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古典ギリシャの詩 2  ギリシャ文化を、2重構造で見る
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投稿者 あのに 日時 2018 年 10 月 25 日 09:38:11: xZaQXyDl16EGo gqCCzILJ
 

古典ギリシャの詩 2  ギリシャ文化を、2重構造で見る


1、ギリシャ文化の2重構造の上層を見る : 黄金のミケーネ英雄時代

・英雄時代のミケーネ・ギリシャ人とは、もっとも、どうもうで野蛮な侵略民族アカイア人であった

ギリシャ神話は、英雄時代のミケーネ・ギリシャ人を語る。だが、かれらは、最も獰猛で野蛮な侵略民族アカイア人であったのだ。その実態は、ヘロドトスの歴史にあるスキタイ誌を読めばわかる。アカイア人は、この黒海北岸の地域に住むスキタイ人とおなじであっだのろう。スキタイ人の後継者は、ハザール人である。

ハザール人も獰猛で野蛮な侵略民族であり、狡猾であり、国家ぐるみ、民族ぐるみで、ユダヤ教を偽装した、にせユダヤ人である。誤解があるが、ハザール人のほぼ大部分は、無宗教人なのである。ユダヤ教を信じるふりをしているだけである。イルミナティ秘密結社は、それに輪をかけたように、狡猾で残忍な侵略民族のテロリスト集団である。

西欧は、このもっとも獰猛で野蛮なミケーネ文化を、黄金の文化とよんで尊重している(笑)西欧の価値観が狂っている証拠のひとつだ(笑)
その源流のひとつが、ホメロスが、この黄金の文化、ミケーネ文化を、賞賛してうたっていることが、あるのであろう。

・イオニア人ホメロスは、なぜ、この獰猛で野蛮な侵略民族アカイア人の事をほめたたえ歌ったのか?

ギリシャの文芸は、最初はほとんどは、先住民族と共存して、かれらから大きな影響をうけたらしいイオニア人から始まっている。だが、イオニア人から見て大きな事績は、ミケーネ諸帝国をつくりあげた同族アカイア人のことであろうか。この獰猛で野蛮な侵略者、破壊者という面は、ミケーネ諸帝国の偉大な建国者という面と比べた場合、気にならなかったわけなのだろう。

イオニア人も、おそらく獰猛で野蛮な侵略者という面がおおいにあり、ギリシャ侵入時の事件として、いろいろあったのだろう。イオニア人のギリシャ本土到達は、紀元前2000年ころか。イオニア人には、できなかった悲願を、アカイア人は成し遂げたということで、ホメロスは、獰猛で野蛮な侵略民族アカイア人ではあるが、かれらのことを、誇りに思い、歌ったのだ。ギリシャ全土とクレタ島を制圧した同語族アカイア人を誇りに思い、ホメロスはイリアスとオデュッセイアという2つの大きな大作をものしたのだ。

ギリシャ人の征服やミケーネ帝国の建国のまえには、先住民族など、ごみかアリでしかなった。アメリカインディアンを制圧した西欧人とおなじであろう。軍事力を盾に、侵略する戦争文明であるイルミナティが中核にいる西欧は、基本的には戦争文明であり、ギリシャから現代まで価値観は、まったく同じなのである。
いま、アメリカインディアンを虐殺したことを賞賛するアメリカ詩人が出てきても、ぜんぜんおかしくないわけだ(笑)。


・すばらしいはずのギリシャ悲劇が、とても凄惨なものとなっているわけ

このかがやかしい英雄時代のミケーネ・ギリシャ人は、古典ギリシャ文芸の主役である。だが、アカイア人であったから、野蛮さは、歴史時代のスキタイ人と同じか、それ以上の狂った野蛮さ、獰猛さをもっていたことを考えるべきであろう。
つまり、歴史時代のギリシャ人の想像を絶する血塗られた野蛮さを、ミケーネ社会のアカイア人は発揮していた。すなわち、親を殺したり、妻を殺したり、子を殺したり、近親相姦などを、あたりまえのようにしていたのだ。とうぜん、征服した先住民は、大虐殺されたであろう。あまり、出てこないが。

ギリシャ悲劇などでは、半神とされた英雄たちは、この世で、もっとも残虐、凄惨な行為をこともなげに行い、ギリシャ系の神々までもが、不倫や窃盗、殺人などをおこなうのは、こういった事情があるからだ。

これが、歴史時代の古典期ギリシャ人にとって、絶好の文芸の題材となった。それくらいしか材料がないからでもあろう。ギリシャ悲劇が英雄時代のアカイア人のこのような野蛮なテーマをあつかうため、ギリシャ悲劇は、とても凄惨なものとなっている。おそらくギリシャ神話には、悲劇的テーマが2層構造になってあり、先住民系のものとギリシャ民族のものと2系統があるはずだ。これを分離することには、とても大きな意義がある。キリスト教にまで影響する「死せる神」の源流さがしというべきだからだ。おそらく、イエスの受難は、ギリシャ悲劇からきたものではなく、もっと古い起源の源流からきているのだ。

ギリシャ悲劇のことを思ったら、日本の謡曲のほうが、晴れやかで、はるかに人間味のある作品が多い。能はよく知らないが、読んでいていつも感動するのは、ギリシャ悲劇よりも日本の謡曲のほうだ。魅力あふれる新庄智恵子著「謡曲のなかの九州王朝」という本を紹介しておこう。謡曲と九州王朝が身近になるだろう。

たとえば、弱法師(よろぼし)には、救世観音像の話がのっており、それは、日本最初のお寺である難波(九州)の四天王寺にまつられ、それは上宮太子、聖徳太子の像であったと、いう。弱法師には、日本最初の仏教伝来のとうじのよろこびにみちた社会の様子が、語られる。また、蘆刈では、さいしょに難波(九州)の宮をつくったのが、仁徳天皇であり、博多湾には、明石の門があり、あたりを淡路といったことがわかる。海に近い場所でつくられているから、海の語がはいってくるのだ。和歌など鑑賞する際、注意しなければ、わけがわからなくなるであろう。継体天皇は、この博多の地にいたからこそ淡海出身であるといわれたのだ。近江という語に書き変えられているので、気がつかれないが。
ギリシャの詩を紹介するはずが、日本の詩歌を紹介することになってしまった(笑)

・史上最古の作曲家であるギリシャ悲劇作家 エウリピデス

ギリシャ悲劇作家 エウリピデスの悲劇オレステスの音楽断片が残っている。ちょうど、久保正影の[西洋古典学入門」を読んでいたら、このエウリピデスのオレステスについて、書いてあった。ちょうどいい。
オレステスは、トロイからアルゴスへと帰った父アガメムノンを母が殺したので、かれは復讐で、その実の母を殺すのである。
つぎの音楽は、その劇中の自分の母を殺す劇の中心部分の合唱だ。スタシモンとは中心部分の合唱をいう。これは、エウリピデス本人が作曲したものだろう。半音階でなく、4分の1音階が使われており、暗鬱で、鬼気せまるものがある。古典期ギリシャ悲劇のすさまじいまでの迫力がかいまみえる。とうじ、ギリシャ悲劇を観劇に来た人が卒倒したというのも不思議はない。エウリピデスが、史上最古の作曲家である。

Euripides,Stasimon Chorus from Orestes(408 B.C.E.)
https://www.youtube.com/watch?v=Gn7jvHI2kU4

ついでに、古代ギリシャの残っている音楽断片をいくつか紹介しておこう。全部では1時間以上になる断片が残っているが、大部分の復元演奏は、あまりにひどく、聴くに耐えないものが多い。かってに、編曲したり、中世の音楽のようにしたり、太鼓を入れたり、西欧の音楽アカデミズムは、トンデモの、めちゃくちゃぶりであることが、ここからよくわかる。西欧の文化は、基本的には野卑なものであり、みな誤解している。したがって、古代ギリシャ音楽の単旋律のシンプルなうつくしさを、かれらは理解することも表現することもできない。

古代ギリシャ音楽で有名な、2つあるデルポイ讃歌は、予言の聖所デルフィのアテネ人の宝庫の壁面にきざまれていたもので、比較的よく残っているものだが、大部分の復元演奏は、とても聴けないものである。よく発表する気になったものだといつも思う。ましなものをあげておく。これにつく詩の訳も探しても、いまは、どこにもないようである。まえは、どこかに日本語訳があったような記憶がある。
ウイルスマンにパソコンを壊されて、いまはさがせないのだ。このアテネ人の作曲者名もよくわかっている。年代はBC120年頃、ミロのビーナスと同時代の作品だ。わたしは、かってテオドール・レイナックの本で詳細を知った。

Ancient Greek Music:Two Delphic Hymns
https://www.youtube.com/watch?v=1eCk8eI28ZU

碑にきざまれていたもの セイキロスの碑銘
Seikilos Epitaph 200B.C.
https://www.youtube.com/watch?v=mGfOHoun0OQ

つぎのは、古代音楽ではないが、まともな演奏である。アカデミズムより、こういった在野のアマチュアに、まともなものは期待するしかない。
Thanasis Kleopas - to gefiri tis dramas
https://www.youtube.com/watch?v=8oYTg7-YM08
https://www.youtube.com/watch?v=Y8Hpyov3Tt8

なお、この古代ギリシャ音楽は、今の世界の音楽には、似たものがない。まったく孤立している。よく古代ギリシャ音楽はモーツアルトの音楽に似ていると言われるが、トンデモである。でたらめである。まったく似ていない。表面上は日本の箏曲に似ているが、表面だけだ。この音楽の内面は、ただただ、なぞだ、というしかない。


・ギリシャの文芸を理解するには、輝かしいミケーネが血塗られた文化であることを、はずすわけにはいかない。

ホメロスやギリシャ悲劇の理解は、こういったこと、英雄時代のアカイア人とは、とんでもないテロリストたちであった、ということを理解していることが、重要だとわたしは思う。ギリシャの詩の理解には、人間や自然のどういった構造を示し、ひとを感動させているか、という問題があり、絵画もどうようである。ここでは、美と真実がテーマとなるからだ。

だが、ギリシャ悲劇や神話では、不倫や窃盗、殺人をおこなう半神とされた英雄たちを、どうつくろってみても、われわれは、すばらしい英雄たちだとみなすことはできない。正当化できるわけない。英雄たちの人間の真実、人間悪の真実を、みるほかない。

口実をつけて攻め入ったり、市民を殺害したりする、今の世界にもこういったテロリストが存在する。テロリストISISをコントロールする米軍、アメリカの影の政府、シークレット・ガヴァメントだ。俗にイルミナティとよぶ、BIS国際決済銀行上部にいる8500人ほどの金融人である。あとに書くオランダの銀行家ロベルト・ベルナルドの暴露にあるとおりである。金融マフィアとよばれるが、マフィアには、とても失礼であろう。

だが、ギリシャの詩や文芸には、この真実をはっきり言ったものはない。ギリシャの解説本にもない。どこにもない。また西欧人が言わないことは、日本人がいうわけはない(笑)

ギリシャ文化の2重構造の上層は、このように凄惨な自分たちの歴史を見つめ、悩む視点のようなものがあるようにわたしは思っている。われわれ日本人にはすこし異質なのは、このように歴史がちがうからだ。
だが、現代の西欧の知識人たちは、おそらく悩まないだろう。原爆を落としても、当然だ、といいはるのだから。かれらは、ギリシャ古典期の人々より、さらに悪辣で残虐なスキタイ人にちかいわけだ。まあ、西欧の知識人の多くはハザール人だからとうぜんか。いまの西欧の知識人の多くは、みせかけとちがって、ていさいのいいだけの野蛮人である。首狩り族と似たような存在だ。


2、ヘロドトスのスキタイ誌には、アカイア人がやって来た、もとのユーラシアのスキタイ人の習俗がのっている。

アカイア人のミケーネ社会を知りたいと思えば、またイルミナティのハザール人を知りたいと思えば、ヘロドトスの歴史のなかのスキタイ誌を読めばいいのだ。ヘロドトスの原典を読むほうが解説本を読むよりいいだろう。

ギリシャ神話の英雄時代をアポロドーロスなどで読むと、あまりの残虐さが、わかって驚くが、じっさいの実態はわからない。だが、ヘロドトスのスキタイ誌を読めば、手に取るようにわかるようになるだろう。アカイア人とスキタイ人は、同じなのだろう。
ハザール人の実態なども理解できるようになる。21世紀のイルミナティの野蛮さも、理解できるようになるだろう。イルミナティとは野蛮というよりも、人類から生まれた癌組織といっていい。

すべては、ヘロドトスの歴史のスキタイ誌にあるとおりである。ここには、ギリシャ神話の英雄時代の人間の真実が書かれていると、いうべきなのだ。

ここで、ついでにいうと、スキタイ人は麻薬常習者であった。麻薬で神(グレイ?)と交流するシャーマンを持っていた。魔術の秘密結社である。どうやら、麻薬常習は、この地ではあたりまえであった。イルミナティが、麻薬を常習するのはとうぜんなのである。

スキタイ人の習俗とミケーネ時代、英雄時代のアカイア人の習俗とほとんどおなじだとは、ヘロドトスの視点には、まるでなかったのだろう。遠い異国のめずらしい野蛮な習俗を持つ人々、スキタイ人だ、という筆致である。この黒海の北の地域には、人を狩って、人肉食する民族もあったことがヘロドトスには、書かれている。

いまのイルミナティについても、秘密集会で儀式殺人を行い、すぐ死体を食卓にあげて人肉の生肉をくらうことが、シスター・マリ・エメリーの「悪魔に愛された女」に書かれている。ウソ、デマだと思う人が多いだろうが、わたしはありのままが書かれた本だと思うので、何度も書いている。ピザゲート事件など児戯にもひとしい内容だ。ほんとうは、イルミナティは、さらにさらにひどい凄惨な実態なのであろう。

つぎのオランダの銀行家ロベルト・ベルナルドの暴露にあるとおりである。
http://cqclabojapan.doorblog.jp/archives/51214622.html
さすが、イルミナティも不倫はいいとしても、儀式殺人や人肉食、じぶんの子どもへの強姦、殺人、じぶんの子どもを食うことなどを自慢するわけにはいかない(笑)ということなのだ。

この野蛮さが、ギリシャ悲劇の主要なテーマになる。英雄たちの非道な行為をおこなう不条理さが、歴史時代の古典期ギリシャ人には、なぞであり、悩ませることになったのだろう。なぜ、かれら英雄たちは、こんなおそろしいことを平気でやってのけたのか?ホメロスからギリシャ悲劇まで、すべて、この人間性の追求にみちている。ホメロスからギリシャ悲劇、ヘロドトス、ツキジデスまで、悲劇的終末につきすすむ人間性をみつめている。それは、ヨハネ黙示録にまで影響している。

古代ギリシャ人は3波(イオニア人、アカイア人、ドーリス人)にわたってギリシャの地を侵略したが、最後のドーリス人がギリシャの地のほとんどをすべて占領した。そのまえが、アカイア人であり、英雄伝説のもとになる。ミケーネ諸王国のぬしだ。それまでのギリシャ人はイオニア地方、すなわち小アジア西部沿岸に追いやられたわけである。

この小アジアのアルザワ地方は、リュキア人やさまざまな、クレタからの避難民が集まり、トロイからの避難民、ヒッタイトからの避難民もいる、さまざまな人種がごった煮の世界であり、フェニキア人のなかに混じり、さらに海の民も混じる。ミケーネ・アカイア人やフェニキア人の海軍くずれの海賊もいたりする。聖書のカナンの地とは、大混乱の地であった。この南端からエジプトから来たヘブライ人がユダヤ王国を建国する。

先住民族系との接触が長かったイオニア系ギリシャ人から、まず古代ギリシャ文化がはじまる。詩聖ホメロスも小アジア西岸のイオニア地方から出てくる。あらゆる詩人が、イオニア地方から出てくるのだ。ギリシャ抒情詩人たちは、みなイオニア系ギリシャ人である。この、史上まれな美しさをもつギリシャ抒情詩は、すべてが消滅した。いくらか断片が残るが、それでもためいきが出るようなすばらしいものが多い。


 

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