シリアで戦闘、７３人死亡　過激派、複数の村制圧
2016年05月06日 20時29分

　【カイロ共同】シリア北部アレッポ近郊で５日から６日にかけて、国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」など過激派とアサド政権軍との間で激しい戦闘が発生、シリア人権監視団（英国）によると、戦闘員や兵士ら少なくとも計７３人が死亡した。過激派側はアレッポ南郊の複数の村を制圧した。

　ヌスラ戦線は米ロ主導の一時停戦の枠組み外。ヌスラ戦線と一部の反体制派は共闘しており、停戦崩壊の懸念要因となっている。

　特にアレッポでは４月下旬から戦闘が再燃。アサド政権は４日夜に４８時間の戦闘の停止を発表したが、不安定な状況が続いている。

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シリア空爆、２８人死亡　避難民キャンプ、政府軍か
2016年05月06日11時32分 (更新 05月06日 11時52分)
　５日、シリア・イドリブ県で、空爆された避難民キャンプの被害を調査する関係者（ゲッティ＝共同）
５日、シリア・イドリブ県で、空爆された避難民キャンプの被害を調査する関係者（ゲッティ＝共同）
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　【カイロ共同】シリア北西部イドリブ県の避難民キャンプに５日、空爆があり、シリア人権監視団（英国）によると、女性と子どもを含む少なくとも２８人が死亡、約５０人が負傷した。停戦の枠組みに入っていない国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」が支配する地域とされ、アサド政権軍がこれを狙って攻撃した可能性がある。

　シリアでは２月末から政権軍と反体制派による一時停戦が発効したが、北部アレッポでは４月下旬から戦闘が激化。米国とロシアの働き掛けを受け、アサド政権は４日夜、アレッポでの戦闘を５日午前１時（日本時間同７時）から４８時間、停止すると発表した。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/243416 　

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