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原発、中国含め世界ではすでに不要に…「自然エネルギーのほうが安全で低価格」が立証(Business Journal)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/326.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 6 月 23 日 01:02:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

原発、中国含め世界ではすでに不要に…「自然エネルギーのほうが安全で低価格」が立証
http://biz-journal.jp/2017/06/post_19554.html
2017.06.23 原発、中国含め世界ではすでに不要に 文=明石昇二郎/ルポライター Business Journal


■「世界を股にかけた」映像ルポルタージュ

 大問題が発生し、どう対処すればいいのかまったくわからないとき、問題解決のための緒や突破口を探り当てるのに、ルポルタージュ(ルポ/現地報告)はすさまじいばかりの威力を発揮する。ルポライターを30年以上やっている筆者の経験則からしても、すべての解決策は「現地」の事実のなかにある、と断言したいほどだ。

 脱原発市民運動の旗手として知られる弁護士で映画監督の河合弘之氏は、そのルポのテーマに「原発」と「自然エネルギー」を据えた。現在公開中の映画『日本と再生――光と風のギガワット作戦』(監督・河合弘之)は、「世界を股にかけた」という形容詞がまさに相応しいスケールの、壮大な映像ルポルタージュである。

 本作品の撮影で河合監督が訪ね歩いた国は、デンマークを皮切りに、ドイツ、南アフリカ、アメリカ、アラブ首長国連邦、アイスランド、中国の7カ国にも及ぶ。さらには日本でも、北は北海道から南は九州まで駆け巡っている。その結果、この映画がたどり着いた結論は、「日本が世界から取り残されないために今、やるべきことは、自然エネルギーを正しく理解し、戦略的に推進する」ということだった。

■「ドイツは絶対にフランスの原発に頼っていません」

 河合監督の初監督作品『日本と原発――私たちは原発で幸せですか?』(2015年)は、原子力問題の入門編ともいえる映画で、東京電力・福島第一原発事故が起きるまで原子力に関心がなかったり、同事故を機に原子力の問題に向き合おうという人向けのものだった。正直に書くと、原子力の問題をライフワークにしている筆者にとって、筆者がよく知る事実や情報ばかりが並んだ、少々物足りないものだった。

 だが、『日本と再生』は違った。実際に現地を訪ねた者でなければわからない「発見」が満載されているのだ。そして観る者は、その発見を追体験できる。やはり、手間暇かけたルポは説得力があるし、おもしろい。

 たとえば、日本のマスメディアやインターネットでは、「自然エネルギーよりも原発の電気のほうが優位だ」とする説が、まことしやかに語られている。「福島第一原発事故以降に脱原発を決めたドイツは、その裏でフランスの原発が発電した電気に頼っている」「中国は、福島第一原発事故以降も原発を推進している」「自然エネルギーは原発に比べてコストが高い」といった類いのものだ。ならば、そうした説の「現地」に直接赴き、コトの真偽を見極めてやろう――。これが、この映画の基本スタンスである。

 まずはドイツ。インタビューに応じたドイツのエネルギー産業の関係者たちは、「フランスの原発は必要ありません」「ドイツは絶対にフランスの原発に頼っていません」と、口を揃える。極めつけは、ドイツ連邦経済エネルギー省のエネルギー政策局長、トルステン・ヘルダン氏の次の言葉だ。

「フランスが電力不足のときには、ドイツから自然エネルギーの電気をたくさん差し上げましょう」

 ドイツには、自然エネルギーでつくった電気が、他国に売れるほど溢れていた。

 次に中国。日本ではまったく報道されていないが、中国もまた、自然エネルギーに注力していた。

「風力や太陽光で需要を賄えます。原発に頼る必要はまったくありません」(中国・風力発電協会の前事務局長、シン・ハイェン氏)

 さらには、日本に自然エネルギーの発電所をつくるべく、投資を考えている中国企業の社長の声まで紹介される。中国は、日本に自然エネルギーシステムを輸出できるくらい、技術も財力も蓄えていた。風力発電ひとつとってみても、世界の風力発電を牽引しているのは、今や中国なのだという。

 世界風力会議(GWEC)の報告書によれば、風力発電設備容量で比較した国別ランキング(15年)で、栄えある第1位は中国。一方の日本は19位。設備容量では中国のおよそ50分の1しかない。日本は04年時点では8位だったというから、中国にかなり水をあけられてしまったわけだ。

 1980年代後半、日本の風力発電技術は世界を席巻し、米国に輸出されているほどだった。『日本と再生』には、カリフォルニア・テハチャピの風車に「MITSUBISHI」のロゴが記されているシーンも登場する。現在も稼働中だが、かなり古びた感じ。日本が「世界から取り残されている」ことを象徴しているかのようだった。

■知らないのは日本人だけ

 原発に代表される大出力のエネルギーシステムが「集中型電源」と称されるのに対し、自然エネルギーは「分散型電源」と呼ばれる。

 人口の少ない地域に建てられた原発の電気は、電気の一大消費地である大都市まで高圧送電線で運ぶため、送電ロスが大きい。一方、自然エネルギーによる発電は消費地のそばで発電するため、送電ロスがないばかりか、広範な地域が一挙に停電する「大停電」も起こらない。バックアップが容易なシステムだからだ。つまり、分散型電源は地場産業として地域の活性化に貢献できるのと同時に、エネルギー保障にもなる。

 実を言うと、「自然エネルギー」事業は儲かるのだ。そしてその事実を、多くの日本人は知らない。だが、世界はすでに知っている。「自然エネルギーは安全で低価格で、原発よりも将来への信頼性があります」と語るのは、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)事務局長のアドナン・アミン氏。世界風力エネルギー協会(WWEA)事務局長のステファン・ゼンガー氏も、「自然エネルギーの急成長は、もはや原発の代替以上です」とする。だから、今では世界銀行も、「原発には、支援も資金提供もしません」(世界銀行のゲヴォルグ・サルグジアン氏)という。

 この映画では、文字通り「あっと驚く」ところまでが自然エネルギーを活用している事実が明かされる。ヒントを挙げれば、世界最大の軍事力を誇る某国の「軍隊」である。ここから先の事実は、『日本と再生』を観てあなたの目で確かめてほしい。

(文=明石昇二郎/ルポライター)

※上映予定は「河合弘之監督映画サイト」を参照してください。
 http://www.nihontogenpatsu.com/event

 

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コメント
 
1. 2017年6月23日 13:32:34 : 521h0qPJxg : 5sE0o7fBvSY[3]
何年か前に、米が不作の年があって、タイ米を輸入する状況になった。

そのとき、タイ米を食べた人の話によると、不味くて、とても食べられたものでないと。

最近、タイの香り米を購入して、調理して、食べてみた。

長粒米だけど、とても美味しいし、調理も直前に、水で軽くすすいで、火にかけるだけなので、簡単だった。

今考えると、不作の年の輸入タイ米は、不味いとの印象を、日本人持たせるための、姦計ではなかったのか?

再生エネルギーに関しても、同じことが言えないか?

中国の風力発電は、世界一だとの情報は、当方の情報と一致する。

1%の意を受けた、フェイクニュースには、注意すべきだ。

日本の1%は、己の利益のためにだけ、民意に反して、原発を再稼働させるけれど、福島原発事故が視る鏡、莫大な損出が生じると、それを国民に尻拭いさせる。

東芝を、1兆円以上の公的資金を使って、救済することは、国民には、何の利益もない。

汚い、ずるい、アンモラルな奴らだと言うのが、1%に対する印象だ。


2. 2017年6月23日 15:54:32 : kM87xxRCLI : _L0GK9AZ0Js[1]
 
自民党に奮起してもらって、みごと北方領土の奪還が成ったら、
ご褒美として北方領土をくれてやって、独立してもらおうじゃないか!

そこで、好きなだけ、死ぬほど原発を稼働させれないいじゃん、自民党
 
 
 


3. 2017年6月23日 23:22:58 : HRhdJtnxgM : KtsCU8y_eoM[31]
1さんのご意見、知らなかったことも含めて
とても参考になり、また勇気づけられます。
ありがとうございます。

これについても全く同感です。

東芝を、1兆円以上の公的資金を使って、救済することは、国民には、何の利益もない。

汚い、ずるい、アンモラル・・・


4. 2017年6月23日 23:29:40 : HRhdJtnxgM : KtsCU8y_eoM[32]
2さま。

そうは問屋が・・・
ということになりかねなくて。
プーチンさんは、北方領土に
米軍の基地を置かせることに絶対反対のようです。
日本は売り渡しかねませんから。
それで日本との交渉が絶望的になっているのです。

しばらく前の sputnik の記事にありました。


5. 2017年6月23日 23:59:31 : hKRNRNsg7U : ZKs9_WJa1ss[431]
日本でいくらウソついても他国に置いていかれるだけなんやなあ。

そのうえ健康被害で、経済力はかなり落ちそうだな。


6. 2017年6月24日 00:05:18 : nCB5BtahRA : nmmh8zhEt1E[150]
オーストラリアでは、太陽光発電が広く普及しています。

Panasonic brings the next evolution in Energy Solutions
https://www.youtube.com/watch?v=g8hDzGiQD68

●パナソニックが先頭を走っています。

Samsung 3.6kWh All-In-One Energy Storage System
https://www.youtube.com/watch?v=BQ0gf4HJleQ

●韓国の新大統領が脱原発を決定した背景には、韓国企業の技術力があります。

Tesla Powerwall Home Battery System Installation
https://www.youtube.com/watch?v=-jjRhjFEUNo

●テスラも家庭用太陽光発電システムを手がけています。自動車だけじゃないよ。日本じゃ知られていないようだが。わざと知らせていないのだろう。


7. 2017年6月24日 08:57:25 : mINW8bMxUQ : 4BobKM9F48E[593]

 本来から 自然エネルギーの方が 安価だったのだが 原発政策(=政治家の利権)で

 自然エネルギーの成長を止められていたということだ

 ===

 日本は 思考停止で 今でも 世界から 3周遅れなのだ

 ===

 自民党の「知恵遅れ」で没落しているのが 今の 日本だ

   


8. 2017年6月28日 17:50:09 : mXb0DFElIQ : Yta7WiuuzQI[12]
自然エネルギーを買電価格よりも高く売電できる制度は、
自然エネルギーのコストを高止まりさせ、
国と電力会社にコントロールされ、
かえって自然エネルギーの普及を阻害している。
最初は自然エネルギーの普及のためと言いながら、
1%の人々が、99%から毟り取りながら、
原発を末永く温存するための制度に変貌してしまった。
自然エネルギーのすべてが善ではないが、
環境の面でも、経済の面でも、
もっと99%にとってありがたいエネルギーに変えていかなければならないと思う。

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