★阿修羅♪ > 戦争b16 > 255.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
専門家:イランはシリアに関するコンタクトグループに加わる用意がある:シリア問題会議エジプトやペルシャ湾岸諸国の参加も検討
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/255.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 10 月 28 日 00:30:08: Mo7ApAlflbQ6s
 


専門家:イランはシリアに関するコンタクトグループに加わる用意がある[スプートニク日本語]
2015年10月27日 22:19

ウィーンで開かれたシリア問題解決に関するコンタクトグループ4カ国(ロシア、米国、トルコ、サウジアラビア)の外相会談の結果は、この国際グループの今後の活動においてグループの拡大が必要不可であることを浮き彫りにした。

ロシアのラヴロフ外相は会談を総括し、「協議に参加している4カ国では、シリア情勢解決に関する外部からの効果的な支援を確保するには不十分であり、グループを『1ダース』まで拡大し、参加者を増やすことが可能だ」と述べた。ラヴロフ外相によると、エジプト、ペルシャ湾岸諸国、アラブ連盟、イスラム協力機構、そしてイランなどが和平プロセス支援に加わることが可能。なお米国のケリー国務長官は、ラヴロフ外相のこの提案に肯定的に応じ、「イランに参加を提案することができる」と伝えた。またロシア外務省によると、ラヴロフ外相は24日、イランのザリフ外相と電話会談した。ラヴロフ外相は電話会談で、ケリー国務長官ならびにサウジアラビアとトルコの外相とのシリア危機解決に関する会談結果を伝えた。ロシアとイランの両外相は、「シリア情勢の迅速な正常化を目指す国際的な尽力の調整を、イランやエジプトなどの国をシリア政治プロセスの外部からの支援に加えるなどの方法で拡大する必要性を強調した」という。

シリア危機解決に関するコンタクトグループが拡大される可能性はどれくらいあるのだろうか?またイラン自体も、このプロセスに加わる用意があるのだろか?イランの情報分析サイトIranianPolicy.netの政治評論家、サジャド・タイエリ氏は、通信社「スプートニク」のインタビューで、次のように語っている。

「当然のことながら、イランは中東地域で大きな影響力を持っている。これは西側にも、米国にも、そしてロシアや地域の他の国々にとっても明らか、かつ明確なことだ。もしイランが、いずれかの問題解決に向けた地域のプロセスに参加しなければ、私たちは現在、今よりもさらに危険な全く別の世界で暮らしていだだろう。シリア紛争が始まってから4年が経過し、我々は、欧米諸国、あるいは複数のアラブ諸国の努力が、いかなる結果ももたらさなかったことを目にしている。その反対に、むしろシリア難民が大幅に増えた。また『IS(イスラム国)』と呼ばれるものが出現してから、状況はさらに悪化した。

国際社会は、この長引く危機に少しでも早く終止符を打つ必要があるとの結論に達した。その結果、ロシアは、イランの戦略的ならびにイデオロギー的サポートのもと、シリアで空からの対テロ作戦を開始した。また尊敬するラヴロフ外相は、シリア危機の解決で、イランがさらに効果的な役割を担えることを非常によく理解している。イランは常に紛争の平和的な解決プロセスに積極的に参加し、今も、シリアだけでなく、バーレーン、イエメン、イラクなどでの平和的な紛争解決に積極的に参加する用意がある。

しかし残念ながら、全ての国、もちろんそこにはサウジアラビアが含まれるが、イランが紛争の解決プロセスに貢献することを、全ての国が望んでいるわけではない。そのため、和平プロセスへのイランの参加を、あらゆる手を尽くして妨害している。しかしシリア情勢が著しく悪化した今、米国でさえも、イランがシリア危機の解決プロセスに加わることを望んでいる」。

またタイエリ氏は、ロシアの外交的努力を特に強調し、ラヴロフ外相は常にイランの戦略的に重要な役割を、十分な根拠をもって国際社会に証明しようとしていたと指摘し、次のように語っている−

「ロシアがシリアでISを含むテロリストらとの戦いに直接参加したあと、ロシアにとっては、この紛争解決におけるイランの役割が、どれほど重要かつ効果的なものになる可能性があるのかが、さらに明確になった。ロシアは常に、イランのシリア問題に関する戦略を非常によく理解し、同盟国としてイランの立場に同調していた。地域におけるイランの強い政治的ポテンシャルを考慮した場合、特にシリア問題の解決において、ロシアは、イランが実際にその重要な役割を果たし、シリア危機解決に関するこの複雑なプロセスに加わることを望んでいる。加えて、ISのような、地域全体にとっての深刻な脅威が存在している。そのため、すでにシリア危機は、できるだけ早急に解決する必要のある、国際問題に発展した」。

ウィーンでシリアに関する会談が開かれたのは23日。4カ国外相会談には、ロシアのラヴロフ外相、米国のケリー国務長官、サウジアラビアのジュベイル外相、そしてトルコのシニルリオール外相が参加した。

http://jp.sputniknews.com/opinion/20151027/1085164.html

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年10月28日 11:28:33 : jxLHeuuudc
写真もウェブに出回っているように、ケリー米国務長官はアサド大統領と懇意であった。

もともとシリアは親父さんのハーフィズの時代から外交の使い分けが巧く、ソ連やアメリカをその時々で政治外交上の盾に使ってきた。

レバノン内戦を停戦に導いたターイフ合意は、事実上シリアがレバノンの停戦監視を引き受けるとしてシリア軍を置くというシリアのレバノン化をアメリカも認めたうえで成り立ったものである。
シリアはレバノン領有を欧米列強が勝手に国境線を引いて分割した国土を取り戻すためとして、強く強く望んできた。
事実上、シリアの願いは叶うことになった。

支配政党のバアス党はアメリカCIAとも情報の共有を行ってきたので、シリアには東西の諜報員たちが行き来してきた。
ダマスカスは中東アラブの政治的要所だった。ハーフィズが死んでバッシャールが引き継いでもアメリカとの関係は変わることはなかった。
ターイフ合意で認められたレバノン駐留のシリア軍がシリアのレバノン私物化だとして、国際的に非難されだしたのはブッシュの子倅が起こしたイラク戦争の余波を受けてだが、渋々シリアが軍を引き上げて対立を避けた後も、ケリーとアサドは個人的に会い夫婦とも食事をしあう仲であった。

米国務省は長官のケリーと、その下にいるヌーランド国務次官補とでは役割が異なっている。
ヌーランドは自身も、夫であるケーガンもネオコンの重要人物であるが、少なくともケリーはネオコンとは無縁である。

アメリカの外交政策を決定する国務省にネオコンが入り込み、かなり上部まで浸透していることを考えると、この先大統領が誰に代わろうと思い切った外交政策の方針転換は難しいだろう。
少なくともオバマは敗北撤退という事実を薄めに薄めて、余力を維持した上でアメリカの後退をかっての日本の大本営の常套句の敗北撤退を「転戦」と言い換えてやりすごしたように、オバマの大統領任期切れまではまやかして進めている。
ケリーがイランの参加に特段反対しないのも、そのひとつだろう。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 戦争b16掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
戦争b16掲示板  
次へ