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富士通のスマホ撤退が象徴する、日本の「ものづくり」の価値の低さ(Business Journal)
http://www.asyura2.com/17/hasan123/msg/600.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 13 日 02:34:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

          スマイルカーブから富士通のスマホ撤退を考える


富士通のスマホ撤退が象徴する、日本の「ものづくり」の価値の低さ
http://biz-journal.jp/2017/09/post_20558.html
2017.09.13 文=金子智朗/公認会計士、ブライトワイズコンサルティング代表 Business Journal


 富士通が携帯電話事業から撤退することを発表した。具体的には投資ファンドか他の事業会社に売却するようだ。富士通が撤退すれば、携帯電話の主要国内メーカーはソニー、シャープ、京セラの3社だけとなる。

 ガラケー時代には国内電機メーカーのほとんどが携帯電話事業に参入していたことを考えると、なんとも様変わりしたものだ。その変遷は、製造業がますますスマイルカーブ化している状況を如実に物語っているようにみえる。

■スマイルカーブとは

 スマイルカーブとは、台湾のパソコンメーカー・エイサーの会長であるスタン・シー氏が、パソコン事業における付加価値の源泉をバリュー・チェーンに沿って説明する際に、この図を用いたのが始まりといわれている。

製造業のバリュー・チェーンを一般化すれば、上流から下流に向かって、企画・開発、加工・組み立て、そして出来上がった製品の活用というように大きく分けられる。それらがどれだけの付加価値を生み出しているかを考えてみると、図1のように両端が上がった形状になるというのがスマイルカーブだ。このグラフの形状が、人が笑ったときの口元のようなので、「スマイルカーブ」と命名されたのである。

 誰しもが「これぞ製造業の仕事」と思うのは、真ん中の加工・組み立てという、いわゆる「ものづくり」の部分だろう。スマイルカーブが意味していることは、その「これぞ製造業」のはずのものづくりのところが最も価値を生まないということだ。

 スマートフォンはその格好の具体例だ。現在国内のスマートフォン市場で5割のシェアを持つ米アップルは、業種としては間違いなく製造業だ。しかし、彼らは真ん中の「ものづくり」はやっていない。その部分は台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)などに全面的にアウトソーシングしている。

 彼らがやっているのは一番左側の企画・開発のみだ。iPhoneやiPadという今までにない製品(さらにはスマートフォンやタブレットというカテゴリーそのもの)を考え出すのが彼らの仕事なのだ。

 さらに、スマートフォン業界で多くの付加価値を生み出しているのは、スマイルカーブの一番右側に位置するプレーヤーだ。それは例えば、スマートフォンという製品上で動く便利なアプリを開発しているLINEのような企業だ。

 真ん中に位置するプレーヤーは誰かというと、アップルやグーグルが決めた仕様通りにスマートフォンというハードウェアをただつくっているだけの人たちだ。それが国内電機メーカーである。

 国内メーカーがスマートフォンから相次いで撤退してきたのは、そういう立ち位置では富を生み出せないことをまさに物語っているのだ。

■言われた通りにやるだけの仕事は取って代わられる

 では、鴻海はなぜスマイルカーブの真ん中の立ち位置でいられるのだろうか。

 それは、人件費が安いからである。高度成長期の日本は現在の鴻海のような立ち位置だった。「誰よりも安く、かつ、高品質でものをつくってあげます」という“世界の工場”としての役割が、多くの日本企業の強みだった。

 しかし、そういう時代を経て日本はすっかり豊かになった。その結果、アジア諸国に比べると、日本人の人件費は少なくともワーカーレベルにおいては、非常に高くなってしまった。今や日本は“世界の工場”の役割は担えないのである。人件費が高いこと自体は決して悪いことではない。それは、国が豊かになったということだから、むしろ誇るべきことだ。

 本質的な問題は、高い人件費に見合う付加価値を生み出せていないことだ。「誰かの考えたことを、言われた通りにただやる」というだけの仕事は、豊かになった日本という国では高く評価されないのである。

 製造業に関していえば、日本人はすぐに「ものづくりニッポン」と言うが、「ものづくり」の意味をもっと広く捉える必要があるだろう。多くの人がイメージするであろう「加工・組み立て」だけを「ものづくり」と捉えるのは狭すぎる。スマイルカーブの両端を含めて「ものづくり」と考える必要があるだろう。むしろ、スマイルカーブの両端こそが先進国が担うべき「ものづくり」なのかもしれない。

 これは、製造業に限ったことではない。すべての仕事において、言われた通りにやるだけの仕事は早晩取って代わられる。これからは、外国人に取って代わられる前に、AIやロボットに取って代わられる可能性も出てきている。

 スマイルカーブに沿って自分の仕事を見つめ直してみることは、すべての人に求められる視点だろう。

(文=金子智朗/公認会計士、ブライトワイズコンサルティング代表)


 

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コメント
 
1. 2017年9月13日 07:34:25 : pow48D3Jno : xrZ@zeHakg8[2]
ホンハイは加工・組み立てで業容を大きくしシャープを買収するまでになった。

著作権や評論で利益が上げるばかりが能でない。


2. 2017年9月13日 08:02:08 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[712]

>本質的な問題は、高い人件費に見合う付加価値を生み出せていないこと

付加価値の低い企業や個人は市場では淘汰される

利益を生みださない企業や個人を、補助金や低金利で維持し続け

高付加価値産業に負担を押し付ければ、

いずれ全体が貧困化して国家は崩壊するのは旧社会主義国や、

ベネズエラなどを見れば明らかなことだ



3. 2017年9月13日 09:53:18 : 3E5d2h6VWQ : eHnFFADRH3Q[31]
スマホや半導体では川上の素材や製造装置を抑えている。
頑張らないと追いつかれるが、従来みたいに「中国だから」「韓国だから」と技術の安売りをしなければ優位は保てる。技術は正価で売れば良い。
スマホみたいな「季節商品」は浮き沈みが激しいから、製造は人件費の安い中台韓に任せておけば良い。


4. 2017年9月13日 13:27:18 : 4tBUqYXtDY : Y9AGnmStsRo[17]
新しく作られる価値は、金になる価値のことであり、本当の富なのだろうか。企画・開発が重視されているように、我々の生活にもそれが適用され、個人個人の本当に必要な趣味とでもいうべものが、それぞれ生み出されていけば、金にならなくともよいのではなかろうか。豊かな社会とは、そのような人々が増えていくことではないのか。その意味でアップルは本当に先進的な今日の企業なのであろうか。

5. 2017年9月13日 14:06:34 : dZlpaOCPso : KW32M4mkA3E[3]
>>4
金になるかどうかは所詮結果でしかない
AppleはPCにおいて(今はスマートフォンにおいて)コンピュータプログラムというものをより身近な物にしてきた
現にその便利さは多くの人か享受している
その良し悪しは別にして、それもまた1つの価値なのだと思う
Appleは先進を目指してきたのではない
Appleの考える価値を推し進めたに過ぎない

6. 2017年9月13日 15:00:36 : i3Ndt2rWYq : S_Vy_E9Efhw[466]
Appleの収益構造はグラフの左側ではなく右側の方なんだが。

7. 2017年9月13日 18:39:42 : 2ZNeN3WuLM : PUduXAbIWzI[7]
評論家は言うだけ、特に経済評論家はそうだ。彼らが何かを生み出すこともない。

8. 2017年9月13日 19:26:24 : Gj1T7g8jOp : R8Z_WTTTBDE[1]
日本の製造業の力は確実に落ちている
20世紀後半、日本の製造業の黄金期であり、自動車、オートバイ、カメラなどの精密機械、音響機器、半導体、家電、コンピュータ、ゲーム、アニメなどほとんどすべてに渡って独走状態であった
ところが、現在はほとんどが全滅状態、自動車やカメラなどが多少頑張っている
しかし、強いはずの自動車にも変調が起きている
ホンダはかってF1で最強であった
ところが、先日、かつての黄金期を共に築いたマクラーレンからあまりの酷いエンジンのため絶縁されてしまった
ホンダの技術力は、ほとんど残っていなかったのである
半導体については、せっかく先人が生み出した製造技術を富士通などの幹部が、韓国のハニトラに嵌り流出させてしまった
毎週土曜日になると、大勢の技術者を引き連れ韓国へ通っていたという
日本最後である東芝の半導体も海外に技術流出することになる
製造業から第三次産業、ソフトウェアの方へ進んでいけばよいが、そちらはアップル、アマゾン、グーグルなどに押さえれている
もともと、異質や個性を重んじない画一主義の日本人には、コツコツ努力することは巧みだが、独創的な発想は生まれにくいのである
まあ、これも当然の成行ということか


9. 2017年9月13日 20:39:07 : LHSMhfLcno : cTj_KsH6DrU[218]
 スマホから撤退して、軽く小さく電池持ちが良くて音質がクリアな、そして何より格安SIMに対応したガラケーを作るなら需要は有るように思う。って言うか欲しい。ガラケー+7インチタブレットがいちばん使い勝手が良い。通話しながら、画面を確認できるから。

10. おじゃま一郎[6230] gqiCtoLhgtyI6phZ 2017年9月14日 01:25:05 : qJuPfrBvMs : C8dlKaydE3o[1]
>富士通のスマホ撤退が象徴する、日本の「ものづくり」の価値の低さ

富士通、NECは端末商売から足を洗い、企業向けのインフラ設備
供給にシフトしていく賢明なビジネス戦略である。

端末商売、いわゆる一般消費者向け製品は、ヒットすれば儲かるが
リスクも多い。企業向けのインフラ設備の供給は利ざやは少ないが
安定している。

日本の技術の優位性は、高品質の、この場合丈夫で長持ちの、
製品を大量に製造できることである。これはネットワークの基幹に
導入した場合、非常に有利なのである。


11. 2017年9月14日 06:40:36 : nCB5BtahRA : nmmh8zhEt1E[341]
企業向けのインフラ設備は、中国ファーウェイや欧州ノキアも、やっていますが。むしろ、そちらの部門の方が大きい。

かつて三菱電機がNTTドコモ向け端末から撤退した際も、通信インフラに注力しますと言ってたな。つまり、言い訳なんだ。


12. おじゃま一郎[6233] gqiCtoLhgtyI6phZ 2017年9月14日 14:43:31 : qJuPfrBvMs : C8dlKaydE3o[4]
>企業向けのインフラ設備は、中国ファーウェイや欧州ノキアも、やっていますが。

企業向けインフラは国際的に見て日本の企業のほうが歴史が長く、
その信頼性は飛びぬけて高い。

中国華為は、1990年代に交換機のメーカーとして
出発し、2000年代初期に無線機の国際市場に出てきた
後発メーカーであり、価格の安さだけが武器である。

ノキアは通信インフラもやってることはやってるが
端末商売がメインで、スマホに対応できず落ち目になった。


13. 2017年9月14日 19:24:33 : IQNHBUkhl6 : 3T6PnME5Lyc[31]
これからの日本は軍需兵器産業中心になるからね。だれでも作ってるような民生品は下請けに任すんだろ。

14. 2017年9月15日 12:20:51 : uRRaBucrXg : uaftay3K5JY[4]
アメリカやヨーロッパは、革新的な技術が現れると、その周辺にベンチャーが雨後の竹の子のように出てくる。ベンチャーへの融資もわりと簡単だ。日本は竹の子が出そうになると官僚と大企業がもぐらたたきのようにつぶしにかかる。消費者保護の名目で法律で規制してしまう。これがもう半世紀も続けられてきた。

これで産業が伸びるほうがおかしい。自業自得の滅亡路線だろ。


15. 2017年9月15日 19:47:10 : SwtsxFuJDY : RThmR1ZoxnQ[2]
東芝のフラッシュメモリーの技術と工場が海外に売られようとしている
このフラッシュメモリーはハードディスクの変わりになるものでSSⅮとして少しづつ普及している
今後、ハードディスクはすべてこのSSDに置き換わることになる
この四日市工場に東芝は何兆円ものカネをつぎ込み将来の生き残りをかけた期待の星であった
そして、現在も工場の大規模な拡張工事が続いている
それを海外に売ろうとしているのである
売却した場合、もう日本の記憶型半導体技術の再起はないだろう
政府は、気前よく海外にカネをばらまいているが、その一部を使ってでも日本に技術と工場を守るべきだろう


16. 2017年10月11日 22:33:32 : JyZFTiRYBA : rikSbkQF5GA[1]
黄金の国 ジパング

日本のウィスキーが歴代最高点!世界一に輝いてドイツ人が横から絶賛

2015/03/28
http://golden-zipangu.jp/japan-yamazaki/(抜粋)

「栄冠は日本のウィスキーに」というタイトルでドイツのシュピーゲル誌が報じている記事によると、今年の『ジム・マーリーのウィスキーバイブル』で、日本の酒造会社サントリーの山崎シングルモルト・シェリーカスク13年が100点中97.5点の歴代最高点を得て、見事、世界一のウィスキーに選ばれました。


(略)

ドイツの名無しさん

いいウィスキーを作るために必要なのは、しっかりした蒸留の技術と、いい樽と、時間だ。スコットランドはそれらを失ってしまった。名声があるから何もせずとも需要があり、消費者たちは「スコッチ」の名前だけで有り難がって満足してくれるからね。製造者も悪いが、消費者も悪い。

スコッチというだけで、いくらでも払うんだから。小さな蒸留所はいまや海外のグローバル企業に買収され、経営者は販売数のことだけ考えるようになる。スコットランドはそうやって市場に魂を売ったんだ。日本は消費者がものすごく厳しいうえに、蒸留所もおごることなく自らを磨き続ける真面目さがある。


ドイツの名無しさん

腕時計、バイク、楽器、自動車、オーディオ機器、和牛、そして今度はシングルモルト・・・。彼らは何を作らせても極めてしまう。もう次に何がきても全く驚かないよ。


(略)


管理人のひと言

ウィスキーは飲んだことないけど、ヤマザキなどの名前だけは知ってる。日本は水が綺麗だし、ウィスキー造りなどには適していると思うが、日本人は営業が他国に比べて下手なので、うまく世界へ発信できれば市場はもっと広がるんじゃないかと思う。

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

厚岸蒸溜所

ウイスキーづくりへの想い
http://akkeshi-distillery.com/story.html


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