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内定者の4分の1が辞退…バイト面接者も「見られて」いる  人手不足の時代に本気で考える アルバイト人材育成 
http://www.asyura2.com/16/hasan115/msg/896.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 11 月 22 日 12:53:27: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

人手不足の時代に本気で考える アルバイト人材育成
【第17回】 2016年11月22日 中原淳 [東京大学 大学総合教育研究センター 准教授]
内定者の4分の1が辞退…バイト面接者も「見られて」いる
アルバイトの内定辞退を防ぐ
(スタッフ)「店長、こないだ内定を出した新人さんからお電話ですよ」
(店長)「はい、もしもし…えっ、そうなの? うん、それでは…(ガチャ)」
(スタッフ)「あれ? 何の話だったんですか?」
(店長)「隣のファミレスから内定が出たから、ウチのバイトを辞退したいって…」

最近では「アルバイトの内定辞退」という事態さえ起こるようになってきた。面接をして、後日内定の連絡をすると、「別のところに決まったので…」と、辞退されてしまうケースもあるようだ。アルバイトの内定辞退はなぜ起こるのか? 最新刊『アルバイト・パート[採用・育成]入門』から一部を紹介する。


4人に1人!?
増えるアルバイトの内定辞退

面接をしたところ、「ぜひ働いてほしい!」と思える人だったので、電話して採用を伝えたのに、後日「ほかの店に決まってしまった」と断られてしまう──。昨今ではこんなアルバイトの内定辞退も珍しくないようです。内定辞退といえば、正社員の新卒採用などで起こるものというイメージが一般的でしたが、人手不足が深刻化してきたいま、とうとうアルバイト領域でもかなり普通に見られるようになってきています。

これは調査データにも明確に表れています。面接担当者に聞いたところ、アルバイトの内定辞退率は24%にも上りました(下図)。つまり、忙しい時間を割いて面接をして、「これは!」と思う人に内定を出しても、なんと4人に1人は辞退されてしまうという計算になります。

■同時に何件のアルバイト求人に応募しているか?

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なぜここまでアルバイトの内定辞退が増えているのでしょうか? 一因として考えられるのは、複数同時応募の増加です。上の調査データにあるとおり、なんと求職者の4割以上が2企業以上に同時応募していました。

昨今は求人の数・種類も豊富なうえ、スマホなどで簡単にエントリーできる求人サイトも増えていることもあり、以前よりも応募のハードルが低くなっています。その結果、求職者は、複数の職場に応募したうえで、職場の値打ち・魅力を比較検討≠キるという行動をとるようになっています。

「誤解を生む求人」を出さない

では、実際に面接も受け、採用の連絡をもらった人は、いったいどんな理由で辞退しているのでしょうか? 「an」の調査にはこんなデータがあります。

■内定を辞退した理由

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見てのとおり、上位に来ているのは、仕事の条件や内容に関わるものです。1位の「もっと条件のいい別の仕事があった」といった理由については、現場レベルではいかんともしがたい部分もあるかもしれません。ですから、何かアクションを起こすとすれば、店長として改善の余地があるその他の部分にフォーカスすべきでしょう。

たとえば、「仕事内容が事前の情報やイメージと食い違っていたこと」が、2・3位の理由に上がっています。これは「面接をする前」と「面接をしたあと」でのギャップが、求職者に不信感を生むからでしょう。

応募者の数を少しでも増やすために、不都合な条件を書かないようにしたり、あいまいな表現にしたりするのは、かえって逆効果です。いずれ面接時や雇用後にわかってしまうことは、最初からはっきりさせておくべきでしょう。そうしたギャップ≠ヘ求職者やスタッフの信頼を損ない、内定辞退や早期離職といった事態につなます。それによって、最も不利益を被るのは店長自身なのだということを忘れてはなりません。

面接時に「ここ、ヤバいかも…」
と思われるポイント

さらに注目したいのは、その次に多い辞退理由「職場・店長・社員・面接者の雰囲気が悪かった」(4位)、「別の仕事のほうが、雰囲気がよかった」(5位)です。ほとんどの内定辞退は、後日の電話連絡やドタキャンで明らかになるケースがほとんどです。しかし、じつは多くの求職者はその場で口に出すことはないにしても、面接で職場を訪れている最中に「(ここで働くのはやめておこう…)」と判断しているのかもしれません。

以前の記事で、外食・小売では約半数の応募者が事前に下見に来ているというデータを確認したことがありました。これは裏を返せば、残りの半数にとっては「面接こそが初めての下見の機会である」ということです。容易に下見がしづらい非店舗型の職場であれば、面接時の印象はなおさら大きなウエイトを占めることになるでしょう。

実際、応募者は職場の雰囲気やスタッフ間のコミュニケーションの様子、清掃が行き届いているかなどを細かくチェックしています。「an」の調査の「面接のとき、『この職場大丈夫かな?』と気になってしまうのは?」という質問では、次のような結果が出ています。

■面接のときに求職者に不安を与える要因

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これらの点は、店長の努力次第でどれだけでも改善できるポイントです。「面接中に怒号が聞こえる」というのは論外ですが、清掃などは明日からでも実践できるはずです。店内だけでなく、バックヤードやトイレが汚いのも、心象としてはかなりのマイナスポイントです。

また、標語やノルマが壁にたくさん貼ってあると、「いかにも厳しそうな職場」という印象を与え、応募者を尻込みさせてしまうようです。

「ふだん見えないところ」を整える


中原淳(なかはら・じゅん)
東京大学 大学総合教育研究センター 准教授/東京大学大学院 学際情報学府(兼任)/大阪大学博士(人間科学)
1975年北海道旭川生まれ。東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院 人間科学研究科、米国マサチューセッツ工科大学客員研究員などを経て、2006年より現職。
「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発、リーダーシップ開発について研究している。専門は経営学習論・人的資源開発論。
著書・編著に『アルバイト・パート[採用・育成]入門』『企業内人材育成入門』『研修開発入門』(以上ダイヤモンド社)など多数。

パーソルグループ
日本最大級の総合人材サービスグループ。本書においては、同社のシンクタンク・コンサルティング機能を担う株式会社パーソル総合研究所が、中原淳氏とともに大企業7社8ブランド・約2万5000人に対する大規模調査と各種分析・示唆の抽出を実施している。
応募者はちょっとしたコミュニケーションや掲示物・置物など、ふだん顧客としては見えてこない情報から、少しでも多くのことを読み取ろうとしています。すでに働いている人からすれば当たり前の風景≠ノなっていても、それが応募者にとっては強烈なメッセージ≠ノなりかねないのです。

あるファミレスのアルバイト応募者は、面接のときに目にした光景にひどくショックを受けたと語っていました。顧客として抱いていたオシャレできれいな店舗のイメージと、面接のときに見たバックヤードやキッチンのあまりの乱雑ぶりとのあいだに、大きなギャップを感じたからです。

このようにして内定辞退者を出してしまうことを、店長は深刻に受け止めるべきです。なぜなら、これはアルバイト人材を1人採り損ねただけでなく、1人の顧客の信頼を失ったことをも意味しているかもしれないからです。場合によっては、そこから職場の悪評が広がる可能性すらあります。

面接とは、日頃お客様には見られない内幕≠外部の人にさらす機会でもあります。そのようなリスクも踏まえ、面接時の環境整備を心がけるべきでしょう。

採用活動に「リクルーター」が
占める役割は大きい

そして、やはり重要なのが「面接者」の印象です。アルバイトを本部で一括採用している企業もあるでしょうが、そうでない職場では店長が面接者を務めているケースがほとんどでしょう。採用の段階において、面接者の存在が大きなウエイトを占めていることは、過去のリクルーティング研究でもわかっています。

リクルーティング研究における重要分野の1つとしてリクルーター研究というものがあります。これは、リクルーター、つまり採用担当者の仕事の仕方・態度・情報の伝え方などが、企業の採用活動にどのような影響を与えるかを解明する研究です。

正社員・アルバイトにかかわらず、求職者にとってリクルーターは最初に出会う社員≠ナす。求職者はこの人を通じてその企業の全貌をイメージしようとしますから、リクルーターの印象が入社するかどうかの意思決定を大きく左右することになります。

求職者がいちばん最初に出会う人というのは、どうしても、その組織のシグナルとなります。実際はそこで出会った人が必ずしも組織の構成員を象徴するような多数派であるとは限りませんし、共通の要素を持っているわけでもないのですが、どうしても求職者はその人物の人柄を通じて組織を見ようとするものなのです。

しかも正社員であれば、入社後にリクルーターと一緒の部署で働くことになるかどうかはわかりませんが、アルバイトの場合は確実にそのリクルーター(=店長)の下で働くことがわかっています。となると、店長が面接時にどのような印象を持たれるかというのは、やはり圧倒的に重要なのです。

店長は求職者に「見られている」

店長は面接を「する側」であると同時に、「される側」でもあります。つまり、「選ぶ側」でもあり「選ばれる側」でもあるということです。複数の職場に応募している求職者が多い時代ですから、「この店長はあの店長よりも面接の応対が雑だな」「あの店長のほうが説明がわかりやすかったな」などという具合に比較≠ウれる可能性すらあるのです。

では、面接のときにどのような応対をすれば、好印象を持ってもらえるのでしょうか? 「面接のとき『こんな面接者だったらうれしい』と思うのは?」という質問に対する回答データをまとめました。

■求職者が評価する面接者の特徴

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アルバイトとして働いてみたくなる面接のポイントは3つ。「リラックスできる雰囲気」「説明の丁寧さ」「人柄を見ようとする態度」です。

雰囲気づくりについて言えば、面接の場所を工夫するなども1つでしょう。ある店長さんは、アルバイトの面接をするときに、慌ただしい店舗内の控え室ではなく、近くの落ち着いたカフェに移動するようにしているそうです。

説明の丁寧さについては、仕事の全体像をなるべく現実に沿ったかたちで伝えるということが、その後の離職を防止するという観点からも、非常に重要です。

また、経歴や条件ばかり尋ねるのではなく、その人がどんな人なのかに興味を持つことも大切です。履歴書を見てとおりいっぺんの質問をするだけではなく、相手の顔を見ながら、趣味や関心事などの価値観にも目を向けるようにしましょう。一見必要のない情報であっても、「あなたに興味を持っています」という態度を示すことは、相手への印象を大きく左右します。

まとめ
□4人に1人が内定辞退している
□面接は最大の下見。職場は隅々まできれいにする
□店長は見られている。「選ばれる」ような応対をこころがける
http://diamond.jp/articles/-/106556?  

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