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高齢実力者がずっと実権を握り続けるキヤノンと富士フイルムとセコム(Business Journal)
http://www.asyura2.com/17/hasan118/msg/423.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 29 日 01:24:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                  キヤノン製品のロゴ


高齢実力者がずっと実権を握り続けるキヤノンと富士フイルムとセコム
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17870.html
2017.01.29 文=編集部 Business Journal


 新年度入りの4月は、社長交代の節目でもある。今年は、どんな企業で社長交代が行われるのか。今回は、2016年度の社長交代の傾向を見てみたい。

 16年は、経営陣の対立で社長が交代するケースが目立った。コーポレートカバナンス・コード(企業統治指針)が導入され、経営の透明化を求める圧力が高まってきたことが背景にある。

 もうひとつ、社長交代の場面で創業者や創業家が存在感を示すことが多かったという特徴がある。

 流通大手のセブン&アイ・ホールディングス(HD)は、前会長兼CEO(最高経営責任者)の鈴木敏文氏が提案した、セブン-イレブン・ジャパン社長・井阪驤齊≠フ解任案が創業家と社外取締役の反対で否決され、鈴木氏自身が昨年4月に退任することとなった。そして井阪氏がセブン&アイHDの社長に昇格した。

 セブン&アイHDでは、そのトップ交代の余震が続く。鈴木氏の次男、鈴木康弘氏が昨年末に取締役を退き、その一方で創業者の伊藤雅俊名誉会長の次男、伊藤順朗取締役が同12月、常務執行役員に昇格した。

 旅行業大手のエイチ・アイ・エス(H.I.S.)は昨年11月、創業者の澤田秀雄氏が12年ぶりに経営トップに復帰した。同社は、九州のリゾート施設、ハウステンボスの再建に成功したが、主力の旅行業の業績に鈍化の兆しが出てきたことから、グループを再び成長軌道に戻すため、澤田氏が陣頭指揮を執る。

 警備サービス業首位のセコムは昨年5月、前田修司会長と伊藤博社長が解職され、日本銀行出身の中山泰男氏が社長に就いた。創業者で取締役最高顧問の飯田亮氏が前田氏と伊藤氏のクビを切ったといわれている。

 キヤノンは昨年3月、眞榮田雅也氏が社長兼COOに就任したが、会長兼社長兼CEOだった御手洗冨士夫氏は会長兼CEOとして引き続きグループ全体を統括する。御手洗氏が“最高実力者”である構図に変わりはない。

 富士フイルムホールディングスは昨年6月、助野健児氏が社長兼COOになった。古森重隆会長兼CEOは続投し、経営の最終決定権を握り続けている。

 ファナックは昨年6月、13年ぶりに社長が交代した。CEOとCOOのポストを設け、稲葉善治氏が会長兼CEO、山口賢治氏が社長兼COOに就いた。

■プロ経営者が相次いで退任に追い込まれた

 昨年は、創業家が三顧の礼をもって迎えた「プロ経営者」にとっても、受難な年だった。

 ベネッセホールディングスでは昨年6月、アップル日本法人や日本マクドナルドホールディングスのトップを歴任した原田泳幸会長兼社長が、わずか2年で業績不振の責任を取らされて辞任した。後任の福原賢一社長は、就任から3カ月で退任し、社外取締役で米投資ファンドのカーライル・グループの日本法人社長の安達保氏と交代した。短期間にトップ2人が入れ替わるという異常事態だ。創業家出身で最高顧問の福武總一郎氏の意向とされる。

 LIXILグループは昨年6月、GE(ゼネラル・エレクトリック)出身の藤森義明社長兼CEOがトップの座を追われた。後任には工具通販大手MonotaRo(モノタロウ)会長の瀬戸欣哉氏が就いた。創業家一族で取締役会議長の潮田洋一郎氏がトップ人事を主導した。

 いずれのケースも、創業者や創業家がキングメーカーであることを見せつけた。

■コンビニ3社で社長が交代

 また、コンビニエンスストア大手3社の社長も交代した。

 親会社であるセブン&アイHDのお家騒動に揺れたコンビニ首位のセブン-イレブン・ジャパンは昨年5月、古屋一樹氏が社長に就いた。

 ローソンは昨年6月、ユニクロを展開するファーストリテイリング社長を務めたこともある玉塚元一氏が、社長を退き会長になり、社長には親会社の三菱商事出身の竹増貞信氏が就任した。

 ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスの統合で発足したユニー・ファミリーマートホールディングスの持ち株会社の社長には、ファミマの上田準二会長が昨年9月に就任。新生ファミマの社長には澤田貴司氏がスカウトされた。

 一方で、業績不振や不祥事による引責辞任も目立った。

 IHIは社長兼COOに満岡次郎氏が、川崎重工業は社長に金花芳則氏が就いた。マンションの耐震偽装工事で注目された旭化成は、小堀秀毅氏が社長になった。不正会計問題から再生を目指す東芝は綱川智氏が再建社長の重責を担うが、米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)関連の巨額損失が明らかになり、前途は多難だ。

 燃費不正問題に揺れた三菱自動車工業は相川哲郎社長が昨年6月に引責辞任し、益子修会長が社長を兼務。日産自動車の資本参加を得て、再建に取り組むことになった。昨年10月、日産会長兼社長のカルロス・ゴーン氏が三菱自の会長を兼務することになった。益子氏はゴーン氏の強い要請で社長を続投したが、社内には益子氏続投に強い拒否反応がある。

 経営危機に陥っていたシャープは、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が買収。昨年8月、鴻海の戴正呉副総裁がシャープの社長に就いた。

(文=編集部)

 

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