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[CML 042514] 反日映画ではなかった/映画「不屈の男 アンブロークン」
http://www.asyura2.com/16/senkyo203/msg/110.html
投稿者 gataro 日時 2016 年 3 月 18 日 09:39:36: KbIx4LOvH6Ccw Z2F0YXJv
 





 


[CML 042514] 反日映画ではなかった

donko at ac.csf.ne.jp donko at ac.csf.ne.jp 
2016年 3月 17日 (木) 19:58:23 JST
http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-March/042616.html

  坂井貴司です。


 転送・転載歓迎。
 


 今日は福岡市北天神のKBCシネマで上映されている映画


『アンブロークン』 (アンジェリーナ・ジョリー監督)
 http://unbroken-movie.com/


を見ました。


 この作品は、ネトウヨ、在特会、日本会議、自民党の右翼議員が「反日映画」だとして激しく攻撃し、日本での上映をできなくしてしまったことで話題になりました。そのためメジャー配給ではなく、ミニシアター系で上映されています。



 この作品が反日映画だと決めつけられたのは、太平洋戦争中に日本軍の捕虜となった主人公ルイ・ザンペリーニが酷い虐待を受けたことを描いたからだということです。「日本人をサディストとして描いた人種差別の映画だ」、「史実に反する。日本軍は捕虜をきちんと扱った」とネトウヨや在特会は攻撃しました。


 見てもいないのに、内容がわかるとはネトウヨは超能力でも持っているのか、と思いながら、『アンブロークン』見ました。


 見た感想は、反日映画どころか、恩讐を越えて日米友好に尽力したアメリカ人を感動的に描いた作品であるとのことです。そして、アメリカ人の若者が戦争という局限状態の中で、自分を失わずに生き抜いたサバイバルを描いた映画であることです。


 在特会や自民党の右翼議員は、反日映画だという噂に飛びつき、確かめることなく攻撃して、上映をできなくしたことがわかりました。



 主人公ルイ・ザンペリーニはイタリア人移民の息子としてアメリカで生まれました。周囲からデーゴ(イタリア人野郎)と罵られながら育ちました。それで飲酒や盗みを繰り返す不良少年になりました。しかし、持ち前の俊足を兄に見出されたルイは、陸上選手を目指しました。練習を重ね、1936年のベルリンオリンピックに出場するまでになりました。メダルは取れなかったものの、好成績を残したことで、1940年に開催される予定だった東京オリンピックに出場する事が決まりました。しかし、激化した日中戦争によって東京オリンピックは中止に追い込まれました。金メダルの夢は潰えました。


 太平洋戦争が始まるとルイはアメリカ陸軍航空隊に入り、爆撃機に乗りました。


 爆撃機のエンジン故障で海に不時着、47日間太平洋を漂流しました。飢えと渇き、サメの襲撃に苦しむ凄まじい様子が映画に描かれています。


 ルイは日本軍の船に発見されました。次は捕虜として地獄を味わされました。日本に連行されたルイは、飢えと強制労働、そして虐待に苦しみます。ことに、「鳥」とあだ名されたワタナベという捕虜収容所の責任者から、毎日竹刀や木刀で殴られ、蹴られます。(これが「反日映画だ」と決めつけられた理由です)それでもルイは故郷の家族に再会したいと必死に耐えます。そして、日本の敗戦によって帰国します。




 この映画が反日映画だとされたのは、日本軍がルイをはじめとするアメリカ軍捕虜を虐待したことを描いたからです。大東亜戦争(太平洋戦争)をアジア解放のための正義の戦争だったと思い込みたいネトウヨにとっては見たくないものです。


 捕虜虐待は事実でした。拷問、強制労働、処刑が行われました。生体実験の材料にされて殺されたアメリカ軍捕虜もいました。


 捕虜にされたアメリカ人やイギリス人の戦記を読むと、目を覆いたくなるような悲惨な事実が数多く書いてあります。むしろ『アンブロークン』はそれを抑えた表現で描いています。


 そして『アンブロークン』は、日本人もまた戦争の犠牲者だったことを描いています。


 映画の後半に、1945年3月の東京大空襲が登場します。空襲後、ルイたち捕虜は東京の大森収容所から新潟県の直江津収容所に移動させられます。ルイたちは東京の焼け野原を行進させられます。無差別爆撃によって東京がガレキと死体の山になった場面が出ます。ルイはその惨状に声を失います。


 これは「太平洋戦争はファシズムの侵略から民主主義を守るための正義の戦争だった」とするアメリカの公式見解からすれば、思い切った表現です。「戦争は全ての人々を傷つけるものだ」とするジョリー監督の思いが込められてはいます。


 そして、戦後、ルイは日本を何度も訪問し自分を苦しめた日本軍のもと軍人たちと交流したことを最後に描いています。(ワタナベは戦後、戦犯訴追から逃げおおせました。日本政府から恩赦されたそうです。ルイとの再会を拒否したとあります)。


 ルイは聖書にある「汝の敵を愛せよ」を実践して、日米友好に亡くなるまで尽力しました。




 この映画は、ネトウヨや在特会が見たくないものを描いたために、反日映画と決めつけられました。とんでもない決めつけです。


 戦争に誠実に向き合おうとしたジョリー監督の思いを、ネトウヨや在特会は踏みにじりました。恥を知れと言いたいです。


 
坂井貴司
福岡県
  E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
 

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コメント
 
1. 2016年3月18日 12:49:05 : 83llJ7R7d2 : 77ovyqkbHIU[87]
改めてネトウヨや在特会に教養が無いことがよくわかりました。
機会があれば是非見てみたい映画ですね。

2. 2016年3月18日 15:21:25 : wPAs8CRB32 : @3ZSfBIJBL4[213]
脚本にコーエン兄弟を雇っても誰にも箸にも棒にも掛けられなかった映画なんだからよほどの愚作なんでしょう

それとも監督のジョリーが軽視されているのか?


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