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南シナ海領有権争い、知っておくべき5つのこと 
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投稿者 rei 日時 2015 年 5 月 17 日 10:50:13: tW6yLih8JvEfw
 

南シナ海領有権争い、知っておくべき5つのこと 
By JEREMY PAGE
2015 年 5 月 13 日 19:58 JST
 南シナ海は世界で最も船舶の航行量が多い海域の一つであり、北東アジアとインド洋の裕福な諸国間の交易にとって戦略的な航路でもある。世界のオイルタンカーの半数はこの海域を通るほか、漁業資源も豊富だ。石油や天然ガスといった海底資源の埋蔵量は膨大とみられるものの、領有権をめぐる各国の対立は長年、海底探査の妨げになってきた。中国、ベトナム、ブルネイ、マレーシア、台湾、そしてフィリピンの6カ国・地域が特定の海域や島、岩礁、環礁などの一部や全体の領有権を主張し合っている。この海域が潜在的な火種になっているのはそのためだ。

http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-IJ937_2sea05_D_20150513024802.jpg
Zuma Press

1.強まる中国の自己主張

 中国はこの海域で最も広い範囲の領有権を主張している。南シナ海のほぼ全域を囲むU字型の「九段線」――その形状から「牛の舌」とも呼ばれる――が中国の主張する境界だ。専門家によると、1947年に当時の中華民国(南京国民政府)が作成した地図がその根拠となっている(政権を担っていた国民党は現在、台湾を拠点としている)。中国は近年、海軍や沿岸警備隊、その他の海事関連機関を増強しており、以前よりも力ずくで領有権を主張するようになってきている。

中国、米軍の南シナ海対抗計画に激怒
http://jp.wsj.com/articles/SB12387842356326593464804580638362895069980

Associated Press

2.領有権主張の根拠を強化

 各国が領有権を争っている岩礁など自然の地物で海面より上に顔を出しているものは少ない。こうした環境下で領有権の根拠を強化するために、埋め立てをする国もある。フィリピンは南シナ海南部のスプラトリー(南沙)諸島の浅瀬の一つに米海軍のさびついた軍用船を置いた。中国はスプラトリー諸島にある岩礁など7カ所を実効支配しているほか、米政府当局者によると、埋め立てのペースを速めて人工島を建設している。その広さは昨年以降、1500エーカー(約6平方キロメートル)に達しているという。

3.パラセル諸島のにらみ合い

 南シナ海の北部にあるパラセル(西沙)諸島もまた、各国が領有権で反目する現場になっている。中国は1974年にベトナムと交戦し、パラセル諸島を実効支配するようになった。昨年、中国が周辺海域に石油掘削装置(リグ)を設置したのを契機に中国船とベトナム船のにらみ合いが発生。ベトナム国内では反中暴動で5人が死亡する事態も起こった。その2カ月後、中国が掘削リグを移設したことを受け、にらみ合いは収束した。

4.米の見解は「公海」

 中国は南シナ海の海岸線近くで監視活動を行う米海軍の艦船や軍機に対して妨害や抗議をしばしば行っている。2001年には中国軍の戦闘機が米軍の偵察機と衝突する事故が発生し、中国人パイロットが死亡した。米軍の偵察機はその際、中国の空軍基地に緊急着陸した。中国は米軍機の乗組員を拘束し、外交問題に発展した。この海域は公海であり、監視活動を行う権利があるというのが米国の見解だ。

5.集団より個別交渉で勝利めざす中国

 各国の主張が重なり合う海域の領有権争いを多国間交渉で解決することに、中国は乗り気ではない。領有権の交渉は当事者同士の二国間で行いたいというのが中国側の意見だ。フィリピンは2013年に国連海洋法条約に基づき、仲裁裁判を請求した。中国が主張する九段線には法的根拠がないとフィリピンは訴えている。一方の中国は仲裁裁判を「受け入れもしなければ、参加もしない」と表明している。

原文(英語):5 Things About the South China Sea Dispute

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http://jp.wsj.com/articles/SB12387842356326593464804580638370900220984?mod=trending_now_3  

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コメント
 
01. 2015年5月17日 13:45:14 : KzvqvqZdMU
ちゃくちゃくと侵略の手を伸ばしてる中国。日本のオイルロードを扼したいと
いうことだな。これへの対抗として安倍くんが頑張っておるが、サヨらが足を引っ張って、間接的に中国の大応援団になっておる。
 戦争しよぅとしているとか、大嘘こぃて中国の侵略に手を貸しておる。



[32削除理由]:削除人:アラシ

02. 2015年5月17日 14:46:48 : oMu1aAvsAk
南シナ海が中国の制海権下に入れば、中東の石油はニューギニア沖から太平洋に迂回して東から日本に運べばよい。大してコストはかからない。

中国は昔から東に興味はない。彼らの興味は西(ユーラシア大陸)だ。土地も資源も人口も圧倒的に豊富であり、また地続きの長大な防衛線ゆえ、容易に侵入が可能で守ることが難しいからからだ。土地も資源もない東側のちっぽけな岩礁(日本列島)など、手に入れても手間がかかるばかりで何のメリットもないことは、根っからの商売人種である中国人はよく知っている。一所懸命ちっぽけな土地に執着する日本人とは違うのだ。横暴な帝国のすぐ外縁にありながら1500年も外的の侵攻を受けず平和を享受してきたこの国の歴史がそれを証明している。(対照的な朝鮮半島の歴史と比べてみればよい。朝鮮はユーラシアの一部だ。)

南シナ海の陣取り合戦など目くらましの陽道作戦であり、真の脅威は中国が西に勢力を伸ばし、ロシア、イラン、中東、インド、インドシナを飲み込んでユーラシア帝国(かつけのモンゴル帝国)になってしまうことだ。

安倍政権の前は、日本にほとんど外的脅威はなかったが、オバカな極右政策で周辺国は敵ばかりになった。一方、中露は結束は高まり、イランが接近し、韓国は引き込まれ、インドもすり寄り始めた。ベトナムは元々親露だから仲間も同然だ。

日本の頼みは、米国?米国は常に西(フロンティア)を征服することで拡大してきた。太平洋に辿りついた先がハワイ、フィリピン、日本だった。そして、1945年についに念願の日本征服を果たした。それ以来、日本は米国の隠然たる支配化にある。同盟国でなく宗主国だから、いざとなればゴミのように捨てられる。

安倍は親米右翼のようだが、そもそも親米(=従属、事大主義)とナショナリストは決して混じり合わない水と油の関係であり、親米右翼というほど矛盾した存在はない。ペテンなのだ。

安倍の見せかけの強硬策は、経済衰退と原発事故という内政の失敗で統治がガタガタになった日本政府が、国内引き締めのため存在しない外的をでっちあげて国内の引き締めを図っているのすぎない。

安保?集団的自衛権?憲法改正?バカも休み休み言え。

東京の空は米軍の管制化にあり、自衛隊機も勝手に飛ぶことができない。首都の制空権すらままならず、いったいどの国を守るのか。まさにブラックジョークだ。

「人ならばみなが現実を見えるわけではない。人は自分の見たい現実だけを見る」(ユリウスカエサル)


03. 2015年5月21日 14:56:04 : LdCZftGbko
 日本人にとって最も知っておくべきことは日本の領海ではないということ。


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