【カイロ秋山信一】シリア外務省は３日、イランの核問題を巡る協議でイランと国連安保理常任理事国などとの間で「枠組み合意」したことについて「核エネルギーの平和的利用という自国の利益と権利を守るためのイラン政府の努力をたたえる」との声明を発表した。国営シリア・アラブ通信が報じた。イランが経済制裁の緩和で国力を回復すれば対シリア支援が強化される可能性があり、アサド政権としても核協議の進展に期待感を持っているとみられる。

　外務省は声明で、米欧に対しては「（合意に沿って）制裁を緩和していく必要がある」と指摘した。イランは２０１２年に本格化した内戦でアサド政権を一貫して支援している。

　一方、中東一の人口を誇るエジプトの外務省は３日、枠組み合意を「最終合意に向けた第一歩だ」と評価する声明を発表した。

http://mainichi.jp/select/news/20150405k0000m030077000c.html 　

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