（ブルームバーグ）：ロシアとドイツ、フランスの３者首脳会議では会議が終了した７日未明、ウクライナでの戦闘終結について一致できなかった。一方、米当局者はポーランドやバルト諸国などでの軍配備を含め、ロシアに圧力をかける新たな措置を検討している。
クレムリンで５時間余りにわたって行われたプーチン大統領、メルケル首相、オランド大統領の３者会談は、ロシアと欧米諸国の対立が深まるのを阻止する狙いがあった。協議の内容は薄く、メルケル首相とオランド大統領は帰国の途についた。ただ協議は電話で続けることになっている。メルケル首相は７日、安全保障関連の会議で演説する予定。
同日未明にクレムリンのペスコフ報道官は「メルケル首相とオランド大統領の提案に基づき、ミンスク合意の実施に関する共同文書を準備する取り組みは継続する」と説明した。また３者首脳がウクライナのポロシェンコ大統領と８日に電話で協議することも明らかにした。
一方、米当局者が匿名で語ったところでは、ウクライナへの経済支援拡大や防衛関連の武器の提供などこれまで浮上した案に加え、東欧や北欧でのミサイル防衛、地上軍配備などを新たに実施する案が検討されている。
原題：Ukraine Summit Unsuccessful as U.S. Contemplates Next Steps（抜粋）
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更新日時: 2015/02/07 12:05 JST
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