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女、33歳、独身。バンコク移住物語 覆される日本の仕事観 IT機器高い 酒の関税がすごく高い 税金は甘くない 労働許可証
http://www.asyura2.com/16/hasan114/msg/283.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 10 月 11 日 20:41:22: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

2016年9月13日 沼舘幹夫
女、33歳、独身。バンコク移住物語【前編】
そんな夢をかなえたマイさん。バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部で編集スタッフとして働きだした33歳・独身女性の移住記録です。 いちどは海外で働いてみたい!
はじめまして。『DACO』編集スタッフのマイです。約7カ月前、就職するためにここバンコクへやってきました。今回は、そんな私の「移住」にまつわるお話です。 
ドタバタで日本を去り、手探りで海外生活を始めた一人の日本人の記録です。 女、33歳、独身。まさに人生の岐路ともいえるような時期に、なぜ単身バンコクにやってきたのか? 
バンコクだけでなく、海外に住んでみたい、海外で仕事をしてみたいなど、海外移住に興味のある方々のお役に立てたら幸いです。 
PROFILE:マイ(33歳)『DACO』編集部の新人編集者。東京でも雑誌編集の仕事をしていた。これまでの海外経験は旅行程度。タイ語はもちろん英語もほぼ話せない。

私はそもそもなぜバンコクへ?
私には悪いクセがある。パンッと大きく手を鳴らして、人生を仕切り直したくなる瞬間が定期的に訪れるのだ。きっかけは、携わっていた雑誌がリニューアルになったこと。先輩社員はみんな散り散りに異動になり、フリーランスの編集者だった私は、そのまま残るかどうかの決断を迫られたのだ。 
それなのに「今ならどこにでも行ける」と最初に思ってしまった。お世話になった人がいる職場は辞めにくいが、このタイミングなら後腐れもない。まわりの変化に振り回されるよりも、自分が変わったほうが絶対に楽しい。仕事を失う危機にもかかわらず、劇的に日常が変わる匂いにワクワクしていた。 
家に帰ってすぐ、パソコンを開いた。東京に住み続ける理由もないし、海の近くにでも引っ越そうかなと思ったのだ。でも……待てよ。もはや日本にいる必要もないのか。仕事とか、生活の問題は置いといて、今一番行きたい街を思い浮かべた。猥雑な中に、生きるパワーがギュッと詰まった街、バンコクがすぐに浮かんだ。悪いクセが出始めていた。 
バンコクはちょうど1年前に、雑誌の取材で訪れた街だ。キレイなものも汚いものも一緒くたになったごちゃごちゃの風景、あふれる人と車。何に惹かれたのかは分からないけど、とにかく滞在中はずっと楽しかった。「ここに住みたい」と連呼していた。 
頭の中で大きく手の鳴る音がした。 編集者」と入力する。バンコクに住む日本人向けのフリーペーパーの制作会社のホームページ、そこには「規格外の女性編集スタッフ募集」の文字が躍っていた。速攻で履歴書と企画書を書き上げ送信。たぶん1時間もかからなかったと思う。パンッ! 求人 試しに、見るだけ……、と「バンコク 
決意の日から現在までをプレイバック!
【2015年11月】Skype面接は国際派のはじまり
私、バンコクで働けるの!? まじか! 入社試験はSkype面接だった。カメラチェックしたところ、生活感しかない汚部屋が丸映しに。これはまずい。荷物を押しやり、なるべくカメラを上に向け面接に臨んだ。「タイ語できますか?」「できません」「じゃあ英語は?」「……」。手応えのないまま終了。と思ったら翌日まさかの内定メールが! 
入社試験はSkype面接【撮影/『DACO』編集部】
【12月】職場見学でセンチメンタル
「一度職場を見に来ますか?」と会社からお声がけをいただき、単身バンコクへ。アパートや保険など、気になることをひと通り相談してひと安心。しかしその帰り道、移住する実感が沸いてきて急におセンチな気分に。
どうせなら浸ってやろうとアジアティーク(※)の観覧車に乗り込むも、あまりの回転速度に度肝を抜かれ、寂しさも消え去った。恐るべしバンコク。暑い夜の街のクリスマスツリーが笑っているように見えた。 

(※)「アジアティーク・ザ・リバー・フロント」:バンコクのチャオプラヤー川沿いの倉庫を利用してできた商業施設&娯楽施設。2014年リニューアルオープン。 観覧車の回転速度が日本のものと違い、高速。
会社の人とアパートを2軒ほど下見。【撮影/『DACO』編集部】
【2016年1月】「お父さん、お母さん。話があります」
ウソをついていた。面接では「両親は海外勤務を応援してくれています!」と答えたが、実はまったく相談していなかった。この歳(33歳)での移住。言い出せないまま新年を迎えた。 
移住の話を両親に言い出せないまま新年を迎えたが、なんとか許可を経て……。

http://diamond.jp/articles/-/101158


2016年10月11日 沼舘幹夫
女、33歳、独身。バンコク移住物語【後編】
そんな夢をかなえたマイさん。三十路を過ぎて日本からタイに移住し、バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部で編集スタッフとして働きだした33歳・独身女性の移住記録。後編です。 いちどは海外で働いてみたい!
こんにちは。『DACO』編集スタッフのマイです。前回に続いて、タイ移住後の手続きや発見のあれこれ、ご紹介します。 
これやりました! 移住後編
新しい職場、新しい家、初めての海外暮らし。気分はウキウキだが、そこには言葉の壁がのしかかる。てか、一人じゃ何もできないじゃん! 
【アパート契約】運命の部屋をめぐる物語
アパートは昨年12月に一度下見をしていた。BTSパヤタイ駅近くに気に入った物件があったが、1階しか空きがないとのこと。1階は虫が恐い。そこは譲れない。でも、東京でも住めるような雰囲気のマンションには住みたいとも思わない。贅沢なんだけど。 
移住直前になって、社長があるアパートの内見動画を送ってくれた。スクムビット(駐在員が多く住む高級住宅街)のど真ん中にあって、まるでジャングル、よく言えばリゾートのようなたくさんの植物に囲まれたレトロなアパート。 
タイの物価は日本の1/3〜1/5程度)。予算は正直大幅オーバーだ。でも「ここに住んだら〜」という妄想ばかりが膨らむ。動画を何回も見てしまう。あぁ、でも家賃がなぁ……の無限ループ。 家賃は月1万8000バーツ(約5万4000円 
そんな折、社長から「家賃はなんとかなると思います」という根拠はないが自信たっぷりのメールが届く。どういうことだ? 
あぁ、ここに住みたい。 バンコクに到着してすぐ、社長と一緒にアパートへ。古いけど味のある広めの1ベッドルームの部屋。ベランダからの眺めも上々! 
あとは家賃交渉のみ。日本からのおみやげを管理人さんに渡す。袖の下に入らないほどの大きなお菓子の箱。タイ語がまったくわからないので交渉は社長任せだ。おや……なんか難航してるっぽい。 結局、管理人さんに家賃を決める権利はないから、と断られてしまった。 
その帰り道、社長が言った。「あそこは、僕の友人が大好きだったアパートなんです」「大好き、だった?」「そう、ずっと空き部屋の問い合わせに通っていたんだけど、病気で亡くなってしまって……。でも今になってアパートに空きが出て、そのタイミングであなたが来ることになったから、なんだか僕は、あなたがそこに住むような気がしてたんですよ」。 
後日ほかの家を探そうか、といったん会社に戻り仕事をしていたら、デスクに社長がやってきた。「家賃を下げてくれるって言ってるよ!」オーナーから直接電話があったらしい。 
こうして、なんだか引き寄せられるように、私は今その部屋に住んでいる。 
《How to》バンコクで家を借りるには?
(1) 街を歩いてみて気に入った物件を探し、空き部屋があれば見せてもらう。家賃や光熱費などを確認。
敷金・礼金はないがデポジットが必要(家賃2〜3カ月分が相場)。パスポートを忘れずに。 (2)いざ契約!
(3)大抵の部屋は家具・家電が備え付け。すぐに住み始められるのがタイのすごいところ。日本もそうなればいいのに。
《Point!》夜の道もチェック!
夜道の状況なども確認しよう。 ○特に女性一人暮らしの場合は治安を重視!
運良く空き部屋が出た、植物に囲まれたレトロなアパート【撮影/『DACO』編集部】
ヘイ、タクシー!! 【新生活準備】荷物運べず
「まずこれだけは買え!」と言われたのが、ベッドカバー・トイレットペーパー・水。なにはなくとも「ビッグC」(イトーヨーカ堂的なお店)に行けば大抵のものは揃うことがわかった。
にしても、バンコクのタクシーは本当にひどい。両手に買い物袋を4つも5つも持ってヨタヨタ歩いているのに、全然乗せてくれない。週末の午後、スクムビットの中心部にタクシーで帰ろうなんて甘いらしい。 
でもさ、渋滞でもなんでもどうせどこかは走るんだから乗せてくれよ!!! 
《Point!》そのほか準備したもの
○携帯電話
日本で使っていた携帯が偶然にもSIMフリーだった。先輩に付き添ってもらいTRUE(トゥルー・コーポレーション、タイの通信事業者)で契約。月500バーツ(約1500円)程度。
○インターネット
こちらもTRUEで。「プリーズ・コネクト・インターネット」的なエセ英語でなんとか自力で契約。月700バーツ(約2100円)程度。
○洗濯機
移住後1カ月は手洗いで乗り切る。家電は安すぎるとすぐ壊れると聞き、デパートで日本製を購入。6500バーツ(約1万9500円)くらい。
【仕事】覆される日本の仕事観
会議でタイ語が聞こえる(!?)、デスクに蟻(アリ)がいる、毎日ささいな驚きの連続だ。仕事観の違いは各国一長一短。考えさせられることも多い。 
タイ人の仕事スタイル》 《見た・聞いた!
○仕事はHAPPYにやるもの
DACO編集部でもみんなでワイワイお喋りしながら仕事している姿をよく目撃する。とっても楽しそうなのに口を揃えて「仕事は疲れる」と言うのはなぜ?
○プライベート優先です
たまに残業している人もいるが、基本は定時にサッと帰っていく。夜遅くなるとオフィスに日本人スタッフしかいない、なんてことは多い。
○長期休暇の後、帰ってこない
ソンクラーン(タイの正月)明けにタイ人スタッフが田舎から帰ってこないのはよくある話らしい。1週間くらいすると何食わぬ顔で出社してくるという。ある意味スゴイな。
○「見ているだけの人」がいる
工事現場などでは、作業の様子を「見てるだけの人」がよくいる。突然来なくなるスタッフも多いので、人を多めに呼ぶからだとか。
タイ人の仕事観に驚かされる毎日。「マイペンライ」は「気にしない」の意味【撮影/『DACO』編集部】
【タイ語学校】仕事前の朝活に勉強してます
タイ語学校は、3校ほど体験授業を受けて決めた。仕事に支障のない早朝レッスンに通っているのだが、深夜仕事の翌日はめっぽう辛い。 
頭が回らず「トーンノーン today 5時(今日は5時起き)」みたいなタイ・英・日が入り混じった謎言語を発してしまうこともしばしば。 
脳の衰えを感じつつ、少しずつ会話できるのを励みに頑張ってます。 
タイ語学校は仕事に支障のない早朝に通っている【撮影/『DACO』編集部】
【ワークパーミット】自分は外国人
タイで働くにはBビザがあればいいと思っていたが、それは「働くための入国許可」であって「実際に働く」にはワークパーミット(WP・労働許可証)が必要らしい。自分で準備するのは英文の職務経歴書と卒業証明書そして健康診断書(タイの病院で受診)。 
わーい、なんかタイで働いてる実感沸いてきた! WPがあればタイの銀行口座も作れるんだって! 
《Point!》手続き忘れにご注意!
○Bビザ
最初の期限は90日。その後1年更新。超過すると1日500バーツ(約1500円)の罰金のほか、90日以上超過の悪質な場合は再入国に制限がかかる。
○ワークパーミット(労働許可証)
1年ごとの更新。Bビザの更新と必ずしも連動しない。
○90日レポート
90日ごとにイミグレーションに居住地を報告する制度。怠ると2000バーツ(約6000円)の罰金。
移住の先輩、失敗談を教えて!
バンコクで出会った移住の先輩たちに失敗談を聞いてみた。 
○オーバーステイでまさかの罰金2万バーツ!(タイ歴3年Kさん)
罰金2万バーツ(約6万円)は会社と折半。いまだに腑に落ちません しつこく確認すべきだったのか……? ビザの更新を会社に任せていたら、まさかのオーバーステイ!
○物価の安いタイだけどIT機器は高いよ!(タイ歴1年Gさん)
特にアップル製品はめちゃ高額なので注意。 物価が安い国だし、パソコンはバンコクで買おうと思っていたら大間違い。日本より高いじゃないか!
○自動車免許の更新はお忘れなく!(タイ歴2年半Tさん)
日本での免許更新時期を逃してしまい、帰国時に手続きするのが大変だった。海外移住の場合は、早めの更新手続きができるので済ませて来るべし。
○親からの救援物資に高額請求!(タイ歴10年Nさん)
親が日本酒を送ってくれたのですが、タイはお酒の関税がすごく高いのです。言い逃れもできず支払いましたが、事前に親に言っておくべきだった!
○食べ物は速やかに冷蔵庫に入れよう(タイ歴2年Kさん)
オネエちゃんとの失敗談ならいっぱいあるけど、ここでは言えません。 ネタが地味? ……え? 食べ物を机に置いていたら部屋にアリが大量発生!
もっと知りたい!タイランド
バンコク暮らしで気になった、ささいな事柄。笑ったり、驚いたりの連続の日々です。もっとこの街を知って仲良くなりたいな。これからもよろしく! 

●国家の歌詞って?
日常的に街中で国歌が流れ、人々が静止して聴く姿に感動。「国のためには勇敢に戦う」という歌詞と穏やかでなタイ人が結びつかないけど、徴兵もある国だしね。
タイ人!! ●熱いぜ!!
日本人の平熱が36℃前後に対し、タイ人は37℃前後。移住後、私の平熱もグングン上昇している。タイ人同僚いわく「熱がある」と思うのは39℃ですって。重病!
●人気のお仕事って?
敬虔な仏教国ゆえに僧侶を目指す人も多い?と思ったが、「親は喜ぶけど……」との返事。ちなみに人気職業は「俳優」とまさかの「ネットアイドル」(笑)
●トイレで一番輝く
タイ人の自撮り好きは有名。「どこで撮るの?」と聞いたら口を揃えて「トイレ」だという。特にデパートは照明が明るくていいらしい。確かに撮ってる人よくいるな。
●今どきのニックネーム
タイ人のあだ名。昔は人気の俳優や、その役名などから取ることが多かったが、最近は「ジュテーム」や「シャンペン」などのフランス風が人気。いわゆるキラキラネーム?
●ニンニク臭について
タイ料理はニンニクたっぷり。タイ人は臭くないのか?と聞くと「普通に臭いです。でも気にしない」とのこと。ドリアンも臭いけどうまいという認識のようだ。
●税金は甘くない!?
ラーメンにさえ砂糖を入れる甘党なタイ人。健康被害の観点から今、飲料の「砂糖税」導入が話題らしい。可決されたら、甘い緑茶とかなくなるのかしら。
移住に役立ったサイト・本・アプリまとめ
http://thaisharehouse.com 【サイト】チャイカップバンコク
タイでの就職情報を発信しているサイト。現地採用の人の取材記事や、住んでいる家の内装や家賃などを赤裸々に掲載している。移住後の生活をイメージしやすく、頻繁にチェックしていた。
【アプリ】ジモティー
無料掲示板アプリ。不用品の譲渡・売買などが自由にできる。日本の家を退去する際、処分にお金がかかる大きな家具は近所の人に引き取ってもらった。リサイクルできてエコだしね。
【アプリ】指差し会話【タイ語】
イラストと単語を指差すだけで会話ができる、タイ語学習の人気本のアプリ版。無料版でも結構なボリューム。移動時間にもサッと単語学習ができる。有料版を買おうか迷い中。
【本】歩くバンコク(メディアポルタ)
DACOが制作しているガイドブック。とにかく地図が見やすいので、買い物に便利で毎日持ち歩いている。駅ごとにページが分かれていて、エリアごとの雰囲気も把握しやすい。
【本】一夜漬けタイ語(TLS出版社)
決してタイトルのようにタイ語を一晩で覚えられはしないのだが、例文が使えるものばかりで重宝した。家にいるときは付属のCDを繰り返し聞いて基本の発音を覚えた。
(文・撮影/『DACO』編集部)
『DACO』とは?:バンコクで月2回発行される無料の情報誌。発行人の沼舘幹夫編集長は25年近く前に日本の通信社からニュースを仕入れ、在タイ日本人に伝えるために駐在員として来タイした。

http://diamond.jp/articles/-/101163

 

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