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首相 消費増税再延期も解散せず 野党は不信任案提出へ:不信任案提出という愚策で解散総選挙にまだ可能性
http://www.asyura2.com/16/senkyo206/msg/883.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 5 月 31 日 05:14:07: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


 内閣不信任決議案の可決を経ない衆議院の解散は違憲だが、野党4党(民進・共産・社民・生活)の内閣不信任決議案提出が解散のトリガーになる可能性は残っている。

 消費税税率引き上げの再延期について国民の信を問うのがスジだが、熊本・大分の地震被害の復旧復興優先を理由として、総選挙で信を問う解散は断念し、参議院選挙に委ねると説明することもできる。

 しかし、野党4党が内閣不信任決議案を提出すれば話が変わってくる。

 内閣不信任決議案提出を逆手にとって、それなら、与党の政策が国民の支持を得ているか失っているか総選挙で問おうじゃないかと攻めに転じる可能性がある。

 野党4党は内閣不信任決議案を提出する理由として、

1)安保法制を強行成立させ、憲法改悪を推し進めることは、立憲主義と平和主義への重大な挑戦である。

2)アベノミクスの失敗は、国民生活を破壊し、格差と貧困を拡大した。

3)甘利前大臣の疑惑問題やTPP交渉に関する情報開示のあり方、また沖縄問題への対応など、国民の声に耳を傾けない強権的な政治である。

を上げている。

 そのような理由に基づく内閣不信任決議案提出を受けて、それが国民多数派の声かどうか確認したいと言って解散し与党が多数派を維持したならば、

 安保法制は国民多数に戦争防止法と理解されている。

 アベノミクスは道半ばであって失敗ではないと考えられている。

 3)も、甘利問題は検察が捜査していると突っぱねることができるほか、TPPの情報開示問題も外交交渉のルールを尊重したことが理解された、沖縄問題も沖縄県との話し合いで訴訟合戦を避ける合意を得たことが評価されている。

などと主張できてしまう。


 端的に言えば、野党4党の内閣不信任決議案提出は、(総選挙の与党勝利が条件だが)野党4党が“安倍暴政”とする重要な政治問題について、安倍政権が国民からお墨付き(支持)を得る機会を与えてしまうリスクでもある。

 主要メディアが安倍政権をサポートしている現状では、野党が多数派を形成するのは困難である。
 そういう政治状況で、国民は安保法制やアベノミクスを支持していると言える結果が生まれる可能性がある内閣不信任決議案提出は愚策である。


※参照投稿

「安倍首相の任期をはるかに超える19年10月に増税を実施するという無責任:経済政策としても効果が薄く半端な判断」
http://www.asyura2.com/16/senkyo206/msg/792.html

「日本の消費税引き上げは1−3年延期:延期ではなく消費の安定的拡大が定着するまで増税しないという宣言が必要」
http://www.asyura2.com/16/senkyo206/msg/741.html

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首相 消費増税再延期も解散せず 野党は不信任案提出へ[NHK]
5月31日 4時01分

安倍総理大臣は、来年4月の消費税率の引き上げを、2019年、平成31年10月まで2年半再延期するとともに、再延期に伴う衆議院の解散・総選挙は行わない方針です。

民進党などは31日午後に安倍内閣に対する不信任決議案を提出するなど、対決姿勢を鮮明にしていて、夏の参議院選挙もにらんだ攻防が展開される見通しです。

来年4月の消費税率の引き上げを巡って、安倍総理大臣は30日、自民・公明両党の幹部と相次いで会談し、2019年10月まで2年半再延期する考えを伝えて、理解を求めました。

また、30日夜には、再延期に慎重な姿勢を示してきた麻生副総理兼財務大臣と改めて会談し、麻生副総理は最終的に再延期を受け入れる考えを伝えるとともに、再延期に伴う衆議院の解散・総選挙は行わないことを確認しました。

これを受けて、自民・公明両党は31日にそれぞれ政調全体会議などを開いて対応を協議することにしていて、参議院選挙を前に、政府・与党の結束を優先し、安倍総理大臣の意向に沿って引き上げを2年半再延期することで速やかに意見集約を図ることにしています。

そして安倍総理大臣は、早ければ今の国会の会期末の来月1日に記者会見して、再延期の方針を正式に表明することにしています。

これに対して、民進党、共産党、社民党、生活の党の野党4党は、30日の党首会談で、消費税率引き上げの再延期はアベノミクスの失敗を明確に示すもので、安倍総理大臣の責任は重大だという認識で一致しました。

そして、31日午後に4党が共同で安倍内閣に対する不信任決議案を衆議院に提出することにしています。

不信任決議案は31日中に衆議院本会議で採決が行われ、与党側の反対多数で否決される見通しですが、野党側は対決姿勢を鮮明にしていて、夏の参議院選挙もにらんだ攻防が展開される見通しです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160531/k10010540731000.html?utm_int=news_contents_news-main_001

 

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コメント
 
1. 日高見連邦共和国[1774] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2016年5月31日 08:22:03 : C7Wqvb1wZA : tDwH8L7NsPc[802]

投稿主『あっしら』さん。私は“間違いなく”、野党が提出する『内閣不信任案』が、
“衆院解散”を誘発すると思っていますが、『愚策』とは言い過ぎではありませんか?

昨年の通常国会が閉じられて後、野党が繰り返し『臨時国会の召集』を求め、安倍が応えず、
やっと開かれた今国会、どこかで『内閣不信任案』は“出さねば”ならない国会なのです。

私はその、『内閣不信任案』は、“国会召集冒頭”が正しいタイミングだった思っています。

まあ、それの場合でも“少なくない批判”は浴びたでしょうが、“筋”で言えば間違っていません。

そして、“延長しない通常国会”が閉じられようとしています。

事ここに至っては、『内閣不信任案』を出すのは、もう、今日しか有りませんし、昨年来、
国会開催しない事をあれだけ騒いでおいて、結局『内閣不信任案』を出さな事こそ『愚策』でしょう。

そもそもが、『内閣不信任案の否決』を以って衆院解散ってのが“違憲”です。

また、それ(内閣不信任案)を出すことによって召致される事態は“受容”せざるを得ません。

それ(衆院解散)を決断するのは安倍です。その愚かで浅ましい決断を“後悔させてやる”と私は思っていますよ?

それこそ、今このタイミングこそが“好機”だと、喜んで受けて断ちましょうよ、W選!!


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