★阿修羅♪ > 国際14 > 739.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
プーチン大統領、米国政治への「揺さぶり」狙いか クリントン、トランプを6ポイントリード 米経済利上げを支えるSF連銀総裁
http://www.asyura2.com/16/kokusai14/msg/739.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 7 月 30 日 12:06:15: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

コラム:
プーチン大統領、米国政治への「揺さぶり」狙いか

Peter Apps

[28日 ロイター] - 内部告発サイト「ウィキリークス」が何万通もの米民主党の内部メールをリークした後、その首謀者としてロシアの名が挙がるまでそう時間はかからなかった。

多くの点で、それはさほど驚きではないはずだ。米大統領選で共和党候補となったドナルド・トランプ氏とロシアのプーチン大統領の明らかに風変わりな関係は、専門家の間で関心の的となってきた。トランプ氏の政策や発言の一部、とりわけ北大西洋条約機構(NATO)への米国の関わり方に疑問を投げかけている点は、ほぼ間違いなくロシアの関心を引いているだろう。

ロシアの情報機関は、汚い政治工作は言うまでもなく、サイバースパイ行為において大いにふさわしい評判を得ている。そして恐らく最も重要なのは、西側の政治的動揺を引き起こすために、ロシアができることは何でもしているとの確信を強めている西側当局者や安全保障専門家が増えていることだ。

一部の人にしてみれば、そのパターンはあまりに明白である。シリア内戦からブレグジット(英国の欧州連合離脱)の是非を問う英国民投票に至るあらゆることに、ロシアの関与、特に権謀術数の天才であるプーチン大統領の関与を信じて疑わない。ロシアは、欧州の統一を邪魔する目的で、同地域に難民を大量流入させるため、意図的に中東、とりわけシリアにおける紛争を悪化させていると考えている。

また、増え続ける無数の反体制派グループにロシアが資金提供しており、従来の政治的コンセンサスを弱らせているとみている。トランプ陣営を後押しするため米大統領選に介入することは、そうした戦略にぴたりとはまり、西側の団結をくじかせ、最近見られなかった行動の自由をロシアに与えている。

これはやむにやまれぬ内部事情によるものだろう。ロシア、特にプーチン大統領が、周辺地域を中心とする世界情勢に対して影響力を回復したいがための戦略を追い求めていることにほぼ疑いの余地はない。その一環として、ロシアが、多くの政治的効果を得るために都合のいい真実やデマを利用して、「情報戦」を積極的に仕掛けているのは間違いない。

ドイツで昨年、ロシア系少女が難民にレイプされたとする事件に関して数多く報じられたが、これら報道はロシアとつながりのある報道機関によるものだったと広く見られている。事件は本当ではなかったが、ドイツの政治的多様性を悪化させ、メルケル首相にとって事態を複雑にさせようとする企てだったように思われる。

しかしこうした戦略がどこまでいくのか、西側当局者や専門家らには正直言って分からない。そのことが彼らを怖がらせ、政府の上層部においてさえ、意見が全く割れている。

「ロシアは他のどの国よりもこのような作戦に長けているが、同国がすべての黒幕だと考えるのは間違っている」と、元欧州治安当局者は語った。

明らかに真実だと言えるのは、プーチン大統領と西側の変わった政治家は、関心やメッセージ、戦術において重なる面があるということだ。多くの点で、トランプ氏のようなエキセントリックでしばしば右寄りの新たな世代は、プーチン政権のルールブックに完全に従っている。

場合によっては、プーチン政権とのつながりが、まさに深部にまで及んでいることもある。資金提供を含む直接的支援をロシアが欧州各国の政党に行っていたとする報告を調査するよう、米議会は情報機関に求めている。フランスの極右政党・国民戦線(FN)は、自国の銀行から借り入れできず、公然とロシアに資金提供者を求めていた。ただし、直接資金提供を受けても、同党の政策には影響しないとしている。

一方、関わりが明白ではない場合もある。ロシアが何らかの方法でブレグジットに関与したとする、主に米分析に基づく思い込みを裏付ける証拠は、意外にもほとんどない。

ではトランプ氏の場合はどうだろうか。同氏の不動産ベンチャーが、時にロシアの投資家に依存しているということにほぼ疑問の余地はない。これら投資家がクレムリン(ロシア大統領府)に近い人物だった可能性も場合によってはある。しかし同氏の事業提携の範囲や時に怪しげな性質を踏まえると、あまり驚くことではないだろう。同氏の選挙対策責任者、ポール・マナフォート氏はかつて、プーチン大統領の同調者と仕事をしたことがある。そのなかでも注目すべきは、親ロシア派で2度失脚したウクライナのヤヌコビッチ前大統領だ。しかし、そのこと自体が直接的な関係を証明するものではない。

米民主党の機密情報を記した電子メールが流出した問題では、同党全国委員会(DNC)のシステムをハッキングしたのは、ロシアに関係する複数の存在であり、コンピューターセキュリティー会社によると、さらにロシア政府とつながりのあるハッカー2人が、それぞれの活動を知らぬまま、関与していたとみられる。だからといって、必ずしもロシア政府がウィキリークスの流出元であるという証拠にはならない。

だが米当局者らは、ロシア政府の関与に一段と自信を深めているようだ。ロシアは長い間、このような情報流出に関係があるとされてきた。一部当局者は、米国家安全保障局(NSA)の元職員エドワード・スノーデン容疑者による暴露(現在、同容疑者はロシア在住)は、ロシアの情報機関の協力があったかもしれないと考えている。しかしこの事件においても、皆が必ずしもそうだとは思っていない。

プーチン大統領は、クリントン前米国務長官よりもトランプ氏に米大統領になってもらいたいのだろうか。恐らくそうだろうが、プーチン氏はここ数カ月、明らかに支持していると思われるようなコメントはしないようにしている。

それよりも重要なのは、クリントン氏が国務長官だった時代のオバマ政権とクレムリンの関係が、あまり良くなかったことだろう。

米国がロシアの反政府勢力に肩入れをしすぎ、それは明らかに内政干渉だとロシアは考えていた。ロシアが米国に仕返ししようと決めたとしても、さして意外なことではない。

しかし、もしそうだとしたら、ロシアの大統領は願い事には慎重になる必要があるかもしれない。一段と不安定化する西側は、ロシアの短期的利益にはかなうかもしれないが、長期的にはロシアも他国同様、苦しむことになるかもしれないのだから。

*筆者はロイターのコラムニスト。元ロイターの防衛担当記者で、現在はシンクタンク「Project for Study of the 21st Century(PS21)」を立ち上げ、理事を務める。
http://jp.reuters.com/article/column-putin-us-idJPKCN109111

World | 2016年 07月 30日 09:05 JST 関連トピックス: トップニュース
クリントン氏、支持率でトランプ氏を6ポイントリード

[ニューヨーク 29日 ロイター] - ロイター/イプソスが実施した最新の世論調査によると、民主党の大統領候補に正式指名されたヒラリー・クリントン氏の支持率が約41%と、対抗馬の共和党候補ドナルド・トランプ氏(35%)を6%ポイント上回った。

「その他」との回答は25%だった。

調査は今月25─29日、有権者1043人に対しオンライン上で実施された。

RELATED VIDEO

Video
Clinton: "I accept your nomination"
http://jp.reuters.com/article/video/idJPKCN1092OC?videoId=369421039&mod=related&channelName=worldNews

Video
Trump: Clinton should have congratulated me for making history
http://jp.reuters.com/article/video/idJPKCN1092OC?videoId=369430610&mod=related&channelName=worldNews

同時期は民主党の全国党大会開催時期と重なっており、クリントン氏は28日、指名受諾演説を行った。
http://jp.reuters.com/article/clinton-lead-idJPKCN1092OC

 

米経済動向、利上げを支える公算=SF連銀総裁 
By MICHAEL S. DERBY
2016 年 7 月 30 日 00:45 JST

 【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)】米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は29日、米国では短期金利がこの先上昇する公算が大きいとの見方を示した。

 ウィリアムズ総裁は当地で開かれたイベントで登壇し、国内経済が「現時点で順調」だとし、「今後数年間には金利を下げるのではなく引き上げる」公算が大きいと話した。望ましいと考える利上げ時期には言及しなかった。

 ウィリアムズ総裁が見解を示すのは、連邦準備制度理事会(FRB)が27日に翌日物フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25〜0.50%の水準に据え置いてから初めて。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たないが、年内の利上げを支持する立場を公にしている。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjVle_ymZrOAhUITI8KHa07AjIQqQIIHzAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB11625300680616714172704582219230357981426&usg=AFQjCNEtiHpRvGuK9DZjU5jAjCmsOQLgwQ  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年7月30日 14:08:28 : esiK45upOk : 9r5g_jQSnKY[7]
プーチンに濡れ衣を被せてトランプをdisるロイターの記事。

トランプのような候補を生んだのはアメリカ自身であり、ロシアのせいでもなければもちろんプーチンのせいでもない。

ところがトランプの一挙一動にプーチンの影響がありうると邪念を抱き、プーチンが預かり知らないところでプーチンがトランプに関与すれば不利益になると警告を与えているが、仮にプーチンの反論を書くとするならアメリカの大統領が誰になったってロシアの利益を損じないかぎり大歓迎だと言うだけだろう。

そして大事なことはトランプはまだアメリカの大統領ではないということだ。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際14掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際14掲示板  
次へ