27日、トランプ政権の誕生は米国の外交政策に不確定要素をもたらすことが予想されるが、日中関係について言えば、両国の対立こそトランプ政権の望むところだという。

日本と中国の対立はトランプ政権の最も望むシナリオ―米華字メディア
http://www.recordchina.co.jp/a159017.html
2016年12月29日(木) 13時50分

2016年12月27日、米華字メディア・多維新聞によると、トランプ政権の誕生は米国の外交政策に不確定要素をもたらすことが予想されるが、日中関係について言えば、両国の対立こそトランプ政権の望むところだという。

トランプ次期大統領はこれまでの慣習に反し、「一つの中国」やイスラエル問題で独自の政策見解を発し、議論の火種を次々に生み出している。トランプ氏が選挙に勝利したことをきっかけに、政治的不確定要素や不安、懸念が各国に広がっている。

今後の米中関係には二つのシナリオが予想されている。米中の取引が成立し、関係が深まり、ロシアも加わって米中ロの協調体制が構築され、日本だけが孤立するシナリオと、日中の対立が深まり、日米同盟が維持されるシナリオだという。

日中の対立が深まれば、米国から兵器輸入を継続しなければならず、日本は防衛費やその関連予算を増やすこととなる。トランプ政権率いる米国は日中の対立から漁夫の利が得られることが期待でき、日本と中国の軍備競争はトランプ政権が最も望むシナリオとなる。

日本は米中の接近を何としても阻止したいところだが、いずれにしても2017年は日本にとって厳しい1年になることが予想される。（翻訳・編集/岡田）

コメント

1. 2016年12月30日 06:08:51 : 2ba1UeOS2E : 62OIab_eEe0[206] ▲△▽▼ 核心をついた記事だと思います。 追記したい点は >日中の対立が深まれば、米国から兵器輸入を継続しなければならず、日本は防衛費やその関連予算を増やすこととなる この流れは、日本の政府と金の亡者が望んで作為的に行っている、日本政府にとって望ましい状態である点です。 日米両政府にとってwin-winの状態です。 日本国民にとっては悪夢ですね。 以下は私見で想像混じりですが 巨視的にみて、世界は過去の植民地主義の流れをくむ欧米が、資本植民地主義に姿を変え支配しています。そこに中国を中心としたアジアの国々が参入しているわけです。同じ、資本植民地主義にはなれません。植民地化する相手はいませんので。どのようになっていくかわかりませんが、いずれにしても、新旧の勢力が入れ替わる不安定の時期になるようです。 こんな分析的なことを書きながら、貧困や飢えのない世界が出来そうにない状況にため息しますね。

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