日本は第二次世界大戦に敗れ、連合国政府による民主化が進められたが、東西冷戦が起こり、アメリカは日本を自らの西側陣営に組み入れるため、軍国主義者に対する処罰を中止してしまった。これにより戦争犯罪人の岸信介は、アメリカ側につく事を条件に存命し、後に首相にまでなったのである。

アメリカの中途半端な占領政策により、日本軍国主義勢力がそのまま温存されてしまったのである。このアメリカの罪は重い。日本国憲法で戦力が禁止されているのに、東側陣営に対抗するためと称して「警察予備隊」と言う名称で復活させたのである。これが後に自衛隊になるのだが、日本国内向けには軍隊じゃないから「自衛隊」と言っているものの、外国向けには日本陸軍、日本海軍、日本防空軍と称している。

開発独裁国の末路は悲惨だ。南ベトナムなど、消滅してしまった。オバマが日本に来るのは、ひょっとしたら安倍晋三の亡命をお膳立てする目的があるのではないか。このまま退陣しても、日本国内に留まっていては逮捕は免れない。韓国の李承晩もフィリピンのマルコスも、南ベトナムのグエン・バン・チューもアメリカに密かに亡命した。いずれも、忘れられた頃に死んだが。

●日本の民主化を進める筈が、途中で東側陣営に対抗するため、日本を西側陣営に組み込むことにしたために、日本軍国主義勢力はそのまま温存されたのである。同じ連合国のソ連から見れば、アメリカの豹変は裏切り行為そのものなのである。もうアメリカは、お引取りだ。今度はロシア連邦と組もう。今度こそ日本軍国主義勢力を完全に根絶やしにして、まともな国にするチャンスである。