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米国は中国をベトナムと仲なおりさせ、北朝鮮と喧嘩させようとしている:穿ち過ぎもあるが米中関係や北朝鮮に関する卓見
http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/906.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 5 月 31 日 00:41:50: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


米国は中国をベトナムと仲なおりさせ、北朝鮮と喧嘩させようとしている[スプートニク日本語]
オピニオン
2016年05月25日 21:49(アップデート 2016年05月25日 22:47)
アンドレイ イワノフ

ケリー米国務長官はベトナム大経済都市で記者団を前に非常に興味深い声明をいくつか表した。これらを分析すると、米国はアジア太平洋地域における首位を守るという目的は維持しつつ、地域における作戦行動を変えると読み取れる。

ロシア語にこんなことわざがある。「柔らかな物言いをするが大きな杖はもっていけ。」これは日本語で言う「 言葉は丁重だが、中に針を含んでいる」という表現に相当する。これをケリー長官は記者団の前で行った声明に用いたわけだ。

ケリー長官がベトナムの対中関係の改善を図ったことは明らかだ。長官は南シナ海における中国の軍国主義化を批判はしたが、それでも中国をこの地域における脅威とはみなさないようオーディエンスに呼びかけている。「我々は強い中国の成長を歓迎している。中国はグローバルなリーダーとして、超大国としての責任を引き受けており、自国の義務を遂行している」というのだ。

この地域で世界に主たる脅威を与える役をケリー長官は北朝鮮とその指導者である金正恩氏、その大量破壊兵器の拡散に関連した活動に付与している。中国について、と北朝鮮について、という、この2つの話はケリー氏の発言の中にこのように読み取ることができる。これについては25日に「南シナ海における米国、平和創設者なのか、煽動者か?」というタイトルの解説でみなさんにお伝えした。

米国はどうやら中国の成長を止め、地域のリーダー、世界の超大国へと変貌することを阻止する力は自分にはないということを悟ったらしい。中国とはアジア、世界における影響圏をどう分割するか、話し合って決めねばならない。そして今米国はこうした交渉において自分により都合のいい条件を作ろうとしている。

このためには米国は自国側にベトナムを引き込んでおこうとしている。だからこそ、ケリーの口から南シナ海における中国の軍事活動を批判する言葉が聞かれたのだ。

だが米国は北朝鮮を自分の側に引き寄せようとは望んでいない。北朝鮮にはユーゴスラビアやイラク、アフガニスタン、リビアに対したような行動はとらないと、書面で保証すると合意することはその気になればできたはずだ。だが今、米国のエリートらの中では北朝鮮と合意するなど意味がないと考える人間がより支配的な位置を占めている。合意するより潰してしまうほうが簡単だというわけだ。

これがために北朝鮮には、うまく飛ばないミサイルや最後まで開発しきれていない核爆弾で世界中の平和と民主主義を脅かす地獄の産物という烙印を押し、これに対して喉元を締め付ける制裁を発動しているのだ。

だがそうした制裁を発動した本人でさえも、制裁が機能していないことをよくよく理解している。しかも私のように最近北朝鮮を訪問した者などは、制裁があるにもかかわらず、北朝鮮は成長しており、徐々に韓国に似た姿になってきているのを目撃している。

制裁が機能するためには北朝鮮は完全な経済的孤立状態になければならないが、そのためには中国からの北朝鮮支援がただ単に止められなければならないのではなく、完全にストップされなければいけない。だからこそケリー長官はホーチミン市で中国に対して(米国は中国の増長を認める覚悟ですよ)という明確な意思表示をしたわけなのだ。

当然ながら米国はこういったことに対して中国から謝意が表されるものと期待している。ありがというの気持ちは正しい行動が採られる中で表されるべきだ。もし中国が南シナ海の係争諸島の帰属要求を取り下げる気がないのであれば、とりあえず北朝鮮への支援は止めていただきたい。しかも北朝鮮は米国だけでなく、中国も大いにてこずらせているではないか。

ゲームは狡猾だ。だが中国が米国のトリックに引っかかるということはまずない。北朝鮮は確かに中国の手を煩わせてはいるが、それでもやはり同盟国なのだ。または米国がいうように馬鹿息子であっても、やはり実の子には違いない。しかもこの馬鹿息子…、おっと失礼、同盟国だがここ最近、世界に披露しているのは核ミサイルだけではない。ノーマルな経済を構築する途上で初めて目に見える形での成功を収めたところを見せ付けている。こうした相手をずたずたに引き裂いたり、ライバル国の陣営に押し込んだりする必要など果たしてあるのだろうか?


http://jp.sputniknews.com/opinion/20160525/2196032.html

 

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