アフガニスタン タリバン制圧の都市奪還と発表［ＮＨＫ］
10月1日 20時36分

アフガニスタン政府は、反政府武装勢力タリバンに先月制圧された北部の都市を、軍事作戦の結果、奪還したと発表しましたが、市民の間には不安が広がっていて、政府の治安対策が改めて問われる事態になっています。

アフガニスタン軍は、反政府武装勢力タリバンによって先月２８日に制圧された北部の都市クンドゥズを奪還するため、現地に駐留するアメリカ軍の援護を受けて軍事作戦を行い、激しく抵抗するタリバンと市内などで戦闘を続けてきました。

内務省の報道官は１日、軍の部隊が市街地に到達しクンドゥズを奪還したと発表しました。また、国防省は声明で、タリバンの戦闘員１５０人を殺害し、郊外に戦闘員が潜んでいないか確認を進めていることを明らかにしました。

アフガニスタンの主要都市が武装勢力に制圧されたのは、２００１年にタリバン政権が崩壊してから初めてで、現地では衝撃をもって受け止められ、政府は奪還に全力を挙げてきました。

クンドゥズを取り返したことで、事態は一応、収束に向かうとみられますが、市民の間には、タリバンがほかの都市にも攻撃をしかけるのではないかという不安が広がっていて、政府の治安対策が改めて問われる事態になっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151001/k10010255221000.html

コメント

1. 2015年10月02日 11:20:15 : hX8yK5hrwY 前大統領のカルザイは率直にタリバンを政府に参加させよと言ってきた。 米国はその姿勢が気に食わず、カルザイ支持をとりやめ首をすげ替えた。(選挙戦) 現大統領のアシュラフ・ガニーはソ連侵攻前の社会主義時代の名残を知った学者でイスラム的な人ではない。 その意味でアメリカのお眼鏡にかなう人物ではあるが、アフガニスタン全土に染み付いたイスラム的価値観を変えていける力はまったくない。 タリバンのシャーリアに則った生活と破った際に科せられる罰は国際的に非難を巻き起こしたが、実はタリバンのようなイスラム的価値観はアフガニスタンには深く根付いており、宗派が異なってもたいして変わることはないのである。 部族との調整がアフガニスタンの調和を導く。 21世紀であっても中世の価値観で動く国や民族が現実にある。 そこでは通常の人権の概念は通用しないのだ。 豊かになれば人の考えは変わって行くと言われるが、相互扶助の思想が生き根付いているイスラム社会では豊かになるということは施すということと同義であり、必ずしも民主主義や人権だけがそれに代わるものだとは言えない。 国連もアメリカもそこをどうしても認めたくないようだがそれが現実なのだ。

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• タリバン掌握の北部都市 アフガン政府「奪還した」 戦闘部隊の再駐留求める声：欧州諸国も米国もイヤだろうね あっしら 2015/10/04 06:45:01 (0)

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