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中国国防予算が景気減速でも拡大へ、「強軍の夢」重視
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投稿者 eco 日時 2015 年 2 月 18 日 07:39:48: .WIEmPirTezGQ
 

中国国防予算が景気減速でも拡大へ、「強軍の夢」重視
2015年 02月 17日 16:44 JST
[北京 17日 ロイター] - 中国の習近平指導部は景気減速にもかかわらず、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)開幕日の3月5日に公表する2015年国防予算を堅調な水準に維持する方針だ。米国のアジア回帰で不安が高まる中、軍事力強化の手綱を緩めることはないとみられる。

中国は国防予算の詳細な内訳を公表していないが、複数の専門家によると、増額分は海軍の対潜艦増強や空母建造に充てられる見通しだ。

中国の昨年の国防予算は12.2%増の1300億ドルで、米国に次ぐ規模だった。過去20年間、ほぼ途切れることなく2桁で伸びているが、専門家の間では実際の国防費はさらに大きいとの見方が一般的だ。

中国指導部は急速な経済成長に伴い軍の近代化が必要だとして、国防予算の伸びを正当化している。だが、2014年の国内総生産(GDP)伸び率は7.4%増と24年ぶりの低水準だったほか、15年は7%前後に減速するとみられている。

そうした中で国防予算の高い伸びを維持する理由は何か。専門家らは軍事・外交の軸足をアジアに移す米オバマ政権の「リバランス(再均衡)」政策のほか、習近平国家主席が進める軍に対する反腐敗運動を挙げる。軍の上層部に不安があるため、国防予算の増額でなだめようというわけだ。

米ランド研究所はこのほど、中国人民解放軍は依然として深刻な問題を抱えている可能性があるとする報告書を公表。米議会委員会の委託を受けたこの報告書によると、中国は時代遅れの命令系統や兵士の質、腐敗に起因する弱点のほか、対潜戦といった戦闘能力に弱さを抱えている。

専門家は、人民解放軍はこうした弱点を認識しており、米国とその同盟国が支配し、中国が輸入する石油の8割が通過するインド洋や南シナ海での海軍のプレゼンスを引き続き強化するとの見方を示す。

オーストラリア国立大学国家安全保障カレッジのトップを務めるロリー・メドカルフ氏は、中国が軍用無人機や海洋偵察機向け予算を増やすのではないかと指摘する。

嶺南大学(香港)の安全保障専門家、張泊匯氏は「習主席は中国の復興に向けた大戦略の中で『強軍の夢』を重視している。おそらく、どの現代中国の指導者よりもそうした思いは強いのではないか」と話す。

実際、複数の関係筋によると、中国人民解放軍は今年9月3日に大規模な軍事パレードを実施する方向で準備を進めている。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0LL0G820150217  

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コメント
 
01. 2015年2月18日 13:22:49 : nJF6kGWndY

どこの国も、目先の状況を打開しようとして失敗するのは珍しくはない

一方で、その恩恵を被るものも常にいる

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42935
手なずけるはずが深刻な脅威に、 大間違いだったアメリカの対中政策 世界覇権獲得を目指す中国の「100年のマラソン」戦略

2015年02月18日(Wed) 古森 義久
 米国の歴代政権の中国への「関与」政策は間違っていた。米国が中国と関われば中国は米国主導の国際秩序に協調的な一員として参加してくるだろう、という推定は幻想だった。一貫して中国は米国を排除して世界覇権を握ることを目指しているのだ――。

 この2月、こんな大胆な考察が、米国の国防総省で長年中国の軍事研究を任されてきた権威によって公表された。中国は世界覇権獲得への「100年のマラソン」を走っており、日本を世界の悪者に仕立てる「日本悪魔化」工作もその長期戦略の重要な一環なのだという。

間違っていた中国に関する思い込み

 米国のこの政策ミスは、マイケル・ピルズベリー氏の最新著書『100年のマラソン:米国に代わってグローバル超大国になろうとする中国の秘密戦略』("The Hundred-Year Marathon: China's Secret Strategy to Replace America As the Global Superpower")のなかで明らかにされた。

 ピルズベリー氏は、1970年代のニクソン政権時代から一貫して国防総省の高官や顧問として中国の軍事動向を研究してきた人物である。米国の数多くの中国研究者の間で軍事分野での第一人者とされる。特に中国語に堪能で、共産党や人民解放軍の軍事戦略関連の文書を読みこなす一方、中国側の軍首脳との親密な交流を保ってきた実績で知られる。

 東西冷戦中のレーガン政権時代には、ソ連を牽制するために米国は中国に軍事関連の支援をするべきだという政策を提唱し、中国軍首脳と緊密な関係を築いて、中国側の信頼をも得てきた。

 そのピルズベリー氏が、いまとなって中国強化の政策は間違いだったと告白したのである。『100年のマラソン』は、ワシントンの外交政策形成の世界で衝撃的な波紋を広げている。

 同書によると、米国側には官民ともに中華人民共和国に対して「欧米や日本の侵略の犠牲になった貧しく弱い国」という思い込みがあった。特に1970年代のニクソン政権やカーター政権の時代から、中国をより強く、より豊かにすることがソ連への牽制だけでなく、中国を米国に対して協調的、友好的にさせる最善の方法だと信じてきたという。つまり米国は「建設的関与」によって中国を最大限に支援し、中国の根幹を強くして豊かにすれば、中国は国際社会への参加や協力を強め、西側に同調するだろうと考えてきた、というのである。

 だがいまやピルズベリー氏は、自分自身のかつての考えも含めて米国の年来の「中国に対する関与政策は中国の対米協力をもたらす」「中国は民主主義へと向っている」「中国は国家としてまだ弱体」「中国は米国のようになりたいと願っている」・・・という想定がみな錯誤だったと断じる。

「タカ派」的思考が主流となっている中国の指導層

 その上でピルズベリー氏は自著のなかで次のような重大な指摘をしていた。

・中国は「平和的台頭」や「中国の夢」という口先だけのスローガンを掲げて米国を安心させ、対中関与政策をとらせてきた。だが実は建国100年となる2049年を目標に、経済、政治、軍事の各面で米国を完全に追い抜き、自国の価値観や思想に基づく国際秩序と覇権を確立しようとしている。

・中国共産党指導層は、米国が実は中国の現体制を骨抜きにし、国際的にも封じ込めて変質させ、米国主導の国際秩序に従属的に参加させる意図だとずっと前から断じていた。だが表面上は米国の主導と関与の策に従うふりをして、その一方で国力を強め、米国の覇権を奪い、中国主導の国際秩序を築く長期戦略を「100年のマラソン(馬拉松)」として進めてきた。

・中国共産党指導層のそうした真意は、人民解放軍の最高幹部や共産党の幹部のうち「タカ派(白鷹)」とされる人たちによって明らかにされてきた。実はそのタカ派的な「100年のマラソン」の思考こそが指導層の主流であり、特にいまの習近平主席の考えに近いことが明白となった。

・筆者自身は、中国が米国を圧して、覇権を行使できる世界秩序を構築することを意図している事実を2010年頃から認識するにいたった。米国政府内でもCIA(中央情報局)などはその事実を認めるようになった。対中関与政策が中国を米国の好む方向へ変質させるというのはもはや幻想だと言える。

 以上のように、中国軍事研究の最高権威がこれまでの自分の認識が幻想だったと打ち明けるのだから、その余波は巨大だと言えよう

「日本悪魔化」戦術のプロパガンダとは

 ピルズベリー氏は日本についても重大な指摘をしていた。米国を圧倒して世界最大の覇権国家になろうという中国の野望「100年のマラソン」には、日本を極端に敵視する戦術が組み込まれているというのだ。

 同氏によると、中国はその野望の主な手段として、「現在の日本は戦前の軍国主義の復活を真剣に意図する危険な存在だ」とする「日本悪魔化」工作を実行してきた。アジア諸国と日本国内を対象とするこの反日工作は、日本が米国の主要同盟国として安保と経済の大きな柱である現状を突き崩すことを目的にするという。

 つまり、日本を悪魔のような存在として描き、その負のイメージを国際的に、さらには日本国内に向けても植えつけるというのである。いわば日米分断の試みとも言えよう。

 ピルズベリー氏の指摘によると、中国側ではこの「日本悪魔化」戦術の一環として次のようなプロパガンダを内外に発信しているという。

「日本の首相の靖国参拝は、中国への再度の侵略に向けた精神的国家総動員のためである」

「日本の宇宙ロケット打ち上げはすべて弾道ミサイル開発のためであり、プルトニウム保有は核兵器製造のためだ」

 中国共産党指導層内部ではこのような日本非難が堂々と叫ばれ、繰り返されている。発信役はおもに「白鷹」と呼ばれる党や軍の強硬派だが、そのメッセージ自体は共産党全体の発信として重く受けとめられているのだという。

 だからピルズベリー氏は、日本側としてはこの種の有害なプロパガンダについて正面から論争を挑み、正すべきだと提言するのだった。
 


02. 2015年2月19日 04:31:40 : Qk0z0gVGLY
またミスリード記事か。

米国の国防予算は6000億ドル。これをちゃんと書けよ。毎回言ってるんだが。

ん、おれが見落としてる?

GDPで並んでいる時点で国防費を増やすのは当然。

しかし、中国に言いたい。米国のようにアホほど軍事に費やすのは
やめるべき。わかってると思うけど。国が滅びる。


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