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9条発案者は幣原首相<本澤二郎の「日本の風景」(2181) <マッカーサーも驚く戦争放棄> <9条誕生秘話>
http://www.asyura2.com/15/senkyo196/msg/823.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 11 月 21 日 18:45:39: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52120626.html
2015年11月21日 「ジャーナリスト同盟」通信

<マッカーサーも驚く戦争放棄>

 天皇制国家主義という前近代の政治体制下の日本為政者は、敗戦時でも時代の変化を読み切れず、明治憲法の焼き直しの改正案(大日本帝国憲法改正案)でやりくりしようとしたことを、憲法学者はみな承知していることである。あまりのひどさに、ポツダム宣言を履行する立場のGHQも、基本的な原則を用意するほかなかった。そこに、当時の幣原喜重郎首相の9条案が飛び出した。これにマッカーサー元帥も驚いたようだが、次の吉田内閣のもとで徹底審議のうえ、圧倒的多数で成立した。それが現行の日本国憲法である。戦後70年の平和の原動力である。

<日系将校の証言>

 クリントン・民主党政権発足直後のアメリカを1か月かけて、取材旅行をしたことがある。これの概要は「アメリカの大警告」(データハウス)に詳しいが、西部カルフォルニア州のサンフランシスコ郊外で、元日系将校のオクノ・シロウと会見、新憲法誕生時の日本印象を証言してもらった。
 彼は「日本人すべてが歓呼の声でもって受け入れていた」と即答した。反対派はいなかった、というのだ。「仕事の関係で地方にも行ったが、農民団体の組合事務所の壁には、憲法誕生を喜ぶポスターも貼ってあった」とも語った。

 オクノは通訳将校であった。日米開戦を前にして、米軍は頭の良い日系米人の若者を集めて、日本語教育を特訓した。彼はその一人だった。日本占領下、GHQで活躍した人物である。会見は1993年3月のことである。
 農場を営んでいたオクノは、別れ際に「日本は2度と戦争をしてはいけない」と訴えた。祖国の悲劇を2度と見たくない、とも言った。

<9条誕生秘話>

 これまで考えを進めてきたときに、9条というものが思い浮かんできた。そうだ、誰かが自発的に武器を捨てるとしたら?最初それは脳裏をかすめたひらめきのようなものだった。
 この情勢の中で、天皇の人間化と戦争放棄を同時に提案することを、僕は考えたわけである。そこで僕はマッカーサーに進言し、命令として出してもらうように決心した。

 この幣原証言は、2004年(平成16年)11月10日の第161回参院憲法調査会に提出された「幣原喜重郎の語り」からである。「津久井進の弁護士ノート」に載っている。
 ポツダム宣言を完璧に履行できる9条であることに、マッカーサーも脱帽したであろう。

<井上清著の「日本の歴史」>

 日本を代表する歴史家・井上清は、新憲法制定について「まず要綱、ついで正式の草案が公表され、国民の検討にゆだねられた。その後の選挙で選ばれた議会で十分に審議され、修正もされた」と冷静に記述している。
 民主政治は過程を重視する、この点で日本国憲法制定に非はない。戦争法で見せた安倍・自公の暴走とまったく異なる。

 彼は続ける。「新憲法は支配階級には”おしつけ”、民衆はそうではなかった。熱烈に歓迎された」のである。ここでいう支配階級とは、侵略戦争を反省しない安倍の祖父や財閥ら戦争勢力のことである。
 戦時中、内務官僚だった奥野誠亮は、先ごろ102歳にして日本記者クラブにきて「侵略戦争」を敢然と否定した。謝罪することに対して「恥ずかしい」とも述べている。
 当時の官僚もまた「支配階級」であった。その後継者が安倍であり、今の自民党、これに追随する公明党創価学会ということになろう。日本は、こうしてみると、乱世・戦国時代に突入していることにもなろうか。

<沖縄県民の戦いを支援する日本人へ>

 安倍晋三は、先のオバマ米大統領とのマニラ会談で、辺野古移転について、何としても約束を守ると公言した。改めて沖縄に緊張の槍を投げつけた。

 なぜか?彼は本当に日本人ではないからだ。沖縄と沖縄県民への差別である。しからば、沖縄県民の戦いを支援する日本人でなければ、9条に顔向けできないだろう。
 アメリカの労働組合も、沖縄を支援すると立ち上がったという。米国の市民・労働者との連帯は重要である。韓国の従軍慰安婦運動も米国で歓迎されている。沖縄の問題では、韓国や中国にも支援する仲間がいるだろう。国際連帯で米帝と極右政権を追い出すしかない。これは日本国憲法9条が命じている。

<9条は世界の最高峰>

 戦争放棄の9条が、犯罪である戦争をなくす唯一の方法である。日本は、そうして国際社会に認知されたものである。9条はアジア諸国民への永遠の公約でもあるのだ。武器弾薬で幸せは来ない。
 幣原もマッカーサーも正しかった。9条は世界に冠たるもの、最高峰のものである。

2015年11月21日記(ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 
 

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コメント
 
1. ジョンマン 2015年11月22日 01:45:16 : 6nagECQfUT4Mc : M6WRxFCM2o

ナチス礼賛ファシスト・戦争屋の安倍晋三と同調者どもの正体を白日の下に曝すため、この論考を、友人知人に伝え、全国津々浦々の隅々まで、繰り返し巻き返し、徹底的に流布・拡散しましょう🙋❗



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