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ISと戦うシリア軍を支援するため、イランに続いてイラクからも援軍がシリアへ入り、露国と連携(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/677.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 22 日 00:55:00: igsppGRN/E9PQ
 

ISと戦うシリア軍を支援するため、イランに続いてイラクからも援軍がシリアへ入り、露国と連携
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201512210000/
2015.12.22 00:39:44 櫻井ジャーナル


 シリア軍情報部の情報として、アレッポ北部で行われているシリア軍の軍事作戦に参加するため、イラクから約1500名の戦闘員が合流、さらに数百名が参加しようと現地へ向かっているとする話が伝えられている。すでにイランからの援軍やヒズボラの戦闘員がシリア軍と手を組んで戦っているが、そこにイラクが加わろうとしている。破壊したはずのイラクがアメリカ支配層の前に再浮上してきたとも言えるだろう。

 1991年にポール・ウォルフォウィッツ国防次官(当時)はイラク、シリア、イランを5年以内に殲滅すると語ったというが、その3カ国が手を組むことになった。ネオコン/シオニストやイスラエルがイラクからサダム・フセインを排除したがっていた理由のひとつはイラクに「新イスラエル体制」を樹立、イランとシリアを分断することにあったが、この目論見は崩れたわけだ。しかも、この3カ国はロシアと連携、ネオコンは結果として中東におけるロシアの影響力を拡大させることになった。

 シリアでの戦闘はリビアより1カ月遅れ、2011年3月に始まった。リビアではNATOの空爆とアル・カイダ系武装集団LIFGが連携して同年10月にムアンマル・アル・カダフィ体制を倒した。2001年9月11日以降、アメリカは「アル・カイダ」を「テロリスト」の象徴として扱い、その「テロリスト」と戦うという名目で自国憲法の機能を停止、国外では破壊と殺戮を繰り広げてきたのだが、その嘘が発覚してしまった。

 2012年8月にアメリカ軍の情報機関DIAが作成した文書は、反シリア政府軍の主力をサラフ主義者、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQIで、その反政府軍を西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコが支援しているとしている。2011年3月にシリアで体制転覆を目指す戦闘が始まった当時からAQIは反政府軍を支援、アル・ヌスラという名前を使い、シリア各地で軍事作戦を展開したとも説明している。

 シリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラに対する秘密工作をアメリカ、イスラエル、サウジアラビアが始めたと調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュは2007年3月5日付けニューヨーカー誌で書いた。その中でサウジアラビアと緊密な関係にあると指摘されているのがムスリム同胞団とサラフ主義者。秘密工作の実行部隊ということだろう。また、WikiLeaksが公表した文書によると、2006年にアメリカ政府はサウジアラビアやエジプトと手を組み、宗派対立を煽ってシリアを不安定化させる工作を始めたとしている。

 カダフィ惨殺後、NATOの協力で戦闘員や兵器はシリアなどへ運ばれたが、「アル・カイダ」というタグは使いにくくなった。そうした中、登場してきたのがIS(ISIS、ISIL、ダーイッシュなどとも表記)。2004年10月にAQI(イラクのアルカイダ)が登場、06年10月にAQIが中心になってISI(イラクのイスラム首長国)が編成され、その活動範囲がシリアへ拡大したことを受けて13年4月からISと呼ばれるようになったとされ、AQIもアル・ヌスラもISIもISも実態は同じように見える。

 しかし、その実態を決まった組織だと考えてはならない。1997年から2001年までイギリスの外相を務めたロビン・クックによると、「アル・カイダ」とはCIAから訓練を受けた「ムジャヒディン」のコンピュータ・ファイル。アル・カイダはアラビア語で「ベース」を意味、「データベース」の訳としても使われている。

 つまり、IS/ISI/AQI/アル・ヌスラなどはデータベースに登録された傭兵によって編成された戦闘集団で、その雇い主のプランに従ってタグは付け替えられ、姿を変える。その雇い主とはアメリカ、イギリス、フランス、トルコのNATO加盟国、サウジアラビア、カタールのペルシャ湾岸産油国、そしてイスラエル。

 現在、AQI/アル・ヌスラやISと戦っているのはシリア、イラン、イラク、そしてロシア。NATO加盟国、ペルシャ湾岸産油国、イスラエルは雇い主であり、当然のことながら攻撃してこなかった。この単純な構図を見ようとしない人は、複雑怪奇な「説明」をしなければならなくなる。

 こうした構図があるため、AQI/アル・ヌスラやISを本当に攻撃しているロシア軍の爆撃機をトルコ軍の戦闘機が撃墜した。そのトルコ軍に撃墜を命令、あるいは承認したのがNATOだ。そのNATOで中心的な役割を果たしているのがアメリカであり、そのアメリカとの集団的自衛権を推進してきたのが安倍晋三政権。トルコ軍の「戦争行為」が引き金になって戦争が本当に始まった場合、自動的にNATOとロシアとの戦争になり、必然的に日本もロシアや中国と核戦争を始めることになる。


 

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コメント
 
1. 2015年12月22日 12:50:34 : yBQkrRTumA : UvxNb8gKnf4[43]

 好い感じだね!!        がんばれプーチン!!
 
  

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