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英のEU脱退を阻止するため?議員射殺事件に関する情報まとめ
http://www.asyura2.com/16/kokusai14/msg/327.html
投稿者 お天道様はお見通し 日時 2016 年 6 月 19 日 09:16:43: I6W6mAZ85McLw gqiTVpO5l2yCzYKojKmSyoK1
 


イギリスでは6月23日(木)に行われるEU離脱の国民投票で盛り上がっています。残留・離脱の両サイドでは相当なキャンペーンが行われる中で、人にあったら挨拶代わりに「で、EUはどうするの?」などという質問がされるような状況です。
 
 
そんな折にジョー・コックス議員の殺害事件が起こり、EU離脱に関する政治活動が一時停止となりました。




ジョー・コックス議員殺害事件を受け、EU離脱に関する政治活動が一時停止に
Brexit referendum campaigns suspended after Jo Cox MP murder
 
事件の要点のまとめ:
・16日の木曜午後1時頃、労働党のジョー・コックス議員(42歳)がイギリス北部のリーズ近郊の町で三度の銃撃を頭部を含めて受け、背中からナイフで刺され、病院に運送されるも数時間後に死亡。
 
ジョー・コックス議員はEU残留派で、最近には一人の男性から気持ちの悪いEメールを受け取って警察に通報していた(この殺人の容疑者とは別人が送ったもの)
 
容疑者はトミー・メイヤー(Tommy Mair、52歳)で、犯行時に「ブリテン・ファースト!」と数回叫んでいた。彼は複数の極右政治団体に所属し、過去に精神疾患に苦しんでいたという噂も。そしてネット上で簡易銃の作り方を所持していたという。


BREAKING Man arrested named locally as Tommy Mair (Jo Cox shooting)


・コックス議員の死亡を受け、保守党のテレサ・メイ内務大臣が、EU離脱に関する両サイドの政治活動を一時停止を命じる
 
 
【参照】6月16日https://www.rt.com/uk/347015-brexit-referendum-suspended-cox/

 

http://www.telegraph.co.uk/news/2016/06/17/jo-cox-murder-labour-mps-security-was-being-increased-after-thre/など


 


この男性が叫んでいた「ブリテン・ファースト」というのは、単純に訳せば「イギリスが一番!」ということですが、イギリス人の多くは極右政治団体「Britain First」を連想するでしょう。また、これはEU離脱のスローガンのようにもなっていたとのこと。
 
同団体はこの事件に関してはコメントを控えていますが、容疑者と思われる男性が同団体のデモに参加していた写真が出回っています。



(画像 Facebookより)



そもそもこのEU離脱の国民投票については、なぜか保守党も労働党も共に残留派に立つという異常な状態で、昔からEUにはよい感情を抱いていなかったジェレミー・コービンまでもが党内の圧力に負けて残留派になっています。
 
 
イギリスの脱EUでイギリスの経済が崩壊するという噂について
 
メディアなどでは、EU離脱の場合には労働法やイギリス経済などがとてつもないダメージを受けるだろうとイギリス国民の恐怖心を煽るようなニュースも多いです。
 
しかしつい先日にはドイツ銀行が「イギリスがEU離脱することになれば、イギリスの経済にとって非常に有利になり、EU(特にドイツ)にとっては大きな損失になるからイギリスの企業に投資するように」と発言していました。
 
https://www.thesun.co.uk/news/1284849/deutsche-banks-advice-to-invest-in-uk-if-leave-wins-ballot/


 
 
しかもトルコがEUに加盟すると いう話もありますので、もしイギリスがEUから抜けて、エルドガン大統領の不安定で先行きの見えない専制政治のために観光産業にまで大ダメージを受けたト ルコがEUに入ったら・・・?トルコからの大量の移民が欧州に流れ込むのは容易に予想ができますが、経済の点でも不安定になりそうですね。
 
さらに6月16日のニュースでは、24年前に欧州経済領域(EEA)への加盟を申請したまま保留状態であったスイスが、正式にEEAへの加盟申請を取り下げたということです。
 
http://www.euronews.com/2016/06/16/switzerland-ends-bid-to-join-european-economic-area-after-24-years/
 
イギリスの経済がヤバい、というよりはイギリスが抜けた後の欧州の経済の方がよほど大変そうなのですが、それでもイギリスのテレビは「脱EUでイギリス経済が大変なことに!」と騒いでいます
 
国内の多くのメディアは残留側
 
さらに保守党を中心にしたメディアだけでなく、各界の著名人などもEU残留キャンペーンに巻き込まれ、さらに労働党も残留に回るなどどうも「支配者」側はイギリスの残留を望んでいるようにしか見えませんが。
 
 
事件の起きたタイミング


そしてイギリスのEU離脱に関しては、賛成派と反対派がかなり拮抗した状態が続いていましたが、最近になって離脱派が急に勢力を増し、残留派に大きな差がつき始めたばかりでした。



(上のグラフより、下のリンク先のグラフは期間が最近のものだけなのでさらにわかりやすいです)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160617-00000008-asahi-int


こんな状況の中でEU離脱に積極的な極右団体の名前を叫ぶ容疑者が、EU残留派の政治家を殺害したそうです。EU離脱派にとっては、マイナスなイメージになります。
 
また離脱派が勢いを増す中、国民投票直前にキャンペーンが禁止されると残留派にとって有利となるでしょう。
 
私 はEUはTPP同様、世界統一政府へのステップのようにしか思われず、行政の単位が大きくなるほど市民の意見が反映されにくくなるよので、EU離脱を望ん でいます。移民や経済の面での「デメリット」などについては、個別の条約や法の制定で問題を解決することができるでしょうし。



(画像 バベルの塔とそっくりなEU本部のビル)


そんな中でのこの一連の流れを見てみると、これもイギリスのEU離脱を防ぐために仕掛けられた事件である可能性もあるのではないでしょうか。


しかもわれらが世界の支配者のロスチャイルド様までがこんな発言をしていて、デイビッド・キャメロンもEU残留を希望しているということは・・・?
 
 
ロスチャイルド卿:イギリスのEU離脱は「有害で無秩序を招く」
Lord Rothschild: Brexit would be 'damaging and disorderly'





6月15日【Investment】http://www.investmentweek.co.uk/investment-week/news/2461651/lord-rothschild-a-brexit-would-be-damaging-and-disoderly


18世紀の終わりからロスチャイルド家が欧州のロンドン、パリ、ウィーン、ナポリ、フランクフルトで「初めての国際的な銀行システム」を築き上げていましたが、彼曰く、現在は「協調に基づいた国際的な秩序は、繁栄と安全のために必須だ」とか。
 
一体、誰の繁栄と安全のためなんでしょうね?
 


やっぱりイギリスはEUから離脱した方がよさそうだと改めて思いました。
 
 
 


Britain Firstに関する補足情報:
同団体はFacebook上でのファンの数を水増しすることを目的に、動物愛護系の情報をシェアしたり、あるいは募金を集めるために「Facebookが私たちのページを閉鎖した!」などと騒いでいました。
 
イ ギリス各地で同団体がデモをするたび、彼らのデモ参加者の数を数倍〜数十倍上回るブリテン・ファーストに反対するデモが開催され、シャッターの中に隠れる など各地で恥ずかしい失態を晒し、イギリスで洪水があった際にはイスラム教徒なども多数現地に駆けつけ、救援などに当たっていたのに「イギリスが一番!」 というこの団体は何もしていなかったので反対勢力からかなりやじられてしぶしぶと救援作業に向かったという経緯もあります。
 
またこの団体の副リーダーは実は、家系的にはオランダ系も入っていたことなどが判明するなど、一部からは「笑い者」の対象になっていて、Facebook上にもBritai Firstを笑いものにするだけを目的としたページもあるくらいです。ユーモアが効いていてかなり笑えます)




英のEU脱退を阻止するため?議員射殺事件に関する情報まとめ 世界の裏側ニュース



 

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コメント
 
1. 茨城市民T[6] iO@P6Y5zlq9U 2016年6月19日 14:24:58 : icm9apBI8I : TCjlPE1ol8w[1]
なるほど、いい記事ですね。現状がよく分かりました。

ほとんどの日本のニュースが、イギリスのユーロ離脱に否定的な記事ばかりなのに、なんで離脱派が多いのか疑問に感じていたところでした。

離脱しても経済的に問題ない、というのが真相でしょうか。
草々


2. 2016年6月19日 20:06:50 : 2FbCg9vijk : ylRMDBXhDG8[135]
同情を 集めるための 贄にされ

3. 2016年6月20日 00:45:38 : 694ENOyseM : Q4rH_gqACJI[133]
多分な。離脱派優勢だというのに今、離脱派が残溜派を殺すテロを引き起こす理由がない。離脱派はテロリスト、というイメージ操作をする目的でもないかぎり、この事件が起きる道理がない。

4. 2016年6月20日 12:34:05 : EcgyMlZgc2 : Y2TavsrAPhM[87]
テレビに映るのは『あなたの意思は受け継ぎます』と泣きながら花を手向ける人ばかりだけど、
本当の犯人は残留派だって言う人は映さないんだろうな。

5. 公房[1] jPaWWw 2016年6月21日 09:48:46 : 1cctT4n57o : _deyKghVh2Y[1]
「ブリテン・ファースト」と叫んだというのはデマです。
目撃者は「風船が割れる様な音がして悲鳴が聞こえた、女性が血の海に横たわっていた」「男が女性を蹴っていた、それを止めに入った男性がいたが、その人を押しのけて男が銃をを出し女性を撃った、その後ナイフを出して女性を何回も刺した」などと言っているにもかかわらず、どこかの新聞が、「ブリテン・ファースト」と言ったと伝えた後、他の報道も「ブリテン・ファーストと言ったようだ」が「言った」になってそれが2回言ったになり、どんどん尾ひれがついたというのが事実です。
そして大衆紙の中には「離脱派が残留派の議員を殺した」と一面に書くところも出てきました。もともとEUについて無知な人を残留派に引き込むために仕組まれたものなので、その後の反応は予想通りと言ってもいいでしょう。
2003年にはスウェーデンでも、同様のことが起きています。スウェーデンのユーロ参加の是非を問う国民投票の直前に、ユーロ参加派を代表する外相が買い物中に刺殺されました。どちらも政府が推し進めようとしていることに反対する狂人がやったことにされてしまっています。映画「影なき狙撃者」のようなことが現実に行われているのです。

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