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イラン攻撃を目論むイスラエルにとって、潜水艦をイランの近くに配備するためにもイエメンは重要(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/451.html
投稿者 五月晴郎 日時 2015 年 4 月 17 日 16:10:00: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201504160001/

2015.04.16

 世界有数の核兵器保有国と信じられているイスラエルは核ミサイルをドイツから提供されたドルフィン級潜水艦に搭載している可能性が高い。ドイツはイスラエルへ6隻の潜水艦を提供する予定で、近いうちに5隻目が引き渡されるという。

 この潜水艦が搭載しているのは巡航ミサイルの「ポパイ・ターボ」で、2000年5月にインド洋で実施された発射テストで1500キロメートル離れた地点の目標に命中したと言われている。一般に言われている射程距離は200キロメートルから350キロメートルなのだが、イスラエルが改良して射程距離を伸ばした可能性はある。

 しかし、地中海から発射した場合、射程距離が1500キロメートルだとしてもイラン全土をカバーすることはできない。イランを攻撃するためには空軍を使うか、潜水艦をイランの近く、例えばペルシャ湾の周辺へ配置しなければならない。そのためにはスエズ運河を通過、紅海をからバブ・エル・マンデブ海峡を通ってアデン湾、そしてアラビア海へ出る必要がある。イエメンに独立した政権が存在することをアメリカやイスラエルは許容できないだろう。

 スエズ運河とバブ・エル・マンデブ海峡が封鎖されるとイスラエルの潜水艦は身動きがとれなくなる。そのため、少なくともエジプト、ジブチ、イエメンがイスラエルにとって不都合な行動をしないようにする必要があるわけだ。

 2009年6月にイスラエルの潜水艦がエジプトの艦船にエスコートされて地中海から紅海へ入っているhttp://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/200907160001/が、サンデイ・タイムズ紙などによると、核兵器を搭載した3隻の潜水艦が常にイランの海岸近くに配備http://www.thesundaytimes.co.uk/sto/news/world_news/article304083.eceされているという。

 2013年にこのミサイルがシリアへ向けて実際に発射された可能性もある。この年、アメリカとイスラエルはシリアへ軍事侵攻する動きを見せ、「化学兵器話」を西側のメディアは宣伝していた。これはすぐに嘘だと判明するが、それでも9月3日には地中海の中央から東へ向かって2発のミサイルが発射されたhttp://sputniknews.com/world/20130903/183135898.htmlのだ。

 この発射をロシアの早期警戒システムはすぐに探知、2発とも海中に落ちたとされているのだが、その直後にイスラエル国防省はアメリカと合同で行ったミサイル発射実験だと発表した。事前に周辺国(少なくともロシア)へ通告はなく、シリアに向かってミサイルは飛んでいたことから、侵攻作戦をイスラエルとアメリカは始めたと考えても不思議ではない。

 最初の攻撃で躓き、中止になったのではないかと推測する人もいる。ジャミングで落とされたという説もあるが、ロシアがイランに提供するというS-300ならば打ち落とせるだろう。戦闘機でも同じことになる。

 ところで、ミサイルに搭載する核爆弾の開発は、1956年にシモン・ペレスがフランスでシャルル・ド・ゴールと会談し、フランスは24メガワットの原子炉を提供してから始まる。開発に必要な資金はエドモンド・アドルフ・ド・ロスチャイルドをはじめとする富豪が提供したようだ。

 1958年にはアメリカもその事実を察知している。CIAの偵察機U2がネゲブ砂漠のディモナ近くで何らかの大規模な施設を建設している様子を撮影、それは秘密の原子炉ではないかという疑惑を持ったのだ。

 そこで、CIA画像情報本部の責任者だったアーサー・ランダールはドワイト・アイゼンハワー大統領に対してディモナ周辺の詳細な調査を行うように求めたのだが、それ以上の調査が実行されることはなかった。ランダールが大統領へ報告する場合、通常はアレン・ダレスCIA長官やジョン・フォスター・ダレス国務長官が同席したようで、両者も調査の続行を要求しなかった可能性が高い。

 核兵器の開発には重水が必要だったのだが、この重水をイスラエルはノルウェーからイギリス経由で秘密裏に入手http://nsarchive.gwu.edu/nukevault/ebb510/する。その取り引きについてノルウェーのアメリカ大使館で筆頭書記官だったリチャード・ケリーは1959年の段階で国務省へ報告している。この書記官はアメリカの国務長官を務めているジョン・ケリーの父親だ。

 1960年3月には西ドイツのコンラッド・アデナウアー首相がニューヨークでダビッド・ベングリオン首相と会談、核兵器を開発するため、1961年から10年間に合計5億マルク(後に20億マルク以上)を融資することになった。この会談をアメリカ側が知らなかったとは思えない。

 アデナウアーとベングリオンが会談する前月、1960年2月にイスラエルの科学者はサハラ砂漠で行われたフランスの核実験に参加した。その直後にはイスラエル自身が長崎に落とされた原爆と同程度の核兵器を所有している。1963年にはイスラエルとフランス、共同の核実験が南西太平洋、ニュー・カレドニア島沖で実施された。  

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コメント
 
01. 2015年4月17日 16:38:05 : nJF6kGWndY

>イラン攻撃を目論むイスラエルにとって、潜水艦をイランの近くに配備するためにもイエメンは重要

相変わらず、大分、無理があるなw


02. 2015年4月17日 18:04:21 : e3AjjXZsaU
なるほど
フーシ派の後ろにはイランがいて、ロシアの動きも活発
一応、核交渉しているのに、何やってるのかいなと思ってたが
オバマ後も見据えて予防線を張っているのか

03. 2015年4月17日 18:34:19 : sn1I8eOXZM
> nJF6kGWndY

無理してコメント入れなくていいからw


04. ダイナモ 2015年4月17日 21:21:08 : mY9T/8MdR98ug : Kr2S1L17Og
そそ。その通り。(笑)


05. ダイナモ 2015年4月18日 00:15:01 : mY9T/8MdR98ug : Kr2S1L17Og
イエメンでは、サウジアラビアが主導するスンニ派湾岸諸国連合軍が、スンニ派のイエメン現政権を支持し、イエメンに侵攻してきたシーア派のフーシ派を空爆している。その一方でシーア派のイランがフーシ派を支援しており文字通りのイスラム宗派間戦争が行われている。イエメンの内戦は非常に複雑化している。フーシ派以外のザイド派がイエメン南部のスンニ派地域、紅海沿いのフダイヤなどを実行支配している。また軍部は、ハディ大統領支持派(スンニ派)とサレハ元大統領支持派(シーア派)に分裂した。AQAP(アラビア半島のアルカイダ)から枝分かれしたアンサールアルシャリーア、さらにより穏健なムスリム同胞団系組織も活動を活発化している。

このような状況でイエメンで内戦が本格化すると、バブ・エル・マンデブ海峡閉鎖の可能性が浮上してくる。具体的には、イエメン南部沿岸部にまで進出したフーシ派とハディ大統領支持派との戦闘が激化することによって、バブ・エル・マンデブ海峡の通過が危険となり、事実上の海峡封鎖状態となることである。

「櫻井ジャーナルブログ」はイスラエルがアラビア海の潜水艦からイランに対してミサイル攻撃を行う可能性を想定して、その場合にイエメンを掌握したフーシ派とイランが協力し、イラン軍によってバブ・エル・マンデブ海峡が封鎖される事態をイスラエルの潜水艦にとってとても都合の悪いことのように書いているが、そのような指摘は全く的外れである。イスラエルの巡航ミサイル搭載型ドルフィン級潜水艦の航続距離は約15,000Km。アフリカ周りで途中1回だけ給油船から給油を受けるだけで地中海を通ってイスラエルに帰港することができる。それ以前のそもそも論として、イスラエルがイランの核施設を攻撃するのにわざわざ潜水艦を使用しなければならない理由など存在しない。イスラエルの誇る空軍力で攻撃することで充分事足りる。

イスラエルが核兵器を使用するのではないかと「櫻井ジャーナルブログ」は考えているようだが、それも全くあり得ない。考えてみれば分かる。もしイスラエルがイランの核施設への攻撃に核兵器を使用したなら、世界中のほぼすべての国から国交を断絶される。これには米国も例外ではない。このことはイスラエルの没落を意味する。さすがの米国も核兵器を使用したイランに味方することはできない。

イスラエルの潜水艦が核兵器を使用するときは、イランからイスラエルが核攻撃を受けたときである。そのときはイラン全土を破壊し尽くすだけの報復核攻撃がイスラエルの潜水艦から行われることになる。このことが事実上のイランに対する核抑止力となっている。

いつものことながら「櫻井ジャーナルブログ」のブログ記事は「トンデモ」な内容である。


06. 五月晴郎 2015年4月18日 01:08:23 : ulZUCBWYQe7Lk : sn1I8eOXZM
>>5

イスラエルがそんな内在論理持っていたとしたら、世界中のイスラエルの外交政策に批判的な言説は全て書き替えなきゃいけなくなっちゃう・・そんな勢いですね(笑)


07. 2015年4月18日 22:36:23 : Gdai3dh2wE
スエズ運河が封鎖されればイスラエルの軍がどうしたこうしたどころの問題ではない。巨大な物流の大動脈が切断される。

事の大小もわからない戦争おたくが書いた文章。


08. 五月晴郎 2015年4月19日 15:12:53 : ulZUCBWYQe7Lk : sn1I8eOXZM
>>7

櫻井氏が巷間言われる戦争おたくでないことだけは確か

そもそも「巨大な物流の大動脈が切断され」るから、それだけはしないなどという「軍事戦略」が存在するのか


09. 2015年4月19日 18:26:38 : W6Znqzs3zM
>>07
いや、だからここをめぐっての駆け引きだろうよ
要衝ってことに変わりはない
そこを軍事面から見た場合、こういうい見方もある

本投稿でも出てくるジブチは、表向き海賊対策で自衛隊駐屯してるからね
かなり金をつぎ込んで、一大拠点にしたいのかってくらい

自衛隊、ジブチの拠点強化 防衛省、有事にも使用検討:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH1H43QZH1HUTIL015.html‎

ハイ、繋がりましたよっと


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