トルコがISIS団に深く関与していて物資ルートになっていることは世界中が知っているのに、NHKは恥ずかしげもなく嘘プロパガンダ記事を流している。
バカくさ。

シリア北部での戦闘の合間に休息するクルド人の民兵組織である人民防衛部隊の女性戦闘員（9月4日） PHOTO: AGENCE FRANCE-PRESSE/GETTY IMAGES
2015 年 10 月 28 日 09:52 JST

　【イスタンブール】クルド人勢力やトルコ政府当局者によれば、トルコ軍は先週末シリア領内のクルド人武装組織への攻撃に踏み切り、複雑化する一方のシリア内戦に新たな戦線を開いた。

　同地域のクルド人武装勢力によると、トルコ軍は米国が支援するクルド人戦闘員が支配しているシリア北部の要衝コバニとタルアブヤドの2つの町を攻撃した。シリアの多くの地域を支配する過激派「イスラム国（IS）」との戦いで、最も力を発揮してきた組織の1つであるクルド人武装組織にとって新たな危険が生じている。

　トルコのダウトオール首相は26日テレビインタビューで、シリアで勢力を拡大しているクルド人に対する警告の意味でこの2つの町への攻撃を行ったと明らかにし、週末の攻撃を確認した。2つの町は、シリアに帰国する難民のための非武装地帯として、あるいはトルコが支持するシリア人武装勢力の拠点としての役割を果たすと、トルコ政府が期待している。

　ダウトオール首相は、シリアのクルド人の民兵組織である人民防衛部隊（YPG）がユーフラテス川の西岸に移動するならば、「われわれは攻撃する。すでに2回攻撃している」と述べた。トルコ政府は、クルド人組織がユーフラテス川を渡るかどうかを「越えてはならない一線」とみているようだ。

　これに対しクルド人勢力の幹部は、YPGが米軍主導の有志連合軍との調整なしにユーフラテス川西岸に移動することはこれまでなかったとし、「YPGは東岸にとどまっている」と否定した。

　トルコ軍による攻撃は、オバマ米政権に新たな課題を突きつけている。オバマ政権は、対IS戦略を修正する一方で、アサド・シリア大統領を支援するためシリアの反体制派への空爆を実施しているロシア軍を封じ込めようとしている。米政府は、ISと戦う多数のシリア人反体制派戦闘員を訓練することを計画していたが失敗に終わり、シリア北部でクルド人武装組織と連携しながら戦っているシリア人部隊に対する軍事物資の投下を開始している。

　トルコの指導者は、YPGをトルコのクルド人反政府武装組織「クルド労働者党(PKK)」とつながりのあるテロ組織とみなしており、米国が同組織との連携を拡大することに反対している。米国は、トルコが非武装地帯を設定したいと望んでいるユーフラテス川西岸にYPGを移動させないようにし、クルド人の領土的な野心を抑えることでは、トルコと協力している。しかし、シリア北部のシリア人とクルド人の武装組織に対する武器供給を拡充しており、YPGとの協力関係をひそかに強化している。