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マスコミはWMD(マス破壊兵器)と化した(証拠は決定的:ウクライナ軍がニセ旗作戦によってMH17を撃墜した)pdf
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/699.html
投稿者 お天道様はお見通し 日時 2016 年 5 月 11 日 18:01:41: I6W6mAZ85McLw gqiTVpO5l2yCzYKojKmSyoK1
 


人生90年を閲して、今、しきりに思うことは、人間世界の強者たちが、集団として、弱者たちに対して示す余りもの残忍さです。彼らは、自己の利益と快楽を 追求するためには、世界中の無辜の民を数限りなく殺戮するのに何らの躊躇もしません。強者とは、歴史的にヨーロッパという一語に象徴される人間集団であ り、現世界で具体的には、米国を牛耳る権力者集団です。


 2016年4月30日付の『マスコミに載らない海外記事』にPaul Craig RobertsのFrom The Archive: MH-17(過去記事から、MH-17の話題)が訳出されています。そこには:



マレーシア旅客機MH-17がウクライナ領空で撃墜されてから、ほぼ三年だ。アメリカのジョン・ケリー国務長官は、即座に、アメリカはロシアが関与してい る完璧な証拠をもっていると発言した。ケリーは決して“証拠”を公表しなかったが、これはアメリカ国務長官が、またもや世界にウソをついたことを示してい る。


ブラック・ボックスは無傷で回収された。ところが、調査は、独立した国際機関、国際民間航空機関(ICAO)の手から奪われ、多数の犠牲者がオランダ人だったからという理由のアメリカ政府の主張で、オランダにまかされた。


本当の理由は、アメリカ政府にとって、オランダを支配するのが容易だからだ。三年たっても、結論報告はいまだに出ていない。その間に、アメリカ政府は、プロパガンダによって、ロシア分離主義者と、プーチンのせいにするのに成功した。


とあります。
 この撃墜で殺された乗客・乗員の総数は298、そのうちオランダ国籍は192でした。この惨劇が米国による偽旗作戦であったという発言はネット上に多数ありますし、


http://www.dcsociety.org/2012/info2012/140808.pdf


Paul Craig Roberts がアーカイブという適語を使って我々の注意を喚起するように、3年も経てば、大抵のことは真偽がはっきりしてくるものです。もし米国が「ロシアが関与している完璧な証拠をもっている」ならば、今日までそれを発表しない理由が一体あり得るでしょうか?


 サダム・フセインのイラクがWMD(核兵器、化学兵器)を持っているという大嘘を理由にして、イラクという国を破壊し、サダム・フセインを殺してしまっ たことは、世界史に永久に書き込まれましたが、その歴史の中には、NYT(ニューヨーク・タイムズ)を始めとするマスメディアが一斉にこの侵略戦争を支持 し、子供達だけでも百万のオーダーの虐殺が結果した事実も含まれています。


 リビアが今どうなっているかをご存知ですか? ほんの数年前(2011年)まで、国家としてアフリカ大陸で一番うまく行っていたリビアは、私の感覚で は、言語道断の傲慢さと不潔さに溢れる幾つかの虚偽宣伝のもとに、文字どおり抹殺されました。この侵略戦争が始まって間もない頃、このブログで『リビアと ハイチで何が見えるか』と題して6回連続で書きました。その(5)から、まず少し引用します:



カダフィが兵士たちにバイアグラを与えて反政府の女性たちの集団レイプを行なわせたというニュースを米国国連大使スーザン・ライスが国連で公式に取り上げ たことをガーディアン紙が報じたのは4月29日でした。スーザン・ライスがあまりにも汚らわしく思えて、取り上げる気にもなりませんでしたが、6月8日に なって国際刑事裁判所(ICC)の主席検事ルイス・モレノ‐オカンポが同じ罪状に加えてカダフィ自身もレイプを実行した疑いでカダフィを告訴したことを 知って、もはや黙過できなくなりました。無法国家アメリカの暴虐もここに極まったと言わなければなりません。


 1990年の第1次湾岸戦争へ米国世論を駆り立てた事件として、米国下院の委員会で15歳のクエイト人女性がイラク軍兵士の野蛮行為の証言をしたことが ありました。ボランティアの看護婦だった彼女は、サダム・フセインの兵士たちが産院に乱入して、保育器をひっくり返して赤ん坊たちを床に落として殺してし まうのを目撃したと証言したのです。ところが、後で、これは大変なヤラセであり、その女性は当時ワシントン在住のクエイト大使の娘でワシントンを離れたこ ともなかったことが明るみに出てしまいました。
 去る3月26日、リビアの首都トリポリの最高級ホテル「リクソス」のダイニング・ホールに一人の若いリビア人女性が飛び込んで来て、リビア政府の警備要 員たちが二日間にわたって彼女を集団レイプしたとホテルの客たちに訴えました。このホテルには、リビア政府の指令で集団的に多数の外国人記者が宿泊してい ました。彼女の名はEman el?Obeida、3月28日のFT.com (Financial Times) には彼女の写真と詳しい話が出ています。また、心理学者Seham Sergewa博士なる人物が出てきて、レイプの犠牲者140人のインタビューを行なったと言い、これが最も具体的な証拠になっているのですが、アムネス ティ・インタナショナルの女性要員が犠牲者に会わせてくれと言っても「もう何処にいるのか分からないから、無理だ」との返事しかしないようです。これら二 人の女性たちもクエイト大使の娘さんのように誰かに頼まれての偽証言者である疑いが濃厚だと思われます。実は、カダフィのバイアグラ事件の方も、それが捏 造されたものであることが、複数の国際人権団体によって、すでに示されているのです。


ご存知のように、スーザン・ライスは、今は、オバマ大統領の最高の側近の一人です。当時の米国国務長官ヒラリー・クリントンの発言について、私は次のように書きました:



カダフィとカダフィのリビアは、その明瞭な実像を私が見据えることが出来る前に、the dustbin of history の中にその姿を消そうとしています。しかし、このリビアで、アメリカの臆面もない虚偽性が白日の下に晒されました。それを証する第一級の歴史的資料をお目 にかけましょう。それは米国の対リビア、中東、北アフリカ政策を正当化することを目的とした国務長官ヒラリー・クリントンによる公式声明です。訳出は、稿 を改めて次回に行ないます。


# 『Sexual Violence in Libya, the Middle East and North Africa』


Press Statement
Hillary Rodham Clinton
Secretary of State
Washington, DC
June 16, 2011


声明の訳文を以下に転載します:



『リビア,中東、北アフリカにおける性的暴力』
 公式報道声明
 ヒラリー・ローダム・クリントン
 国務長官
ワシントン,DC
6月16日、2011年


米国はリビアでの大規模レイプの報道に深く憂慮している。3月26日、トリポリのホテルにエマン・アル・オベイディが駆け込み、カダフィの警備隊員にレイ プされたことを勇敢に暴露して以来、他の勇気ある女性たちも彼女たちが経験した恐怖の残忍性について進んで証言してきた。最近、国際刑事裁判所は、リビア でのレイプは広汎かつ組織的に実施されているというショッキングな証拠を取り上げるに到った。この件について、罪を犯した者どもを逮捕して裁くために綿密 な捜査が求められる。


 我々はまた中東と北アフリカの全域にわたって、民主的改革要求の声をあげる人々を脅迫し罰するために、政府が性暴力を用いているという報告を深く憂慮し ている。レイプ,暴力による脅迫、セクハラ、さらにはいわゆる“処女テスト”さえが、この地域全体の国々で生じている。これら言語道断の行為は基本的な人 間の尊厳の侵害であり、地域全般にわたって勇敢に表明されている民主主義的願望と正面衝突するものである。
                         
 カダフィの警護隊やその地域の他の集団は婦女子に対する暴力やレイプを戦争の道具として、人民を分裂させようと試みており、米国はそれを最強の言葉で抗 議非難するものである。それは基本的人権を尊重し、暴力のない社会で生活することを希求するすべての人々に対する公然たる侮辱である。我々はすべての政府 が直ちにこれらの犯罪行為申し立ての透明性ある捜査を実行して、有罪が判明した者に対して犯罪の償いを要求することを強く促すものである。


このような傲慢不遜の虚言を臆面もなく全世界に向かって発する女性が米国次期大統領になる可能性が十分あります。恐ろしいことです。


 シリア侵略戦争の初期、9月23日付のこのブログの記事『8月21日にサリンを使ったのは』で、私は次のように書きました:



8月21日、シリアの首都ダマスカスの郊外で、サリンを使って千人以上の一般市民を殺したのは、政府側か、反政府側か。日本を含めて世界の主要メディアは政府側を示唆する口ぶりですが、私は反政府側だと確信しています。


この場合も例に漏れず、米国は「アサド政権が自国民を虐殺するのを許せない」としてシリアの制空権を奪取しようとしましたが、ロシア政府の介入で何とか制止されました。現在では、サリン・ガスを使ったのは反政府側(米国側)であったことが、ほぼ最終的に立証されています。


 現時点のシリアで、またもや同類の企みが進行中です。シリア北部の大都市アレッポで、MSF(国境なき医師団)が支援する病院が空爆を受け、2人の医師を含む十数人が死亡した事件です。まずMSFの公式報道と典型的な記者報道を読んでください。


http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000331.000004782.html


http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20160429-00057182/


アレッポ市についてMSFの公式報道には次のように書いてあります:
「アレッポ市は常に紛争の最前線に置かれ、空爆が起きる以前から状況は最悪の様相を呈していた。推定25万人が今も市内に残り、最近数週間は激化する爆撃と戦闘にさらされている。」


個人記者の記事にも同じようになっています。一般の読者がこれを読めば、シリア最大の都市アレッポ(戦前人口約230万)の90%がどこかに行ってしまっ たと思うでしょうが、現在でも80%以上の市民が政府の管轄地域で居住しています。これだけからも、MSF(国境なき医師団)が、もはや、国境を超えた中 立公平の医師団ではないことが強く臭ってきます。このアレッポの病院攻撃については、ネット上に多数の記事が出ていますので出来るだけ広く漁っていただき たく、その一つとして、Rick Sterlingというカナダ人が書いたMSF宛ての公開質問状を紹介します。


http://dissidentvoice.org/2016/05/about-bias-and-propaganda-on-syria/#more-62556


タイトルは
“About Bias and Propaganda on Syria Open Letter to MSF/Doctors without Borders”
です。それは


「MSF会長ジョアン・リュー様
あなたの団体は人々の尊敬を集め強い影響力を持っています。多数の良き人々がMSFのために働き、支援していることを私はよく存じています。しかしなが ら、シリアにおけるあなた方のお仕事の独立性とその影響について、お尋ねいたしたく存じます。客観的に見ると、あなた方は、ある地域では援助の手を差し伸 べていますが、他の地域では害を及ぼしているように、私には思われます。」


という文章に始まって、13の事項について詳細な質問が述べられています。


リック・スターリングは明らかにシリア政府贔屓の考えを持った人ですから、それを十分意識して、この人の意見を読む必要がありますが、MSFという今では 強大な国際的NGO団体の支援資金のソースが圧倒的に反アサド政権の立場を取っている事実は何人にも否定できませんし、この資金源の性格がMSFの中立公 平性を損なうであろうことも、これまた、否定できません。


 今、シリア政府とロシア政府に対する熾烈な宣伝戦争の中核の一つになっているアレッポのMSF病院攻撃事件についての私の判断は、バイアグラ事件、サリ ン・ガス事件などと同じく、またしても米国側の仕組んだ偽旗作戦事件だということです。今度の場合は、宣伝戦の手口も仲々手が込んでいます。2015年 10月3日、アフガニスタンのMSFのクンドゥーズ病院を米空軍が爆撃しました。誤爆だったのでしょうが、米空軍は素直に認めて謝罪することを渋り、空軍 内での処罰もいい加減なものでした。ところが、アレッポのMSF病院攻撃事件が起こるや否や、米国政府は「クンドゥーズ病院の場合、我々は素直に罪を認め て謝罪した。ロシア政府とシリア政府は我々のように素直に己が罪を認めて謝罪すべきだ」と声高に叫び出したのです。西側のマスコミは声を揃えて合唱を始め ていますから、これはロシアとシリアが犯した許すべからざる戦争犯罪だと、西側の一般大衆は思いこむでしょう。米国は、これを口実に、シリアの代理戦争テ ロ軍団に地対空ミサイルを含む大規模な武器増強補給を行おうとしています。


 シーモア・ハーシュ(Seymour Hersh, 1937~)という高名な調査報道ジャーナリストがいます。ベトナム戦争中、1969年、ソンミ村虐殺事件を報じて一躍有名になりました。1968年、カ ナダに移住したばかりだった私は、米国雑誌『ザ・ニューヨーカー』に掲載された記事を切り抜いて、今も書斎のどこかにその切り抜きを保存しているはずで す。彼はこれまで数々の重要なスクープ記事を発表してきました。シリアのサリン・ガス事件についての記事もその一つです。


http://www.strategic-culture.org/news/2016/04/28/seymour-hersh-hillary-approved-sending-libya-sarin-syrian-rebels.html


その“偉大なる” シーモア・ハーシュもとうとう米国のマスメディアから締め出しを食らったようです。


http://www.counterpunch.org/2016/05/06/when-liberals-run-out-of-patience-the-impolite-exile-of-seymour-hersh/


藤永茂 (2016年5月7日)


マスコミはWMD(マス破壊兵器)と化した 私の闇の奥


**********引用ここまで**********


誰かさんに言わすと、物理化学者の藤永茂さんも陰謀論者になりますな。

いずれにせよ、他者の真実探求心を削ぐ、陰謀論者よばわりをするものは、知識のない愚かな人か、工作員に他ならないでしょう。


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