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40代転職は年収より理念を 転職1200人大調査〈AERA〉
http://www.asyura2.com/17/hasan121/msg/700.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 5 月 19 日 09:08:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

           年収の増減(AERA 2017年5月22日号より)


40代転職は年収より理念を 転職1200人大調査〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170517-00000075-sasahi-life
AERA 2017年5月22日号


 2020年の東京五輪に向けて、新卒採用だけでなく、40代以上も含めた転職市場が活況だ。気になるのは転職後の年収のアップダウンだが、自己実現を優先しようと地方に移る人、お金に価値を置かない転職も増えている。AERA 5月22日号では「転職のリアル」を大特集。転職をまじめに考えている人、うっすら意識している人にも読んで欲しい。

 40代での転職で、年収アップは容易ではない。むしろ、年収にこだわって失敗し、再び職探しする羽目になることも。積み上げたキャリアから見える「直感」を大事にしよう。

*  *  *
 2015年の正月、中山理香さん(46)は、40年後の未来を予測した本『2052』(日経BP社)を読んでいた。未来に対して、大人たちは責任を持っている──そんな一節にふと目が留まった。それが、決断の瞬間だった。

 いま、ヘルスケア事業を幅広く手掛けるベンチャー企業「FiNC」で人事戦略を担当する。専業主婦の期間をはさんで、現職で5社目。前職は大手IT企業で、年収は下がったというが、健康とテクノロジーで社会問題を解決する、という会社のビジョンに共鳴し、転職を決めた。転職サイト「ビズリーチ」のスカウトメールを受けて最初に会社訪問をしたときは、「ハードワークぶりが見えて、“ない”と思った」と言うが、採用担当者は「残業しなくてもいい人が1人くらいいる、そういう段階に会社は来ています」と熱心に説得してきた。子どもを持ってからずっと心にあった「働くことで社会を良くしていきたい」という思いが、最後に自分の背中を押した。今は採用も担当する中山さんは言う。

「若い人は自分が活躍できるか、裁量権があるかという観点で動く。でも年齢を重ねれば、会社のビジョンに共鳴できるかが転職のポイントになってくる」

●迷ったら転職しない

 教育系ベンチャー「マナボ」の小林佳徳さん(44)はこれまでライブドア、ベネッセの出戻り転職を含め9回の転職をしてきた。「迷ったら転職しないほうがいい」とも言う。

「今の仕事が嫌だから転職したい、ではダメ。また、年収につられて転職しても、ハードルも上げられているから現実は厳しい。むしろ年収を下げて、実績を上げていくほうがやりやすいということもあるでしょう」

 今回の転職では年収は下がった。ただ、スマホのアプリで教育コンテンツを提供するというビジネスモデルに将来性を感じて飛び込んだ。

「『いま伸びそうな業界はどこか』を考え、そこに行くことで自分の市場価値も上がると考えています」
会社、幹部との相性みる

 人材会社「ネオキャリア」に転職した原田一進さん(48)は、転職で見るのは年収などの条件より「社長との相性」と言う。

「手柄を独り占めするタイプ、他人に責任を押し付けるタイプのトップがいる会社は転職してもうまくいかない。お茶を持ってきてくれた社員への態度などを見て、一緒に働けそうかをチェックします」

 キャリアを積んでからの転職では、会社、経営幹部との相性を重視する転職者が多かった。

 30代後半から40代以降の転職市場は活性化しているが、年収アップできる割合は少ない。そもそも、年収だけにこだわっていては本当に自分にマッチした転職先は選べない、とビズリーチの多田洋祐取締役・キャリアカンパニー長は言う。
「転職の時に何を優先するかはしっかり考えるべきですが、最後は直感で選んでほしい。40年も生きてくればおのずと自分のキャリアで何が重要かが見えているはず。その直感を無視して役職や年収だけで会社を選ぶと、後悔することが多いですね」

 現在はIT系企業に勤める40代女性の前職は大手金融機関。社名とプロジェクトに興味を感じて前々職から転職したが、耐えきれずに2年程度で辞めた。

「生え抜き意識が強く、中途社員や女性社員を下に見る風潮があった。年下の社員からものすごく反抗されて何度も泣きましたね」

 メーカー勤務の40代男性は前の転職時に年収にこだわった結果、自宅から遠く離れた九州での単身赴任を余儀なくされた。

「最初は楽しいものですが、すぐに家族と離れている不便さを感じるようになりました」

 昨年の熊本地震の時は家族と一晩連絡が取れず、最終的には自宅近くに戻る形での再転職を決断した。キャリアを重ねたうえでの転職は、自分のやりたいことや希望を明確に見定めてから決断しないと後悔する、ということなのだ。IT業界で起業後、一転してタクシー業界に移った金高恩さん(40)は、会社を選ぶ基準は「その時々で一緒に働きたい人のもとで、やりたいことをすること」と語る。

「自分がやりたいことをいろいろな人に話すから、そういう縁が巡ってくるのかもしれません」

●目立つ地方への転職

 最近増えているのが、「地方への転職」だ。大手IT会社から愛媛のタオルメーカーの東京オフィスに転じ、広報などを担当する牟田口武志さん(39)は断言する。

「今は中央に人材が集中しすぎている。地方でできる仕事はまだたくさんあることに皆さん気づいてほしいと思っています」

(編集部/福井洋平、小野ヒデコ)

 

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