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英CPI、5月は前年比+0.3% 予想若干下回る EU離脱を阻む「最後の手段」 何が起こるか5つの疑問 影響を注視=麻生
http://www.asyura2.com/16/hasan109/msg/782.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 6 月 14 日 20:29:46: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

(回答先: 金融政策の行方とマイナス金利影響の定点観測 ゴールド実需の低迷、インド ブレグジットリスク 投稿者 軽毛 日時 2016 年 6 月 14 日 20:19:04)


英CPI、5月は前年比+0.3% 予想若干下回る 
[ロンドン 14日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前月比0.2%上昇、前年比0.3%上昇で、市場予想を下回った。

衣料品価格が引き続き下落し、全体を押し下げた。

市場予想は前月比0.3%上昇、前年比0.4%上昇だった。

英インフレ率はイングランド銀行(英中銀)が目標とする2%を2年以上にわたり下回っており、昨年は伸びがゼロとなり、比較可能な1950年以降で最低の水準を記録した。
 
衣料品・靴の価格は前年比0.4%下落。食品・飲料もインフレ率を圧迫した。

エネルギー・食品・アルコール・たばこを除いたコアインフレは前年比1.2%上昇し、エコノミスト予想(1.3%上昇)を下回った。
http://jp.reuters.com/article/gb-cpi-may-idJPKCN0Z00Y6

コラム:英首相への提案、EU離脱を阻む「最後の手段」

Neil Unmack

[ロンドン 13日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 想像してみよう。欧州連合(EU)離脱の是非を問う今月23日の英国民投票を目前に控え、離脱派の圧倒的優位が伝えられる。パニックに陥る首相官邸に残された最後の手段とは──。BREAKINGVIEWSでは、このような仮定の下でキャメロン英首相の顧問が進言するかもしれない「意外な提案」を想像してみた。

首相、

まだ打つ手はあります。国民投票を少なくともあと3カ月延期できます。まず法案を1本通しましょう。もちろん野党の協力が必要ですが、労働党が賛成すれば延期は可能です。

コービン労働党党首は、国民投票後の即時辞任を首相に要求するでしょうが、これはのまざるをえません。

次に、ブリュッセルに飛んでください。EU各国の首脳に「EUの崩壊を許すか」「移動の自由を認める協定を修正するか」、2つに1つの選択を迫るのです。移民の制限が必要になるかもしれず、大変な交渉になるでしょうが、この問題さえ解決すれば、残留賛成派が一気に増えます。

「移動の自由を制限するなどとんでもない」という反論が相次ぐでしょうが、気にする必要はありません。協定では、公共政策上の理由で移動を制限することが認められています。おそらく、あくまで時限措置として、特定の国を差別しない形で、移動の自由を制限するという形になるはずです。

法的な問題も重要ではありません。各国首脳は、英国が離脱すれば、EU崩壊か、国民の支持が得られない「財政同盟」への支持表明を迫られることを知っています。ユーロが崩壊すれば、ブレグジットどころの騒ぎではありません。各国首脳の政治生命は、英国と合意できるかに左右されるかもしせません。

「欧州司法裁判所が認めてくれるのか」と疑問視する声が出るかもしれませんが、全くのナンセンスです。司法裁は、ユーロ圏諸国の救済や、欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れも認めたのです。

今、動くべきです。次期首相を狙うボリス・ジョンソン前ロンドン市長が、ここぞとばかりに持論を展開するでしょうが、各国首脳は熱狂的なEU懐疑派よりも、失意の人物に味方するはずです。

めでたく投票延期となっても、首相の辞任は避けられません。しかし、自分を犠牲にして国を守った愛国者として、歴史に名を残せるはずです。それに、オズボーン財務相やメイ内務相が選挙で善戦してくれるでしょう。赤字の削減を目指す2人に感謝すべきです。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにロイターのコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。

英国は欧州連合(EU)にとどまるべきか、それとも離脱するべきか
英国は6月23日、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を実施する。
オッズ
英国が欧州連合(EU)を離脱するかどうかについて助言を求める投資家は、世間に認められた政治トレンドを追跡する人や世論調査会社と同じくらい、賭け業者や賭け人を信頼している。
プリディクトワイズ:英国政治
離脱するべき
39%
とどまるべき
61%
ベットフェアのオッズ
離脱するべき
42%
とどまるべき
58%
四捨五入のため、合計値が100にならない場合がある。2016年6月14日 4:41(米東部標準時)時点のデータ。
出典:プリディクトワイズ
http://jp.reuters.com/article/brexit-suggestion-breakingviews-idJPKCN0Z00TE

コラム:英国離脱で何が起こるか、5つの疑問=吉田健一郎

 6月14日、みずほ総研・上席主任エコノミストの吉田健一郎氏は、英国がEU離脱を選択した場合、足腰が弱まっている日本経済が市場混乱から受けるダメージは米国や中国よりも大きくなる可能性があると指摘。写真は、2014年6月にベルギー・ブリュッセルで記者会見を行うキャメロン英首相(2016年 ロイター/Pascal Rossignol)

[東京 14日] - 6月23日の英国民投票で、仮に欧州連合(EU)からの離脱が選択された場合、どのような展開が想定されるのか。みずほ総合研究所・欧米調査部の上席主任エコノミスト、吉田健一郎氏に、日本経済への影響と併せて、予想されるシナリオを聞いた。

同氏の見解は以下の通り。

Q1)英国民投票でEU離脱が選択される確率は。

離脱と残留の確率は、純粋に五分五分だと考えている。日本では「大騒ぎの後、結局は残留」との見通しも聞かれるが、そこは甘く見積もらないほうが良い。英国では、知識人たちが普通に離脱の可能性を口にしている。

各種世論調査を見ると、5月初旬から中旬にかけては、その前月にオバマ米大統領が訪英して、EU離脱の悪影響について警告したことなどが影響したのか、残留派が優勢だった。だが、その後、離脱派が再び盛り返している。背景には、離脱派が国民感情に訴えやすい移民問題に焦点をより明確に絞ってきたことがある。

残留派はこれまで、EU離脱に伴う不確実性の高まりが英国の景気や雇用に悪影響を与えると強調し、話を有利に進めてきたが、最近は、移民急増が雇用や安全への脅威になると主張する離脱派に押され気味だ。6月14日には、英国で最大の発行部数を誇る大衆紙ザ・サンが、読者にEU離脱に投票するよう訴えた。態度保留者のシェアも大きく、最後の最後まで結果はどちらに転ぶか分からないと考えて、備えたほうが良い。

Q2)仮に離脱が選択された場合、その後のプロセスはどうなるのか。

次の注目ポイントは、キャメロン英首相がEU理事会に対して、いつ脱退を通告するかだ。EU脱退を定めたEU条約第50条では、すべての手続きは通告を受けて始まることになっている。キャメロン首相からEUのトゥスク大統領にレター形式で行われるのではないかと考えているが、その通告を引き金として、英国のEU脱退協定と新しい関係性を決める新協定の交渉が開始される。

脱退協定の項目は、脱退日はもとより、EU内で働く英国人(また英国内で働くEU加盟国民)の地位・権利問題から、既存の国際協定(EUが他国・他地域と結んでいる自由貿易協定など)での英国の取り扱いなど、多岐に渡る。さらに、EU条約は、隣国との関係の規定を義務づけているため、並行して新協定の交渉が行われる必要がある。また、そもそも脱退協定は新協定を念頭に置いたものなので、切り離して議論することは難しい。

ただし問題は、EU条約では、協定の合意がなければ、脱退通告から2年後にEU法の適用が停止されると定められていることだ。交渉期限を迎えれば、英国は現在享受しているEU単一市場へのアクセスを失うことになる。

例えば、自動車の関税率は、EUが世界貿易機関(WTO)の枠組みで約束している最恵国関税が適用されるとすれば、10%に跳ね上がることになる。EU内の貿易取引で無関税を享受してきた英国内の自動車産業にとって大きな打撃だ。

また、単一パスポート制度のもと、金融機関はEU内のある1カ国で免許を得れば、全EU加盟国に対して金融サービスが提供できるが、英国で免許を取った金融機関は、新たに大陸欧州で申請し直さなければならないかもしれない。英銀の中には、ブレグジット(英国のEU離脱)となればロンドンの金融街シティからフランスのパリに従業員を移動させる可能性を示しているところもある。

こうしたことから、EU離脱派の中には、英国に対する不利益が減るよう水面下で非公式交渉を進め、道筋がついたところで正式に通告すれば良いという意見もある。英国の次回総選挙は2020年5月であり、そこをゴールに、通告は2018年まで待つという政治的選択もないとは言い切れない。

ただし、キャメロン首相は、国民投票で離脱が決まったら、即座にEUに通告すると言っている。投票前に不安をあおることで離脱派をけん制した面もあるだろうが、いつまでも通告しなければ、先行きへの不透明感が増大してしまうリスクもある。

私の予想では、離脱が決まったら、やはり公約通り、キャメロン首相は速やかにEU側に通告し、脱退・新協定交渉に入るのではないかと見ている。ちなみに、EU加盟全28カ国の合意があれば、交渉の延期は可能だ。協定がないままでの英国離脱は、EUにとっても経済的な打撃が大きいため、2年で話がまとまらずとも、何らかの妥協点が見出されるのではないかと考えている。

Q3)英国とEUの新協定はどのようなものになりそうか。

想定されるシナリオは3つだ。1つはノルウェー型で、欧州経済領域(EEA)に加盟することによって、従来同様に単一市場への自由なアクセスを確保する選択肢だ。ただし、EEAは基本的にEU法と同じであり、主権回復を求める離脱派の要望には沿わない。何より、EUの政策決定に関与できないにもかかわらず、EU予算への拠出を求められる。そのため、ノルウェー型は英国には選択しにくいだろう。

第2はスイス型で、これは欧州自由貿易協定(EFTA)に加盟したうえで、EUと各種個別協定を結ぶというものだ。端的に言えば、EU法のチェリーピック(つまみ食い)である。メリットはオーダーメイドな協定を目指せる点だが、デメリットは交渉の長期化だ。スイスとEUの場合、合意までに約10年かかった。また、スイス型には金融サービスが含まれていないことから、英国がこの路線を目指そうとすると、さらに長い年月が必要となる可能性もある。

第3の道はカナダ型で、私はこれが英国にとって一番現実的な選択肢ではないかと見ている。カナダ型は、EUとの包括経済協定(CETA)を目指すもので、社会保障や移民といった政治的にデリケートな問題は含まれておらず、EU予算拠出も不要で、主権侵害の度合いが低い。英国側からすれば、一番ハードルが低い選択肢だろう。

いずれにせよ、ポイントは、EU単一市場へのアクセスというメリットと引き換えに、英国がEU法をどこまで受容するかということだ。メリットとデメリットは、いわずもがな、トレードオフの関係にある。ただし、同じことは、EU側にも言える。英国との関係維持によって得られる政治経済的メリットと引き換えに、どこまでEU法に関する英国のわがままを許容するかと言うことだ。

Q4)英国離脱の場合、EUはどのように変質していくか。

間違いなく言えることは、EU懐疑派の勢いに拍車がかかることだ。ただし、残留が選択された場合でも、程度の差こそあれ、懐疑派の勢いは増すだろう。例えば、フランスの極右政党である国民戦線(FN)が今、何を強調しているかと言えば、6月23日の結果にかかわらず、英国民の半分近くは離脱に賛成しているという点である。

また、EU自体、すでに昔のローマ条約(1958年発効)で謳われた「絶えず緊密化する連合」を目指す姿勢からは軌道修正しているきらいがある。実際、欧州統合の取り組みは、ユーロ圏のような強固な通貨同盟から、前述したEEAのようなEU非加盟国を含む経済連携まで、多様化・多層化している。

ただ、逆に言えば、出来る国で一歩ずつ統合を進める「マルチスピード」化が進んでいるということだ。ブレグジットがたとえ現実化しても、EU崩壊が始まったとまで捉えるのは行き過ぎだろう。

Q5)ブレグジットの日本経済への影響をどう見るか。

日本経済への影響は、3つに大別できる。まず、英国・大陸欧州の需要減少を通じた輸出など貿易への影響。次に、不確実性の高まりに伴う企業投資などへの影響。そして、リスク回避の円高・株安など金融市場を通じた影響だ。このうち、3番目の経路が、景気下押し圧力として最も懸念される。

貿易を通じた直接的影響は、世界経済のセンチメントがブレグジットを機によほど悪化しないかぎり、限定的だろう。そもそも日本の輸出に占める英国のシェアは低い。ただし、金融市場を通じた影響は、即座に日本に波及する可能性がある。リスク回避で円高・株安が進めば、企業収益がダメージを受けるほか、消費や物価を下押しし、デフレ圧力を強める公算が大きいからだ。

当社の分析では、ブレグジットの場合、ドル円相場で約2円から約6円の円高が進む恐れがある。単一のショックにとどまらず、多層的にショックが続けて起きれば、振幅はさらに大きくなるだろう。また、予測値は月末値なので、日々の値動きがもっと激しくなる可能性には警戒が必要だ。

もちろん、経済的に一番大きな打撃を受けるのは震源地の英国であり、次に欧州だ。だが、足腰が弱まっている日本経済が、ブレグジット発の市場混乱から受けるダメージは、米国や中国よりも大きくなる可能性はある。

(編集:麻生祐司)

*本稿は、吉田健一郎氏へのインタビューをもとに、同氏の個人的見解に基づいて書かれています。

*吉田健一郎氏は、みずほ総合研究所・欧米調査部の上席主任エコノミスト。1996年一橋大学商学部卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)入行。対顧客為替ディーラーを経て、04年より、みずほ総合研究所に出向。エコノミストとして08年―14年にロンドン駐在。ロンドン大学修士(経済学)。
http://jp.reuters.com/article/column-brexit-kenichiro-yoshida-idJPKCN0Z00T6

英国のEU離脱問題、金融市場への影響を注視=麻生財務相 
[東京 14日 ロイター] - 麻生太郎財務相は14日の閣議後会見で、英国の欧州連合(EU)離脱問題について、金融市場への影響を注視する考えを示した。具体的な為替水準についてのコメントは避ける一方、「投機的な動きが継続することのないよう、緊張感を持って注視する」と述べた。そのうえで「為替の急激な変動は望ましくない。安定が極めて重要だ」と強調した。

主要7カ国(G7)や20カ国・地域(G20)では、為替の過度の変動や無秩序な動きは経済に悪影響を与えうることが確認されている。麻生財務相は「必要とあればG7やG20の合意内容に沿って対応する」としつつ、「過度の変動や無秩序な動き」がどのような動きに該当するかは明言しなかった。

また、格付け機関フィッチ・レーティングスが、日本国債の格付け見通しを「安定的 」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたことに関し、麻生氏は「(民間格付け会社の)分析や評価の内容にはいちいちコメントしない」とし、2020年度の基礎的財政収支(PB)黒字化目標を堅持すると語った。

(梅川崇 編集:田中志保)
http://jp.reuters.com/article/aso-eu-idJPKCN0Z006V

 

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