イタリアの男はどこでも誰にでもアモーレミオ（愛してる）とか言うが一度結婚するとなかなか離婚できない。弁護士費用もいるし長い時間がかかる。カソリックは教皇や神父が「別れてはいけません、愛するのです」とかのたまうので面倒この上ない。イタリアの首相がたいてい年下の愛人や婚外子がいるのもこのためである。

スペインでも結構大変だ。実はフィリピンでも協会がうるさく離婚するには金がいる。その他どこの国でも助平、浮気者は多い。

事実婚の方が便利なのだ。

織田の天下から豊臣、徳川、薩摩長州へとボス階級が代わっただけだろう。
欧州だってそうだ。産業革命も中世以来のキリスト教会組織をベースにしているわけだしな。
神の前での平等をうたっているが、組織の上部では常に幼児性虐待などの腐敗臭が漂う。
組織である以上腐敗は避けられないし、平等はありえない。だから支配階級と奴隷がいる。そして不満を逸らすために民主主義と個人の責任を唱えるわけだ。

それでも支配階級が社会を上手く運営している内は奴隷階級もおこぼれに与れるから、人並みに結婚子育てして家庭を持ち年金をもらい悠々自適の老後生活を送れるかも知れない。
しかし支配階級が能無しで失敗続きだと、当然奴隷階級は切り捨てられ過酷な生活や無残な死が待っている。人並みに結婚子育てして家庭を持ち年金をもらい悠々自適の老後生活を送るなどほぼ不可能になる。

そのような事実に気が付かない奴隷は無理をしても家族を維持する事が出来ずに一家離散やヤンキー化するのだろうし、逆に受け入れた奴隷は自分を守るべくできる範囲内の事しかやろうとしない。つまり人生で最もエネルギーを必要とする結婚子育てを避けるようになる。

もしも奴隷社会を肯定したくないのであれば、自らが支配階級に成るべく既得権から社会資源を武力で奪う以外にはない。織田も豊臣も徳川もそうしてきた。ただし彼らは日本人の意思によって選ばれた支配者ではあるが。

薩摩長州は外国に借金する事で支配者の地位を得た。日本の歴史上初めて外国の意思で支配者の地位を得た者たちである。そして今も日本国民はこの支配体制を続けるために延々と借金の返済を続けている。