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急な出費でも全然困らず、ラクにお金を貯める人の習慣…貯めているのに貯まらない原因(Business Journal)
http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/453.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 7 月 04 日 02:22:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


急な出費でも全然困らず、ラクにお金を貯める人の習慣…貯めているのに貯まらない原因
http://biz-journal.jp/2017/07/post_19659.html
2017.07.04 文=中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー  Business Journal


■「貯める」をパワーアップする

 本連載の前回記事では、(1)貯め上手になるには目標を持つことが大事、(2)貯金の目安は手取り収入の15%が目安、(3)財形や積立定期などの自動積立システムを使うべし、という貯金の3原則をお話しした。

 どれも貯金の基本で、とても大切なことなので、ぜひ復習してほしい。「30歳までに●●万円貯めました!」という貯金上手な人は、高い確率で上の3つすべてを実行している。そして繰り返すが、大切なのはすぐに始めること。いい理論をたくさん知っていても実行しないと意味がない。

 今回はさらに「貯める」をパワーアップする方法をご紹介しよう。

■「緊急費口座」と「特別費口座」をつくる

「貯めているのに貯まらない」という相談を受けることがある。正しく言うと、貯めているつもりなのに貯まらない。本人はよく原因がわかっていない。こんな人は意外に多い。そこで、よくよく話を聞いてみると、毎月一定額を貯めてはいるが、そこからちょこちょこと使ってしまうから貯金が増えていないのだ。これを避けるにはどうしたらいいか。

「貯金の目安は手取り収入の15%が目安」と私がいうときの貯金は、めったなことでは引き出さない長期の貯金を指す。具体的には、最低3年は使わない貯金。留学や資格取得、結婚、自宅購入、子どもの教育費、老後資金など、人生の節目のイベントだけに使っていいお金、「将来のための貯金」だ。

 この貯金を使わないためには、3年以内に使うお金、人生の大イベントのためのお金以外に、2つのお金を準備して、取り分けておくことが必要だ。

 ひとつめは「緊急費」。起こってほしくないけど、起こる可能性がある事態に備えるお金だ。自分のケガや病気、遠くに住む親や兄弟が病気になったときの帰省費、何かが壊れてしまったときに発生する費用など。

 もうひとつは「特別費」。毎月はかからないけど、半年〜3年くらいで考えると確実にかかるお金のことだ。たとえば、2年ごとにかかる賃貸住宅の更新料、年払いの保険料、友達や親戚の結婚式など冠婚葬祭費、帰省費、携帯電話・パソコン・家具・電化製品などの買い替え費用、2〜3年に1度の車検費用など、いろいろある。

 緊急費は、20代シングルなら生活費の1カ月分、30代をすぎて家族持ちになったら生活費の3カ月分くらいを常に専用の口座にプールしておきたい。緊急事態がなければ減らないが、使った時は、その分を補充することが大切。

 特別費がいくらかかるかは、その人のライフスタイルによって違う。家族が遠方に住んでいれば年2回帰省し、アパート暮らしで2年に1回更新料がかかり、車を持っていれば、給料の3カ月分ほどは必要だろう。少ない人でも給料の1カ月分はみておきたい。自分の過去1年間の支出を振り返ってみれば、より正確な金額がわかる。これは数カ月に一度は引き出して使うことになるので、毎月の給料やボーナスから、額を決めて定期的に入金する(振り替える)ことが大切だ。

 とすると、毎月手取り収入の10〜15%を将来のための「貯金」とは別に、収入の5〜10%を使うための「取り分け」にそれぞれ振り替えることが必要になる。

■月収24万円の場合の理想の貯金はこれ!

 たとえば、手取り月収24万円(生活費20万円)、ボーナス40万円ずつのシングルの場合。おすすめの貯金の例は次のようになる。

・緊急費:30万円 
 専用の口座にプールする。使った分はボーナスなどから、なるべく早く補充する。

・特別費:40万円 
 毎月1万円、ボーナスから8万円ずつを取り分けて専用の口座に入金する。目的に応じて、引き出して使っていい。

・将来のための貯金(手取り収入の15%)
 毎月3万円、ボーナスから6万円ずつを自動積立てする。人生の節目のビッグイベント以外には使わない。

■使えるお金が少ないように見えて、実は使える

 この方法だと、月24万円の手取りのうち貯金に3万円、取り分けに1万円。自由に使えるお金は20万円だ。「たった20万円?」と驚くことなかれ。これが健全な形だ。

 この方法なら、「友達の結婚式に招かれたどうしよう、お金がない」「来月アパートの更新なのにお金がない」「パソコンが古くなったけど買い換えるお金がない」という事態が避けられる。

 緊急費のプールもあるから、「故郷の母が病気で倒れた。すぐ飛行機のチケット買わなきゃ」という事態にも対応できる。

 今まではランダムにこれらのお金を捻出していたところ、きちんと口座に取り分けてあるので慌てなくていい。カードローンや消費者金融に頼らなくていい。その分、生活費分の20万円は、自分の満足度が最高になるように使えばいい。

■健全なマネーマネジメントとは

 このように、取り分けがあると、貯金を途中で崩さなくてすむので、将来のために着実に貯めることができる。これこそが健全なマネーマネジメント。これをシステム化すれば、普通預金口座のお金は全額、生活費として使っていいことになる。とても自由だ。

 生活費は自由に使っていい。健康を害さない限りは、自分の満足度を最大限にするように使いたい。ファッションが好きな人はファッションに、旅行が好きな人は旅行に、食べ歩きが好きな人はグルメに。健康を害さない限り、というのは、趣味の車にお金をつぎ込むあまり食費がなくなるとか、お酒が好きな人が飲みすぎる、というのは健全ではないからだ。

 このやり方で私は、ある時期は趣味のヨットにのめり込み、ある時は海外旅行に凝り、あるときは勉強のためにお金をつぎ込んだ。でも、将来のための貯金と、取り分けをきちんとやっておいたので、起業の資金、それほどかけなかったが結婚の資金、家の購入資金などを準備することができた。

■20%以上は貯めすぎ

 貯金を給料の30%以上している人もいる。留学のためとか出産までとか、何かはっきりとした目的があって貯金をがんばるのはいいが、「将来が不安だから」と励みすぎるのは健全ではない。お金は使うためにある。今の人生を充実させて、いろいろなことを体験することが、結果として、自分と家族の将来を豊かにする。20〜30代から将来や老後を心配して貯めすぎるのは、いまを本当には生きていない、ことだと思う。そんなつまらない人生はやめよう。

「いや、特別やりたいこともないし……」という人には、募金やさまざまなNPOの働きをサポートするための資金援助をお勧めしたい。使う予定のない月1万円、口座の100万円を、数十年後の老後まで銀行預金として眠らせておく代わりに、貧しい国の子どもたちが学校にいくのをサポートしたり、難民の人たちの定住を応援したり、地震で被害を受けた地域を援助するのに生かして使うことができる。お金を眠らせるのも、生かすのもあなた次第だ。

 お金との健全な付き合いは、貯めるだけじゃない。生かして使うことも考えよう。これについては、またの機会に紹介したい。

(文=中村芳子/アルファアンドアソシエイツ代表、ファイナンシャルプランナー)


 

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