>>02

死一般や、個人主義などが問題になっているのでは全くない。

一体どういう頭の構造をしているのであろうか。

＜海外で武力行使をする＞ということ、
このことが問題になっているのだ。

＜海外で武力行使をする＞ことを認めるのか、認めないのか。

紛争地で治安維持活動を行うということは、
自衛隊員が、殺傷されるということと、
自衛隊員が、他国民を殺傷するということだ。

ドイツは、アフガニスタンに派兵した。
戦争に参戦したのではなく、タリバン政権崩壊後の、
戦後復興活動として、地元警察の訓練業務でだ。
しかも、北部という反タリバン勢力圏であるという、
アフガニスタンで最も『安全』な地域でだ。

にもかかわらずドイツ軍は死傷者を出し、
トラウマで苦しみ続ける兵士を多く生み出しただけでなく、
誤爆によりアフガニスタンの一般市民を多数殺傷してもいる。

このアフガニスタンでのドイツ軍の姿は、
自衛隊の数年後の姿として受け止めなければならないと思う。

＜参照＞
自衛隊が海外で治安維持活動：ドイツの例「トラウマと誤爆」
http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/523.html

>>04

自衛権まで否定しているのではない。

「国家の存立危機になれば、行使もやむをえない」という論理で、
戦争は開始されてきた。

この歴史的事実を既に学んでいるはずなのだ。

「満州は日本の生命線」「ABCD包囲網」
だから、“止むを得ない”“止むに止まれず”という論理だ。

アメリカ政府の始めた戦争で、
その国の治安維持活動をするとは、“尻拭い”をすることだ。

侵略戦争を止めさせればいいのだ。

中国政府の威嚇的な軍事行動は確かに目に余る。

反戦・平和を望む全世界の人々に対して、
犯罪的な役割を果たしている。

日本で集団的自衛権の行使が一定の説得力を持ってしまうのは、
中国政府の犯罪的な軍事行動の所為だ。

しかし、あらゆる国の軍事政策に反対すること、
あらゆる国の軍事政策に反対する世界中の人々が連帯し、
戦争を阻止すること。

これは私の信念だ。
なぜなら戦争などやらない方が良いに決まっているからだ。

「自国益」とは、誰にとって、どういうものなのだろうか。

中国で、都市戸籍も有せず、中国共産党幹部という名の資本家により、
資本主義的に搾取され続ける、中国の何億もの農民工達にとって、
中国政府の軍事拡張政策は、彼らにとって、「自国益」なのだろうか。

日本の20代、30代の二人に一人は、非正規雇用だ。
彼らにとって、他国で武力行使することが、彼らにとっての「自国益」なのだろうか。

そうではなく、それぞれの支配層にとっての利益に過ぎない。
支配層の利益を、全国民の利益と描いているに過ぎない。