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遠藤周作の「沈黙」をマーチン・スコセッシが映画化した
http://www.asyura2.com/16/music18/msg/423.html
投稿者 で爺 日時 2017 年 1 月 21 日 09:21:53: tYZleDTpDNY.U gsWW6g
 


Youtubeで見た日本のワイドショーで「オスカーの可能性あり」と言っていたが、作品賞は無理だろう。批評が悪すぎる。しかし、イッセー尾形の助演男優賞はあり得るのではないか。これは素直にとってほしいと思う。ファンだから。


アメリカでどう受け止められるか興味があっていくつかレヴューや、関係者のインタビューを見たが、スコセッシは、国内のインタビューでは、題材に対する彼の解釈をはっきり答えてないね。アメリカでは、微妙な問題のようだから。


本音を述べているのは、このインタビューだけのよう。ローマでのインタビュー。しかし、アメリカよりも、ヨーロッパのしかもイタリアで、キリスト教について自由に話せるというのが皮肉ですな。



48秒で、神は殉教を求めているのか?「違うと思う」とはっきり述べている。これは、まあ、スコセッシは、あちら側の人ではないということだろう。


アメリカのカトリックの代表的反応はこれではないか?(スポイラー警報)



留保付きの許容・・・かな。(スコセッシは映画の公開前に、ローマ法王とも会ってお墨付きをもらっている。)十字架を心に秘して死んでいった「背教者」には、口ごもりながら「チアーズ」と言うが、殉教者に対しては、心から「チアーズ」と3回叫びたい・・・という、苦しい立場(笑)


しかし、これだけ、カトリックが、ある意味「肯定的」に描かれたハリウッド映画は、近年ないだろうから、バチカンとしては基本的に歓迎なんだろうな。ゴッドファーザー3なんか酷いからね。バチカンはマフィアより汚い悪の巣窟みたいに描かれている。ダビンチファイルは完全に異端だし。


久しぶりに食指が動く映画だけど、いろいろ読んだり見たりしてるうちに、もう映画を見たような気になってしまった。


では


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年1月21日 09:23:40 : NIECJqjz3E : iusFFFjtVLU[1]
あ、間違えて、トレイらーを2つ入れてしまった。失礼。

投稿者


2. 2017年1月21日 09:26:29 : NIECJqjz3E : iusFFFjtVLU[2]
スコセッシのローマでのインタビューはこちら。


3. 2017年1月21日 09:27:22 : NIECJqjz3E : iusFFFjtVLU[3]
https://www.youtube.com/watch?v=pTF7W_1rPuI

これね


4. チベットよわー[1283] g2CDeINig2eC5oLtgVs 2017年1月23日 14:55:16 : PiLqis80OY : vul47KNEra4[263]

スコセッシのThe Last Temptation of Christをピーガブの音楽がいいとか
いうので人にすすめられて見て、どっちの意味でも残念だった記憶がある。

>イッセー尾形の助演男優賞

見た人間からは、彼が浮いていたとききました。



5. 2017年1月23日 21:11:12 : SkN0JwUD4M : uLQTTGry4tw[1]
最後の誘惑は見てませんな。当時は、反発がすごかったよう。唯一、ニューヨークの司教が「キリスト論的に正しい」と言ってくれて、「読んでみれば」と送ってくれたのが「沈黙」だったということだ。

しかし、我らのコリアン先生が、こんなにも欧米で評価が高かったとは!知らなかった。大江健三郎とノーベル賞を争ったらしいね。コリアンがとればよかったのに。

イッセー尾形が「浮く」のは仕方ないけども、ま、好き好きでしょうな。まだ、見てないけど、外国人から見ると、ちょっと受け止め方が違うかもしれんし。

ではでは


6. 2017年1月24日 00:11:31 : SkN0JwUD4M : uLQTTGry4tw[2]
日本人俳優の外国人記者クラブの会見までみちゃったが、酷いね、舞い上がっちゃって(笑)特に、年長のイッセー尾形がダメだな。

茶化していいことと悪いことの区別もつかんのかい。やっぱり、日本人はどっか欠陥があるんじゃないの・・・と思った。

ではでは


7. 2017年1月25日 07:16:21 : OqDcSrCvbw : mNb9hTqfGQY[1]
「最後の誘惑」もいろいろ読んだり見たりしているうちに、すでに映画を見たような気になってしまった(笑)

これは、バイブルの映画化というよりは、SFだな。時をかける少女・・・みたいな。イエスが、パラレルワールドを生きるわけね。

映画のサスペンスは、イエスが「神の子」に立ち戻ることができるかどうか・・・という一点にある。多分。予備知識なしに見たら、結構ハラハラするだろう。

しかし、福音書というのは、聞けば聞くほど(今、オーディオフックで聞いておる)異様なお話だな。こういう話は、想像では作れんよ。やはり、周囲の人間にこういう印象を与える事実の核みたいなものがあったと考えざるをえない。キリストが本当に復活したかどうかは別にして。

では


8. チベットよわー[1284] g2CDeINig2eC5oLtgVs 2017年1月25日 16:31:52 : PiLqis80OY : vul47KNEra4[264]
>日本人俳優の外国人記者クラブの会見までみちゃったが、酷いね、舞い上がっちゃって(笑)特に、年長のイッセー尾形がダメだな。

たしかにお百姓さんの村祭りみたいに舞い上がってたな・・・・

アカデミー賞つうのは、科学でいうところのIGノーベル賞みたいなものだと
思っていたら、彼らは本当にそれを最終目標に仕事しているみたいで驚いた。

前々から、アカデミー賞とかベネチアとかいうのは、センスの悪い選考委員が
悪趣味な価値観の押し付けをしているという印象が否めなかった。

映画を美術として評価したり、製作総出力からした達成度で評価したりすることは
サイドであっていいはずだが、演劇というのは映画だろうがTVだろうがシアターだろう
がそういう違いはあったとしても、表現としての基本は台本をどれだけ演じるか、
そこが点の付け所だと私は思う。「演じる」の中に写す側や編集する側の努力が
入ることはもっぱらだが、どうクライテリアを広げても基本は台本と芝居のからみだ。

横浜国際は少なくともアカデミーやベネチアよりはよく鑑賞していると思う。

浅野のいただけない発言は、どの作品にでても同じことしかできない浅野の
限界が肩書きを求める方向に自然と流れていったことを物語り、それでも納得。

大根役者の萩原聖人が太陽族フレーバーを帯びて帰ってきたような印象のある
窪塚は薬中みたいなことを言い出していて存在自体が18禁のようである。

イッセーさんはその点、実にスバラシイ。あれだけつまらないことを一生続けて
やれていることが本当の芸能の鏡かもしれない。私なら、あの才能に生まれれば
間違いなく国立大学か早慶へ行って公務員になっているだろう。



9. チベットよわー[1285] g2CDeINig2eC5oLtgVs 2017年1月25日 17:22:58 : PiLqis80OY : vul47KNEra4[265]

キリスト最後の誘惑の最後らへんに「ジーサスは実在する必要などなかった」みたいな
ことをいっていて、私はカソリック家庭の出身でユダヤ人と結婚していた背徳の人に
すすめられてこの映画をみたんだけど、自分は部外者だからぽかん、と。

武者小路実篤がキリスト教誕生の背景っつうかジーサス神の子の真相について
謎解きの短編を書いていて、白樺派のくせにそれがあっけない。

➀ 夫の抑圧にたえきれない貞淑な妻が
A 解放を求めて夫以外の男と子供を作る
B 子供はそのいきさつに触れぬまま家庭の中で育つ

これがキリスト教を培養する環境です、と。1,2,3、だぁーww

ユダヤ教で姦通は厳禁なので、いっちゃんやったらあかんことから始まっているのが
キリスト教という堕罪教なのらしい。イスラム教だって死刑になるのだからハンパねえ。

不倫して危険日に中出しするような気の狂った痴態を許すのがキリスト教の大本。
武者小路の小説でも、夫は妻もその子供もそのまま養うわけであり、子供は何事も
なかったように愛されて育つ。爆笑問題の田中もわかるわかると頷いたとか・・・・

ふざけんなよな。私はそう思う。私は姦通つうか不倫=死刑に賛成はしない。
木佐彩子のいうとおり「出会った順番を間違った場合に是正するのならその場合は
認めるからその分、慰謝料はとる」という態度はサムライの時代ではない現代においては
まっとうだろう。しかし、頭のおかしな奴が、危険日に不倫中出しするようなことへの
言い訳なんて本当にあるだろうか。アホじゃねえか。ゴムやピルが手元になくそれでも
やるハメになったとき、中出しはないだろうが。なめとったらどつきまわすぞ、という
のが私の答えである。

私自身、幼少期の性犯罪の被害者であり、今まで知り合った人の中にもレイプの被害者
などいい加減な種類の人間の煩悩や衝動をみたすだけのために、それ以降の人生に多大
な障害を与えられ泣き寝入りなんてことがある。人間は罪深いものですねえアーメン、
なんてことでは済まないのだ。不倫危険日中出し事件(性犯罪)によって生をうけた
ジーサスは、自分は生殖行為を介さないでできた神の子だと言い張り、母親が罪の
意識のあまりついた嘘を信じ切ったアホアホ教祖だったのだが、悪い事をした母の
ほうを断罪しないで社会が悪いと暴れ出したので最後は「ええかんにせえ」と
槍でつっこみされてしまった。



10. 2017年1月25日 20:00:22 : 2MDIUmWFJo : yaoMdD4ZF8g[1]
会見なんか、普通に、真面目に答えておけばいいのよ。ヘンに衒わないで。「踏み絵マスター」とか自分の役についていってるやつがいたが、スコセッシにも、スタッフにも、共演者にも悪いだろう、そういう言い方は。

イッセー尾形なんか、舞い上がって、「神は沈黙したというが、その前は神様は喋ったんですか」とか、つまらないジョークをとばして、場をしらけさせてるし(笑)・・・オレはここで、見てられなくなった。

ま、いろいろ意見?(笑)もあろうが、キリストと言うのは、マジで変なひとだな。ちょっと信じるのはムツカシイが、オレは、とりあえすキリストのファン。そういう人はけっこう多いんじゃないの。「最後の誘惑」も「沈黙」も、主に、そういう人に受ける映画だろう。

ではでは


11. てんさい(い)[595] gsSC8YKzgqKBaYKigWo 2017年1月28日 13:54:16 : 0kUGInjLpY : VLecBnM2280[259]
一応参考までに

日本の歴史教科書はキリシタンが日本の娘を50万人も海外に奴隷として売った事は教えないのはなぜか?
http://www.asyura2.com/0510/bd42/msg/812.html

◆1.キリシタン遣害の理由

(1)植民地政策
(2)奴隷売買
(3)巡回布教
(4)神杜仏閣の破壊
(5)牛馬を食べること


12. 2017年1月28日 22:47:45 : B6ourVaEIE : JOI0ziaa02s[1]
それは、日本にとっても恥ずかしい歴史だからでしょうな(笑)

映画に対する批判ということならば、テーマから外れるから描かなかったんだろう。時代背景は、禁教以降の日本でのキリスト教の退潮期だしイエズス会は奴隷貿易には反対していたようだから。

帝国主義の尖兵としての宣教師の役割というのも、スコセッシは理解していると思いますよ。弾圧者としての井上なんとかが、それなりに魅力的な人物に描かれているようだし(まだ見てないが・・・笑)、インタビューなどで話してることを見てもそう思う。

そういう話は、西欧の左翼インテリにとっては、常識の範疇だと思いますけど。

では


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