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シリアを覆うプーチン氏の二枚舌 ISのパルミラ制圧を許す一方で、アサド政権のアレッポ奪還を支援 次の「戦争相手」は宗教
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投稿者 軽毛 日時 2016 年 12 月 13 日 21:59:18: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

【社説】シリアを覆うプーチン氏の二枚舌
ISのパルミラ制圧を許す一方で、アサド政権のアレッポ奪還を支援
アレッポ近郊の町に立つシリア人の兵士たち(12月12日) ENLARGE
アレッポ近郊の町に立つシリア人の兵士たち(12月12日) PHOTO: EUROPEAN PRESSPHOTO AGENCY
2016 年 12 月 13 日 14:33 JST

 ワシントンでは、ロシアが米大統領選に干渉したとする問題を再燃させようとする動きが見られる。しかしウラジーミル・プーチン大統領がシリアで見せている二枚舌に目を向けることの方が、よっぽど重要だろう。

 ロシアが支援するシリア政府軍は12日、北部アレッポで反政府勢力が支配してきた地域の大半を制圧した。しかしその前日には過激派組織「イスラム国」(IS)が政府軍を追い出し、古都パルミラを奪還することに成功している。

 アレッポとパルミラで起きている二つの出来事には、悪い意味で関連性がある。プーチン氏は以前から、ロシア軍はシリアでジハード(聖戦)主義者、なかでもISと戦っていると主張している。しかし現実はそうではない。バシャール・アサド大統領が率いるシリア政府とロシアは長期にわたり、その軍事力のほぼ全てを穏健な反政府勢力に向けている。こうした勢力の一部はサウジアラビアや米国から支援を受けている。アサド氏は、政権にとって長期的に最も深刻な脅威となり得る反政府勢力をまず破滅させたい考えだ。

 ISはシリア政府にとって喫緊の問題ではない。ISの拠点は東部ラッカにあり、どのみち米軍による空爆やクルド人戦闘員などが対処してくれている。プーチン氏とアサド氏はアレッポに住む市民に爆弾を投下する一方で、より困難なIS対策を他国に任せることに何の抵抗もないだろう。

 パルミラの制圧は許すが、アレッポに関してはアサド政権が最後の難民まで包囲する。この対比はロシアの冷笑主義をあらわにしている。

 バラク・オバマ大統領は注意を払っていないように見えるが、少なくとも欧州にはこのことに気付いている国がある。フランスのジャン=マルク・エロー外相は12日、「ロシア人はテロリズムと戦っていると主張しているが、実際はアレッポに集中している」と指摘。その上で「ダーイッシュ」によるパルミラの制圧を許したことは、ロシアの考え方を象徴していると述べた(ダーイッシュはISのアラビア語略称)。

 エロー氏はロシアのシリア政策を「絶え間ないうそ」だとしたが、その表現では物足りない。ドナルド・トランプ次期米大統領は、交渉しようとしている人物がどのような独裁者なのかを頭に入れておくべきだ。

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https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjC87r6m_HQAhWJv7wKHZr7B6kQqOcBCBwwAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB12340534005287504876604582493630417444876&usg=AFQjCNHrrQfucvguoprhgS2p1hNWAvHK-w

 
【社説】プーチン大統領、次の「戦争相手」は宗教
ロシア北部にあるバラーム修道院の「主の変容大聖堂」を訪れたプーチン大統領 
2016 年 7 月 15 日 07:22 JST

 ロシアのプーチン大統領は敬虔(けいけん)なキリスト教徒であることを大いにひけらかしている。しかし、宗教的な自由に関することとなると、プーチン政権はたちまち旧ソ連時代のようになる。布教活動や私的な参拝を禁ずる新たな対テロ法を見てほしい。来週から施行されるこの法の下では、すべての伝道師や布教者は「登録済み」の組織に所属していなければならない。公式に認知された場所以外で伝道を行うことも禁止されており、違反した場合は最高780ドル(約8万円)の罰金と、所属教会には1万5500ドルの罰金が科されることになる。

 ロシア正教会をはじめ、すべての宗教がこの法律の影響を受ける可能性がある。だが、良心(信仰)の自由にもたらされる背筋も凍るようなこの措置による影響をとりわけ受けやすいのは比較的小さな教派だ。布教活動に熱心な信者やカリスマ的な信者は個人宅に人を集めて布教活動を行うことが多いが、この法律を広義に解釈すると、こうした集会は禁じられることになる。小さな教派の中には、良心の問題だとして登録を拒否したところもある。

 プロテスタントのリーダーらはプーチン大統領に送付した書簡にしたためたように、「ソビエトの歴史はさまざまな宗派のいかに多くの人々が、神の言葉を広めたかどで迫害を受けてきたかを物語っている。この法律は我々を恥ずべき過去に連れ戻すことになる」と批判している。

 別の明らかな標的はモルモン教徒だ。正式に末日聖徒イエス・キリスト教会(LDS)と呼ばれるこの宗派の信徒はロシア国内で2万3000人を数え、多くの都市で伝道師が活発に、かつ街中で目につく布教活動をしている。モルモン教徒は長い間、ロシアの強硬なナショナリストの間で厄介者とみなされてきた。彼らはLDSを「全体主義的なカルト」であり、米中央情報局(CIA)の手先だと呼んだ。LDSの指導部は声明の中で、「当教会は法律に敬意を表し、これを維持し、これに従う」と述べ、新たな法律の枠組みを確認するとしながらも、伝道師たちはロシア国内にとどまると誓った。

 この法律はロシアで進められている独立系の市民団体を対象にした幅広い取り締まりの一環だ。これには外国のシンクタンクを対象にした厳格な新規制も含まれる。共産主義が崩壊した後でも自由な社会が発展しなかった、ロシアの悲劇的な失敗があらためて思い起こされる。

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https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwj2h9iWnPHQAhXJS7wKHaEiBqYQFggcMAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10368883563906114164704582188442266512880&usg=AFQjCNF8cZwp5eYRXH0SfqPY59hFtw8ntg  

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コメント
 
1. 2016年12月13日 22:07:39 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[3412]

>シリア政府とロシア 長期的に最も深刻な脅威となり得る反政府勢力をまず破滅させたい
>ISはシリア政府にとって喫緊の問題ではない。ISの拠点は東部ラッカにあり、どのみち米軍による空爆やクルド人戦闘員などが対処してくれている。プーチン氏とアサド氏はアレッポに住む市民に爆弾を投下する一方で、より困難なIS対策を他国に任せることに何の抵抗もない

放っておいても、テロリストの相手は、ヒューマニズムを標榜する欧米がやってくれるのだからw

まずは、より正当性のある反政府勢力を潰しておくのが、当然かつ合理的な判断だ



2. 2016年12月13日 22:08:57 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[3413]

おまけに難民が増えれば、さらに独仏を中心とする欧州を弱体化させ分裂に追い込むこともできるw


3. 2016年12月14日 00:40:20 : U9dppXdDTQ : bc3vRehiMsw[48]
「北の王」はやはりロシアなんかね。

4. 2016年12月14日 10:58:18 : tSzQXEvj05 : g5xSXVuZSfo[3]
自分で自分を批判しているわけか。書いてあることはアメリカの行動には全てあてはまる。

5. 2016年12月14日 18:31:31 : FkYuZvQP12 : kbIaQCaSobk[1]
俺は全然信用できないね。

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