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ウクライナ:捕虜の処刑を調査せよ  アムネスティ・インターナショナル
http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/436.html
投稿者 ダイナモ 日時 2015 年 4 月 14 日 19:31:08: mY9T/8MdR98ug
 

2015年4月14日 [国際事務局発表ニュース]

ウクライナ西部のドンバスで親ロシア派武装グループが行った、処刑のような殺害の様子を収めた衝撃的な映像が公表された。同地域で拡大する人権と人道の危機への対応が、緊急に必要であるといえる。

これらの即決処刑の新たな証拠は、長らく疑惑だった事実を確信に変えた。今問われているのは、分離独立派の幹部が、この事態にどう対応するかである。

降伏や負傷で捕虜となった兵士に対する拷問、虐待、殺害は戦争犯罪である。当局は、即刻、公正な調査を徹底し、殺害に関わった者を、正当で公正な裁判で裁かれなければならない。

アムネスティ・インターナショナルが確認したところでは、YouTubeに投稿された動画の中で、ドネツク空港の警護に当たっていたウクライナ人兵士、イホール・ブラノフスキーさんが捕虜となり尋問されていた。顔を殴られた形跡があった。彼は殺害の直前まで監禁されていた。

多くの人びとが、分離独立派の司令官がブラノフスキーさんを至近距離から射殺したのを目撃したと語った。遺体は4月初め、家族のもとに帰され、キエフで埋葬された。ウクライナ保安庁は、この殺害に関する調査を開始した。

アムネスティはまた、少なくとも3人のウクライナ軍兵士が監禁されていたことを示す動画とその死体の画像を見た。死体の頭部と上半身に銃創がみられ、処刑のように殺害されたことは明らかだった。

同国のキエフ・ポスト紙が4月6日、親ロシア派武装グループの幹部を電話取材した記事を掲載した。その後、この映像が投稿された。同幹部は、ウクライナ軍の捕虜15人を射殺したと語っていた。ブラノフスキーさんもその1人とされる。

両軍による捕虜虐待を示す多数の証言に加え、今回、映像と目撃者証言、それに符合する分離独立派リーダーの証言が出てきた。過去1年間の紛争における人権侵害の申し立てすべてを早急に調査する必要があることは明白である。

即決処刑は戦争犯罪だということは、単純明快である。ウクライナ東部の自称「ドネツク人民共和国」の指導者は、構成員に対して「ともに闘う、あるいは同調して行動するのであれば、必ず戦争法を守れ」と言い含めておくべきだ。そして国際人道法を大きく踏み外し人権を侵害する行為に手を染めたり命じたりした疑いのある者をすべて、即刻戦列から除外するとともに、殺害の調査に協力しなければならない。

アムネスティ国際ニュース
2015年4月9日


http://www.amnesty.or.jp/news/2015/0414_5259.html


関連アクション

2014年11月27日
ウクライナ:ウクライナの武装グループは捕虜を人として扱え

最新情報:2014年11月27日
国名:ウクライナ
対象者:イゴー・アナニエフとヴィタリ・クラフトソフ(いずれも男性)
期限:2014年12月26日
配信日:2014年11月27日
UA No:287/2014

ウクライナ政府軍と戦闘中のウクライナ東部の分離独立派武装グループが、10月30日You Tube上で「ノヴォロシア第1回人民裁判所」と題したビデオ映像を公開した。ビデオ映像は、分離独立派グループの司令官が主宰してルハーンシク州西部の町で行われた集会の様子を撮影したもので、この集会において、レイプの容疑者1人を死刑に、他のもう1人の容疑者をウクライナ政府軍との戦いの最前線に送ることが、参加者の挙手により決定された。

10月25日、ウクライナのルハーンシク州西部で活動している分離独立派のプリズラーク(幽霊)大隊という武装グループは、支配下に置く町の住民を、2人のレイプ容疑者の最期を決定する「人民裁判所」に招いた。この集会は同グループの司令官が、他の2人の大隊の隊員のアシスタントとともに主宰した。約300名が参加したこの集会では、武装した大隊の隊員に連れられて2人の「被告」が入場した。その一人、イゴー・アナニエフ(37歳)「容疑者」は、「起訴状」(15歳の少女をアパートに誘い込み、レイプした手口を語ったもの)が読み上げられた後、銃を突きつけられながら、罪を認めた。参加者のうちの何人かがレイプに対する怒りを話した後、司令官は、「処罰」方法を決める参加者の決を採った。銃殺隊の一斉射撃による「処刑」か、戦闘の最前線に送るかの2つの選択肢から、最前線に送ることを多数決で決定した。

続いて二人目のヴィタリ・クラフトソフ「被告」に対する陳述が読み上げられた。レイプを繰り返し、数人の女性を虐待したり無理やり麻薬を摂取させたことが詳しく述べられた。参加者が思案していると、かぎ十字の入れ墨をしていることを告白させられ、その入れ墨が参加者の怒りを増し、270名以上が死刑に投票する結果となった。参加者の中で唯一減軽を求めたのは母親だけだった。司令官によると、クラフトソフの「刑」はすぐに執行せず、その時期を明らかにしなかった。

アクションしてください。

ウクライナ語、ロシア語、英語、日本語のいずれかで以下の事柄を要請するアピール文を作り、ファックス、eメール、航空書簡(全世界90円)などで、当局に送ってください。アピール例文が後に続きますので、それをご利用いただいても結構です。

ウクライナのルハーンシク州とドネツク州を事実上支配しているプリズラークなどの武装グループに、罪を問われている人びとの裁判をこれ以上進めないよう、特に、処刑などでの人質の殺害を止めるよう要求する。
プリズラークなどの武装グループに対し、全ての人質が人道的に扱われ、残虐な仕打ちや拷問、暴力を受けないことを保障するよう要求する。
プリズラークなどに対し、いかなる時もジュネーブ条約共通条項第3条を遵守する義務があること、特に、公正な裁判を最大限保障する正規の裁判所による審理なしに、判決を言い渡したり刑を執行することは戦争犯罪であるということを指摘する。

宛先
Commander of Prizrak Battalion (司令官)
Alexey Mozgovoy
Alchevsk, Ukraine
Kirova St.15, Hotel Yubileynaya
Email: informotryad@mail.ru
書き出し: Dear Commander

Head of LNR(「ルハーンシク人民国」代表)
Igor Plotnitskiy
Geroyev Velikoy Otechestvennoy Voyny 3
Luhansk, Ukraine
Email: lnr_glava@mail.ru, info@loga.gov.ua
Salution: Dear Mr Plotnitskiy

アピール例文

Commander of Prizrak Battalion
Alexey Mozgovoy
Alchevsk, Ukraine
Kirova St.15, Hotel Yubileynaya
↑ここに宛先を記入

Dear Commander;
↑ここに書き出しを記入

I am writing to express my grave concern on two alleged rapists whose fate has been decided by the first people’s court in Novorossia” and the residents invited. A separatist armed group fighting government forces in eastern Ukraine published a YouTube video on 30 October labelled “the first people’s court in Novorossia”. A public gathering in Alchevsk, west of Luhansk, presided over by a separatist commander of the Prizrak Battalion was held to vote by show of hands to put to death one alleged rapist and sent another one to fight against the pro-Kyiv forces.

I am urging the Prizrak Battalion and other armed groups that are de facto in control of the Luhansk and Donetsk Regions of Ukraine to abstain from any further proceedings against those accused of crimes, and in particular, that they not to carry out any execution-style killings of individuals they are holding captive.

I am also calling on you to ensure that any captives are treated humanely and not subjected to cruel treatment or torture or other violence.

Lastly I need to remind you of your obligation to comply at all times with Common Article 3 of the Geneva Conventions and in particular that sentencing or executing people without a judgment of a regularly constituted court affording all fair trial guarantees is a war crime.

Your attention on this matter would be highly appreciated.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入
 

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コメント
 
01. 2015年4月15日 17:56:21 : RTWWw8j8P6

ドンパス義勇軍は遺体を家族の元に返還したのだな。

見事な振る舞いだ。返還された戦死死体をもとに戦争犯罪とかのたまうアムネスティ

の正体が見えた。ドンパスでの先頭の実体は徐々に明らかになるだろう。

墨で書いた嘘は、血で書いた真実を覆い隠すことは出来ない。

ダイナモが大好きな嘘は必ず暴かれる。


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