【モスクワ時事】ロシア空軍のボンダレフ総司令官は、過激派組織「イスラム国」掃討名目のシリア空爆の拠点とするシリア西部ラタキアの基地を防衛するため、地対空ミサイルを展開させていることを明らかにした。５日付のコムソモリスカヤ・プラウダ紙とのインタビューで語った。

　アサド政権へのロシア製地対空ミサイル供与は知られているが、ロシアの運用が確認されたのは初めて。軍事外交筋はインタファクス通信に対し、型式はブク地対空ミサイルなどだと明らかにした。

　地対空ミサイルのカバー範囲について、同筋は「ラタキアを含む軍事および戦略的重要拠点」と説明。「イスラエルのアイアンドーム（防空システム）のようなものだ」と指摘した。基地だけでなく、アサド政権に防空態勢を提供し、欧米などの空爆をけん制する狙いもあるとみられる。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015110600076 　

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