言えるので、それを自覚しているのかもしれない。

百科事典「ブリタニカ」年鑑2009年版を参照する限り、キリスト教文化圏人口が33.4%。イスラム教文化圏人口が22.2%。ヒンドゥー教文化圏人口が13.5%。仏教文化圏人口が5.7%。無宗教、無神論が13.6%。中国伝統的宗教5.7%。その他に、バハーイ教、儒教、道教。神道も0.0%だが、278万人いることになっている。日本会議の連中が騒ぎ出さないようにと、ブリタニカも配慮したようである。場合によると、ブリタニカに圧力が掛かった?まあ、これは筆者の憶測の域だ。

気がつくと、横道にそれてきた。見出しの話に戻ろう(笑)。アメリカとオーストラリアは、日本市場参入の垣根が徐々に取り払われ、我々の農産物が、思うように売れると云う皮算用しきりのようである。果たして、そのようになるかどうか、筆者は個人的に、「アンタら、日本人の舌を、舐めてんじゃねえの?」と皮肉の一つも言いたい気分だ。大食漢病に冒されている日本人によっては、米国料理とか豪州料理に舌鼓を打つかもしれないが、個人的には、あんな料理一生食わなくて結構だ。

ある時、それ程リッチな育ちではなかった高校生三人を連れて、そこそこのレストランに入った。筆者は、ひと奮発と和牛ステーキを奢ることになったのだが、これがいけなかった。三人とも、食べている時は美味しい美味しいだったが、後がいけない。一人は、顔面蒼白、トイレに駆け込むし、残りのふたりも翌日下痢だったそうだ。つまり、彼らは、生来のオージービーフ育ちであったので、和牛の脂身に参っていたのだ。まあ、それ程、海外の肉と和牛には違いがある。

和牛育ちでない人々にとっては、外国産の肉が安くなるのは歓迎だろう。しかし、前述の高校生の話を別にすれば、和牛の方が、高いが美味しいのは確かだ。過激な霜降り肉が美味しいかと聞かれれば、さて?そこまで柔らかいものを食いたいなら、豆腐でも食べ続けたら如何かと言いたくもなる(笑)。外国産の肉が選択されるのは、断然安いからで、断然美味しいからではない。農業を、規模で簡単に数値化する考えは、文化程度が低い国だから、通用する話。致命的な言い方をすれば、歴史のないところは、食の歴史も文化も貧弱なものである。

上記の話は牛肉のことだが、豚肉も鶏肉にも言えるだろう。米にしてもだ、国産米と米国産米と表示さえあれば、まず日本人の多くは国産米を買うだろう。肉類も、コメも、野菜や果物も、一定水準に達している家庭では、日本産の購入行動は、安いと理由で、大きく変動するとは考えられない。米豪は、牛肉戦争で勝利したような気分だろうが、価格戦争だけで、日本人の消費者を支配しようと云うのは百年早い。以下は、日本市場を席捲できる勘違いで我が物顔の米農務長官の話だ。


≪ 米農務長官、牛肉の対日輸出「豪産と競争可能」 TPPで意欲

来日したトム・ビルサック米農務長官は20日、都内で日本経済新聞に対し、環太平洋経済連携協定(TPP)で関税が下がる米国産牛肉が「(日本でシェアを伸ばす)オーストラリア産に対抗できるようになる」と述べ、対日輸出の拡大に意欲を示した。

 米国から日本に牛肉を輸出する際にかかる関税は現在38.5%。TPP発効後に段階的に下がって16年目に9%になる。

 ビルサック氏は「需要の掘り起こし策が重要だ」と指摘。日本の外食店や食品スーパーと協力して、安全性や品質を日本の消費者に訴える取り組みに力を注ぐ方針を明らかにした。

 ライバルで首位の豪州産牛肉は今年1月に発効した日豪経済連携協定(EPA)で関税が先に下がった。ビルサック氏は関税面で条件が同じになれば、米国産が豪州産からシェアを奪えるとの認識を示した。

  TPPを巡る日米交渉で焦点となったコメは高関税を保つものの、米国に7万トンの無関税輸入枠を新たに割り当てることで合意した。ビルサック氏は「以前と 比べれば、米国産のコメの流通が日本市場で増えることは前向きに評価している」と述べた。その上で当面は日本政府に関税削減など一段の自由化を求めず、 TPPで合意した輸入枠拡大などの施策に集中すべきだとした。

 TPPが正式に発効するためには米国議会の承認が欠かせない。ビルサック氏 はTPPが米国にもたらす経済的な利益への理解が広がることで「米国の批准には100%自信がある」と述べた。米議会では来年2月にも関連法案が提出さ れ、その後批准に向けた法案審議に入る見通し。批准の時期は「2016年の半ばまでが望ましい」と述べた。

 TPPには韓国やフィリピン、 インドネシアなどからも参加の意向が相次いでいる。ビルサック氏はこうした国々の追加参加について「TPPが求める高い(自由化の)条件を満たすならば、 排除する理由はない」と語った。ただ「優先すべきは現在の参加国による批准だ」と強調し、批准前の他国の新たな参加には慎重な考えを示した。  ≫(日経新聞電子版)


長官も漏らしているように、各国議会がTPPに批准するかどうか、瀬戸際らしいので、このコラムもフライングになるかもしれない。正直、TPPが各国議会で承認され、批准まで行ったとしても、彼らが考えるほど、日本の消費者が甘くないことを、いずれ理解することになる。ウオールマートのアメリカ人消費者と同等だと思って舐めてかかれば、アメリカ車が、殆ど売れないのと同じ憂き目を見るのだろうと考えている。頭に来た彼らが、「国産表示はISD条項違反だと言い出すのではないかと、今から危惧している。

TPPの協定の内容は、他の分野における安倍政権の売国的分野の打撃の方が遥かに大きいに違いない。ただ、このコラムは、「日本人の舌を舐めちゃいかん!」の趣旨なので、他のことには触れない。小泉進次郎の今後は、以下のように、「日本産表示」と云う、消費者に対する最大のアピール力を、武器として生かせるか、また、以下の記事では触れていないが、ファミレス、各種食堂における「生産国表示」をどのように指導するか、或いは、外食業界が、「国内産材料使用」を集客の手段として取り入れるか否か、その辺にも注目しておきたい。


≪ 小泉進次郎氏が挑むTPP対策 “原産地表示拡大”の難しさ

TPP(環太平洋経済連携協定)で打撃を受ける国内農業への支援策の目玉として、原産地の表示を義務付ける食品を増やす案が浮上した。

 政府は11月までにTPP対策の大綱をまとめる予定。農業対策は自民党農林族が中心となって検討してきたが、既存政策の拡充がほとんどで、一般の 議員からは「目新しさに欠ける」といった指摘が続出。「インパクトのある農業支援策が打ち出せなければ、来夏の参議院選挙で勝てない」との危機感が募っていた。

 ところが11月11日、自民党本部でのTPP関連の会合後、新任の小泉進次郎農林部会長が記者団に「国産なのか、外国産なのか、食品の原産地表示をしっかりやっていくのが時代の流れだ。消費者も求めている」と述べたことで、風向きが変わった。

 生鮮食品や漬物など一部の加工食品に限られてきた原産地表示の拡大は農業従事者のたっての願いだ。立石幸一・JA全農食品品質表示管理・コンプライアンス部長は「本気で農業を守るなら、とにかく原産地表示で消費者が国産を選べるようにしてほしい」と話す。

 例えば、TPPで輸入が増えるとみられる豚肉。「とんかつ」の豚肉が輸入品でも、消費者はそのことを知らない場合が多い。「とんかつ」を総菜として売るスーパーや外食店に、豚肉の生産国を表示する義務はないからだ。 ・当然のことながら、食品メーカーや外食企業は原産地表示の拡大方針に反発している。外国産を名乗ることによる販売減や、表示のためのコスト増を懸念 しているのだ。政府内でも表示拡大への慎重論は根強く、小泉氏が農林部会長として挑む初仕事は一筋縄ではいかない。原産地を表示する加工食品を増やすには、河野太郎消費者担当相が消費者庁の有識者会議を動かさなければならない。その上、外食にまで表示義務を広げるとなると法改正も必要になる。現実的には、個別品目ごとに農業従事者と食品メーカーなどとの妥協点を探るしかない。

 自民党内では、消費税の増税時に税率を据え置く軽減税率の対象食品に原産地表示を義務付ける案も出ている。だが、ただでさえ調整が難しいテーマに、あえて農業対策を抱き合わせる戦略が吉と出るかは不透明だ。

■畜産農家に大盤振る舞い

 既存の農業政策の拡充については着実に方向性が定まってきている。特に経営の合理化を進めてきた畜産農家には予算を大盤振る舞いする。(1)畜産農家の赤字を補填する経営安定対策の法制化、(2)個別の畜産農家が設備投資に使える補助金の増額などが柱となる。

 もっとも、政府は予算のバラマキ批判は避ける構え。畜産農家と同水準の合理化を目指すコメや野菜などの担い手農家まで盛り上げていけるのか。小泉氏の手腕が問われている。
≫(ダイアモンドONLINE:「週刊ダイヤモンド」編集部 千本木啓文)

 

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コメント
 
1. 2015年11月21日 11:31:45 : CiZ9BIMkcL
いやTPPヨイショそのものだろ
1読の値もない糞コラム

2. 2015年11月21日 12:40:32 : qFBZAvwg0G

 日本人の「舌」ね〜〜〜〜

 農薬を 世界標準の6倍 使ってるってことを 「不検出」って〜〜んで

 ===

 日本人の舌は 農薬は 除外するように できてます!!
 
 


3. 2015年11月21日 12:47:15 : qFBZAvwg0G

 農薬まみれの 日本の米は 世界一 だぜ〜〜
 

4. 2015年11月21日 14:45:41 : qFBZAvwg0G

 農薬は 日本の農薬も アメリカの農薬も 「味はしないんです〜〜」

 残留農薬はあるんですよ〜〜〜

 ===

 日本人は 残留農薬に 飼いならされているから 日本人の味覚は 狂ってますよ〜〜〜

 ===

 アメリカから 輸入した 大豆 = 残留農薬 + ポストハーベスト = 日清のサラダ油

 アメリカで作った サラダ油 + ポストハーベスト = 日清のサラダ油 

 ===

 つまりね〜〜〜 大豆の現地で 油にするほうが 日本に運んで 油にするより安全だ〜〜

 


5. 2015年11月21日 16:36:21 : qFBZAvwg0G

 ハムだって 同じだろうね〜〜〜

 ニュージーランドで 育った豚を 現地で 直接ハムにして 日本に輸入するほうが

 はるかに合理的だ〜〜〜   ≪安くて 旨い≫

 ===

 冷凍の豚を輸入して 解凍して 日本でハムを作って 再度 凍らせるよりも

 ニュージーランドの 生肉を加工するほうが はるかに旨いに決まってる

 ===

 豚を日本で飼育するには 飼料を海外から輸入しなければならないが 

 飼料には 当然 ポストハーベストで まぶされているはずだから

 ニュージーランドで育てるほうが 日本で育てるより 安全で安くつくのは 当たり前〜〜

 ===

 日本製に「こだわって」 高くて 不味くて 安全でもない 食品に価値はあるのか??
 

 

 


6. 2015年11月21日 16:46:17 : qFBZAvwg0G

 まあね!! 安心しなさいよ〜〜〜

 TPPになる ってんで 伊藤ハムは ニュージーランドの 食肉会社を買った

 ===

 今後は 伊藤ハムを食べれば 自動的に ニュージーランドのハムを食べるような時代になる

 ===

 そのころになると 日本人の 味覚も 日本人の「舌」も 世界レベルになれるだろう
 

 TPP   ばんざ〜〜〜い
 
 
 


7. 2015年11月21日 17:46:11 : Oozg29Kcag
なんでそんな話をしてるんだろう、呑気だなあ
神州の泉ブログがなつかしい
http://wjf-project.info/blog-entry-559.html

8. 佐助 2015年11月21日 18:45:22 : YZ1JBFFO77mpI : B7E8ljgaGg
農協だけでない
食料自給率が10%以下の瀕死になる,政治と官僚の統計偽装で騙され取り戻せなくなる

TPP関税引き下げは既得権益死守で先送りする技術革新が遅延されるために,世界信用収縮恐慌や金融恐慌は沈静化しない,そのために世界的な関税引き下げは挫折する,二国間貿易協定への移行は不可避である。だから,すべての企業は,内需の縮小を外需の拡大でカバーすることは不可能になる。TPPは内外の市場が拡大することはなく,逆に内外の市場の縮小は加速し食料自給率が10%を割る,そして農業の自己防衛作戦で国民は最大の打撃を受けるる。

関税引き下げは金融商品や日常生活商品のバブルに巻き込まれて損しなかった貧乏人も、あらゆる経済指数(生産・販売・雇用・投資・貿易)が三分の一以下に激減する世界的金融大恐慌の影響から逃れることはできない。それは「買わなければ損する」と考え、「買わない方が得する」とは考えないからです。

日本と米国への輸出依存度の高い国は、今回のスーパーバブルの台風の目に直接巻き込まれ、その影響からの脱出に時間がかかる。見かけのいざなぎ景気越えは、国内市場の縮小を海外市場の拡大によってカバーされた、蜃気楼化された経済指数が正体だからだ。そして日本は、最大の打撃をこうむる。

1929年の最高の経済指数を、三分の一以下に縮小させるスーパーバブルに直撃された。それは十年を経過しても、生産・販売・株式・雇用・投資・貿易の指数を回復できなかった。この恐怖の体験を日本は避けられない。

大切なことは,国家は特定食料と石油は,高関税と国家の備蓄によって防衛されている。石油は各地に石油備蓄基地(鹿児島や久慈の地下など)を優先して造られた。これは一度あがった物価や公共料金が簡単に下がらない。これは消費者の所得がインフレに追い付けなくなる,それは低賃金国に間接・直接的に5割以上も依存しているため,国民所得は益々上げられないからです。アベノミクスで関税引き下げしながら設備投資しろそして郵政と農協を差し出したのです,これで市場は逆に縮小します。

しかも構造改革の旗印で,中小企業を防衛してきた専売的な垣根が取り払われた,そのために,中小企業全体が,大企業の二重三重の労務管理組み込まれ。労働人口の5割以上が,二重三重のピンハネタコ部屋の中に組込まれたのです。だからマンション杭打ちデータや偽装が起きやすくなったのです。検査や品質管理の標準化すればよいのですか,コストなどの関係からできなくなった。

このようにして,すでに日本の生産加工の50%は海外の低賃金国に移転し,食料自給率は5〜8倍の関税率むで防衛されている米やバター等の品目を除けば,20%以下という危機的水域に突入している。しかも国家による統計偽装によって,国民は実態を知らない。TPP関税引き下げは危機的水域を越える。農業は私の御用聞きでは自給防衛作戦に入るので,食料自給率はほぼ10%割ってくるはずです。


前回の80年代のバブルの崩壊では、日本の企業は売上を三年間で半減させた。そして、不動産価値は十分の一以下になった。だから、不動産暴落の打撃が軽微だった企業は、輸出入を拡大し、店舗を拡大して成長することが可能だった。しかし、売上を越えた借金を、不動産価値で支えていたあぐらをかいた有名企業は、政府のてこ入れにもかかわらず、今回の二番底・三番底で消滅する。そして、生き残った企業も、既存店の売上や国内販売の売上高の低下を解消できないまま、経済指数三分の一以下という長期不況に突入しなければならない。

TPP関税引き下げや既得権益死守で蜃気楼化した妖怪の経済指数で第二次世界金融大恐慌や世界経済全体に波及するバブルの発生なんて、想像することができない!その影響は限定され、景気は軟着陸できるに違いない。そう、世界のエコノミストたちがそう考えるのも無理はない。

国際空港で、無税の商品を買う人と、バーゲン会場で先を争う消費者は、ムズムズ(機会損失)の法則によって「買わなければ損する」と考え、「買わない方が得する」とは考えない。ニュートンやケインズなどの冷静な科学者やエコノミストたちも、このムズムズを抑えられず、バブルに巻き込まれた。金融商品でも日常生活商品でも、この機会損失の心理が、上昇すれば永遠に上がり、下降すれば永遠に下がるという脅迫心理とペアになり、投機の底無し沼から脱出できない。そのため、破産が避けられなくなるのだ!


政治と経済の指導者の答えは、人々の不安を静めることが目的。そのために、現象の結果である「見える蝿叩きや蝿取り機」を指し、解決を先送り。それは、その危機を発生させる本当の原因が、全く見えないため。そして既得権益死守の猛烈な圧力によって、ケイタイ無線電話サービスの開始を遅延させたのと同じです。政府は既得権益を失うために必死になって技術革新(産業革命)を遅延させています。

そして、1930 年代の恐慌の結果から経済学は「関税高くしたり、通貨を切下げたり、自国経済の救済のみを優先させたために、恐慌は発生した」という教訓で一致している。だから、2008 年のリーマンショック後も、日本の政治と経済の指導者は、自国の農業畜海産と対外競争力の低い中小企業を犠牲にしても関税障壁を低くし、外資を導入し、株のバブルを復活させれば、恐慌にはならない、と確信しているのです。アベノミクスはそっくりですね。

信用不安で、売買できずに紙切れ同然となっている金融商品は最低1000兆円規模にふくらんでいる。TPPではデメリットが多く助けられるわけがない。すべてのローンとファンドと債券市場には、信用不安で市場が麻痺しているのが見えない。米国と世界経済は、アダムスミスの「神の見えざる手」に頼るしかない。
「二年前から危ないと思っていた」という無責任セリフと、「誰が予期できただろう」という逃げセリフを、これからの十年間は、繰り返し聞くことになる。しかも世界と日本経済は、再びデフレヘの回帰が避けられない。


日本と米国への輸出依存度の高い国は、今回のスーパーバブルの台風の目に直接巻き込まれ、その影響からの脱出に時間がかかる国内市場の縮小を海外市場の拡大によってカバーされた、蜃気楼化された経済指数が正体だからだ。それは、ドルのキン離れによる世界の信用膨張で、最も恩恵を受けた国が日本だ
からだ。そのため、日本は、最大の打撃をこうむる。

政治家と古典派経済学者たちは「経済学の目的は、貧しさから開放し、格差をなくし、失業をなくし、国と企業と個人を富ませるため」であるという理想を抱いていた。だが、ケインズの前提反転思考革命によって、理想や義務から解放されたのです。

そして日本の政治権力者は、目先の結果を優先させて判断するために、改善されたと錯覚するのだ。無料の品物を最初に一杯くばり、ばら撒く,高額契約させるサギ商法も「朝四暮三」の心理を利用している。架空の通貨をくばる高金利出資サギもネズミ講も、「朝四暮三」の発想を循環させることにより、永遠に富を得られると錯覚させる。これが新自由主義経済システム鼠講金融サギである。彼らはこの「反福祉「反モノづくり」により権力と金持ち優遇社会を確立させようとしている。殆どの国民はまさかと信じていない。そしてこの詐欺集団は決して逮捕されないことだ。

これはかなり自信があるが,銀行や証券会社が倒産すれば、短期間でも、死に金(引き出せない預金)を発生させる。死に金はビジネスを破産させる。そして、1500兆円の国民資産は、投信に傾斜すると、投信の解約は、早い者勝ちとなるため、取り付け騒ぎの発生は不可避となる。


9. 2015年11月22日 00:05:58 : G2bKxeyyBM
日本人の舌?

加工食品の調味料ですでに壊滅してるよ。


10. 増税反対 2015年11月22日 00:45:37 : ehcoR2LmdzYII : h3eHOjiu6Y
小泉に期待?

バカじゃないの、小泉は自民党員だよ。安倍のやる事に何でもかんでも

賛成してきた鬼畜野郎を、ことさら持ち上げるな・・・

 生まれた時からボンボンで何一つ不自由ない生活をし、何一つ苦労しないで

国会議員になった男に、汗水流して畑を耕してきた農家の気持ちが

理解できるわけが無い。本当に理解できるのなら自民党になんか

居られないはずだ・・・


11. 2015年11月22日 10:12:14 : Z2u0978tjc
あまりにばかばかしい論評なので,読み飛ばそうかと思ったが,一言言及しておく.

売れなきゃ、売れるようにするだけです,今では,東南アジアでも「コシヒカリ」が作られています.
オーストラリアは既に「和牛」の遺伝子確保しているので,日本の「和牛」とそれほど品質的に変わらない物も出来るでしょう.値段が安ければそちらを選ぶでしょう.

筆者も書いているように,油の海に肉らしき物が浮かんでいるまるで,ランゲルハンス島のような「和牛」など私のような中の下の人間など手が届きませんが,景品で当たった宮崎牛を口にしたとき「なんて物を食べてんだろうな〜」と言う感覚でした.間違ってもあんな物は買いません.

さらに,食品偽装がマスコミを賑わせたことがありました.一流レストランで一流の代金を払って偽物を堪能していたと言うことで,「舌」と言われてもと思います.

ついでですが,新潟産コシヒカリの販売量は東京だけでも生産量の4倍だと聞いたことがあります.コシヒカリもあんまりおいしい米とは思いませんが.

最後に,ワーキングプア層が激増していますし,サラリーマン層も昼食代を節約せざるを得ないと聞きます.牛丼どころか,ライスだけ注文して,ネギをのせてタレをかけて食べるのだそうです.120円で一丁上がり.


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