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健康の最大の敵だったバター米国で人気復活−新たな流行の食材 花粉症を乗り切る治療法とセルフケア「舌下免疫療法で完治可能?
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/431.html
投稿者 軽毛 日時 2017 年 3 月 15 日 18:40:10: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

健康の最大の敵だったバター、米国で人気復活−新たな流行の食材
Leslie Patton
2017年3月15日 10:23 JST

• 流行に敏感な人はバターをカクテルやコーヒーに入れている
• USフーズは新製品の洋菓子にバターを使っている

流行に敏感な人は、これをカクテルやコーヒーに入れて飲んでいる。米大手食品サービス会社はこれを新製品の流行の洋菓子に使っているほか、レストラン運営の米ボブ・エバンズ・ファームズはこれをワッフルに取り入れ、米マクドナルドはマフィンの上に乗せている。
  この新たな流行の食材とは他でもなく、昔からの定番食品バターだ。米農務省のデータによると、今年の米国のバター消費量は昨年から8%増の94万トンと、少なくとも1967年以降で最高量に達する見通しだ。

イタリア料理コッコリ

Source: DineAmic Group
  かつて健康の最大と敵として悪者扱いされていたバターは、今ではマーガリンやトランス脂肪酸よりも健康に良いとされている。食生活専門家の標的が、バターの動脈硬化リスクから砂糖の害に移っていることも追い風となっている。

  食品サービス会社USフーズ・ホールディングでは、昨年の全体の売上高が小幅減少したにもかかわらず、バターの売り上げは約7%増加した。同社はカラメルがかかったクロワッサンのような洋菓子「クイニーアマン」を売り込んでいるが、この菓子の4分の1がバターでできている。
原題:A Fatty Staple, Once Public-Health Enemy No. 1, Makes a Comeback(抜粋)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-03-15/OMTZLQ6S972901


 

【第2回】 2017年3月15日 西田佐保子 [ライター]
花粉症を乗り切る治療法とセルフケア、「舌下免疫療法」で完治可能?

今年もスギ花粉症の人にとって憂鬱な季節になりました。花粉症は、日本人の四人に一人、都市部では三人に一人が悩まされている「国民病」です。QOL(生活の質)を維持して、花粉シーズンを乗り切るにはどうすればよいのでしょうか。症状を緩和する方法や、唯一の根治療法として注目されている舌下免疫療法などについて、花粉症のエキスパートであるながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック(東京都品川区)の永倉仁史院長に聞きました。

スギ花粉症患者の8割はヒノキ花粉症も発症
 花粉症(季節性アレルギー鼻炎)はアレルギー性疾患の一つで、特定の植物の花粉に対して起こる免疫反応(アレルギー反応)です。免疫は体内に入った細菌やウィルスなどの異物を排除する防御システムです。本来、危険ではない物質を異物として認識し、体外に排除する際に起きる症状をアレルギーといいます。
 アレルギーの原因となる物質が「アレルゲン(抗原)」です。抗原(花粉)が鼻から侵入し、鼻粘膜まで達すると、それを除去する働きを担う物質「抗体」(IgE抗体)が体内で作られ、アレルギー症状の原因となる化学物質(ヒスタミンなど)を内包するマスト細胞にくっつきます。再び抗原が体内に侵入すると、マスト細胞にくっついたIgE抗体と結合。化学物質が放出され、アレルギー反応が起こります。くしゃみや鼻水などの症状こそが、このアレルギー反応なのです。
 花粉症を発症する植物は、実に60種類以上。日本では戦後、積極的にスギの植栽が行われたものの、海外から安価な木材が輸入されたために伐採されず、樹齢30年を超えたため、スギが大量に花粉を飛散するようになりました。スギ林は国土の12%を占めます。日本の花粉症患者の70%がスギを原因とするのもそのためです。
 日本で花粉症の原因となる植物で多いのはスギの他に、ヒノキ、ブタクサ、イネ科、シラカバなど。共通の抗原性を持つスギとヒノキの花粉は電子顕微鏡で見ても見分けがつかないほど似ているため、スギ花粉症を発症している人の8割がヒノキ花粉症にも発症していると言われます。

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花粉症患者が気をつけたい野菜や果物
 スギ花粉飛散量の増加により、患者さんの数も1998年〜2008年の間で16.2%から26.5%に増えました。年齢別では、40代が最も多く、次に30代が多くなっていますが、近年、20代の患者さんは増加傾向にあります。なお、発症年齢は幅広く、クリニックには、最年少2歳で、最高齢80歳で発症した患者さんもいらっしゃいました。
 花粉症の発症には遺伝的な要因が関わっているとされており、アレルギー反応を起こしやすい体質の人がいるのは事実ですが、発症にはアレルゲン(花粉)の量、また生活習慣やストレスも関係すると考えられています。乳幼児期に清潔な環境で過ごすことで、アレルギー疾患が増えるともいわれています(衛生仮説)。

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 花粉症の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血、涙、のどや皮膚のかゆみなどです。花粉症を発症後、果物や野菜を食べると唇や口の中やのどにかゆみを感じたり、腫れ上がったりする「口腔アレルギー症候群」を合併することもあります。これは、花粉のアレルゲンに似た物質を持つ果物や野菜が反応してしまうためです。症状が出たら摂取を控えましょう。

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治療薬の使い方、手術治療の注意点
 花粉症の自然治癒はほぼ期待できません。薬局では、フェキソフェナジン(商品名:アレグラ)、エピナスチン(商品名:アレジオン)をはじめ、今年発売されたロラタジン(商品名:クラリチン)など、医療用医薬品と同じ成分を持つ一般用医薬品(スイッチOTC)が販売されています。市販薬の服用で症状を抑えられるのであれば問題ありませんが、コントロールできない場合には、病院で受診しましょう。
 なお、血管収縮剤が含まれている市販の点鼻薬は、即効性はあるものの、長期間使い続けているうちに効かなくなります。かえって血管が広がり、鼻の粘膜が腫れてリバウンドを起こす薬剤性鼻炎の原因にもなるので、注意しましょう。
 花粉症の診断は、問診と診察、アレルゲンを特定するための血液検査(特異的IgE抗体を調べる検査〈RAST〉)などで行います。
 治療法には、薬物療法、手術療法、免疫療法があります。民間療法(ヨーグルト、乳酸菌錠、てん茶など)にはエビデンスのあるものもありますが、効き目は弱く、根治は期待できません。実際に試してみて効果がなければ、継続の必要はないでしょう。
 薬物療法では、くしゃみ、鼻水などを引き起こすヒスタミンの作用をブロックする、眠気などの副作用が少ない「第二世代抗ヒスタミン薬」(内服薬)をベースに、鼻づまりが収まらない場合は点鼻薬、目のかゆみが収まらない場合は点眼薬を併用するなど、症状や程度により薬を処方します。
 なお、眠気が強い場合は、交感神経刺激し、神経を興奮させる作用のある生薬「麻黄」を含む漢方薬の小青竜湯(しょうせいりゅうとう)などを処方することもあります。抗ヒスタミン薬よりも効き目は穏やかなので、眠気を抑えることを目的に、他の薬と併用することもあります。
 今年はすでにスギ花粉の飛散は始まってしまいましたが、多くの治療薬は、花粉が飛散する前に使い始めることで症状の程度を軽く、短くすることができます(初期療法)。飛散開始の約1週間前、あるいは花粉を感じたらすぐが、使用開始の目安です。
 手術治療は主に、鼻粘膜の腫れなど鼻の構造的な問題により、薬物治療を行っても症状が改善しない場合に行います。鼻腔の粘膜(下鼻甲介粘膜)を焼くことでアレルギー反応を起こしにくくするレーザー治療もありますが、早ければ翌年には鼻粘膜は再生され、以前と同じアレルギー反応が起こります。何度もリピートして行う人も多いようですが、度重なる手術で鼻粘膜を傷める恐れがあり、注意が必要です。
根治が期待できる免疫療法は持続できるかがカギ
 アレルギー症状の緩和、治療薬の減量などの効果が期待できる免疫療法は、花粉症に対する唯一の根本治療です。アレルゲンの投与を繰り返し行い、その物質に過敏に反応しないよう体に慣らすことで、体質改善を促します。スギ花粉症の場合、花粉シーズンを避けた6月〜12月の間であれば治療を始められます。他の治療薬との併用も可能です。
 免疫療法には、皮下免疫療法と舌下免疫療法があります。治療効果はスギ花粉の場合、70〜80%前後で、免疫療法により1〜2割の人が薬を必要しなくなったという報告があります。
 ただし、即効性はなく、WHO(世界保健機関)では、治療期間として3〜5年を推奨しており、3年以上続けた場合、治療効果は長く持続することが分かっています。花粉症の症状が再び悪化した場合も再度免疫療法を行えば早くに改善されます。なお、免疫療法の実施により、ぜんそくや他のアレルギーの発生予防も可能です。

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 皮下免疫療法は小さい子ども(5歳)から受けられます。対象は、スギ、ブタクサ、カモガヤの花粉症やハウスダストなどで、複数のアレルゲンの治療もできます。濃度の薄い花粉治療用エキス(花粉に含まれる抗原)を週1〜2回ずつ注射していき、徐々に濃度を高くして、決められた濃度(維持量)に達したら、2週間に1回、最終的に月に1回注射します。ただし、副作用もあります。
 2014年10月から保険診療が適用となった舌下免疫療法は、皮下免疫療法に比べて手軽で、副作用が少ないのが特徴です。現在は12歳以上のスギ花粉症患者が対象となります。
 毎日、舌の下にスギ花粉治療用エキス(液体)を2分間垂らします。1日1回、少量から服用をはじめ、2週間は徐々に増量し、その後は決まった量を継続して花粉症シーズン中も服用。短期間中断した場合は、そのまま継続することが可能ですが、1カ月中止した場合、再度、やり直す必要があります。
 私のクリニックで、2014年から舌下免疫療法を行っている患者さん100人を対象にアンケートを行いました。結果、使用する薬が減り、花粉症状が改善した人が多いことが分かりました。

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 今年中には、舌下免疫療法の舌下錠(錠剤)が承認される予定です。適応年齢も5歳からとなり、液体のように冷蔵庫に保存する必要もなく、より手軽に利用できます。
永倉仁史・ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック院長
 また現在、毎日ご飯を食べることで花粉症の免疫治療となる遺伝子組み換え技術を利用した「花粉米」が研究されています。将来、花粉症をお米で治す日が訪れるかもしれません。
日常で取り組むセルフケアが大切
 治療で大切なのが、生活の中で花粉症の症状を抑えていくためのセルフケア。何より、原因となる花粉を避けることが重要です。
 花粉の飛散情報をチェックし、飛散の多い日は、窓や戸を閉め、布団や洗濯物の外干しは避けましょう。外出の際は、帽子、マスク、花粉が付きにくい化学繊維のコート、ゴーグル型のメガネなどを活用します。帰宅時には、玄関先で洋服や髪についた花粉を払い、鼻をかみます。うがい、手洗い、洗顔を習慣にしましょう。
 なお、カップ式の眼洗顔剤は、目の周りの汚れや花粉を目の表面につけてしまう可能性があるため、注意が必要です。鼻うがいは、鼻の粘膜に付着した花粉を洗い流すことで症状を軽くする効果がありますが、洗いすぎると、鼻の粘膜を保護している粘液を洗い流したり、線毛を痛めたりする危険性があります。
 薬を飲んでも症状がつらいときも多いでしょう。目のかゆみがひどいときは、冷たいタオルを目の上にのせると楽になります。鼻づまりがひどいときは、蒸しタオルを鼻にあてがうと症状が緩和されます。
 適切な治療とセルフケアで症状を抑え、花粉症シーズンを乗り切りましょう。
永倉仁史(ながくら・ひとし)/ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック院長。1982年、東京慈恵会医科大学卒。東京慈恵会医科大学、国立小児病院(現・国立生育医療センター免疫アレルギー研究部)を経て、環境省国立環境研究所研究員として、アレルギー性疾患増加の原因の究明に関する研究に従事。95年から文部科学省委託「スギ花粉症克服に向けた総合的研究」に参加。 06年、ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニックを開院する。NPO花粉協会理事。著書(監修含む)に、『子どもの花粉症・アレルギー性鼻炎を治す本 (健康ライブラリーイラスト版)』(講談社)、『スギ花粉症は舌下免疫療法(SLIT)でよくなる!: まったく新しいアレルギーの根本治療』(現代書林)がある。
(取材・構成 西田佐保子)

http://diamond.jp/articles/-/121249
 

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