【ワシントン西田進一郎】カーター米国防長官は２４日放送の米ＣＮＮのインタビューで、イスラム過激派組織「イスラム国」（ＩＳ＝Ｉｓｌａｍｉｃ　Ｓｔａｔｅ）にイラク西部アンバル県の県都ラマディを制圧されたことについて、「イラク軍が戦意を見せなかった」と語り、敗因はイラク軍の姿勢にあると批判した。カーター氏は「ＩＳに勝利し、領域を確保するのはイラク部隊の役割だ」と奮起を強く求めた。

　カーター氏は、ラマディのイラク軍について「数の面で相手よりはるかに勝っていたが、戦わずに撤退した」と指摘した。さらに、「我々は訓練を施し、装備を与え、支援することはできても、戦う意思を引き出すことはできない」と、士気の低さへの懸念を示した。

　対ＩＳ戦で、米軍は有志国連合とともに空爆を行い、イラク部隊が地上戦を担ってきた。ラマディ陥落を受け、米国内ではイラク軍を訓練するために派遣している約３０００人の米地上部隊の増加や、前線近くへの配置を含めた役割見直しを求める声が出ている。

　カーター氏は「イラク軍支援の中身を変える必要があれば、（大統領に）勧告する」と話し、見直しがすぐに必要とは判断していないことを示した。

http://mainichi.jp/select/news/20150525k0000e030230000c.html 　

コメント
01. 2015年5月25日 20:41:42 : K3UzKPJoj6 イラク国軍＝アメリカの傀儡。 イラク国軍の敗北はアメリカの敗退。
02. 仁王像 2015年5月25日 22:01:29 : jdZgmZ21Prm8E : zTPXhMXaM2 　（今夜のＮ９） 〔ＩＳは”反転攻勢”　問われる戦略〕 　カーター国防長官の発言に対して、イラクのアバディ首相は、 　アバディ「カーター国防長官の発言に驚いている、誤った情報を提供されているのだと思う」とした上で、”ラマディを数日以内にＩＳから取り返す”と強調。主要都市ラマディの奪還に自信を示した。 　そのイラク政府軍だが、ＩＳに制圧されたラマディの奪還に向け反撃を開始した。反撃には、急きょ招集した数千人ものシーア派民兵組織などが参加。地元の当局者などにによると、これまでに、”ラマディの東約１０キロのＩＳに制圧地区を奪還し、ＩＳの戦闘員を撤退させた”ということである。 　これに対してＩＳ側は、ラマディ市街地に地雷を仕掛け、さらに住民を市内にとどめることで「人間の盾」にして抵抗の構えである。今後、イラク政府軍などによる本格的な奪還作戦が始まれば、スンニ派とシーア派による宗派対立が深まる恐れがあり、住民を巻き込んだ激しい戦いになることが懸念されている。
03. 2015年5月26日 01:28:29 : awWwLIhuLA イラク軍をぶち壊したのはアメリカ軍です。 何を今更勝手なことを抜かしているのかＷ。 国防長官カーターはその頃ペンタゴンを出たり入ったりしてイラク戦争遂行に大きな影響を与えていた者です。 そのうちまた日本に兵隊出してくれって言ってきます。 もはやこの男の言うことにまともにとりあってくれるのはアベシンゾーだけです。

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